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DAY32 カーボベルデを旅する①「海に浮かぶ巨大な火山 フォゴ島」

2019年5月16日、天気晴れ時々くもり。

ついに今日からカーボベルデの旅…冒険という言葉を付け加えた方がいいかもしれません。島をめぐる冒険の旅がスタートします。この国も本当に情報が少ないので楽しみで仕方がないです!正直かなり観光にチカラを入れている国で、今日宿のオーナーさんに無料の地図もいただけましたし、かなりしっかりした内容の無料のカラー刷り観光案内ブックも出されているほど情報は発信されているんです!が、日本にはなかなかとどかない。なんせ遠い。そしてさらには非常に小さな島が点々としているということで旅行者的には不便な国になります。が、冒険の旅をするならこれ以上の国は無いかもしれません。どんな世界が待っているのか!まず最初の冒険は火の島「フォゴ島」です。

海に浮かぶ巨大な火山 フォゴ島

モーリタニアの旅でシンゲッティの町をいっしょに旅したポルトガル人のアンドレ(DAY22参照)。カーボベルデはポルトガルの植民地だったこともあり、アンドレがこの国のことを少し教えてくれました。ハイキング好きのアンドレがとにかくみりょく的な国であると絶賛していたんですが、その町や島の名前が非常に面白いということも教えてくれました。この島の「フォゴ」というのは、ポルトガル語で「火・炎」を意味する言葉なんです。つまりこの島の名前を決めるときに先人たちは『よし!この島は火山でできてるから「火の島」という名前にしよう!』という非常に単純な決定がなされたわけです。アンドレが笑いながら話してくれました。ポルトガル語がわかる方なら、例えばカーボベルデの首都「プライア」という名前の意味もすぐにわかるかと思います。これもシンプルな単語なんです。その意味は後日お伝えすることとして、文字通り島全体がまるごと火山の「火の島」というゲームの中に出てきそうな島を今日はタクシーを借りて1日ぐるっとめぐってきました。

まぁまず走らなくても少し歩くだけでわかるのが、ここが山だという事実。アフリカではテーブルマウンテンといって、頂上が平たくなった山が多く見られるのですが、ここは今も活動を続けている火山の島です。なので、その形状は日本の富士山のように頂上がとがった、いわゆる日本人が「山の絵をかいてください」と言われたときほとんどの確率でかくようなきれいな山の形をしているんです。そしてその山の途中に町がつくられて人びとが生活をしています。下の方にぐるっと一周輪をえがくようにメインの道路がひかれていますが、これも山の途中。もっとわかりやすくいうと、この島でボールを置くと、ボールはそのまま山の一番下まで転がり海にたどり着くことになります。…まぁ実際はどこかで止まると思いますが、それくらい山ってことです。上を見上げれば山、下を見下ろせば海。こんな島、初めてです。

なので車に乗ったら急な坂道をどんどん進んでいきます。道路はしっかり整備されたところもあるのですが、あえての火山感を出すために黒い火山岩をしきつめたゴツゴツロードと半々という感じで、これによるゆれがまたほどよいアトラクション感をあたえてくれます。

ただやはり何と言っても車の窓からの風景に今日はもうずっと感動とこうふんしっぱなしでした。今まで見たことのない火山と大西洋のコラボレーションに地球という大きな惑星のパワーを感じさせるものでした。さえぎるものが何も無い中で火山のてっぺんを目指していく車から見える海は小さくなるのではなくどんどん大きくなって空を飲みこんでいくんです!空の青と海の青が逆転するような不思議な感覚でした。そしてキレイにこをえがく海の地平線。頭ではわかっている「地球は丸い」「地球は青い」という知識を本当の意味で理解したのは今日この景色を見た瞬間かもしれません。本当に青くて丸かったです。

そしてここでフォゴ島をめぐる際の大事なポイントを2つ!一つ目。山をどんどん登っていく道はひたすらクネクネカーブの連続です。乗り物に酔いやすい人は要注意です。そしてもう一つ。こちらが本当に重要で、島を反時計回りでめぐりましょう。アフリカの車は日本とは違って左ハンドルになります。なので、一人旅で車に乗る際は右側に座ることになります。そして、反時計回りで島を回ると右側に座っていると海がキレイに見えます。火山はひたすら目の前にそびえるのでご安心を。これが時計回りで観光してしまうとずーっと山側に体があってドライバーさん越しに海をながめることになるので、反時計回りがオススメです。

さぁどんどん登ってついに見えたのは火山のてっぺん!非常にキレイな山の形をしているのですが、これが今もなお活発に活動を続けている火山というからおどろきです。「全てをはかいする」今日ドライバーを務めてくれる彼アデリトは火山のことをそう表現していました。調べてみると最後に噴火したのは2014年ということでまだそんなに遠くない過去の出来事です。フォゴ島のいたるところに噴火の際に頂上から流れてきた溶岩が冷えて固まり黒くなったもの(ラバー)を見かけました。

そしてこの火山と共に生きる人びとがいるわけです。なんと火山のすぐ近く…というよりも火山によって頂上にできたくぼみ(「カルデラ」と言います)に人びとが住む村があるからまぁビックリ!ここで生活するの!?と信じられない気持ちでしたが、レストランがあったり売店もあったりとたしかにそこで暮らす人びとの様子を感じることができました。

ちなみにこちらがフォゴ島の火山と共に暮らす人びとの伝統的な家「フンコ」になります。大きな井戸のようながいへきにコンクリートでできた屋根が上からかぶさっています。万が一の噴火の際に燃えないようになどの工夫が感じられる伝統家屋でした。

