2023年12月4日、天気くもりのち晴れ。
目次
ケニアを旅する
午前4時に飛行機が着陸し、そこから入国手続きを終えてお世話になる宿へ直行し、軽い仮眠を取ったところでいよいよケニアの旅が始まります。
飛行機移動の疲れはあるのかもしれませんが、全く感じないこのカラダに感謝。
まぁ明日あたりにドッとガタがくるのかもしれませんがね。
ちなみに最近はマルチビタミンのサプリを携帯しています。
旅ができるのも健康な肉体があってこそ!
ということで本日巡るのはケニアの首都
「ナイロビ」
です。
①ナイロビ
ナイロビは、ケニア共和国の首都で最大の都市。
アフリカ有数の世界都市で、2019年の都市的地域の人口は439万人である。
赤道に近いが標高約1600mに位置し気候は比較的冷涼である。
主要な言語は、スワヒリ語と英語。
ナイロビ (Nairobi) という名前は、マサイ語で「冷たい水の場所」を意味するEnkare Nairobiに由来する。
「遂にケニアにやって来たんだ!!」
と思うものの正直まだ実感はあまり湧いていません。
が、今いる場所は間違いなくアフリカの中で最も有名な国といっても過言ではないあのケニア。
アフリカ54ヶ国制覇の旅を始めた時からず~っと行きたかった憧れの国であり、だからこそ48ヶ国目まで残しておいた特別な国でもあります。
ほとんど寝ていないのに目が冴(さ)えているのは早くこの国の首都ナイロビをこの目で見たいから!
さぁ、一体どんな街なんだ!?
と気持ちが高まるわけですが、ここで冷静になって一度落ち着きます。
ここはケニアの首都ナイロビ。
その名を聞くとイヤでも心配になってしまうのが治安に関することです。
『世界三大凶悪都市』
こんな表現があること自体になんとも言えない感情を抱くわけですが、さらに残念なのはそこに名を連ねているのが全てアフリカの都市だということ。
こういう情報だけ見るとそりゃ「アフリカ=危険」というイメージはより一層強くなりますよね。
ただ、だからといって決して危険なだけではないということを伝えるために私は本ブログやSNS等で発信を続けています。
が、アフリカを安全に旅する上で世界三大凶悪都市については知っておく必要があるのでご紹介。
南アフリカのヨハネスブルグ、ナイジェリアのラゴス、そしてここケニアのナイロビの3都市です。
治安の話 -安全に旅をするために-
はい、アフリカを代表するザ・アフリカのような国ケニアですが、日本の外務省が出している危険情報だとなかなかにカラフルな仕上がりになっています。
そして内陸に位置するその首都ナイロビの危険レベルは2。※2025年1月時点
ということでやって来たのは世界三大凶悪都市の異名をもち、外務省からも不要不急の渡航は止めてくださいと言われているケニアの首都ナイロビ。
もちろん楽しみでワクワクしています・・・が、私、こう見えてかなりのビビリです。
アフリカを旅している時点でだいぶ無茶をする人間かと思われるかもしれませんが、心臓はノミサイズ!
できるだけ安心安全に旅がしたいので、事前の情報収集にはチカラを入れます。
そしてここで有難いのがケニアの情報がたくさんあることです。
先日訪れたナイジェリアのラゴスに関するネットの情報は「危険です!」という事実を伝えるものがほとんど。
『どうすれば安全に観光ができるのか?』
を教えてくれる記事はなかなか見つかりませんでした。
(なので私が書きました!)
一方、ナイロビはというと有益な情報が出てくる出てくる!
そしてここでも充実した内容を発信してくれているのは、ビザ(現eTA)申請の際にもお世話になったケニア発のアパレルブランドRAHA KENYAさんです。
ケニア観光に関することならRAHA KENYAの記事を読めば全てがわかると言っても過言ではありません!!
心配なナイロビの治安に関するお話や、旅行者が注意すべきポイントについてもバッチリまとめてくれています。
ナイロビに来るのであれば必読です!
