2020年2月18日、天気くもりのち晴れ。
朝の6時になるまで1回も目が覚めないほどぐっすり眠って(ねむって)迎えた本日。赤道ギニアに入国したという実感があるようでないようなフワフワとした気分でしたが、このホテルの朝食が「やっぱりココは特別なんだ!」という雰囲気(ふんいき)を演出してくれました。まさかこんなホテルを用意してくれるとは!ちなみにこの朝食も含めて今回の赤道ギニアの宿泊費は全てCeiba航空がもってくれました。いやー、感謝しかありません。もしかしたら3日間のフライト延期を受けてサービスしてくれたのかもしれないなと。改めてミシェルさんにもお礼(おれい)を言いたいと思います。オブリガード!!
では、まずは「赤道ギニア」について紹介します。
赤道ギニア
赤道ギニア共和国、通称赤道ギニアは、ギニア湾に浮かぶビオコ島、アンノボン島、および大陸部のリオ・ムニとエロベイ・グランデ島及びエロベイ・チコ島を併せたエロベイ諸島から成る共和制国家。ムビニは北にカメルーン、南と東にガボンに隣接する。首都はマラボ。高温多湿の熱帯性気候。首都であるマラボはビオコ島にある。大陸部分に海外領土でない領土を持ち、首都が島にある国は赤道ギニアとデンマークのみである。ポルトガル語公用語アフリカ諸国及びフランコフォニー国際機関に加盟している。【Wikipediaより】
かなりわかりづらい説明だなぁと私自身も引用しながら思いましたが、つまり赤道ギニアはそれだけ複雑な国だということです。この国は国土の大部分を占めるアフリカ大陸内部の領土とギニア湾に浮かぶ島々で構成されています。そしてなんとも面白い点が2つ!一つ目はこの国の首都が大陸側ではなく「ビオコ島」という島に位置することです。国際空港もこのビオコ島にあり、この小さな島が赤道ギニアの空の玄関口になっています。そして二つ目は国名です。「赤道ギニア」という名前ですが、この国には赤道が通っていません。西アフリカの「ギニア」と区別するためにこの名前がつけられたそうです。なんとも不思議な国であり、さらにはアフリカの中でも数少ないスペインの植民地だった歴史をもつ赤道ギニア。なので非常に興味深く是非(ぜひ)とも訪れたい国だったわけです。そんな赤道ギニアにまさかのビザ無しで入国し、1日だけ滞在できるチャンスをいただきました!!もうこれはキセキです!!朝食を食べて身支度を整えて準備完了。空港への迎え(むかえ)が来る夕方4時までの半日ほどの赤道ギニアの旅がスタートしました!!
①マラボ
マラボは、ギニア湾に浮かぶビオコ島に位置する、赤道ギニアの首都。同島北部の沿岸部に位置し、人口は1995年時点で3万人であったが、2012年時点で18万人に増加した。大陸に国土を有しながら、島に首都があるのはマラボとデンマークのコペンハーゲン、イギリスのロンドンのみである。【Wikipediaより】
さぁ、首都マラボに来れたことに気持ちが高まりますが、この街を旅する際には気をつけなければいけないことがあります。それが『写真撮影』です。歴史的にも過去に大統領による厳しい鎖国政策が行われたり、現在もビザがなんと8万円ほどという破格の料金が設定されていたりすることからもわかるように、外国人観光客を決して歓迎(かんげい)しているとは言えないのが赤道ギニアという国です。そのため旅行者が自国の写真を撮ることに非常に敏感(びんかん)とのことで、それがトラブルの原因になったという情報が調べると出てきました。なのでこの国を旅する際は写真撮影には注意が必要です!
と言いつつ、私はブログで皆さんにも街の様子を伝えたいのでそれなりに写真を撮(と)りました。が、これを見て「なんだ、撮っていいんじゃん!!」とは思わないでください。私はこれまでのアフリカ旅で身につけた”さりげない写真の撮り方”を駆使(くし)して撮っています。そこをご理解ください。ということでこちらはなんとマラボの街で見つけた日本食レストランです!赤道ギニアでの驚き(おどろき)の発見に思わずパシャリ。
では、首都マラボの散策スタートです!
