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DAY66 エチオピアを旅する⑤「ダナキルツアー 1日目」-メケレを出発してエルタ・アレ火山へ-

2019年7月18日、天気くもり。

昨夜メケレに着いたのは結局夜の10時でした。なので街の様子は明かりでしか判断できなかったのですが、結構にぎやかな感じでした。エチオピアの国内移動の大変さを体験した昨日。美しい山々は見るぶんには絶景となりますが、運転するとなると曲がりくねった道はかなり大変だということです。ラリベラがアディスアベバから車で2日かかると言っていた意味がようやくわかってきました。写真はほんの少しだけ回ったメケレの街の様子の一枚です。時間があったらここは是非歩いてみたい!アディスアベバに次いでエチオピアで2番目に大きい街だそうです。

ほぼ寝るだけという感じでしたがお世話になったのはWeyra Pension。しっかりとした個室で、トイレ&シャワー付き!シャワーはバッチリ温水でした。お値段は1泊600ブル(約2200円)。メケレ周辺の宿の値段は比較的(ひかくてき)高めです。

さぁ、今日からついに「ダナキルツアー」に参加します!今まで何回かブログの中にこの言葉は出てきましたが、いったいどんなものなのかは全く伝えていません。まずそもそも「ダナキル」とは何か。これは砂漠の名前になります。今日から3日間参加するのはダナキル砂漠を巡るツアーになります。

ダナキル砂漠

ダナキル砂漠(ダナキルさばく、英:Danakil Desert)はアフリカ大陸東部、エチオピア北東部とエリトリア南部に広がる砂漠。

アファル人の居住地であり、その高温と海抜マイナス100メートルを切るアファール盆地で知られる。陸地では噴火口が最も低いダロル火山がある。ダナキル砂漠の主産業は岩塩の採掘である。また、アフリカノロバ等の野生動物生息地でもある。夏には気温が50℃近くになることがあり、人類が住める最も暑い場所としてギネス記録に登録されている。【Wikipediaより】

はい、これがダナキル砂漠です。読んでいただけるとわかるとおり、まぁすごい砂漠なわけです。以前モロッコやモーリタニアで訪れたサハラ砂漠とは異なる、とんでもない砂漠!ということで、このダナキルツアーは日本人参加者の情報では別名「世界一過酷(かこく)なツアー」と呼ばれています。世界一過酷!これまでもアフリカの各地で様々な無茶をしてきた私にとってこの過酷という言葉は非常に興味をそそるものでした。ということで念願のチャレンジとなります!

ということで期待を胸に朝から準備をします。と言っても歯を磨いてシャワーを浴びるだけですが、迎えの車が来るという約束の時間の9時までに多少あわてて全てを済ませたわけです。もちろんわかってました。だって昨日もそうでしたからね。当然車は9時には来ません。だからといって来ないだろうからとなまけることができないのが私の性格なんだなとわかります。もしかしたら約束通り来るかも!?なんて心の中で思ってしまうんです。来ないのに。

こういう時はあせるべからず!ホテルのとなりのレストランでコーヒーをいただきながら待ちます。そして10時になった時点でようやく連絡をしてみました。すると折り返し電話が来て、今行くぞ!と。はい、了解です。来てくれるならもうそれだけで十分です。

そしてやってきたのはガッツリの4WD(4つのタイヤが全部回る丈夫な車)!よし、これに乗って出発だ!!と思ったら、まずはオフィスに行くということで、ETTのメケレ支店にやって来ました。この金色の像が目印です(となりのホテルのエントランスですが)。ここに来て、他のツアー参加者を待つと言われて、いったいどんだけ待つのかなぁなんて思っていたんです。が、急に「行くぞ!」と。

おっ、今度こそ出発ねと思いながら車に乗り込むと、まだ出発じゃないぞと。30分ぐらい走るからと言われどこに行くのかなぁなんて思いながら乗っていると、同じような4WDの車が停車していました。これだ!ということでドアを開けると他の参加者の方がいました。よし!これで車を乗り継ぐ(つぐ)リレーは終了です。一人じゃなくなったということで一気に安心。もう何があってもダナキルツアーへの参加が確定した瞬間でした。時刻は11時を過ぎたところ。もうあとは任せたよドライバー!!(ちなみに、一緒にツアーに参加した人は9時前にピックアップをしてもらえたそうです。これは事前の綿密な連絡や運が大事なのかもしれません。)

