エリトリアを旅する① 首都「アスマラ」Part1 〜独裁国家の驚きのインターネット事情と美味しいイタリア料理〜

2019年7月22日、天気くもり時々晴れ。

DAY70の続き

エリトリアの歩き方

さぁ、エリトリアに来てまず一際(ひときわ)目を引いたのが空港近くで行われている農業。首都にもこんな広い農地があり、のんびりと農業が行われていることに心が一気に和みます。なんてステキな風景なんだと。

そして、この感動をいち早く日本の皆さんにも届けたい!情報がとにかく無い国なので、エリトリアを見せたい!伝えたい!そのためにはまずネット環境の確保だ!!ということで、これから語るのは私がエリトリアの首都アスマラ でネットを手に入れるまでの軌跡(きせき)です。

SIMカードクエスト

空港から中心地へと歩いている間にまず安心したのは宿の多さでした。実はBooking.comだとなんと2件しかヒットしないアスマラの宿。しかも値段が1泊6000円もするということで心配していたのですが、情報が載(の)ってないだけでいたるところに宿はありました。なのでとりあえず寝床に関してはもう心配する必要はないなと思いながら歩いていると、スマホを取り扱っているお店を発見。さっそく中に入ってお姉さんたちにエリトリアのSIMカードについて聞いてみます。すると

「エリトリアの国民じゃないとSIMカードは買えないよ!」

いきなり試合終了のゴング。エチオピアでその便利さを味わったSIMカード。アフリカを届けるということを目的に旅している私にとって、どこでもネットが使えるというのは非常に助かることでした。しかし、それが無理…。ではなかったんです!本日首都アスマラの街をおよそ2万5千歩歩いて、たくさんの人に助けてもらいながらたどり着いたSIMカードゲットの方法をここに記します。私の6時間におよぶ冒険の書です。

おそらく大半の方が今読みながら「いや、別に作らないよ!」とツッコミたい気持ちになったと思います。が、そこを我慢して読んでいただきたい!そしてこのたかがSIMカードが実はエリトリアという国を理解する上で非常に重要な”キー”なんです。ということで写真と共にRPG気分でお楽しみください。

①『通信会社への手紙をゲットする

空港から街までの一本道を進んでいくと右手に見える「観光省(Ministry of Tourism)」の建物で『通信会社への手紙』をゲットします。この時『パスポート』を持ってないと受け取れません。

いきなりボス戦かのような立派な建物に入って行きますが、中に入るととてもやさしい担当官の方がオフィスにいます。SIMカード取得の申請書の作成をお願いするとその場で文書を作ってくれました。

②『証明写真』を用意する

続いて自分の持ち物の中に『証明写真』が2枚あるかを確認します。複数の国を旅する場合、やはり証明写真は何枚か持っておいた方がいいです。万が一無くてもアスマラの街にはたくさん写真屋さんがあるのでご安心を。

③通信会社エリテル(ラリベラ支店)へ行く

『通信会社への手紙』と『証明写真(2枚)』を持って通信会社エリテル(ラリベラ支店)のお店へ行きます。

私はこのお店を探すのにとんでもない時間を使いました。地図に載ってないんです。そして地元の人たちに聞いてもわからないという幻(まぼろし)のお店。正しい位置は★印になります。ちなみに「エリテル(Eritel)」は「エリトリアのテレコム」の略で、エリトリアの通信会社の名前になります。言いやすくて好きです。そして「ラリベラ(Lalibela)」は支店名。まさかエチオピアの岩窟教会群の名前がここで出てくるとは思わなかったのでプチビックリでした。ちなみに他のエリテルの支店もたくさんあるのでご注意を。まぁ探しに探したおかげでアスマラの街を歩き回ることができたので良かったです。

④『通信会社への手紙のコピー』を手に入れる

エリテルに行くと受付のお姉さんがいます。SIMカードを作りたいと伝えると手紙のコピーが必要だと言われるので、お店近くの本屋さんで少年に話しかけて『通信会社への手紙のコピー』を2つ手に入れます。手紙は3枚つづりになっているので3×2で計6枚のコピー。1枚1ナクファ(約7円)でやってくれました。

⑤再び通信会社エリテルへ行く

再度お店に行き

  • ケータイ会社への手紙
  • 「ケータイ会社への手紙」のコピー(2部)
  • 証明写真(2枚)

を渡して2日待ちます。…えっ?2日!?

