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DAY13 モロッコを旅する③「ものづくりの熱気あふれる巨大迷路の街 フェズ」

2019年4月27日、天気晴れ。

話は昨日の夜にさかのぼります。いろいろあったんです実は。夜10時、シャウエンから4時間のバス旅を終えてようやく着いたのが④の「フェズ」という街です。車窓から星空がきれいに見えて、すごくウキウキしていたわけですが、夜というのは楽しいことばかりではありません。街の中はアフリカでも真っ暗にはならず、街灯がボンヤリと道を照らすわけですが、やはり夜に外で歩くというのは自分の身を危険にさらしているという認識が大切です。ということで、まずは安全にタクシーでホテルを目指すことにしました。が、走り出してしばらくしたらです。「ここまでしか行けない。」と言うんです。えっ、どういうこと!?となります。今回の宿も大きなメディナの中にあるので、要は道は細く巨大な迷路のようになっているんです。だから来るまでこれるのはここまでだと。文句の一つも言いたかったのですがもうバス旅でさすがにつかれていたので、はいわかりましたとタクシーを出ました。もちろんお金は求めてくるので100円引いた金額をわたしました。マジかよ。ここから歩くのか…。

便利な時代でiphoneのGPS機能があるので、道順はわかりますがやはりきんちょうします。まだ昼間の様子を全く知らないので未知の場所というのも怖いところ。でもまぁ歩いて15分程度だからなんとかなるかと思い歩いてました。こういう時は堂々と歩くことが大事です。うん、なんとかなるなと思った時です。「ホテル探してるのか?」と前を歩いていたお兄ちゃんに声をかけられたわけです。もう、すぐにお金目当てだというのはわかりました。でもまぁ夜だし、無事に宿に着くことが大事だし…。特にこっちからおねがいしますと言うわけではないのですが、彼が道案内しようとするのを断ることはしませんでした。アフリカでお決まりの「マイフレンド」という言葉を何度も言ってくる彼と通りを進んでいくと目的のホテルに着きました。はいチップですねということで、今回は迷わず気持ちとして20ディルハムを手わたすことに。そしたらですよ。

「200ディルハムだよ!少なすぎるよ!!」

…は?何を言ってるんだ??20で十分だろと伝えても「ノー」と言う彼。そんなんじゃダメだーと。で、本当にこの時現金をそんなに持ってなかったんです。だから無いんだよ!!と言うと「じゃあATMに行こう」と言ってくる彼。…ありえないだろと。その後その場で数分やり取りしていく中でだんだん自分もイライラしてきまして。

「わかったよじゃあATMに連れてけ!!」

その後は彼からのごきげんをうかがう声かけには全く答えずまっすぐATMへ。そうすると逆に低姿勢になるんです。そういうところも気にくわない。自分のガイドに200の価値があると自信を持ってないしょうこでしょ!200ディルハムってのは今夜泊まる宿の3倍以上すんだぞ!フレンドってのはお金はらわないとなれないんだな!言いたいことを全部言ってやりました。もちろんもう一度書いておくと感謝してないわけじゃないんです。でもこうなるともうこちらの気持ちをありがたいと思ってもらえない悲しさの方が強くなってしまうんです。100でいいと言ってくる彼の言葉は無視して200ディルハムわたしました。彼は申し訳なさそうな顔してました。これが彼にとって少しでも行動を考えるきっかけになればいいかなと「今だから」思います。貧富の差っていうのはどんな街にも存在するのがこれまで見てきたアフリカのどの国にも共通することです。なかなか難しい問題だなと。でも、この時はもうさけびたくてしかたないくらい気持ちがあれくるってました。ということでねむって気分てんかん!本日お世話になったのはMoroccan Dream Hostel。場所は非常に見つけにくく、ここが入り口!?という感じなんですが、中はかいてきなドミトリー。しかも1泊700円!気持ちよくねさせてもらいました。

さぁこのままじゃこの街は終われない!夜の出来事はかんたんには忘れられませんが、ちゃんとこの街をしっかり見たい!!ということで朝から行動開始です。ドミトリーのオーナーさんがまぁいい人で、地球の歩き方ならぬ「フェズの歩き方」をバッチリ教えてくれたので、それをもとに今日も歩きまくってきました!

