マダガスカルを旅する① 首都「アンタナナリボ」Part1 〜フランス植民地の歴史を感じる街歩き観光〜

2022年8月5日、天気晴れ。

マダガスカルを旅する

寒い!8月の日本は夏真っ盛りですが、赤道を挟んだ地球の反対側である南半球の現在の季節は冬になります。『アフリカにも冬がある』というのはなかなかイメージしづらいですね。ただそんな中でも南の島というのは基本的に一年を通して温暖な気候であることが一般的。「涼しい」はあっても「寒い」とまではいかないことが多いです。が、ここマダガスカルは規格外の島国!昨日到着した国土の中央に位置する首都アンタナナリボの標高は約1300m。山の上にあるこの街の現在の朝晩の気温は10℃前後。わかっていましたが~寒い!ダウンジャケットが必須です。

いよいよ今日から本格的に始まるアフリカ新婚旅行。一括(くく)りにしたくはありませんが、アフリカを旅する際は周囲に対する警戒はどうしても必要です。さらに2人で旅をするとなるとまわりからの注目も必然的に浴びます。中でも首都は地元の人の間でも貧富の差が激しい場所。安全に街歩きをするために、まわりへの配慮とできる予防はしっかりと行います。

  • 動きやすい靴をはく
  • 荷物は前に(リュックは△)
  • 大金を持ち歩かない

当たり前かもしれませんが、小さなことの積み重ねが何よりも大切です。そして今日はダウンジャケットを羽織るのでボディーバックが隠れるのが◎。寒いというのも悪いことばかりではありません。さぁ、ここまでしたら最後は楽しむ気持ちを忘れずに!準備が整ったところで宿を出発。首都「アンタナナリボ」を巡ります!

①アンタナナリボ

アンタナナリボは、マダガスカルの首都。マダガスカル島のほぼ中央に位置する。タナナリヴやタナとも呼ばれる。地名は直訳すると「An(地名の接頭辞)+tanana(町)+arivo(千)」で「千の町」となる。千は「数が多い」という意味である。マダガスカル最大の都市で首都機能を持ち、マダガスカル経済の中心地でもある。2013年現在の人口は、約210万人。周辺部も含めると400万人が生活している。

Wikipediaより】

結論から言うとこのアンタナナリボはこれまで旅してきたどの街とも違うとても不思議で魅力的な街です。宿を一歩出た瞬間から見たことのない独特の世界が広がります。

特徴① フランス植民地時代の歴史的建築

まず印象的なのは建物たち。フランスの植民地だったことからヨーロッパを思わせる建築が見事なわけですが、高い!3階建て以上の建物たちがキレイに並ぶ様子はまるでアート。

フレンチを感じさせるオシャレなカフェやレストランも!『動物や植物の楽園』という思い描いていたマダガスカルのイメージはこの街を少し歩くと一瞬で塗り変わります。ここ!マダガスカル!!

もちろん人で賑わうアフリカといえばの市場も街のあちこちに。ただそこにもしっかりヨーロッパの文化を感じる建物や雰囲気が広がっているのがなんとも不思議で。

特徴② 街の中の高低差

美しい石畳も特別な世界観を演出するアンタナナリボ。この街並みを見ながらの散策がとにかく楽しいわけですが、大事なことを一つ。このアンタナナリボの最大の特徴は街の中にとんでもない高低差があることなんです!

通りの奥に壁のようにそびえる建物。一瞬何が起こった!?と驚いて二度見してしまいますがこれがアンタナナリボ。街の中にある無数の丘にキッチリキレイに建てられた建物たち。色使いもすごくステキなのでまるで映画のセットの中にいるかのような錯覚(さっかく)を覚えます。

その中に飛び込めばもう映画の主人公気分。必然的にこの街には坂や階段が多いです。しかも傾斜(けいしゃ)がキツかったり、一段一段が高かったり。それでも歩けてしまうのはアンタナナリボマジック。この街並みが自然と足を前へと動かします。

そんなこの街の高低差を一番感じることができる場所が中心に広がるアノシー湖です。坂を下った低地にある、遠目からだとキレイな水面に見えますが、近くに行くとちょっと残念なこちらの人工の湖。その向かいにあるのが

小高いという表現では収まらない丘!上に見える立派な建物の中でも一際存在感を放っているのがかつての王宮になります。

近ずいていくとどんどん目の前に立ちはだかりまして。なんじゃこりゃ~!?と圧倒されっぱなしです。

かつては王が君臨するテッペンを下から見上げることしかできなかったことでしょう。しかし現在はこの丘をなんと上れるそうなんです。地図で見ると階段のマークがありまして。ただ、さすがにこればかりは自分の目で見るまで信じらません。だって下から見るとまるでそりたつ壁ですからね。本当に上れるの~?と思いながら細い路地を進んでいくと

なんと階段があるんです。これが上まで続くのか!?と一瞬の躊躇(ちゅうちょ)しましたが、戻るという選択肢は2人共無し。上に登れば最高の景色が待っていることは間違いありませんからね!

