ルワンダを旅する④ 首都「キガリ」Part3 〜治安よし!人よし!景色よし!感動とKISEKIの国〜

このブログを執筆している2020年3月25日現在、私は既に日本に帰国しています。コロナウイルスの蔓延(まんえん)によってアフリカも大変な状況になってくることが予想されたため、当初の予定を変更して1週間早めに帰国しました。ご心配おかけしました。ブログはしっかりとこの旅の最後までをお届けしますので、あと1週間ほどいっしょに旅をお楽しみいただければと思います。ここからさらなる冒険がスタートしますのでご期待ください!


2020年3月12日、天気くもり時々雨。

ルワンダの歩き方

首都キガリの宿「Kigali Castle」で朝を迎え(むかえ)たくもり空の本日。千の丘の上に建てられた宿からは遠くの景色が一望できるわけですが、なんとテラスからはキガリ国際空港が見えてしまいます!警備面で大丈夫なのかな?と思ってしまうわけですが、これだけ遠ければ問題ないのかもしれません。離陸する飛行機を朝から何機も見ることができる飛行機好きにもたまらない国ルワンダです!

心温まる地元の方のやさしさ

朝から雨が降ったりやんだりの不安定な天気の本日。傘をささなくてもなんとかなるけど、さしたいな〜!くらいの絶妙(ぜつみょう)な雨が降り続けます。今日はこれから国内移動ということで宿をチェックアウトして荷物を背負って移動。濡(ぬ)れたくなかった私はしっかり雨が上がるのを待ってから行動を開始しました。が、またすぐ降り始めるんです。マジかぁ〜と思いながら雨をよけるつもりで早歩きをしているとバイクタクシーのお兄さんが声をかけてきました。

「乗りな!」

雨の中を歩いている旅行者は運転手側からしたらお客ゲットのチャンスなわけです。なので当然声がかかるわけですが、この時の私の目的地はわずか1kmほど先の地点。それだけの距離の移動ためにバイクに乗るというのはもったいないので断ることに。しかし、それでも「乗りな!」と言ってくるドライバーさん。いやいや、本当に大丈夫(だいじょうぶ)なので、ありがとう!と半ば逃げるように歩きながら伝えると

「お金はいらないよ!乗りな!!」

雨に濡れて歩く私を親切心のみで助けてくれたバイクタクシーのお兄さん。なんてステキな人なんだと。今日も早朝からルワンダの人の温かさに胸を打たれました。ムラコゼ(ルワンダ語で「ありがとう」)!

ルワンダサッカー代表ユニホーム

では、首都キガリを離れる前に恒例(こうれい)のサッカー代表ユニホーム情報を書いておきたいと思います。まず前提(ぜんてい)としてこの国のユニホームはどこでも手に入ることをお伝えしておきます。昨日紹介したキミロンコマーケットに行けばユニホームがブワーッと並んでいます。なので即ゲット可能!ですが、本物志向の私です。こんなに簡単に手に入る国ということは、ルワンダではサッカーが人気だという証拠(しょうこ)。つまり!もっとクオリティーの高いものが手に入るはず!!

やって来たのは街の中心にあるサッカースタジアム。観光客はまず来ないであろうこの場所でまずは情報収集をします。治安の良いルワンダですが、街中にライフルを持った警備の方がいると少し怖いなぁと感じることがあります。スタジアムの前にもいらっしゃいました。なので勇気を持って声をかけます。

「ユニホームを探しています!!」

見ようによっては不審者(ふしんしゃ)でしかない私でしたが、警備の方たちはとても丁寧(ていねい)に対応してくれました。マーケットに行けば買えるよ!と言われましたが、私の『本物がほしい』という意図を理解してくれた彼らが教えてくれたのはルワンダサッカー連盟の場所でした。ムラコゼ!!スタジアムから歩いて10分。Rwanda Football Federationを発見です。ここなら手に入ること間違いなし!

と思ったのですが、こちらでは取り扱っていませんでした。すごく立派な建物なので期待してしまったんですがね。しかーし!もうここのスタッフさんたちもすごくやさしい人たちで、私の要求を理解するとなんといろいろ動いてくれたんです。電話でユニホームの所在を確認してくれた明らかにエライ感じのスーツの男性。

「ココに行けば手に入る!」

ものすごい有力な情報を手にしてやって来たのはキガリの西の方にあるOkapi Hotel!このホテル近くにあるという教えてもらったお店の名前を探していると

BARIMEX Rwanda

ありました!オカピホテルの隣(となり)のビルに「BARIMEX Rwanda」という文字が書かれた看板(かんばん)を発見。…えっ!?こんな所に本当にあるの??と思いながらお店の中に入ると

あったーーー!!マーケットで売られているものとは明らかに異なる本物クオリティー!!ルワンダの国旗の青・黄・緑の3色が映える超カッコいいやつです。ということでこれにてルワンダ代表ユニホームゲット〜!!といきたかったのですが、サイズがデカすぎました。残っていたのはXLとXXLのみ。「errea」というイタリアのブランドで、この店がルワンダ代表ユニホームの取り扱いを一手に引き受けているそうです。そのお店をついに発見したわけですが、次の入荷は未定とのこと。何度も確認しました。もしかして一枚だけMサイズがあるなんてことは…!?