中でも要チェックなのは『ナイロビで気をつけるべきエリア』の項目。
これは現地に住んでいる人だからこそわかる非常に貴重な情報です。
治安の悪い場所がわかっていれば危険回避ができるので本当に助かります。
ただ、地図だけ見ても正直あまりピンときませんよね。
ここでまず大事なのは
【ナイロビの治安の悪いエリアはあちこちに点在している】
ということを理解すること。
土地勘の無い人間が街中を歩いて観光すると、いつの間にか危険な場所に足を踏み入れてしまっていた・・・なんてことが起きうるわけです。
※画像はRAHA KENYAさんの情報を参考にして作成しました。
「この道路より向こうは危ない!」
なんてエリアもあるナイロビの中心地。
この街を観光するにあたっては地理の把握は必須です。
が、そんな簡単に覚えられるはずがなく・・・
そこで頼りになるのがUber!
そんな便利な道具を使ってしまっては~なんて先代の旅人のみなさんには怒られてしまうかもしれませんが、現代のアフリカを安心安全に旅するために配車アプリは上手に活用したいツールです。
アフリカ各国で着実に普及してきているUberをはじめとする様々な配車アプリ。
この安全な移動手段を確保できるサービスを使わずにあえて流しのタクシーに乗ったり、無闇矢鱈(むやみやたら)に危険なエリアを歩き回ったりするのは得策とは言えません。
もちろんその場の流れに身を任せるのも旅の楽しみの一つですがね。
ちなみにUberは世界三大凶悪都市と呼ばれる3都市全てで利用できます。
はい、怖い話はもうおしまい!!
私も必要以上に言及したくないのですが、後世の旅人が危ない目に遭ってほしくないという思いで書いていたらついつい勢いがついてしまって・・・スミマセン。
ここまで散々治安について注意をさせていただきましたが、旅を始める前に言っておきます。
ケニア、ものすご~くステキな国です!!
ここからはこの国の魅力を思う存分お伝えしていきます。
早速Uberに乗って中心地へレッツゴー!
見えてきたのは建ち並ぶ高層ビル。
大自然の世界とは真逆のアフリカのイメージを払拭(ふっしょく)する都市の景観にアッと驚かされるのが首都を訪れる楽しみの一つです。
来たぞナイロビ~!!
と自然と上がってしまうテンションを落ち着けるためにとりあえずカフェに入ります。
雰囲気がイイ感じのオシャレなお店でコーヒーを一杯いただく優雅な一時。
・・・そう、事前の情報収集によりだいぶ偏(かたよ)ったマイナスイメージを植え付けられていましたが、ナイロビはアフリカを代表する大都市です。
街並みだけを見るとなんて美しい都市なんだと思うわけですが・・・
その発展の一方で広がる格差により悪化する治安。
特にスリやひったくりが多いそうで、この街に不慣れな旅行者は格好のターゲットになります。
・・・またまた怖がらせてしまいましたが、大切なことは
『できる予防をしっかりすること』
です。
財布やスマホなどを出すときは周囲に注意をする!
人の多い場所では貴重品は出さない!
など、基本的なことを意識しておけばかなりの防犯になります。
『自分の不用意な行動で事件を起こさせない』
全ての旅人がアフリカを安全に楽しく旅してくれることを願います。
ケニヤッタインターナショナルコンベンションセンター(KICC)
では、少し緩(ゆる)みかけた気持ちを引き締めたところでナイロビ観光スタートです。
やっぱりまずはこの街の全体像が見たい!
でも、危険なエリアがあるから歩き回るのはちょっと不安だ・・・
という私のようなナイロビ初心者が向かうのにうってつけの場所があります。
それが街の中心にドンとそびえるこちらの高いタワー。
ケニヤッタインターナショナルコンベンションセンター、通称KICCです。
その名前に敷居の高さを感じますが、一般の方でも中には入れるこのKICC。
入口で軍服を着た警備の方にパスポートを預けて館内に入ります。
受付で屋上に行きたい旨を伝え、チケットを購入。
料金は500シリング、支払いはカード払い(もしくは現地の電子マネー)のみで現金は使えません。
こういう点にも治安への対策がされているんだな~と思いながら、エレベーターが来るのを待つわけですが・・・来ない!
なんと先に行きたい階数を入力しないといけないスタイルでした。
ということで「27」と押して乗り込みまして・・・扉が開くとそこは!!
