2019年8月13日、天気曇りのち晴れ。
DAY92の続き
目次
セーシェルの歩き方
アフリカ54ヶ国制覇の旅が始まって以来初となる1日の出来事を前編後編に分けた本日のブログ。時間は正午を回ったところ。場所は5のポートラウナイビーチからスタートします。
本日すでに4度目のバス(13番)!ほぼ時刻表通りに動くセーシェルのバスを上手に利用するとレンタカー無しでも島の中を思いのままに移動することができます。そして4回乗っても240円!これがありがたすぎます。ちなみにどこまで乗っても1回7セーシェルルピー。乗っているだけでもテンションの上がる景色の連続です!
バスでこの道を走るの!?という傾斜をどんどん上っていくのでスリルも満点です。しっかり座って手すりなどにつかまることをオススメします。
ビーチ「Grand Anse」
やってきたのは何もない静かな場所。こう見ると本当に高い山が島の中央にドンとあるのがわかります。島というのは海に浮かぶものではなくそびえるものなんだなと。
そして山の麓(ふもと)には海!その海がどこもまぁ信じられないくらいキレイなのがセーシェルです。やってきたのはグランアンスというビーチ。
横にながーく伸びるこのビーチはマヘ島の中でも有名なビーチの1つになっています。が、あれ?人が少ないぞ??先ほどのポートラウナイビーチよりもさらに閑散としています。有名なのになぜ??と思ったのですが、その理由はこの波。高すぎる〜!ザッパーンというものすごい音と共に高い波が打ち寄せるこのビーチは基本的に遊泳が禁止になっているんです。つまりこちらグランアンスは見て楽しむビーチになります。
荒波と一緒に写真を撮る人がチラホラやって来るという感じで。泳ぐ気満々できた私はガッカリしたわけですが、この波を目の前にそれでも泳ごうなどとは思えませんでした。
さぁ、予定がくるいました。グランアンスで泳ぐはずが写真を撮っておしまい。次の移動のためにバス停に行くもすぐに次のバスが来ないので今日初めての待ちぼうけです。まぁこういう時は慌てず急がずですね。庭の掃除(そうじ)をする子どもたち。セーシェルではなかなか現地の人と出会うことが少ないので忘れがちですが、このリゾートアイランドにもしっかり生活をしている人たちがいます。
待てば時間には必ずバスがやってくる。これをアフリカで経験すると不思議な気分になります。来た!と毎回驚いてしまう私がいるんです。日本だと当たり前かもしれませんが、私はすっかりアフリカの感覚になっているんだなぁと気付かされます。『乗り物に関する時間は信用してはいけない!』これがアフリカ旅の基本です。こう思っておくといくら遅れてもイライラしないで済みます。考え方次第で世界はハッピーに!ということで、時間通りに来たバス(13番)に乗って首都ヴィクトリアが位置する島の北側へと戻ります。
絶景ポイント
島の南側から北側へと行くために再びそびえる山をガンガン上って越えていきます。完全にアトラクション状態のバスの車内。これから向かうのは宿のオーナーさんが教えてくれた絶景スポットです。美しい景色が見える場所は基本的に山の上にあるもの。先ほどのミッションロッジは少し残念だったので、今度はあまりハードルを上げすぎずに向かい、目的のバス停で下車。そこからの景色が
すごい〜!道の途中にちょっと突き出た展望デッキがあるだけですが、マヘ島の海に浮かぶ島々が一望できるこの場所。これは正真正銘の絶景スポットです!!
全部で115の島々からなるセーシェル。この国はたくさんの小さな島で構成されています。西アフリカのカーボベルデは10の島と非常に数えやすかったわけですが、もはや数え切ることができないのがセーシェル。私が今いるのはセーシェル最大の島「マヘ島」ですが、その周辺にもたくさんの島が存在しています。近くの島同士には橋がかけられているのであたかも一つの島に見えますが、実はバラバラ!そんな小さな島の中でも一際(ひときわ)目立つのが赤い屋根が密集しているエデン島です。ここから一気に坂を下って向かうことにしました!
観光スポット「エデン島」
首都ヴィクトリアから近いマヘ島の北の海に浮かぶエデン島。あの橋の向こうがエデン島になります。
なんだここは!?となる南国感満載(まんさい)の島の入り口。ここはガッツリリゾート開発された観光客向けの島になっています。
大きなショッピングモールがあるエデン島。その奥にはボートがたくさん並ぶ停泊場が!
