エスワティニを旅する① 最大都市「マンジニ」~独特の文化と熱を感じる街歩き観光~

2019年11月9日、天気くもり。(※2024年5月更新)

エスワティニを旅する

昨日エスワティニに入国をしやってきたのは

「マンジニ」

という街です。
なぜこの街にやって来たのかというと、ココが南アフリカのダーバンから出ているバスの終点だったからというだけ。
あと35kmほど進めばこの国の首都に着くのに、なぜこの街で止まるのだろうかというのは少し気になりましたが、まぁいいや!ということでマンジニをエスワティニ旅の最初の地としたのです。
が、もう到着してすぐわかる人の多さ!
ここに来るまでにいくつか町を通過してきましたが、明らかにこのマンジニは人がいっぱいいるんです。
そして何より街がガチャガチャしている!!
これは悪い意味ではなく、人で賑(にぎわ)っていて活気があるということです。
久しぶりにアフリカらしい街だなぁと感じました。

到着早々特に印象に残ったのがこちらのリバーストーンモール(River Stone Mall)
一際目立つ存在感があるのでイヤでも気になってしまいます。
昨夜はこのショッピングモール内のレストランで夕飯をいただきました。
レソトの宿を出てからほぼ36時間しっかりとした食事をせずに移動したのでもうしあわせすぎる晩ご飯タイム〜!

こちらはイスラム圏ではよく食べられるビリヤニという料理です。
クセのある羊肉(マトン)をチョイスしたんですが、絶品でした!

そして、ショッピングモールの中央にあったのが巨大なクリスマスツリー!
まだ2ヶ月も先ですがもうクリスマスに向けて動いているんだなぁと年の瀬を感じたエスワティニで過ごす最初の夜。
ということで、本日はマンジニの街を歩き回ります。

①マンジニ

マンジニは、エスワティニ王国の都市。
マンジニ地方の中心都市であり、人口は110,508人(2008年)を有する同国最大都市である。
国土のほぼ中央に位置する都市であり、エスワティニの空の玄関口であるマツァパ国際空港が所在しているため、交通の要衝となっている。
周辺には、なだらかで肥沃な草原が広がっているため、トウモロコシや綿花などの農業や牧畜が盛んに行われている。
また、地理的条件を生かし、工業の中心地ともなっている。
エスワティニ王国では経済の中心都市として発展している。

Wikipediaより

来るまで全く知りませんでしたが、ココがエスワティニの最大の都市なんです。
それを知ると、人口の多さや街の賑わいにも納得がいきます。

とにかくやたらとショッピングモールがたくさんあるマンジニ。
一番新しくてキレイなのは先ほどのリバーストーンモールですが、歩いて10分もしない間隔で中型のショッピングモールが点々としています。
今日は土曜日ということもあってかどこも混んでいる印象でした。

そんな中で街の一番中心にあるのがこちらのタテに長いブフヌモール(Bhunu Mall)
おそらく地元の人に一番人気のショッピングモールなんだろうなぁという感じがしました。
南部アフリカと言えばのショップライトも発見!
ただ、歩いて5分のところにコレとは別にもう一店舗ありまして・・・

「そんなにいるか!?」

思わずツッコミたくなりますが、まぁ人口が多いから必要なのでしょう。

エスワティニの伝統アフリカ布

そんな街のメインストリートにあるブフヌモールの向かいに見つけたのがこちらのMR CHEAP FABRIC CENTER
店の前を通っただけで吸い込まれるように入店しちゃいました。
何のお店かというと

布(ファブリック)を扱うお店です。
まぁ~種類が豊富!!
マンジニの街ではあまりテーラーさん(ミシンを使って洋服を作る方)を見かけないので、おそらくお店で布を買って自分で作るのかなぁと想像しました。

エスワティニの伝統衣装は布一枚を片方の肩にかけて巻くという独特のスタイルになります。
この着方は他の国では今のところ見たことがありません。
布のデザインも同じ模様(もよう)が繰り返すアフリカ布によくあるパターンではなく、完全に一枚で一つのデザインです。
その主張の強いデザインと色がインパクト大!
ちなみに、下にはくスカートは結構厚めのしっかりとした生地になっています。
エスワティニならではのアフリカ布に出会える楽しいお店でした。