「残念だけど、無いよ!」

ノーーーーーー!!

しかし実はこの本物クオリティーのユニホームと非常によく似たデザインのものを事前に見つけていた私。これも自分の足で動いて情報を探し回ったからこその出会いでした。なんの変哲(へんてつ)もないビルの中に入っている小さなお店で見つけた一枚がこちら。

これもLサイズなので私には少し大きいのですが、このお母さんが頑張って見つけ出してくれた1枚なのでコチラを買うことにしました。思いのこもったユニホーム。また一つ大切な1枚が増えました!!

KISEKI

ということでこれでキガリでやり残したことはもうありません!とは言えず、最後の最後にどうしても来てみたかった場所が。それが「KISEKI」というレストランです。ルワンダ在住の日本人の方が経営するこちらのレストラン。ルワンダへ渡航している方のSNSでの発信を見るとまずこの「KISEKI」の文字を見ないことがありません。いったいどんな場所なんだと思いやって来てみると

ドン!

ドン!!

ドン(DON)!!!スゴすぎて「ドン!」としか言えません。久しぶりの日本食への感動が止まりません。ブュッフェスタイルで品数がたくさんあり、そのどれもがすごく美味しくて。なんじゃこりゃー!?と驚かされました。そしてなんとこのブュッフェのお値段が5000ルワンダフラン(約600円)!今日はこのレストランで知り合いの方とランチをごいっしょさせていただきました。すごく気さくで楽しいオーナーさんともお会いすることができ、とても楽しい日本食ランチタイムを堪能(たんのう)。お腹いっぱいです!ごちそうさまでした!!

キガリ出発

これで本当に思い残すことはありません。4日間滞在した首都キガリとの別れの時です。やって来たのは先日フイエに向かう際にも利用したニャブゴゴのバス乗り場。今日はここから北の「ムサンゼ」という街へと向かいます。もちろん利用するのは高速バスRitco!ミニバスもあるようでしたが、このバスの快適(かいてき)さを一度知ってしまうともう他の移動手段は選べません。キガリ⇄ムサンゼは1930ルワンダフラン(約220円)です。

定時で出発するRitcoに感動しつつ、キガリの景色を目に焼き付けながらバスは北へと進んでいきます。こうやって遠くから見ると改めてこの首都キガリが丘の上のそれもすごいところにあることがよくわかります。さよならキガリ!お世話になりました。

さぁ!バスの移動時間は私にとってブログを執筆するための大切な時間です。乗り物酔(よ)いを全くしないカラダは本当にありがたいなぁと思いながら今日もスマホでさっそく作業を始めるわけですが…ウソでしょ。

もういい加減見飽(あ)きてくる頃だろうと思っていたルワンダの景色。しかし、北部に進むとまた違う表情を見せてきて、それがまた絶景の連続なんです。あー、また絶景が!あっ、また!今日も写真を撮る手が止まりません。

私の心を掴(つか)んで離さない『千の丘』。2時間のバス移動があっという間に感じられてしまうからすごいです。結局ブログも書き終わらず。ルワンダの景色は見る者全てを魅了(みりょう)します。

ムサンゼ到着

ということで到着したムサンゼの街。バスを降りるとすぐに観光ツアーの勧誘(かんゆう)があり、キガリとはまた違う雰囲気(ふんいき)が漂(ただよ)います。ルワンダの旅もいよいよ後編。感動はまだまだ終わりません!!

2 件のコメント

  • おかえりなさい!!アジアから始まったコロナウイルス感染が、あっと言う間にヨーロッパ、アメリカに広がって、アフリカでも増えてきていたので、ちょっと心配になってきていました。素晴らしい旅の最後がルワンダで、いいタイミングで帰国できて良かったですね。アフリカは、色々政治的な問題などもあり、行ってみたいと思ってもひいてしまう感があるのですが、小島先生の旅日記で色々教えていただきました。どうもありがとうございました。次の旅日記を読むのをまた楽しみにしています。

    • 日本に帰ってきました!
      本当にいいタイミングで帰ってこれたなと感じています。安全で無事に旅をすることを何よりも大切にしているので!
      旅を始めてからついに180日以上が経ちました。一日一日私が見てきたアフリカの魅力を届けられることができていたらしあわせです!
      また次の旅も楽しみにしていてください♪

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