そしてマリーナ沿いには超高級ホテル!!なんじゃこりゃ!?とその開発ぶりに圧倒されます。まぁ私は当然宿泊はできませんが、ココに来るだけでも味わえるプチセレブ感。
それにしてもノドがかわいた!!ということでフレッシュジュースに手を出してしまいました。ここまで水で我慢してきましたが、ショッピングモールで人が美味しそうなものを飲んでいるのを見ると自分も!となるのが人間です。フルーツの楽園セーシェルに来たならコレは飲まないといけない!と納得できる理由も作りまして、1杯70セーシェルルピー(約540円)のフレッシュジュースをいざゴクリ!…美味しい!!そりゃ美味しいよなぁ〜と。果物の名前は忘れてしまいましたが、南国&リゾート気分にピッタリの疲れたカラダに沁みる味でした。最高!
いよいよ日も少し傾き始めてきましたが、マヘ島で最後に行っておきたい場所があったのでまたまたバス(6番)に乗ることに。エデン島でのんびりしたおかげで体力回復!休むことも時には必要です。バスに乗って島の東側へと向かいます。
やってきたのはのどかーな感じの場所。首都ヴィクトリアから比べるとかなり落ち着いた田舎の雰囲気が漂います。そんなところにひっそりと構える有名な観光スポットがコチラ!
観光スポット「Takamaka Rum Distillery」
南国セーシェルで人気のお酒の一つに暑い国で栽培されるサトウキビから作られるラム酒があります。そのセーシェル産のラム酒として最も有名、いやこのブランドしかないのではないか!?という国を代表するラム酒メーカーが「takamaka(タカマカ)」です。その蒸留所がマヘ島の東側、その名もタカマカという地域にあります!根っからのビール党の私ですが、やはりご当地のお酒については知りたい&飲みたい&見てみたい!ということでやってきたわけですが
本日の営業は終了!!ノーー!!蒸留所の営業時間は平日は午後4時半まででした。さらに無料で楽しめる見学ツアーは①11時②13時③15時の1日3回とのこと※2022年7月時点。どちらもとっくに過ぎていた。…残念。ですが、蒸留所に併設(へいせつ)されているレストランはまだ営業してました!なのでこうなったら
テイスティングじゃーー!!さほどラム酒に詳しいわけでもない私が、6種のtakamakaラム酒を比べ飲みです。もちろん全てストレート!!昼ごはんは食べていないので空きっ腹に6杯!!クァ〜!!どれもラム酒の華やかな香りがフワッと香る強いお酒ですが、ちゃんと違いがわかりました。ラム酒飲み比べ6種は200セーシェルルピー(約1600円)。
ちなみにこんなオシャレなテラスでラム酒をいただきました。参加できなかった見学ツアーに参加すると150セーシェルルピーで3種のテイスティングが楽しめるそうです。
このtakamakaのラム酒はセーシェルのどこでも買うことができますが、小さいサイズのボトルはココでしか見かけませんでした!かわいくて小さいのでお土産にオススメです。
ということで、これにて今日のマヘ島弾丸1日ツアーの全行程が終了!本当はあと2ヶ所ほど行きたいところがありましたが、もうお腹いっぱい!というよりホロ酔い気分でいい感じだったので、バス(6A番)に乗ってヴィクトリアまで戻ります。家に帰るまでが遠足です。
もうセーシェルのバス利用も慣れたもので、首都のバスターミナルもよく見ればちゃんと行き先ごとに乗り場がしっかり書かれていることに今さらながら気づいたのでした。番号と地理感を掴む(つかむ)ことが、セーシェルのバス旅必勝法です。
丁度いい感じのサンセットのタイミングでバスは島の西側の海岸線を走行!夕日に映える海の色が本当にステキで、海岸を歩く人たちのシルエットがこれまたロマンチックで。…いいですねぇ〜。この景色もそうですが、今日1日セーシェルを旅してよーくわかったこと。この国には2人で来ましょう!!全ての感動が10倍になること間違いなしです。
そして宿を出発してから11時間。夜7時にようやく宿(1)に戻ってきました。我ながら本当によく動いたなと!!場所を確認しておくと
- 宿「Stelia Seychelles」
- 首都「ヴィクトリア」
- バス停「Sans Souci」
- ミッションロッジ
- ポートラウナイビーチ
- グランアンスビーチ
- 絶景ポイント
- エデン島
- takamaka蒸留所
になります。車無しで動いたにしてはとんでもない移動距離です。これも全てセーシェルのバスのおかげ。本当に便利でありがたい!
今回のセーシェル旅ではお金の節約のために夜は自炊(じすい)をすることに。外食したいですが、さすがにこの国で毎食は無理です。最後の日にでもとっておこうと思います。旅をするには家庭科の勉強も大切だということ!ただ、自炊はしますがそれでもお酒は飲みたい。セーシェルにも美味しいビールがあるのですが、本日はこちらのかわいいサイダーでお別れです。アフリカで「サイダー」というとお酒のことを指します。アップルベースの炭酸のお酒です。セーシェルブランドのサイダーSLOW TURTLE。このラベルに一目惚れ!どこまでもオシャレでリゾートな国、セーシェルです。
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