アフリカ5ヶ国目「カーボベルデ」入国!〜ビザ取得&国内移動フェリー&飛行機の予約方法〜

2019年5月15日、天気晴れ。(※2023年4月更新)

セネガルのブレーズジャーニュ国際空港で深夜をむかえた本日。
実はこちらの空港は2017年に完成したばかりのとても新しい空港なんです。
来る前にはタクシーのドライバーさんに
「食べるところはない!」
「中で寝ることはできない!」
と言われましたが、来てみたらなんのことはない。
たしかに小さい空港ですが、24時間営業のカフェがあればフカフカのソファーもあり。
さらにはトイレもキレイだし充電スポットもたくさんあるというこれまで空港で過ごした夜の中でもダントツで快適でした。
ということでゆっくりリラックスして迎えた朝4時。
飛行機のチェックインからセネガル出国審査までをスッと終えて、まだ外は暗い中いざアフリカ5ヶ国目
「カーボベルデ」
へ向かいます。

カーボベルデ

カーボベルデ共和国、通称カーボベルデは、大西洋の中央、北西アフリカの西沖合いのマカロネシアに位置するバルラヴェント諸島とソタヴェント諸島からなる共和制の国家。
首都のプライアはサンティアゴ島に位置している。
カーボベルデは島国であり、15世紀から1975年までポルトガル領であった。
(後略)
Wikipediaより】

カーボベルデはセネガルから西に700kmほど離れた大西洋に浮かぶ10の島からなる国です。
「島国」
という点は日本と共通しますが、本当に点々とした島が10個あり。
これが一つの国を形成しているというのが地図を見ていてずっと不思議だった国なので、今回ついに上陸できるということが非常に楽しみで仕方ありません。

カーボベルデ入国

飛行機でおよそ3時間。
途中で島を一つ経由して到着したのが、カーボベルデの首都プライアを有する10個の島の中で一番大きい島「サンティアゴ島」です。
ついにアフリカ5ヶ国目!
そしてここでまたまた時差が発生しまして日本との時差は10時間となりました。
思えば遠くへ来たもんだ。
アフリカ大陸としての最西端はセネガルでしたが、ここカーボベルデが『アフリカ』という括(くく)りの中では最も西に位置する国になります。
これ以上西はもうありません。

アライバルビザ

入国にはビザがいります。
空港でアライバルビザが取得できるカーボベルデ(2019年時点)。
申請には

  • 証明写真2枚
  • 50USドル(29350セーファーフラン)

が必要になります。
ちなみに日本にはカーボベルデ大使館がないので、事前に取得する場合はセネガルなどで手続きを取るのが一般的のようです。
ということでこれにて無事に入国完了!


Eビザ

2023年現在もアライバルビザの取得は可能のようですが、カーボベルデ政府としてはオンラインでのEビザ(電子ビザ)の事前申請を推奨しているので、専用サイトをチェックしてください。

さぁさぁ、今日は朝早くのフライトだったので①のサンティアゴ島に着いたのは午前9時前。
時差の関係で1時間日が長くなった本日はさっそく首都
「プライア」
を散策してきました。
が、ちょっともう内容が盛りだくさんすぎて良い意味でパンク状態!
さらに今回のカーボベルデの旅ではこのプライアが起点になることもあり、今日以降もこの街に滞在する日があるので、プライアについてガッツリと書くのは後日にします。
今日はほんの一部だけご紹介しますね。

島間移動手段

とりあえずまずは空港でいつものようにお金を降ろして準備完了。
タクシーに乗りこみ中心地へと向かいます。
するといきなりセネガルとの違いを感じました。
風の匂(にお)いや太陽の感じが明らかに
「島」
という感じなんです。非常に抽象的な表現で申しわけありません。
ですが
「島」
なんですよ。
そして、聞こえてくるのはポルトガル語。
ここカーボベルデはかつてポルトガルの植民地でした。
そのためセネガルとは違った人々の雰囲気(ふんいき)があります。
顔立ちも違いますがとにかく明るい!
タクシーの運転手さんもとっても陽気で、運転中もずっと私に話しかけてくれました。
おかげでさっそくイロイロとカーボベルデ情報をゲット。
さらに、運転手のキンティーノさんが教えてくれたものすごいニュースが1つ。
今週土曜日に年に一度のカーボベルデのフェスティバルがここプライアで行われるというのです。
「マジか!」
そんなタイミングでカーボベルデにいる奇跡。
お祭りに参加しないわけがありません。
ということで、まずはこの島国カーボベルデを一週間でどう旅をするか計画を立てることにしました。

