サントメ・プリンシペを旅する④ 首都「サントメ」Part2 〜渡航前に知っておくべきプリンシペ島への行き方&お金問題〜

2020年2月11日、天気晴れ。

サントメ・プリンシペの歩き方

うまくいかない時は何をやってもうまくいかないものです。諦める(あきらめる)のも一つ、粘る(ねばる)のも一つ。

サントメ島も今日で4日目になりました。1ヶ国1週間を旅の基本としているので丁度折り返し地点!残り半分ということでいよいよサントメ・プリンシペの未知の領域である「プリンシペ」へと足を踏(ふ)み入れる時がやってきました。

プリンシペ島

改めてサントメ・プリンシペを全体の地図で確認します。今いるのは南に浮かぶこの国最大の島「サントメ島」。そしてそこからおよそ160kmほど北東に離れたところにあるのが「プリンシペ島」です。サントメ島とプリンシペ島。2つの主な島からなる国が「サントメ・プリンシペ」というわけです。

そんなプリンシペ島に向かうための飛行機を予約するためにやって来たのがこの2つの島間を運行する航空会社「STP AIRWAYS」のサントメ店です。すでに先日ココにやって来たのですが、土日は定休日ということで本日改めて来店。中に入って早速プリンシペ島のチケットを買いたい旨を伝えます。英語が話せるスタッフさんなので安心!と思っていると

「明日はもう満席です。空いてるのは次の金曜日のフライトです。」

英語なので聞き返す必要もなく理解できたお姉さんの説明。…満席?飛行機が!?今までそんな飛行機を見たことがないので念には念をでもう一度確認します。が、満席とのこと…。しかも今日は火曜日。平日は1日1便運行しているプリンシペ行きの飛行機がここから2日連続で満席だというんです。金曜日はもうサントメ・プリンシペを離れる日なので…。えー、残念なお知らせです。プリンシペには行けません。オーノーーーー!!

プリンシペ島への行き方

ちなみにあとで宿のオーナーさんに聞いてわかったことですが、この飛行機は20人乗りほどの小さな飛行機とのことでした。それなら満席も納得だなと。いやー、知らなかった。調べれば事前にわかったことかもしれないのでこれは本当に悔しい。反省しました。そしてこの経験をしっかり次の誰かにつなぐのが私の役目です。このSTP AIRWAYSはネットでもチケットが取れます!なのでサントメ・プリンシペをしっかり全部満喫(まんきつ)したい方は航空券の事前予約を忘れずにしてください。予約状況を調べてみると2週間先でも既(すで)に満席の便があるので早め早めがベストです!

朝8時半頃にプリンシペ島への道を閉ざされた本日。もちろんへこむわけです。が、私は諦めの悪い人間!別の方法はないかとSTP AIRWAYSのお姉さんに聞くと「船に乗せてもらえるかも!」と教えてもらったので港へ行き。さらにもしかしたらに期待して旅行代理店的な店を2ヶ所巡り(めぐり)ました。が、結果は変わらず。プリンシペ島行きの望みは全て絶たれました。またまた宿のオーナーさん情報ですが、船は危険だから絶対にやめなさい!とのことでした。必要な申請をするとどうやら行けなくはないそうですが、安全第一です。つまりもう一度言いますが、プリンシペ島へ行く場合は事前のネット予約が必須!これです。

渡航前の現金の準備

ずっとへこんでいても仕方ないのでもう切り替えです!これが大事。行けないものは行けないので、だったらサントメ島をこれでもかというくらいに満喫するべし!明日からはオーナーさんに教えてもらったサントメ島の海や緑がキレイな場所に訪れる予定です。そしてここで飛行機の予約と一緒にもう一つ!サントメ・プリンシペに来る際に必ずやらなくてはならない『現金の準備』について書いておきます。

この国にはATMはありますがサントメ・プリンシペの銀行カードのみに対応していて、クレジットカードは使えません!なので必ず現金の準備が必要です。USドルも使えなくはないですが、この国の主要外貨はユーロになります。高級ホテルに泊まったり、ツアーに参加したりすることを考えている場合は多めに用意しておくといいかと思います。ちなみに先ほどのSTP AIRWAYSの支払いもクレジットカード対応はしていません。現金のみです。