ものづくりの熱気あふれる巨大迷路の街 フェズ

こんなに人間味がある街はなかなかないかもしれない。フェズの街を歩いているとそんなことを思いました。かつてはモロッコの首都、中心地であったここフェズでは街を歩くといたるところで行われている「ものづくり」が目を引きます。甘そうなお菓子づくりや伝統的なモロッコの服の縫製。羊毛を使ったじゅうたんづくり。ちょうこくによる装飾品や墓石づくりに、ヤギ革を使ったレザー製作。街中がまるで巨大な工場で、一人一人が自分の仕事でこの街全体を回してるんじゃないか。そんな熱気に包まれたこの街はみりゃく的であり、少し怖ささえ感じさせるものがありました。まずは街の様子を何枚か。

とにかく本当に迷路。上から見るとこんな感じです。もしかしてもう出れないかも!?なんて本気で思ってしまうような細い通路の圧迫感がスリリング。ここに来るときは絶対にスマホの充電をMAXにしておいてください。

旧首都だったために歴史的な場所が数多く残るフェズの街です。

ブー・ジュルード門

メディナへの入り口の門がフェズには全部で8つあるそうです。その中でも特に美しいのがこちら。

ロイヤルパレス

モロッコの王様がフェズの街に来た際に泊まる王宮です。ここはまぁそれはそれは広いしきちなわけなんですが、この建物の何に感動したかというとその門の模様です!

模様の面白さにすいこまれてしまいました。そしてこういう時自分は先生だなと思うんです。これ図形の授業で使いたいとウズウズするんです。長方形、正三角形、二等辺三角形、平行四辺形、台形、ひし形!あるわあるわ図形のオンパレード!平行もこのとびら使えば絶対楽しく教えられちゃう!!仕事辞めても、旅していても、常に先生脳なんです。フェズの街で見かけたステキな模様は他にも!

こういうテーマを決める散歩も楽しいです。

タンネリ

まずここは街の中心にあるのに非常に見づらい場所なんです。その理由は、がっつり仕事場だから。かんたんにいうと日本の小学校の社会科見学と同じです。職人が本気で仕事をしている場所。しかも!これ建物の屋上なんです。なので、ここを見たかったらどうするかというと、近くの建物の屋上に上がるんです。が、そこはお土産やさんの集まるエリア。「そこの階段で上がれば見えるからうち来な!」と店員さんにをかけられて屋上に行けば、そのあとは「うちで見たんだからうちの商品買ってくよね!?」となるわけです。お見事!だから正直ここは見なくてもいいかなーと思ってたんですが、なんと道に迷ってたまたまたどり着いてしまったお店に勢いでそのまま入って見させてもらうことに!ここ「タンネリ」は皮の染色を行う工場なんです。巨大な絵の具のパレットが屋上にあるようなイメージですね。男の人たちが皮をていねいに処理して染める作業はパワフルで熱を感じました。はくりょく満点!

で、先生も革製品が好きなのでついでにレザージャケットを着させてもらうことに。そのやわらかさにビックリ!着心地バツグンでした。が、やはりレザーなのでお値段は高めです。こちらの皮は主にヤギ皮を使っているそうです。

ちなみにこちら。スライムではありません。日向で干された青染めしたヤギの皮です。

フェズの街はどこもかしこもお祭りの屋台のような感じで、本当に熱気に満ちてます。なので自然とさいふのひももゆるんでしまうので注意!夏祭りのスリルを味わう感じを昼からやってるような、そんなドキドキ感です。

そして楽器屋さんを発見!音楽好きとしてやはり世界の楽器にはきょうみあります。モロッコの伝統的な楽器ある?と聞くと紹介してくれたのがこちら。「ミズマール」というたてぶえです。その音を聞いたらだれもが知ってる!と言うであろう、ヘビをコントロールできるのかできないのかわからないあのふえです!!先たんの部分はオリーブの木で作られているというのもなんかうれしい気分になります。はい、買います!

見どころ満さいのフェズの街は。もちろんモロッコの中でも有数の観光地になっています。今日もたくさんの人で街中がにぎわってました。中には10連休を利用した日本からの団体の方たちも!観光客が多いということは、それだけこの街で買い物や食事をする機会が街に増え、その分お金が回るということです。これは街としては非常によいことです。が、光が当たる部分には必ず影ができます。観光客によってどんどん恵まれていく人がいる一方、恵まれない人もいるわけです。そういう人はどうするか。そう、道案内をするんです。働く場所もなく、売れるものもない人は、何もなくてもできる道案内を商売にするわけです。ここは迷路のような街フェズです。正直GPSを頼りに歩いていてもまぁ迷います。そんな観光客にすかさず声をかけるわけです。正直いい気持ちにはなりません。今日だって何回声をかけられたことか。「そっちは行き止まりだよ!」なんていうウソをついてくる人もいました(GPSでわかっていたので)。イヤな気分になります。ですが!ですがです。彼らも彼らなりにお金をかせごうと行動を起こしている。これは事実です。なかなかはいわかりましたと自分も納得できないですが、忘れないようにしておきたいリアルです。だからといって心はかんたんにゆるしませんがね。写真は、モロッコの伝統料理「ハリラ」です。スパイスの効いたスープに豆とパスタにパクチー!暑さとつかれた体にしみる味でした。

さぁ今日はいつもより少し早めにブログを更新します。なぜなら、このあと夜8時からバスに乗って次の街に向かうからです!200ディルハムで買った南に向かうチケット。とうちゃくは明日の朝6時。どんな場所にたどり着くのか。荷物をまとめてこれからバス乗り場に向かいます!

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ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの32歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。