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DAY57 ギニアを旅する⑤「コナクリの海に浮かぶ島 カサ島」

2019年6月10日、天気晴れのちくもり。

気がつけば今日は月曜日。日本への帰国がなんと2日後に迫っているということにようやく気づくくらいに充実した毎日を送っています。ふりかえるとチュニジアからアフリカ大陸に入って今日まで、1日たりとも休んだという覚えが無いわけで。だからといって決して無理は…お腹の調子が悪くなったことが2回ほどありますが…してなくて、とにかくたくさんのヒト・モノ・コトに触れたいという気持ちが先生を動かしています。今日も朝から行動開始です。すっかり慣れてしまったギニアのバイクタクシーをつかまえて、今日は港へと向かいます。空は久しぶりのくもり空。夜のうちに雨が降ったような様子でした。朝の車の混雑をバイクですり抜けていきます。

やってきたのは首都コナクリの先端に位置する港です。この旅で港には何度も訪れてきましたが、独特の魚のにおいのただよう港町のふんいきはいつもあやしくもあり活気に満ちた不思議なものがあります。朝一から人でにぎわうコナクリの港。今日はここから見える島に行きます!なんと最初に声をかけた人との話の流れでそのまま一人で船に乗り込み、貸切状態で出航。150000ギニアフランと少し高めでしたが、待ち時間なしで行くことができたのでよしとします。

船やフェリーにも一体何回乗ったか覚えていませんが、やはり海というのは冒険心をくすぐります。木でできた船に乗るのは未だに多少の心配があるわけですが、そんなドキドキも冒険にはつきもの!

任せとけと言わんばかりの船頭さんに全く見えない彼のギャップがまた面白いです。

そして、船で20分ほどで到着したのが⑤「カサ島」です。(カサ島に入るとすぐのところに警察がいます。またあのアフリカンシステムか!?と思ったのですが、パスポートを見せて、船頭の彼が援護(えんご)してくれたおかげで今回は何もなくクリアすることができました。パスポートは持って行った方がいいかもしれません。)

コナクリの海に浮かぶ島 カサ島

やってきたのはコナクリから5kmほど離れた所にあるカサ島です。コナクリの西に位置する大西洋に浮かぶ島々「ロス諸島」の中で最も本土側に近い島になります。まずこの島に上陸した第一印象は静かな島だなぁという感じでした。歓迎(かんげい)してくれたのは、一台のバイクのみ。それも、先生が歩いて島を回るよと伝えると、すぐにどこかへ行ってしまいました。この観光地としてガツガツしていない感じ、すごくいいです。

ついさっきまで人と車でガチャガチャしているコナクリにいたのがウソかのようなのどかな朝の風景が広がります。洗濯をしている人、朝ごはんか何かをつくっている人。なんてステキな朝なのだろうかと感動に浸っているとでした。

遠くから男の子たちが走ってくるんです。子どもたちは今日も元気だなぁとその姿にほほえんでいると

いきなりギューってしてくるんです!手をつないできて、どこかに先生を連れて行きたいのか、引っ張ってくるんです。それがかわいくてしかたないわけです。遠くから家族の皆さんが「やめなさいよ〜」的な感じで笑って注意してくれるのもありがたいです。大丈夫ですよ〜と先生も笑顔で返すと、なんだか子どもを中心にその場が和むのがいいものです。いきなりの心温まる出来事にいっきちカサ島巡りへのテンションが上がりました!

島全体がちょっとした丘のように起伏のあるカサ島。少し中心の方に登っていけば抜けで海が見えてきます。

そして、先ほどまでは静かだった印象が、島の中心地に来ると変わります。人の数は少ないわけですが、少ないならではのこじんまりとしたにぎわいを見せる村の様子が!ちょうど朝ごはんの時間帯ということで、お店が地元の人たちでいっぱいになっていました。

先生も朝から何も食べてなかったので、まずは何かいただこうということで、定番のサンドイッチを!と思ったんですが、なんとはさんでいるものが肉じゃないんです。カサ島では本土のいたるところで見かけた肉を焼いている人の姿を全く目にしません。やはり島ということで、牛などの家畜を育てるのはむずかしいのかもしれません。そのかわりここはまわりが360度海なわけです!なんとサンドイッチの中身は魚でした。身よりも煮た汁がメインの具でしたが、これがなかなか美味しい!島ならではのサンドイッチでした。

もうちょっと食べたいなぁと思っていたところで見つけたのは、小さくてコロコロしたかわいいドーナツ!ギニアではドーナツのことを「ガトゥー」と呼ぶそうです。この小さいのは外カリ中フワ!何個でも食べれるやつでした。大きい通常のガトゥーも安定の美味しさでした。朝から食べ歩きっていうのも最高の贅沢(ぜいたく)です!

