フォロー

メールアドレスを登録して購読フォローお願いします。記事をメールで受信できます。

DAY134 マラウイを旅する⑦「中央アフリカ最高峰 ムランジェ山2016 2日目」

2016年5月6日、天気曇り時々晴れそして突風。

寒さよりも疲れが勝り山小屋で熟睡(じゅくすい)して迎えた本日。まだ外は真っ暗な朝方3時に起きて、そこから朝ごはんを暖炉(だんろ)の火で作り、雑炊(ぞうすい)で身も心も温まり、いよいよムランジェ登山2日目がスタートです!

中央アフリカ最高峰 ムランジェ山2016 2日目

朝5時半、今回の目標到達点であるサピータピークに向けての挑戦がスタートしました。もうこの時間になるとヘッドライトもいらないくらいにあたりは明るかったので、視界良好でとにかく上を目指します。またキャンプした場所に戻ってくるので荷物は置いて身軽な状態で登ります!それなら問題無いだろうと余裕(よゆう)でいられたのは最初の5分ほどでした。昨日に引き続きいきなりキツイ傾斜(けいしゃ)が1番最初にやってきます。ゴロゴロとした岩で自然にできた階段があるものの、とにかくその一段一段が高いのでまずはそれに慣れるのがとにかく大変!前の人に着いて行くのが精一杯でいきなり息が切れます。昨日の足の疲労もあり、スタートからかなりハードでした。

そしてピークアタック(頂上を目指すこと)開始から1時間ほどするともう登山というよりはロッククライミングといった方がいいような道のりに変わりました。とんでもない傾斜にゴツゴツと置かれた岩をよじ登っていきます。手も使って四足歩行でないと下に落ちてしまいます。本当に!

この山は、およそ130万年前に大地溝帯に沿った地殻運動によるマグマの押出しにより形成され、その後長い時間をかけて周囲の岩が浸食を受けた結果、浸食に耐えたムランジェ山の火成岩が現在の形で残ったものであると考えられている。【Wikipediaより】

岩!岩!!岩!!!とんでもない斜面にへばりつきながら進んだり、足場の無い滑らか(なめらか)な斜面(しゃめん)を一気に駆け(かけ)登ったりしながらとにかく上へ上へと登っていきます。ふと下を見てしまった時にはもう足がすくむレベルのとんでもない光景が広がりました。岩と岩の間をすり抜けたり、岩のトンネルをくぐり抜けたりすることもありました。

頂上に近づくにつれて、仲間に手を引っ張ってもらわないと厳しい、まさにファイト一発的なシーンもちょくちょく出てくるようになりました。文字にすると冗談(じょうだん)のように伝わってしまうかもしれませんが、本当にとんでもない場面の連続なんです!そして、かなり上まで来た時、なんと太陽の周りに不思議な円状の虹(にじ)が!ゴールが近いのかもしれないという感覚になり、足が少し軽くなったような気分になりました。

そして山小屋を出発しておよそ3時間。ついにムランジェ山で最も高い頂(いただき)であるサピータピークに到着しました!「やったーーーー!!!」と叫び(さけび)たいんですが.それよりも先に口に出たのは「寒いーーーー!!!」でした。さっきまで晴れていたのに突如(とつじょ)吹き荒れる上空の突風(とっぷう)!しかもかなり水分を含んでいるので顔も手も濡れ(ぬれ)てきます。そしてまわりの景色を堪能(たんのう)したくても靄(もや)がかかっている上に寒すぎてもうそれどころではないんです!なので岩陰(いわかげ)に座って風をしのぎ、持ってきたお菓子でお腹を満たしました。スニッカーズがこんなにおいしいなんて初めて知ったムランジェ山の山頂(さんちょう)でした。

もはやこの頂上にいても体力が削(けず)られるだけなので、突風が吹き荒れる中、決死の覚悟(かくご)で集合写真をなんとか撮り(とり)終え下山を開始しました。景色は全く楽しめませんでしたが、決して忘れることのできない体験をした山頂です。さぁ、下山です!

わかっていたことですが、とんでもない岩をよじ登ってきた分、帰りはそれを下っていかなくてはいけないわけです。格好(かっこう)なんて気にしている余裕はないので、お尻(しり)をついて常時逆エクソシスト状態で下っていきます。加えて、靄による水分で岩が登りの時よりも濡れていたので、油断してるとするっと滑ります。慎重(しんちょう)になっているつもりでも一瞬の油断で尻からズドン!全身に力を入れて下山をするというのはかなりしんどいものがありました。写真なんて撮れるわけがありません。

そして2時間かけてようやくキャンプ地である山小屋に到着!下山最大の難関(なんかん)を超えてホッと一安心したいところですが、まだまだここからが長いわけです。昼食を軽く済ませて、荷物を背負ってすぐに下山再開!先ほどの頂上からの下山ですでに足の指と爪(つめ)にかなりの痛みを感じていましたが、そんなことでヒーヒー言っている暇(ひま)はなく、登って来た道を逆に進んでいきます。

山は登りよりも下りがキツイというのはまさにその通り。ひたすらブレーキをかけながら下り続けると足にかなりの疲労(ひろう)がたまっていきます。そして、下ってるはずなのに突如現れる登り坂。これにまた心を折(お)られるわけです。とにかくスタート地点に到着することだけを目指してひたすら足を前へ前へ。

山小屋出発から約1時間半。途中の分岐点(ぶんきてん)でガイドのMr.ラファエルの提案(ていあん)により行きとは違う『時間は短いけれど厳しいコース』を選択(せんたく)し、また違ったムランジェ山の景色も目に焼き付けながら下り続けていきまきた。緑も豊かなムランジェ山。ナミビアの学校でで子どもたちに理科の授業で教えたコケ植物(Mosses)やシダ植物(Ferns)が生息する滑りやすい場所があったり、岩の上を移動して川を越える場所があったりと「今だから」言える「楽しい」コースをすすみ、山小屋から下り続けることおよそ4時間半。ついに!ついに!!スタート地点に戻ってくることができました〜!!!

まずはとにかく達成感!続いてやってくる無事に帰ってこれたことの安堵(あんど)感!!そして追い討ち(うち)をかける全身への疲労感!!!ムランジェ山は自分がこれまで経験したどの山よりも険しい山でした。ちなみに、サピータピークコース以外にもムランジェ山にはいろいろな登山道があるそうですが、それらの方が実はもっと険しいそうです。また、今回自分たちは1泊2日で登りましたが、サピータピークを目指す場合は2泊3日がオススメだそうです。これにはもう納得(なっとく)せざるを得ません。いやー、帰ってきた〜!!【完】

ということで、中央アフリカ最高峰のムランジェ山を登ったというお話でした。改めて読み直しながら感じたことは、やはりこの山はとんでもない山だったんだということです。ファイト一発をする山なんてムランジェ山以外で私は未だ経験したことがありません。あれから3年半経った現在も、ムランジェ山は私にとって『これまで経験したどの山よりも険しい山』です。あのアフリカ最高峰のキリマンジャロ山をも超えます!そして美しい山であったことも間違いありません。3年半前は美しさを書き記す余裕が無く険しさばかりに注目してしまいましたが、振り返ると本当に自然豊かな山だったなと思います。次は晴れた頂上からの景色を…!?いつかもう一度登りたいムランジェ山です。ということで時間軸(じかんじく)が戻ります。バスに乗って移動をしていたわけですが、昨夜の9時に出発したバスが首都リロングウェに着いたのはなんと朝の3時!!2日前に続いてまたまた早すぎるバスの到着です。さぁ、ここからどうする!?ということでDAY134.5に続きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの32歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。