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DAY133.5 マラウイを旅する⑦「中央アフリカ最高峰 ムランジェ山2016 1日目」

2019年11月26日。旅はいよいよマラウイ編のエンディングに向けて首都リロングウェに移動しているところですが、これを書かずにマラウイの旅を終えることはできません。マラウイ入国の際に見たあの岩山のお話です(ブログDAY128.5参照)。私がマラウイという国を語る上でマラウイ湖と同じくらい、いやそれ以上に外せないのがこの★「ムランジェ山」!最後の最後にこの岩山登山の思い出を語らせていただきます。

中央アフリカ最高峰 ムランジェ山2016 1日目

2016年5月5日、天気曇り時々晴れ。

早朝、目が覚めてベッドから起き上がるとすぐに外へ出ました。すると目の前にそびえる岩の壁(かべ)。そのあまりの大きさに思わず圧倒されました。3年半前のマラウイ旅の最後は1泊2日でこの岩の壁のように見える山「ムランジェ山」に登りました。

ムランジェ山

ムランジェ山、またはムランジェ山塊は、マラウィ南部州に位置する巨大な残丘である。およそ640㎢の面積を擁するとともに、最も海抜の高いサピータピーク地点は標高3002mを誇る。なお、ムランジェ山はマラウィ国内および中央アフリカ地域における最高峰である。ムランジェ山はマラウイ湖から南におよそ200kmの場所に位置し、の栽培で有名なムランジェ県とパロンベ県の間、平均標高700mの平野にそびえ立っている。山の大部分は標高1800mから2200mの盆地で草原地帯となっておりそれに加えていくつかの深い森林に覆われた峡谷が存在する。個々の山々の標高は大半が2500m以上であるが、その中でも特にチャンベピーク西側の山壁はロッククライミングが必要な垂直距離に関してアフリカで最長を誇る。(後略)。【Wikipediaより】

今回目指すのはサピータピークです!万全の荷物を準備して、いざ、ムランジェ登山に出発です。

まずは登山口まで移動します。そしてここで登場するのがチャリマト(自転車タクシー)です。登山用の荷物を背負って後部座席に座り、風を切っての移動はなかなか爽快(そうかい)!ちゃんと安定して乗れるように後ろにもハンドルも付いている2人乗り自転車なので安心です。道はガタガタしてるので揺れ(ゆれ)ますが、それよりもまわりの景色に目がいきます。

朝から茶畑で茶摘み(ちゃつみ)をする人々の姿がありました。茶の栽培が有名なムランジェ。畑ごとに時期をずらして栽培しているようで、このあたりは5月がちょうど収穫(しゅうかく)の時期のようでした。他の植物とは違う茶の緑が一面に絨毯(じゅうたん)のように広がる景色に朝から心を洗われた気分でした。そしてすぐそこにはそびえるムランジェ山。これからどんな登山が始まるのか…。この時はまだお楽しみな気分でいた私でした。

そして登山口に到着!町の中心からは意外と距離(きょり)がありました。頑張って運転してくれたチャリマトの運転手とはここでお別れです。ここで今回ガイドを務めてくれるMr.ラファエルと合流し、いよいよ山登りがスタートしました。はじめはなだらかな登り坂が続きます。この山では木材の産業も盛んらしく、木を切り倒している作業所の方々や、木材を頭の上に乗せて下山する人の姿がありました。そして、登山開始から30分後くらいだった気がします。いきなり傾斜(けいしゃ)が厳しくなりました。土の斜面(しゃめん)に木の根でできた足場はありますが、とにかく一段一段が高い!足を上げるので一苦労です。まだまだ序盤(じょばん)とはわかっていたんですがもう息をゼーハー言わせながら登り続けました。正直この最初の登りが一番きつかった気がします。

そこから1時間ほどすると今度はゴツゴツとした岩が並ぶ斜面に。階段状になっているところもあり、足を高く上げなくていい分、少し落ち着いてきたかなと。しかしそれでも傾斜は常に急です。じわじわと足に疲労(ひろう)が溜まってきます。

登山開始からおよそ2時間半。持ってきた水が底をついた頃にようやく給水ポイントに到着しました!山から湧き(わき)出る水をゲットです。もうこの時の安心感と言ったらそれはそれは。そして水がこんなにもおいしいものだと感じられる喜び。これでもう少し頑張れるぞと心の疲労が一気に回復しました!そして彼がガイドのMr.ラファエルです。

その後は登りが終わり、平坦(へいたん)な道が続きました。ピンク色の植物が一面に広がり、キレイな景色を見ながら先へ進みました。

そして出発からおよそ3時間半。ようやくお昼を食べる山小屋に到着しました。もうかなりヘトヘト。気温もだいぶ下がってきたなという印象でした。そんな時はしっかり食べる!これに限ります。持ってきたパンにジャムをつけて食べるだけでもうしあわせに!!疲れたカラダには甘いものが1番です。

1時間ほど休憩(きゅうけい)して登山再開です。ここからは不思議な道が続きました。急な斜面は少ないものの、岩の上を進んでいきます。まわりの景色を見るととんでもないところまで登ってきたなとビックリ!どこまでも果てしなく続く岩山の世界です。

終盤(しゅうばん)になってくると今度は一気に登ったかと思ったら一気に下るというまたまた険しい道が続きました。もう足にはかなりの限界がきていまして、太ももは今にもつりそうでした。それでも進むしかなく、ただ今日のゴールを目指してひたすら前進します。

たまに抜けで見える景色がとってもキレイで、その瞬間(しゅんかん)だけは疲れを忘れ絶景に心が癒され(いやされ)ました。とんでもなく登ってきたなぁと!

もうすぐ着くはず!あの丘を越え(こえ)たら!!あの丘を越えたら!!!を繰り返すこと数回。最後の急な斜面を下っていくとついに見えた山小屋!やったー!!ゴールだーー!!と思ったものの意外とそこからも距離はあり、最後の一踏ん張りを続け、登山開始から7時間。ようやく本日のキャンプサイトに到着しました。

夜になるとものすごく寒い山小屋。電気はありません。持ってきた防寒着を全て着て、暖炉(だんろ)で沸(わ)かしたお湯で紅茶をいれてカラダを温めます。この紅茶がまぁ沁(し)みる沁みる。そして、夕飯はシマです!Mr.ラファエルが作ってくれました。そしてそのシマの付け合わせはチキン!先ほどの写真で彼が右手に持っていたチキンです。下からずっと生きた状態でここまで連れてきて、山小屋で捌き(さばき)ました。私が人生で初めて屠殺(とさつ)を目にしたのがこの日でした。生き物の命をいただくということに感謝することの大切さを教えられたムランジェ山の夜。疲れたカラダが一気に元気になる本当に美味しいチキンでした。ごちそうさまでした。

夕食後は明日に備えてカラダを休めるのみ。ですがその前に外に出て星空撮影!とんでもなく寒かったわけですが、そこに見えるこれでもかというくらいに星が輝く夜空に心を奪われ(うばわれ)ました。スゲーーー!!そして星空を十分に堪能(たんのう)したあと、寝袋にくるまるとすぐに眠りにつきました。今日は本当にハードな1日でした。がしかし、翌日に今日以上の難関が待ち受けていることをこの時の私は知る由(よし)もありませんでした。【続く】

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ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの32歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。