お腹も満たされたことで、カサ島散歩を続けます。中心地には島の学校も!こんな小さな島にもちゃんと通える学校があるというのはすばらしいことです。

小さい子から高校生くらいまでが通う学校のようで、みんな同じ色の制服を着ていました。

子どもたちは朝から勉強に励む一方で、大人たちは仕事に精を出します。カサ島でも自然を生かした林業が行われていました。目立ったのは大量に干されたヤシの木のかたい部分!一体何に使うのかはわかりませんが、熱帯の島ならではの産物です。

さらに面白いのが、このヤシの木と同じところ大きな魚がブツ切りにされて干されているんです。魚臭(さかなしゅう)がものすごいんですが、これも島ならではだなと。それにしても一体何の魚なのか?エイ?サメ??謎は深まるばかりです。

さぁさぁ、実はこの中心地をぬけるまでにいろいろあったのですが、それはあとで書くこととして、島の北部へと進んでいきます。人が生活をする村をぬけると、そこには完全なる野生の島の姿が!ギニアビサウで訪れたブバケ島も「ザ・島」を感じましたが、ここカサ島は「ザ・南の島」!照りつける太陽に赤い地面と、青い空。そしてうっそうと生い茂る木々!鳥の声があちこちから聞こえてくるまさにジャングルです。

どこから何かが現れるのではないかという感じの島の探検。気分はRPGです!この誰もいない南の島の時間を独り占めしている感覚はなかなか味わえるものでは無いよなぁと。前に一歩一歩進んでいくのが楽しいカサ島の大自然散歩です。

ただ、今日のメインは散歩ではありません!やっぱり南の島に来たんだから、当然楽しみたいのは海でしょ!ということで、地図を頼りにやってきたのがカサ島の西側に広がるビーチです。

ビーチはビーチなんですがね。岩がすごすぎだよーと。少し海岸沿いに歩いてみましたが、どこもこんな感じで泳げる様子ではありませんでした。まぁガッツリ泳ごうなんて思ってなかったのでそれは問題なかったのですが。ちなみに、このビーチ沿いに宿があるのですが、まぁおそらくお客さんは入ってないだろうなぁという感じでした。ビーチリゾートにしようという計画がその昔にあったのかもしれませんが…これは厳しいです。

ただ、先生にとっては絶好の日向ぼっこスペースが広がっているということでありがたいビーチです。海に近い大きな岩の上でブログを書きながらのんびり!なかなか気持ちよかったです。

ただ、気をつけないといけないのが潮の満ち引きで、今日も2時間ぐらい岩の上にいたらかなり水位が上がっていてあわてて岸にもどりました。あと1時間遅かったらアウトだったかもしれません。よかった。

その後は島の北側にある小さな村の方を歩いて、船の到着した港の方へと戻っていきます。先生だけで南の島の気分を味わうのもいいですが、やはり人の暮らしを感じる風景っていうのが一番ステキです。急がずあせらず、ゆったりとした島の時間の中に生きるカサの人びと。子どもと一緒に料理の準備をしたり、大きな木の下でゲーム(ドラフト)をしたりする大人たち。

そして、友だちや家族と何をするでもなくとにかくいっしょにいることが楽しそうでしかたのない子どもたち。

「フォテ!」

今日は朝からこの言葉を子どもたちからたくさん言われました。フォテ!フォトね!写真ね!!ということで、iphoneを出すとバッチリ決めポーズで最高の笑顔を見せてくれる子どもたち。

この子たちはビニール袋を丸めたボールで遊んでたんです。じーっくり見てると、なんかボールを当てて遊んでるみたいで…!コートは無いんですが、明らかにドッチボールのような感じのゲームをしてました。アフリカでドッチボールを見たのは初めて!青年海外協力隊として、体育の普及(ふきゅう)活動をしている人によると、ドッチボールはルールが複雑で子どもたちに指導するのがむずかしいなんてことを聞いたことがあります。こんな島でドッチボールと出会えるとは思ってなかったのでビックリ!いい汗かけよ!少年たち!!