フェリー「Fast Ferry」

島から島への移動は航路か空路になります。
「やっぱりまずは船でしょ!」
ということで、やって来たのはフェリーのチケットセンター。
カーボベルデのフェリー「Fast Ferry」になります。
(※現在このサイトからはフェリー予約はできません。後述参照。)
その会社の事務所がある通りの写真がこちら。
これがプライアの街並みです。
もうこの景色を見ただけでもこれまでの国との明らかな文化の違いを感じます。
街の紹介はまた後日。
さぁ、一週間のフェリーツアーをどう組もうかなぁと思いながら受付のお姉さんに時刻表を見せてもらうと

なんとフェリーはその日ごとに運航している区間が決められていて、毎日必ず出ているわけではないということが判明しました。
・・・つまりカーボベルデの旅に関しては行き当たりばったりで
「ココに行こう!」
ということができません。
フェスティバルのこともあったので初日に計画をバッチリ立てることが大事だと気づけたのはラッキー!
しかも実は今日中に次の島に行こうと思って朝から動いたのですが、それも良い決断でした。
なんと明日はフェリーが完全にお休み。
こんな日もあるのてカーボベルデの旅は事前の準備がマストです。


フェリーはオンラインでもチケット購入が可能です。
2023年現在はCV INTERILHASという会社のホームページからFast Ferryの予約ができます。
が、このサイトがなかなかわかりづらいので、チケット予約ページに一気に飛びたいかたはコチラから。

②飛行機「Binter」

フェリーのチケットをゲットしたら、今度は飛行機のチケット予約をするために歩いている途中で見つけたツアー会社に。
カーボベルデの国内線は「Binter」という航空会社が一手に引き受けています。
本当は飛行機は高いのでフェリーで全て回りたいところですが、北の方の島に行くフェリーは月に2本だけ。
次に出るのは来週木曜日ということなのでここは飛行機を選択です。
それにしてもここの受付の方がまぁ親切でステキなお姉さんでした。
英語でわかりやすく説明してくれるので、いっしょに今後のカーボベルデの旅計画を立ててもらっちゃいました!
彼女にとっては私が初めての日本人のお客だったそうです。
いやー、本当に助かりました。
これで移動手段の確保は全て終了。
あとは旅を楽しむのみです。

カーボベルデの文化

街を歩いていると明るく声をかけてくれるプライアの人たち。
西アフリカとポルトガル、さらにブラジルの文化も混ざった国のようで、とてもオープンな人々の明るさが心地よいです。
わざわざ車を停めて中から声をかけてきてくれたのはこちらのおじさん。
「日本人に感謝をしている!日本はとても協力的な国だよ!」
日本への思いを熱く語ってくれました。

「フェスティバルは土曜日が一番盛り上がるよ!」
と先ほどのツアー会社のお姉さんも教えてくれました。
有名な歌手の方も来るそうです。
いったいどんなお祭りなのかはまだ想像がつきませんが、おそらくメイン会場となるであろうビーチではステージの設営が着々と進んでいました。

キリスト教

カーボベルデに入国してから感じるこれまでの国との大きな違いの一つは、ここが
「キリスト教の国」
であるということ。
街を歩いていてもムスリム(イスラム教)の方は一人も見かけません。
北~西アフリカを巡ってきたこれまでの旅であんなに見てきたモスクも無く、あるのは十字架のモニュメント。
宗教の変化を感じるというのもなかなか不思議な感覚でした。

伝統料理「カチューパ」

なのでこの国にラマダンはありません。
お昼になれば市場やレストランは活気づき、地元の人や観光客でにぎわいます。
さぁさぁ、では何を食べようかということでさっそくいただいたのは今朝キンティーノさんに教えてもらったカーボベルデの伝統料理
「カチューパ」
です。
名前だけしか聞いてなかったので、出てきたお皿を見てまずそのオシャレな見た目に感動でした。
「いったいどんな味なの?」
と思いながら食べてみると
・・・メチャメチャ美味しい!
まずこちら、いっしゅん冷たいのかなと思ったのですが、温かい料理になります。
材料は豆やトウモロコシ、野菜にツナも。
上に乗った目玉焼きとの相性もバッチリ!いろんな具材の自然の美味しさがギュッとつまった感じで、見た目に反してかなりのボリュームがあります。
うしろの方にチラッと写っているはカリッと焼かれたソーセージ。
この塩気がまた良いアクセントになってました。
カーボベルデの朝食の定番のカチューパです。