街中での買い物はユーロのままでも支払いが可能ですが、ローカルマーケットなとではサントメ・プリンシペの通貨である「ドブラ」が便利です。そして銀行での換金はマイナーで、主流が市場のおじさんにお願いするスタイルなのが面白いところ!街を歩いているとそれっぽいおじさんが「ユーロ?ドブラ??」的な感じで声をかけてくるのでお願いすると1ユーロ=25ドブラ、1USドル=22ドブラで換金してくれます(2020年2月時点)。全くダマすようなこともせずに正しく行ってくれますが、一応その場で数は確認しましょう。あまり目立つところでの換金もベストではないのでまわりには注意を!

ということで今日は首都サントメを歩いて散策することに。小腹が空いてくるとずっと気になっていた道ばたで売られているドーナツが食べたくなり、買って一口かじってみると

うまい!なんと中にはチョコレートクリーム(ヌッテラ)が!!しかもかなり大きいサイズでお値段5ドブラ(約25円)はお得すぎます。これからサントメの朝はコレで決まりです。

オシャレなお土産屋さんも多いサントメ島。今日も街には観光客の姿があり、やはりこの国は知る人ぞ知る隠れ観光大国なんだなと感じました。そしてこのお土産屋さんが多い通りには近隣諸国(きんりんしょこく)の大使館もあるんです。今朝は飛行機のチケットが手に入りませんでした。

『うまくいかなかったあとにはうまくいくことが待っている!』

これがポジティブ人間の思考です。この通りにある「赤道ギニア」という国のお値段が8万円もするビザがもしかしたらここで安く取得できるかもしれない!いや、取れるに違いない!!なんて思って笑顔で大使館にお邪魔(じゃま)してきました。

が、またまた残念なお知らせです。在サントメ・プリンシペ赤道ギニア大使館では、ビザはサントメ・プリンシペに住んでいる方にしか発行できないそうです。チーーン。非常にやさしそうでおだやかな人が対応してくれたので「これはいけるかも!?」と思いましたが無理でした。そして諦めの悪い私はすぐに隣にあるナイジェリア大使館にも足を運びました。しかしコチラもビザの発行は在住者のみ!これまた英語の話せる親切な受付のお姉さんでしたが笑顔で断られてしまいました。

うまくいかない時は何をやってもうまくいかない。実は本日もう一つうまくいかないことがあったのです。が、粘って粘ってコチラはなんとか一縷(いちる)の望みをつなげました。その結果が出るのは明後日!信じて待ちたいと思います。何があったのかは後日結果とともにお伝えします。

チョコレート専門店「DIOGO VAZ

そんな本日の最後はサントメ島で必ず来たかったコチラのお店にやってきました。主要道路沿いに突然(とつぜん)現れるオシャレな外観の建物。その中に入ると

そこはまるでチョコレートの宝石箱のようなお店でした。「DIOGO VAZ」というサントメ・プリンシペの特産であるカカオを使ったチョコレート専門店です。

店内にはチョコレートのいい香りが漂います。そして丁寧(ていねい)な対応でDIOGO VAZについて紹介をしてくれるショコラティエのお兄さん。

主力商品の板チョコレート4種が試食できるのですが、これがまぁチョコ!アフリカでこれまで食べてきたチョコレートの中でダントツにチョコでした。これぞチョコ!!美味しい〜!!

普段は決して自分から甘いものを買って食べようとは思わないのですが、せっかくということでチョコレートケーキをいただくことに。とっても美しい見た目です!では、いただきます。うん、甘いです。正直板チョコの感動は超えれないかな〜という感じでした。シンプルが一番かもです。

チョコレートケーキをオシャレな店内でのんびりといただく贅沢な時間。とっても居心地の良いチョコレート専門店でした。

そして結局サントメ・プリンシペ滞在中ずっとお世話になることになった今回の宿。私が帰るとスタッフさんが美味しいサントメのコーヒーを淹(い)れてくれました。その彼にプリンシペ島に行けないことを伝えると

「プリンシペ島にはまるで違う世界が広がってるよ!あの島の大自然はそれはもう素晴らしいとしか言いようがないね。」

あーーー!!行きたかったーーー!!いや、必ず行きます。サントメ&プリンシペのW制覇という新たな目標ができたのでした。

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