ここがポイントでした。すぐにSIMカードがゲットできるかと思っていたら、なんと今日申し込むと手に入るのは2日後とのことでした。ここまで頑張ってSIMカードゲットの冒険をしてきたのですが、2日も待っていたらエリトリアの旅ができないと判断して私はここでSIMカードの取得を断念しました。…悔しいけどここまで濃い冒険ができたので満足です!この冒険の続きをする人が現れたら是非その結果を教えてほしいです。が、すみません。これだけ長々と書いておきながら最後にこの言葉を言ってしまいます。

『この国でSIMカードを作る必要はありません!!』

…どういうこと?冒険は最終章へ。

独裁国家インターネット事情

SIMカードは手に入りませんでしたが、今はWi-Fiという強い味方がいます。Wi-Fiにさえ接続すればネットは使えます!ということで街を歩いてると…なんだ?なんかやたらとWi-Fiの文字があるぞ。

ここにもWi-Fi!

あそこにもWi-Fi!!

Wi-Fi!!!あまりにありすぎて違和感を覚えるんです。こうなってくるとものすごく気になるのでちょっと中に入ってみると

なんだここは!?人々がだまーってスマホをいじる異様な空間が広がっていました。とりあえず確認すると、Wi-Fiを使いたい時間分のチケットを買ってネットを使用することができる場所とのことでした。「インターネットカフェ」という名前で、首都アスマラのいたるところにあるこの空間。そして謎(なぞ)が一つ。私がココに来るならわかるんです。SIMカードが無いのでネットを使うにはWi-Fiが必要なので。ただ、なんでココにこんなに”地元の人”がいるんだ!?

結論を言います。エリトリアは街中でインターネットが使えません!!国によってネットが遮断(しゃだん)されているんです。SIMカードを手に入れたところで、電話はできてもインターネットを使うことはできないんです!なので、地元の人たちも

『ネットが使いたかったらインターネットカフェ!』

なんです。これは驚いた。驚きすぎたのと同時に、まだまだ私の世界は小さいということを身にしみて感じたのです。こんな国だってあるんだということです。

あとで知ったことですが、『アフリカの北朝鮮』の異名を持つ独裁国家のエリトリア。情報には非常に敏感(びんかん)なんです。事前に調べても全然情報が出てこない理由がようやくわかりました。そりゃホテルも2件しかヒットしないわけです。自分の物差しで勝手に「当たり前」や「普通」をつくってはいけないということを改めて感じた本日。いやー。それにしても驚きました。ということで改めて、SIMカードはこの国で電話がしたいなどの理由がなければ全くもって必要ありません。この事実が知れたので私はもう大満足でした。

イタリアの植民地の歴史

ということで、長くなりましたがエリトリアのインターネット事情に関する話は以上になります。長いSIMカードの冒険の疲れを癒す(いやす)のは、イタリア植民地としての歴史をもつエリトリアならではの美味しいラザニアとアスマラのビール!美味しすぎる〜。

今日のブログでは少しですが写真から首都アスマラの様子もご覧いただけたかと思います。エリトリアはこれまで見てきたアフリカの国とは違う文化がたくさん感じられる魅力あふれる国です。詳しくは明日書きたいと思います。

そして最後の最後に超大事なことを書きます。エリトリアではiPhoneでネットを使用することが一切できません!Wi-Fiには接続できるのですが、うんともすんとも言いません。つまりiPhoneユーザーの私はここから一週間完全にネットが使えないことが決定しました。いやー、最初はショックすぎてマジかマジかと途方にくれました。が、最後は「まっ、いっか!」と。あせったところで何も良いことはありません。こういう時は冷たいジェラートで気分転換です。ブログが更新できない、SNSで発信できないといった大きな問題はありますが、これもきっと「なんとかなる!」です。ブログ読者の皆さんに一週間無事を知らせることができないことが何よりの心配ですが、とりあえずこのエリトリアの旅を今は満喫しようと決意した次第です。ということでエリトリアに来る際はiPhone以外のスマホ(SAMSUNGなど)を持参してください!ということを伝えてエリトリア初日を終えたいと思います。

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