ガンビアを旅する② 漁村「タンジ」〜五感で感じる海の命&豊かな食文化〜

2019年5月24日、天気晴れ。

ガンビアの歩き方

おとといは空港のベンチで眠り、昨日は国境でマットレスを借りて野宿をし。二日ぶりにようやくドミトリーのベッドで眠れた昨夜。のはずだったんですが…眠れず。蚊(か)です。止むことのない蚊の攻撃。あぁーもう!ととりあえず手当たり次第にパチパチやってみるも、見えない敵との戦いにほんろうされる深夜。おかげで集中して寝れないわ、数時間おきに目が覚めるわでまぁさんざんな夜を過ごしました。そして蚊の活動は朝になると収まるんです。気温の関係なのかわかりませんが、太陽が出てくるとすっといなくなりまして。なので、朝になってようやくグッスリと眠れた本日。いやー、蚊との相性が良すぎて困ります。

ということで確実に疲れが残っている感はありましたが、お昼過ぎから行動開始です。今日はタクシーに乗ってまずはバス乗り場へ…と思ったんですが、タクシードライバーのお兄ちゃんが「目的地まで送るよ!」と。まぁ疲れもあったのでここはちょっと試しにお願いすることにして500ダラシ(約1100円)で交渉成立。②セレクンダから南西におよそ20kmほどのところにある町③「タンジ」へと向かいました。

タンジ

タンジは、ガンビア共和国南西部の西海岸地方の町。 大西洋に面した漁村である。 この村から3kmのところにタンジ野鳥保護区がある。 2010年の人口は608人だった。【Wikipediaより】

町についた瞬間に感じるのは漁村ならではの海風とともにただよう魚の香り。モーリタニアセネガルでも各国の港町を訪れてきましたが、やはりこの臭いをかぐと海の命を自然と感じるものです。港の様子が気になったところで活気を感じる海沿いへと進んでいくと

昨日も印象的だったカラフルなパラソルのエントランス。まるで日本の昔懐かしいビーチの雰囲気を感じさせる風景です。海の下のパラソルというのはそれだけで絵になります。そして、その入り口を抜けて広がった光景が

こちら!まずその人の多さに圧倒されます!!タンジの海で漁をする人々と、とれた魚を今か今かと海沿いで待つみなさん。

ただ人が仕事をし、それを待つ人たちがいるだけなのにも関わらず、こんなにも見るものの心を震えさせるタンジの海。ものすごい熱気に感動が止まりません!!

沿岸では投げ網漁で次々と魚があがっていました。舟の上で仕事をする人がいれば、陸からカゴを持って歩いて魚を回収しに行く人がいて、さらにそれを売る人がいる。その姿がまぁとんでもなく生き生きしているわけです。

そしてそこにある魚たちの無数の命。生きるということの力強さや美しさを感じさせる命の絶景です。

海岸にはたくさんの種類の魚が並びます。セレクンダからはミニバスも出ていて、地元の人もたくさん集まるタンジ。

商売は非常に盛り上がり、売り手と買い手によるかなり真剣なやり取りがあちこちで繰り広げられていました。

こちらは「海のカエル」という名を持つ魚だそうです。ナマズのような感じですね。その顔はかわいいのですが、味の方は今一つのようです。「俺は食べたことがない!」と地元の若者が教えてくれたので、コレはやめておくことに。

文化:魚

やはりここはガッツリと魚を!ということで、海岸を歩いていると油で美味しそうに魚をあげるお店を発見したのでおじゃますることにしました。とりあえず値段と名前だけ聞いて魚をチョイス。どれも美味しいというので、まずは一番安いやつをいただくと

美味しい!まぁいわゆる”揚げた魚”なんですが、この港町のふんいきも加わって美味しさ倍増です。こちらは「ヤボイ」という魚だそう。で、日本人がパラソルの下で魚を食べているというのはやはり面白いようで、地元の人がいろいろと声をかけてくれるんです。「こっちの魚も美味しいぞ!」とオススメしてくれたのは「ダハ」という魚。

こちらは見た目が印象的で背びれにかなりのインパクトがある魚でした。揚げたてだったのでアツアツのフワフワ!お昼から魚を2尾まるまるいただくという海の贅沢(ぜいたく)を味わいました。そして値段がすごい。2尾食べて約80円!顔なじみの常連さんらしき人たちが次々とお店にやってきて魚を食べる姿に、下町のにぎわいを感じるのでした。

景色でも味でも私の心を魅了するタンジの町。歩いていれば「魚を買わないのか!?」とお店のお母さんたちにたくさん声をかけられます。

この町に住んでいたら毎日今日はどの魚にしようかな〜と悩める楽しさがあるんだなと。思わず目移りしてしまう色んな種類の魚が並ぶお店たち!

さらに売っているのは魚だけではありません。海岸近く一帯が全て市場になっていて、安定のマンゴーに野菜、雑貨や日用品まで全てそろうこのタンジの町は庶民の台所といっても過言ではありません。

魚を食べた後だとなんとなく食後のデザートがほしくなるということで、美味しそうなケーキをいただきました。これも20円!