想像通りと言えば想像通りで、笑ってしまうほど急な階段を上っていきます。さすがに汗ばんでくるのでダウンジャケットを脱(ぬ)いでさらに進んでいくとどんどん視界が高くなってきて。

振り返るとアンタナナリボの街並みが下に広がっていきます。たしかに上るのは大変ですが、キツイと感じないのはこの景色の楽しみがあるからだろうなと!重い荷物を頭に乗せて運ぶ地元の人たちの顔はさすがに苦しそうでした。

あのハリウッドに負けず劣らずのカッコイイモニュメントまであるアンタナナリボ。こんなにクールな首都だなんてコレっぽっちも思っていませんでした。まさに「君のハートにレボリューション!」レベルの衝撃です。

途中でマダガスカルのローカルコーヒーをいただいたり、紙飛行機を飛ばして遊ぶ子どもたちに出会ったりしながら上ること30分。ついに階段を上り切って壁の上に到着です。

辿り着いたポイントから見えた首都アンタナナリボの景色。ただただスゴイという言葉しか出てきません。こんな壁に沿うように建てられた家々や、そこで暮らす人々がいることにも驚かされます。なんなんだこの首都はと。

さらに島国の高い山に登った際に必ず見えるはずの海が見えない違和感。島というスケールでは計り知ることのできないマダガスカルの大きさをほんの少しだけ感じることができた気がします。ほんの少しです。

さぁ、上まで来てキレイな景色に感動したところでもうお腹はペコペコ!ちなみにこのエリアには先ほど紹介してた王宮以外にも歴史的な建築物がたくさんあります。今はほとんどが博物館として機能しているそうです。周辺にはお土産を売ろうとする人やガイドをしようとする人たちがいるので、中に入らない場合はサラッと流して先へ進みます。

レストラン「Café du Musée」

下とは違い人が少ない分、落ち着いて歩けるのも嬉しい丘の上。少し通りを曲がった先に見つけたのがオシャレな門構えのレストラン「Café du Musée」。新婚旅行最初の外食です!

店の中に入るとこれまたイイ感じの雰囲気。メニューにも英語表記があるのもありがたいです。ということで注文をするとオシャレなフレッシュジュースと一緒に出てきたのはアペタイザー!まさか前菜が出てくるとは。

特徴③ 美味しいフレンチ料理

そしてメインはお肉とお魚!出てきた瞬間にもう胃袋を掴(つか)まれました。お味の方は文句なしの美味しさで、付け合わせにもシェフのこだわりを感じる素晴らしい一皿。2人だとおいしい料理がシェアできて2種類も食べれるのがまぁしあわせ!

ただちょっと気になるのはお値段。今回はハネムーンなのであまりお金にケチケチしたくないのですが、さすがに初日の昼から贅沢(ぜいたく)をしすぎたかなぁ~となる満足感。ですがなんとドリンクと料理2人分を合わせて約3千円!美味しい本格フレンチをリーズナブルなお値段で食べられるのがマダガスカルなんです。今後の食事がますます楽しみに!

ということでアンタナナリボを歩き回った本日。宿に戻ってきてiPhoneのヘルスケアアプリをチェックすると今日一日で合計44階分相当の高さを上っていたそうです。この街の高低差は本当に激しすぎます。

特徴④ クリーム色のタクシー

後半はさすがに歩くのに疲れたのでタクシーにも乗りました。クリーム色のレトロな見た目がかわいいアンタナナリボのタクシー。中身も年季が入っているので少し心配になりますが、入り組んだ迷路のような坂道を進んでいくのはまるでアトラクション気分!街の様子を車内からゆっくり眺められるのも楽しいタクシー移動です。

そして歩いた分だけたくさんの地元の人たちともすれ違いました。挨拶をすると笑顔で返事をしてくれるアンタナナリボのみなさん。自分の勉強不足でフランス語の会話はまだまだ上手くいきませんが、それでもやさしく接してくれる方ばかりなのでとても温かい気持ちになります。ミソーチャ(マダガスカル語で「ありがとう」)!

まだまだたくさん見つけたマダガスカルならではのアレコレは後日ご紹介します。本当に面白い発見に溢(あふ)れている国マダガスカル。既に明日も刺激的な一日になることが決定しています。ワクワクが止まらないアフリカ新婚旅行です!

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