階段でした。
チケット代わりの支払いレシートを警備の方に見せて階段を上ると
「オォ~!!」
格子はありますがこのフロアからの景色でも十分に感動します。
ココでつい足を止めたくなる、というか私も写真をパシャパシャ撮ってしまったのですが、ゴールはもう一つ上になります。
突き当たりにある螺旋(らせん)階段を進んだ先にあるのが
高さ105mのKICCの屋上。
ナイロビの景色を360度見渡すことができる絶景スポットです!
「スゲーーーー!!」
ビル群を下から見上げるのもなんともいえない迫力があって好きですが、やはり大都会の景色は上から眺めるのが一番です。
ナイロビの中心地のド真ん中に位置するKICCなのでどこを見てもその見事な景観に息をのみます。
そしてタワー東側の眼下に広がるのは『この道路より向こうは危ない!』と先に述べた気をつけるべきエリアです。
人がたくさん行き交うマーケット通りが見えると
「行きたい~!!」
という思いが当然湧(わ)いてくるのですが、今回はここからの眺めで満足しておくことにします。
ケニアは今後も訪れると思うので、リスクを取るのはまた次回です。
治安への心配を一際せずに思いっきり羽を伸ばしてナイロビの景色を満喫できるKICCの屋上。
風が強くて多少寒いですが、気が付くといつの間にか1時間くらい過ぎてしまいます。
KICCの営業時間は朝7時から夜7時まで。※スタッフさんに確認した情報
そのため夜景も見ることができ、それがまた絶景とのことなのでこの旅中の再訪を決めたのでした。
地上105mからナイロビを堪能(たんのう)したところで、ここからはまたUberを利用して気になるスポットを巡ります。
ビレッジマーケット
都会に来ると一応見ておきたくなるのがショッピングモール。
気分はテーマパーク訪問です。
時間帯の影響か渋滞にはまり中心地から車で40分ほどかけてやって来たのはナイロビ北部にあるビレッジマーケット。
他のアフリカ諸国と比べるとかなり洗練されたセレクトショップが並びます。
まぁ特段見所があるわけではありませんが、歩いて回るだけで十分楽しいショッピングモール散策。
ただ、入口の警備さんに確認したところ館内での写真撮影はNG。
煌(きら)びやかなモール内は写真が撮りたくなりますが、アフリカでは治安維持などの観点から撮影が禁止されていることがあるので注意が必要です。
ちなみに全く買い物をする気はなかった私の心を奪ったのがこちらのチョコレート店です。
鼻で感じる漂うチョコの香りと目に飛び込んできたMADE IN KENYAの文字。
アフリカのBIG5と呼ばれるサファリの動物がデザインされた箱を見つけたらもう買うしかありません。
妻へのお土産GETです。
The River Café
ナイロビを車で移動していると目を惹(ひ)かれるのが緑の多さ。
KICCの屋上からもよく見えましたが、街中に木々の緑がたくさんあるんです。
なんと市内にライオンやキリン、サイといった動物たちが生息する国立公園も有するナイロビ。
発展した都市と豊かな自然が融合した街並みは唯一無二かもしれません。
あっという間に時刻が夕方になったところで本日ラストはまたまたカフェへ。
安全第一で動いていても常にどこか気を張っていないといけないのが首都観光になります。
なので心の癒(い)やしを求めて向かったのがカルーラフォレストという森林エリアの中にあるカフェThe River Caféです。
敷地内に入るゲートで入園料600シリングを払い、そこから森の中を1kmほど進んでいくと・・・
まさに都会の喧噪(けんそう)から離れるという言葉がピッタリなカフェを発見です。
先ほどまでのナイロビの景色から一変して辺りは一面の緑。
思わず深呼吸をしたくなる開放的な空間。
ここでいただくカプチーノが美味しくないわけがありません。
一息ついてリラックスしたところで、ナイロビ初日はこれにて終了です。
街自体はほんの少ししか見て回っていませんが、かなり強いインパクトを与えてくれたナイロビ。
ようやく緊張も少しずつほどけてきたので、明日からさらにケニアを楽しんでいきたいと思います!
※カルーラフォレストは夕方6時になると車が入れなくなるので帰りの時間にご注意を。
DAY391へ続く
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