さぁ、そろそろ日も沈みかけてきたかなということで、セレクンダに戻ろうと思いながら歩いていると、煙が立ち上る建物を発見。なんだ?事件か??なんて思って入ってみると

魚の燻製(くんせい)を作る加工場でした。蒸し暑い部屋の中で煙にいぶされてばっちり燻製となった魚たち。ここで本日3尾目をいただくことに!

先ほどの揚げた魚とは違い、じっくりと燻製で中までゆっくり火入れされた魚は旨みが詰まっていて、噛めば噛むほど美味しいやつでした。彼はここタンジ出身で、家族でずっとこの魚の燻製作りをしているそうです。市場で見かける黒い焼き魚のようなものたちが燻製だったんだという発見もあり、タンジを離れる前にココに来れて本当に良かったです。ということでこれにてタンジの町巡りは終了。ミニバスでセレクンダへと戻ります。

文化フルーツ

帰る前にちょっとだけ寄り道を!セレクンダとタンジの途中にある「セネガンビア」という街。セネガルとガンビアは以前は同じ国だったので、その名残を思わせる名前です。ここはホテルがあったりレストランが並んでいたりという観光客向けの街になります。チラッと様子を見ておこうと思って寄ったのですが、そこで気になったのが道端で何か食べ物を作っている2人の女性。

中身を見せてもらうと、南国フルーツのようなものをついていました。これはどんな飲み物?と聞くと「飲み物じゃなくて食べ物だよ!」と言うんです。ますます気になったので食べさせてもらうことに。南国フルーツにスパイスも入るようで「辛いの大丈夫?」と聞かれてもどんな味なのか想像がつかない中、フルーツの皮に盛って出してくれたのが

こちら。かわいいデザートのような感じですが、食べるとただ甘いだけじゃないんです。ほどよいフルーツの酸味とスパイスのピリッとした刺激。それによってほんの少し加えた砂糖の甘みが引き立つ新感覚なデザートでした。ちなみに南国フルーツ系はタネのまわりの果肉をある程度食べたらタネは吐き出します。こちらは「カバ(Kaba)」という食べ物だそうです。確かに飲み物ではなく食べ物。暑い時に食べたいクセになる味でした!

お金を払おうとすると「いいよ。それはごちそうする!」となんともステキなお心遣いをしていただき。セネガンビアに立ち寄ったからこそのこういう出会いが嬉しいものです。ごちそうさまでした!

そしてこれがきっかけで食のスイッチがONに!セレクンダの街に戻ってきたら宿までの帰り道で食べ歩きスタートです。

まずは肉!魚3尾でお腹が完全にフィッシュだったので、やはり肉を見るともうガマンができませんでした。この牛レバーの串焼き。見るだけでヨダレがとまらないやつです。

1本5ダラシ(約10円)。やっぱり肉はアフリカの食べ歩きでは外せません。

食文化:飲み物

続いては道ばたでよく目にするこの3本の飲み物たち。まずは真ん中の少しオレンジがかった飲み物です。

ジンジャー

その名は「ジンジャー」。生姜(しょうが)ということでジンジャーエールっぽいものを想像しながら飲んでみると…ジンジャーーー!もうジンジャーすぎて、ジンジャー以外の言葉が見つからない飲み物でした。砂糖の甘みも感じますが、とにかく生姜がガツンとくるので、飲むともう全身熱くなるやつです。カァーー!と。飲んだ後に逆に水が飲みたくなります。

ウォンジョ

紫のやつはセネガルで大好きになったビサップです。ガンビアでも売り切れが続出するこの3本の中で人気No.1のドリンク。ガンビアでは「ウォンジョ」という名前で呼ばれています。キンキンに冷えて凍ったウォンジョ。一口飲めばコレだよコレコレ!という爽やかな甘さとスッキリ感が口の中に広がります。

バオバブジュース

最後に一番右の白いやつは「バオバブジュース」です。こちらはまだ飲んだことがないので今度見かけたらぜひ飲みたいと思います。西アフリカ定番のお母さんたちの手作りドリンクでした。

本日ラストを飾るのは、もう見かけたら足を止めずにはいられなかった肉のサンド!!先日のセネガル最後のあの味が忘れられず、これを今日の夕飯とすることに。肉の部位や焼きではなく煮込んであるといった違いがありましたが、フランスパンに挟んで食べるジューシーなサンドはやっぱり美味しいです!が、セネガルの方が一枚上手だった。食との出会いも一期一会。

タンジの絶景とガンビアの食に心を奪われた本日。街は辺りが暗くなり、今日の断食タイムも終了してにぎやかになってきたところです。そして今日は絶対にコレを手に入れなければ終われない!そう、蚊除けではなく、蚊の殺虫剤です。「Kills and Keeps on Killing(殺して殺し続ける)」というのがなんとも怖い表現ではありますが、安眠のための必須のアイテム。今夜はこれで熟睡できることを祈ります。

2 件のコメント

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