サンティアゴ島の首都プライアの中心地を散策した午前中。
けっこう歩き、天気も良くていい汗をかきました。
午後はさっそくフェリーに乗って次の島へと向かいます。
15時出港ということでちょっと時間があったのでその前にお昼からビールを!

ビール「STRELA」

こんな小さな島国なのに、カーボベルデ産のオシャレなビールがあるんです。
日本で言うところの沖縄のオリオンビール的な感じですね。
プライアの街中にビール工場も発見。
ビール好きな私としては、後日この工場にも訪れたいなと思ったところでした。

フォゴ島へ

さぁ乗りこみます。
向かうのはフォゴ島という今いるサンティアゴ島から西に100kmほど離れたところにある島です。
所要時間はおよそ4時間。
けっこうかかるなぁと思いながらいざ乗船!

船の中は予想と違ってすごく広々としてます。
売店もあって、テレビでは映画も上映するということでこれは楽しめるぞと。
お値段は約3800円。
フェリーはオンタイムで出発しました。

どこまでも続く大西洋。
西に向かっていくので太陽がキラキラとまぶしくて、それもまたいい感じに旅を演出してくれます。
久しぶりに計画的に動くぞということで手帳にも今後のスケジュールを書きこみ
「いよいよ冒険感が増してきた〜!」
という出航してから1時間ほど経った頃からでした。
ここで非常に大切な情報を書いておきます。
このフェリーでの移動。
『メチャメチャゆれます!』
もうすんごいグワングワン!!
横にゆれるバイキング的な感じです。
これが楽しめる人には最高のアトラクションですが、乗り物酔いをする可能性があるという方にはまずフェリーでの移動は絶対オススメできません。
今日も数名かわいそうな人たちが・・・
しかもそのとんでもないゆれが4時間!!
船が苦手な方には苦しすぎます。
そして、ここで考えたのが月に2本の北へ行くフェリーのこと。
その所要時間はなんと7時間。
カーボベルデの移動は飛行機がベストかもしれないと思ったのでした。

そんな荒波の中を進んでいくこと3時間。
ようやく目の前に現れた巨大な島。
いや、島というよりも山という表現の方がいいのかもしれません。
カーボベルデ最初の目的地は島そのものが一つの火山という島。
その名は
「フォゴ島」
ポルトガル語でフォゴは
「火」
を意味します。
もうそのまんまですね。
いったいどんな島なのか!?

飛行機とフェリーで大移動をした本日。
夜7時にようやく目的地の②フォゴ島に上陸しました。
あたりは暗くてよくわかりませんが、とにかく
「すごい島に来た」
ことは肌(はだ)で感じました。
「明日が楽しみだ〜!」
ここからカーボベルデの大冒険が始まります!!

4 件のコメント

  • 祝!カーボベルデ!恥ずかしながら、実はカーボベルデという国を初めて知りました!大冒険感がすごい!!こういう島国を見ると、その国にしかいない動物や昆虫が気になったりしてしまいます笑 食レポも継続してよろしくお願いします!体に気をつけて、旅を楽しんでください!

    • 動物や昆虫、出会えたら紹介します!
      本当にドラクエのマップにでもできそうな10個の島だよ!ここにいるってだけで気分が上がる!!

  • こんばんは!
    モロッコでご一緒したわらびです!
    ブログ読ませてもらってます!

    カーボベルデ、先生のブログ読んでなかったら多分一生知らなかった。。
    わたしは日常に戻ってますが、このブログを開くとまだ旅が続いているような気分になります!
    これからも更新楽しみにしてますね♩

    • お久しぶりです!
      モロッコからあっという間に3つの国を旅してますが、まぁ面白い!!
      ちなみにカーボベルデは昼からビール飲んでる人が街中にいるのでしあわせです!
      引き続き更新していくので楽しんでもらえればうれしいです^_^

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