フォテ!

フォテ!

遠くからのフォテ!にはさすがに厳しいので手をふって合図を送ります。とびっきりの笑顔で子どもたちも手を振り返してくれるのでもう心がいっぱいになってしまうわけです。

ただ。ただ。やっぱなーんか不思議だなと。まずそもそも、英語をしゃべれない子どもたちがなぜフォトだけハッキリと認識しているんだ?と。ここに旅行者がたくさんやってきて、しょっちゅう写真を撮られているのかなぁとも考えましたが、明らかに今日もこの島を訪れている外国人は先生一人のみ。写真撮ってもらうなんていう機会も少ないはずだなぁと。…もしや?

島をぐるっと一周して、最後も子どもたちからのフォテ!からのフォト!で大変にぎやかな感じで子どもたちに囲まれながら港へ戻ってきました。そしてそこで行きの船頭のお兄ちゃんと再会。帰りも乗せてもらうことになっていたので待っててくれました。そして英語が少しだけわかる彼に質問してみました。フォテってどういう意味??

「肌の色のことだよ。」

やっぱり!!これでスッキリしました。ガンビアの時の「トゥバブ」と同じ!子どもたちは目に見える違いをハッキリと言うんですね。面白い!!船頭の彼は少しだけ苦い表情をしながら説明をしてくれましたが、正直先生はガンビアの時と変わらず、この子どもたちの言葉に対して嫌な気持ちは全然しません。だって、傷つけようと思って言ってないってわかるから!みんな興味関心がありすぎて声をかけてくれる。それがすごく嬉しいです。マザーテレサの名言にも「愛の反対は無関心」というものがあります。そう!彼らは関心を持ってくれてるんです!愛です!!もちろん、彼らのような小さい子たちが「フォテ」という言葉をこれほどまでに理解しているということは、肌の色の違いに対する「区別」の意識がハッキリとしているということでもあります。少し残念な気もしますが、でもこれは仕方のないことだと思うんです。だって違うんだもんと。大事なことは肌の色が違うからといってそこに壁(かべ)をつくらないことです。この子どもたちのように違いの壁を壊すような心のコミュニケーションを取る姿勢がすごくステキで大切だなと感じます。今日は子どもたちとフォテ改めフォトでつながれた1日です。カサ島の子どもたちの笑顔をたくさんいただきました!メルシー!!

ということで4時ごろにはコナクリに戻ってきました。コナクリに着いてもハッキリと見えるカサ島は1日日帰りで十分に満喫できると思います。そしてかなり歩き回り子どもたちとのやりとりもなんだかんだで体力を使うということでお腹が減りました!港を歩くと美味しそうな地元の人でにぎわうレストランがそこら中にあるのでわすかさず先生もおじゃまさせてもらいます。

「タッパーソン」という名前らしいこちらの炊き込みごはんは、セネガルで食べた「チェブジェン」と非常に似たスプーンが止まらないやつでした!これは地元の人も集まるわという間違いない美味しさです。明後日には日本に帰国となるので、アフリカ飯もそろそろ食べ納め!日本食が恋しくなるということが一度も無いのは北&西アフリカの食が本当に美味しいから!食には改めて感謝です。ちなみに、ギニアのローカルレストランあるあるで、なんと袋入りの水が1つ無料サービスでつきます。これがまた辛いチェブジェンを食べる時にはありがたい!!ごちそうさまでした!!

コナクリの港もかなりの人でにぎわってました!魚を買ってもどうしようもない先生にも、立派なカニや新鮮なエビをすすめてくれるお母さんたち。その気持ちがありがたいです!いいもの見させてもらいました。

コナクリに帰ってくると一気にまた人混みにもまれ、街中にバイクのクラクションが鳴り響きます。カサ島のゆったりとした世界がもう懐かしくなります。そして、今日は夕方になんと雨が降りました!こんなしっかりとした雨(と言っても小雨ですが)は、モロッコの車の中で見た雨以来だなと思い出しながら、いよいよ明後日となった帰国を前にこれまでのアフリカ旅の思い出に少し浸る…余裕(よゆう)もなく、ブログの更新に追われる夜なのでした。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1986年生まれの32歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。