サンタ・イザベル大聖堂
まずやって来たのは首都マラボのランドマークである教会「サンタ・イザベル大聖堂」です。スペイン植民地時代、この街の名前はサンタ・イザベルでした。独立後にアフリカ式の名前にする運動が起こり、今の「マラボ」になりました。この国の自国に対する誇り(ほこり)の高さを感じるエピソードです。残念ながら現在は修復作業中の大聖堂。
その姿は遠くからも見え、街の顔としての存在感がありました!ただ、ここでまたまた注意です。なんとこの大聖堂のすぐ隣にはものすごく広い敷地(しきち)をもつ大統領官邸がドンと構えています。ということで、このサンタ・イザベル大聖堂を撮影する際は正面だけ撮る!これが波風を立てないためのベストな方法です。
ちなみにこの通りをまーーっすぐ進んでいくと大統領官邸にぶつかるのですが、そのゲートの前には「何連射できるんですか!?」と思わず聞きたくなるようなとんでもないマシンガンを持った警備の方がたくさん待ち構えています。間違ってもカメラを構えないでください。このくらーーい遠くからならセーフです。
中央市場
人で賑わう(にぎわう)市場を見つけたらやはり足を踏み(ふみ)入れたくなるものです。さっそく中に入ってみると
広々とした通路でとっても歩きやすいマーケット!これだとイロイロな心配もそこまで必要なく安心して楽しめるのでありがたいです。
突然のアジア人の登場にとにかく声をかけられますが、好意的な人が多いなぁという印象でした。この国もやはり英語はなかなか通じませんが、サバ?(元気?)と言われたらサバ!と返し、モナミ!(我が友よ!)と言われたら笑顔でメルシー!と返せば「声をかけてくれてありがとう」という気持ちは伝わります。これは全部フランス語です。ちなみにこの国には公用語が3つあります。第1公用語はスペイン語ですが、彼らも私がまずスペイン語は話さないだろうと判断してくれているのでフランス語で声をかけてくれるわけです。ちゃんと想いをもって伝えようとしてくれている。それがすごく嬉しい(うれしい)ことです。
赤道ギニアにも立派なバナナもありました。赤道直下ではないものの、ここも熱帯の地域です。日本で買うバナナの3倍ほどの大きさのバナナは何度見ても迫力(はくりょく)があります。
そしてマーケットを歩いていると気になるのは地元の人たちが食べているローカルご飯!せっかく赤道ギニアに来たのだからここは是非(ぜひ)ともいただきたいということで注文です。
昨日まで滞在していたサントメ・プリンシペでは主食はひたすらバナナだったので久しぶりの米にテンションが上がります。注文に関するフランス語やスペイン語はもう全くわからないのでお兄さんにお任せです。そして出て来たのは
ジャン!トマトソースご飯です。ピリ辛の味付けなのでこれだけでかなりご飯がすすみます。そしてゴロッと入っているのは牛の内臓的なやつなんですが、これがグニグニしていて全く噛(か)みきれない謎肉(なぞにく)でした。お値段は1000セーファーフラン(約180円)!地元の味でお腹いっぱいになりました。ただこの写真を見て「なんでゴミ袋に入ってるの!?」と驚(おどろ)かれた方もいるかもしれません。これはテイクアウトスタイルで、ご飯をそのまま入れて持ち帰ります。アフリカでパックがない屋台などのお店ではよくある方法で、飲み物なんかも袋(ふくろ)に入れます。所変わればの面白い習慣ですね。
街中にも気軽に入れるレストランがたくさんあるマラボ。気になるお店がまだまだありましたが半日限定の旅ということでご飯は終了!さぁ、タイムリミットの夕方4時まではあと3時間ほどです。そして赤道ギニアでやりたいことがあと2つあります!1日しかないからこそ今日はこれから全部やり尽くします!!
DAY157.5へ続く
コメントを残す