遠くから見ても白い屋根がちょこんと目立つのがかわいいです。

それにしても本当に不思議な風景が広がって、巨大な山々にかこまれているこの村だけがどこか別の世界のような気がしてきます。そして火山の噴火とも人びとは共に生きるわけです。こちらの写真の右側に写っているのは、前回の噴火の際に流れてきた溶岩によってうまってしまった建物たちです。ちゃんと事前にひなんをするそうで、死者はいなかったそうですが、それでもこの全てを飲みこむ火山の破壊力には言葉が出ませんでした。それでもここで生きていく人びとのフォゴ島に対するほこりと愛。自然と共に生きるということを教えられた気がします。そして、写真左奥に写っている新しい建物。これは学校だそうです。学びに行ける場所がある。このしあわせはわすれてはいけない感覚ですね。

そして火山というとなんとなく暑くて生き物は生きていけないようなイメージがあったのですが、このフォゴ島はカーボベルデの中でも雨が多く降り、さらに南に位置するので気候が暖かいということで植物がよく育つ島だそうです。南国ならではのパパイヤやバナナの木も見られますが、フォゴ島で特に有名なものが2つあります。

一つ目がこちら。これはブドウなんです!火山のまわりに地面からたくさん生えるこちらのブドウたち。そこに植民地時代のポルトガルの文化が合わさればもう当然あれが生まれるわけです!

ここフォゴ島はワインの産地として有名なんです。プライアでお世話になった旅行会社のお姉さんにカーボベルデの美味しいものを聞いた時も「フォゴ島のワインは美味しいよ!」と教えてもらいました。ワイン用のブドウというとキレイにならんだブドウのプランテーションを想像していましたが、ここフォゴ島のブドウは山の中で太陽の光をいっぱいに浴びてありのままに育つこの自由な感じがなんともステキです!

そして当然ですが飲ませていただきました。2種類のワインをつくっていて、一つはドライな辛口ワインでもう一つは甘口。さぁ、ワインの味を文章に表すなんてことをこんなワインど素人の先生がやったらバチが当たりそうですが、読者の皆さんに伝えたいので書きますね。とにかくどちらのワインもこれまで飲んだことのない独特の重さを感じました。ドライはかなり酸味が強めですが飲み口はスッキリ!甘口の方も深みのある甘さで味をしっかり感じることのできる一杯でした。どちらも単体で楽しめるワインだと思いました。先生が飲んでいる間も村の人たちがワインを飲みにやってきてはワイン片手に楽しそうに会話をしていました。ワイン文化を持つ国も久しぶりだったので美味しくいただきました!

そしてもう一つ有名なものがこちら!コーヒーです。ポルトガルはブラジルも植民地として支配していた歴史があり、アフリカ大陸と南アメリカ大陸の中間に位置するカーボベルデは航海の中継地点となったためにブラジルの文化も持ち合わせているわけです。なのでカーボベルデにはコーヒー文化も!山の上の方にはコーヒー農園があるそうですが、そこは見れませんでした。が、代わりにかわいい苗たちを見せてもらいました。

そのあと寄った小さなガソリンスタンドの売店にもちゃんとコーヒーメーカーがあり、コーヒーが人びとの日常にあることがよくわかりました。フォゴコーヒーは酸味があって風味豊かな味わい…だと思います。食レポと違い飲み物の味を表現するのは難しいなと本日のワイン&コーヒーの立て続け2本連続の感想を表現して感じました。

そしてやはりフォゴコーヒーはお土産にもありだなぁということで、宿のオーナーさんに紹介してもらったお店に行ったらこれがまぁオシャレなふんいきで!「Djar Fogo」というこちらのお店。

もう豆の良し悪しとかは正直わかりませんが、このパッケージが超カワイイというのはわかります!なんとこちらは店主のお姉さんが一つ一つ袋にかいてるんです。こういう一手間にこだわる感じが先生も大好きなのでもう迷わず購入!地元ならではのビールとコーヒーには目がないです。

ということでフォゴ島を一周して、火山の島という大自然を目と心でたーくさん味わった本日。火山ももちろんインパクトはありましたが、そこに生きる人たちがいるというのもかなり印象に残る姿でした。直径およそ25kmの火山でてきた島のパワーを今日は思う存分感じさせていただきました。

今日一日ドライバーを務めてくれたアデリトにオブリガード(ポルトガル語で「ありがとう」)です!半日のドライブでお値段は13000エスクード(日本円で約1万5千円)でした。

そして今日はお昼を食べずに島めぐりをしていたのでもう完全な空腹で夕食です。やはり魚だ!ということでグロウパという魚料理を注文しました。カーボベルデに来てからメニューがポルトガル語なのでいまいちどんな調理方法でサーブされるのかわからずに注文してるのですが、今回は煮魚でした。まぁしっかりとした身で見た目でもう美味しいの決定!そしてこのアクアパッツァ的な野菜と共に煮込んだスープといっしょにいただくともうご飯がすすむこと!あっという間に完食でした。

そしてたまにはということでオススメされたデザートも食べてみることに!こちらはパパイヤとチーズのデザート!ここフォゴは実はチーズも有名なんです。牛さんも島のあちこちで見かけました。おそらくキャラメリゼ的な感じで煮詰めたフォゴのパパイヤとモッツァレラチーズの組み合わせは芸術でしたね。甘すぎずほんのり苦味も感じさせるパパイヤにチーズがもうぜつみょうにからみあって。で、もうこうなったらフォゴコーヒーを飲まずにはいられません!コーヒーの酸味も加わるともう感動のハーモニーでした。

2 件のコメント

  • 地球の強さというか原点みたいなもの感じますね〜!!この島めちゃくちゃ興味あります!早く話聞きたいなー♪

    • カーボベルデ、島によってここまで個性があるの!?ってくらい違いがあって面白い!10個中5つ回る予定です!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1986年生まれの32歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。