アフリカ18ヶ国目「マラウイ」入国!〜アライバルビザの取得と陸路国境越えの注意点〜

2019年11月21日、天気晴れ。

アフリカ18ヶ国目「マラウイ」へ

今日でモザンビークの旅が終わります。6日間の内2日はバスと飛行機の移動に使ったのですが、かなり満足度が高い旅になったなぁと!首都マプトやバザルート島など、モザンビークは一つ一つの場所がとにかく濃かった。治安への心配がある国ですが、人の温かさとインド洋の美しさに包(つつ)まれたステキな国、モザンビークでした。

とモザンビークを振り返ったところで、本日はいよいよアフリカ18ヶ国目「マラウイ」へ向かいます。まずはモクバの町でお世話になった宿をご紹介。Mpatane Alojamentoという完全にポルトガル語のこの宿は、スタッフさんもポルトガル語しか話せない地元密着型の安宿です。

なんとこの個室で1泊500メティカル(約850円)!Wi-Fiは無く、シャワーも汲(く)んである水をバケツで浴びるタイプですが、たまにはこういう宿もありです。そして何よりスタッフさんが親切!私がマラウイに行きたいということを翻訳(ほんやく)アプリを使って伝えるとバイクタクシーをつかまえて、ドライバーさんに伝言をしてくれまして出発準備完了!オブリガード!!

モクバのバス乗り場

ということで町の外れにあるバス乗り場にやってきました。ここから向かうのはモクバの190kmほど西にあるモザンビークとマラウイの国境がある「ミランジェ(Milange)」という町です。料金は300メティカル(約510円)で、助手席の場合は400メティカルというしっかりした設定になっています。もちろん私は迷わず400メティカル。窓から見えるモザンビークの景色を楽しみたいですからね。

ミランジェ

バスは2時間ほどで出発!今日も相変わらず天気が良いモザンビークです。

どこにいっても緑が美しいのがモザンビーク。全てが絵になるので思わずたくさん写真を撮ってしまいます。

どこにもあるのはマンゴーの木。モザンビークではマンゴーの季節がガッツリ到来しています。そして場所によって見られるのがカシューナッツの木やバナナの木。突然現れはじめるバオバブの木には毎回大興奮です!

窓の外を眺めていると植生の変化にも気付けるのが楽しいところです。ミランジェの近くになるとモザンビークでたくさん見てきた南国の雰囲気(ふんいき)を漂わせるヤシの木がその姿を消しました。これから向かうのは海の無い内陸国。インド洋とのお別れを感じる景色です。

バスを降りる時の注意点

非常に順調に移動してきまして、モクバを出発してからおよそ2時間!マラウイへの国境の町ミランジェに到着しました。…とここでです。バスを降りようとする私を囲む大量のお兄さんたち。「オレのバイクに乗れ!」「両替はオレがするぞ!」という面々がズラっと大集合!!この感覚が懐(なつ)かしすぎてなんだか嬉しくなってしまいました。私にとってのアフリカのバス乗り場のイメージはこの客引きのガツガツ感です。ナミビア時代にたーくさん経験しました。初めての方はかなり怖いかもしれませんが、こういう囲みの客引きに出くわした場合のポイントを2つ!

  1. 荷物には絶対に触るな!と伝えること。
  2. 客引きの中で落ち着いて話ができるお兄さんを冷静に見つけること。

慌(あわ)ててしまうかもしれませんが、何より冷静になることが大事です。どんなことが起きても(客引き同士のケンカはよく起きます)決して感情に流されない!これです。

今回私はミランジェの町を少し歩きたかったので、お兄さんたちには笑顔で「ゴメンね!」と伝えてその場を去りました。これも一つの対処法です。この町はあきらかにこれまで巡って(めぐって)きたモザンビークの町とは違う山感が漂います。

そしてココでついに登場したのが自転車タクシー!安全面では問題有りかもしれませんが、環境的にはすばらしいタクシーです。

両替のポイント

ミランジェを軽く歩いたところでいよいよ国境へと向かいます。その前に両替を!ここでもポイントが3つ!

  1. 事前にレートを確認する。(すぐに渡さない)
  2. 一緒に金額を確認してからお金を渡す。
  3. 渡された紙幣(しへい)を一緒に確認する。

とにかく一緒に!これが何より大切です。今回、最初に渡された金額は事前に言われた金額より少ないものでした。この場合、単に数え間違えていることもあれば、ワザと少なく渡していることもあります。先ほどと同様に感情的にならずに冷静に「少ないよ!」と伝えれば何度かのやり取りで正しい金額を受け取れます。無事に両替を完了したところでいざ国境へ!

モザンビーク出国

4kmほどのほとんど平な道をせっかくなので自転車タクシーで進むことわずか10分。ついに国境が見えました。そしてこの時私は国境よりもその上の雲に覆(おお)われて今は姿を隠している巨大な山の存在が気になっていました。このネタはまた後日。

さぁ、いよいよ!とその前に最後の最後。両替は基本的に紙幣(しへい)しか受け付けてくれないので、硬貨(こうか)を使い切ります。ノドが渇いていたのでジュースを一本飲んで気合を入れたらいざ陸路国境越えです!!

モザンビークの出国はすぐに終了。直後に警備の方に呼ばれて荷物チェックをされましたが、安全だと確認するとソーリーと謝られまして。もしかしたら不審(ふしん)人物だと思われたのかもしれません。こちらもソーリーです。

ここから少し歩きますが、国境とは思えないなんとものほほんとした風景が広がります。川で洗濯(せんたく)をしている住民の方も。国境ですが大丈夫?と思ってしまうわけですが、地元ルールでOKなのでしょう。

マラウイ入国

そしてついにマラウイ側の入国管理所に到着です。マラウイは入国にビザが必要な国になるためここでアライバルビザを取得します!受付の方にその旨(むね)を伝えると、事務所の中に通されました。ここに座って!…これはまた長い時間がかかりそうだぞ〜と思っていると、そこから必要書類の記入など非常にシステマチックに手続きが進み

あっという間にビザをゲットしました〜!業務的でありながらもとてもやさしく親切に対応してくれた管理官の方々。あまりにスムーズすぎてビックリします。料金は75USドル(約8200円)。そしてこの時なんと時刻はまだお昼13時前!これまでなかなか時間的にハードな国境越えが続いていたので、こんなにあっさり入国できたことに違和感を覚えてしまうのでした。

ということで何はともあれアフリカ18ヶ国目「マラウイ」に入国しました!

マラウイ

マラウイ共和国、通称マラウイは、アフリカ大陸南東部に位置する共和制国家で、イギリス連邦加盟国である。旧称はイギリス保護領ニヤサランド(ニヤサは「湖」の意)。首都はリロングウェ、最大の都市はブランタイヤである。アフリカ大地溝帯に位置する内陸国である。マラウイ湖の西岸にあり、東西の幅は90-161km、南北の長さは900kmと南北に細長い形をした国。国土はほとんど高原上にあり、マラウイ湖が大きな面積を占める。北・北西はタンザニアと、東・南・南西はモザンビークと、西はザンビアと国境を接している。チェワ族が主流。独立以降、アフリカでは珍しく対外戦争や内戦を経験しておらず“The Warm Heart of Africa”(アフリカの温かい心)という別称を持つ。【Wikipediaより】

国境を越えた瞬間(しゅんかん)から懐かしさを覚えてしまう不思議な雰囲気がこの国にはあります。自身3年半ぶり、2度目のマラウイ!The Warm Heart of Africa!今日はまだ時間も早いということでさっそく国内を動きます。マラウイの旅、スタートです!!

DAY128.5へ続く

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