街の中央にあるバスターミナル付近には野菜や果物を売るお店がずらっと並びます。
いわゆるアフリカでよくある光景も久々だったので新鮮に感じました。

『隣(となり)の店と同じ物を売る』

アフリカあるあるです。
そんな中でも面白いなぁと思ったのは、エスワティニの野菜や果物の中には包装(ほうそう)されたものがあることでした。
これは結構珍(めずら)しいです。

バスターミナル

先ほどのWikipediaの説明にもありましたが、エスワティニの交通の中心地になっているマンジニ。
バスターミナルはこの国で一番人が集まる場所になっています。
まぁ~すんごい盛り上がり!
クラクションはずっと鳴りっぱなしです。
ちなみに、アフリカでは車のクラクションは口笛(くちぶえ)のような感覚で気軽に使用されます。
このバス乗り場で鳴り止まないクラクションは

「はい、このバス〇〇へ行きますよー!」
「行くよ!行くよ!早くしないと行っちゃうよー!」

的な感じの意味を持ちます。
決して緊急事態(きんきゅうじたい)ではありません。

ただ、こんなごった返したバス乗り場ですが、これでいて案外統制(とうせい)が取れているからあら不思議。
強引な客引きはなく、行き先さえ伝えれば複雑なバス乗り場の中をちゃんと案内して目的のバスのところまで連れていってくれるという意外としっかりとしたマンジニのバスターミナル。
といってももちろん油断は禁物です!
バス乗り場は基本的に警戒レベルを高めないといけないというのはアフリカ旅の基本ですので覚えておいて下さい。
明日はここからバスに乗る予定なので今日はその下見でした。

街の中心をちょっと離れると緑豊かなエリアになります。
エスワティニはもう雨季が始まっているようで雨もよく降るそうです。

歩いていると早くもたくさんの実をつけたマンゴーの木を発見。
まだまだ小さく青いマンゴーですが、もうそんな時期なのかと少し驚きました。

色とりどりの花にも出会えるマンジニです。

そんなマンジニですが実はそんなに大きな街ではありません。
3時間もあれば街中をグルっと見て回れるくらいの小さな街なんです。
最大都市ですが非常にコンパクト。

遠くに見えたサッカースタジアムも、坂を上りますが徒歩で十分行ける距離にあります。
ココに何をしに来たかというとサッカーユニホーム探しです。
エスワティニのユニホームはなかなか一筋縄には手に入りそうにありません。
詳しくはまた後日!

カフェ「Monate」

本日最後はこの街で私が勝手にナンバーワンに認定したカフェMonateを紹介です。
地図アプリmaps.meで別のお店を目指して街を歩いていた時にたまたま発見したこちらのカフェ。
コーヒーの味の違いは大してわからないのでとりあえずホットコーヒーが飲めればどこでもいい私ですが、店の雰囲気の良し悪しはわかります。
まさかこんなオシャレなカフェにエスワティニで出会えるとは!
そしてすかさず大事な質問。

「Wi-Fiは使えますか?」

「オフコース!」

いや~、イイお店を見つけました。
ココはmaps.meには載(の)っていなかったので本当にラッキー!
街をいろいろ歩き回ったからこそのこういうお店との出会いも旅の醍醐味(だいごみ)の一つです。
居心地が良いのでブログの執筆もはかどりました。

ということでマンジニの街を散策した本日。
小さなエリアの中にギュッとアフリカが詰(つ)まった街でした。
人が多いのに歩きやすい街というのもなかなか面白いなと感じたところです。
ただ、昨夜私は夕飯を食べるために外出したのですが、宿の警備さん曰(いわ)く暗くなったら気をつけた方がいいとのことでした。
小さくてもココは最大都市。
人がたくさんいるということはそれだけいろいろなチャンスもある街になります。
もちろん夜の街の雰囲気を楽しむのも旅の楽しみですが、注意は必要です。
警備のおじさんの言葉を今一度胸に刻んで安全に楽しく旅を続けます。
ギャボン!
(スワジ語で「ありがとう」)

DAY117へ続く

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