車はメケレから西へと向かっていきます。エチオピアの北東に向けて、まずは舗装(ほそう)された道を進みます。昨日までの緑豊かな景色からは少し様子が変わってきたかなという印象です。

すぐにお昼の時間になり、途中の町で休憩。ここで今日のツアーに参加する人たちが全員集合しました。車は全部で4台。日本人の観光客の方もいました。シンプルだけどシンプルだからこそありがたいパスタを食べていよいよここからが本当のダナキルツアーのスタートです。

とにかくひたすら車で進んでいきます。先ほどまでは緑が減っていくのがわかる山道。だんだんとカラカラした砂漠の雰囲気が感じられてきました。

そして1時間走ったらまた休憩。早いよ!!とツッコミたくなりますが、これが実は今日の目的地前の最後の町でした。優雅(ゆうが)にエチオピアンコーヒーをいただき、のんびりとした時間の贅沢(ぜいたく)を味わうわけですが、ここでようやく気づいたこと。暑い!暑いんです!!昨日までのエチオピア旅で一言も出てこなかった「暑い」という言葉がついに出てきました。暑いだけがアフリカではないということがわかっていただけたかと思います。ただ、やはり私は暑いアフリカが好きです。何日かぶりの汗をかくぐらいの暑さに喜びを感じながら、車へと乗り込みいざ出発。

あとはもう目的地にただ向かうだけです。ここからは車窓からの風景をご覧(ごらん)ください。この写真は先ほどの町にいた信号トリオの少年たちです。

えー、昨日までの景色と全く違う世界が広がっています。なんだここは!?と。カラカラの大地が360度広がる果てしない世界。ゴツゴツとした黒い石や岩でおおわれた景色は、異世界をも感じさせます。

ドライブ後半はオフロードの道をひたすら走ります。車は終始ガタガタと縦ゆれ&横ゆれです。砂煙(すなけむり)で前が見えなくなったり、竜巻が発生したりと砂漠ならではの体験にワクワクドキドキです。

ラクダもいます。エチオピアにもラクダはいるんです。昨日までとはまるで違う国にいるような感じですが、ここもエチオピア。エチオピアには砂漠がある!という事実を今日1日でよーく理解しました。

そして、メケレを出発してからおよそ6時間半。ついに本日のキャンプ地となるポイントに到着しました。ちなみにここまでずっと車での移動になります。今日私は張り切ってトレッキングシューズを朝からはいていましたが、初日ここまではサンダルなどでいいです。

④メケレから東に200kmほどのところに位置する⑤のポイントまで来ました。かなり揺れるドライブでしたが、車に乗ってれば目的地には到着するのでここはそこまでは特に過酷さを感じることはなかったです。私は。

さぁ、到着したのは夕方6時過ぎですが、ここから今日のメインイベントがいよいよ始まります。張り切るのはここから!水とライト、カメラ、そして一番大事なマスクを持ってトレッキング開始です。

ゴツゴツとした岩山を登っていきます。ちなみにキャンプ地の標高はおよそ460mとかなりの低地なので、山登りですが高山病などの心配は全くありません。それよりも、暑い!ガイドさんの情報によるとこの時気温は38度ほどあったそうです。風が吹くので体感的にはもう少しすずしい気がしました。が、暑いです。

30分で着くと言われましたが、30分でようやく岩山のテッペンまで来ました。ここはゴールではありません。日も沈んで辺りは暗くなってきます。そしてここでマスクを装着(そうちゃく)!懐中電灯を忘れたのでケータイのライトを頼りに、火口へと進んでいきます。そう、火口です!!

キャンプ地からおそよ45分。登っていたのはただの山ではなく火山だったんです。そして到着したのがエルタ・アレ火山(Erta Ale)の火口です。

エルタ・アレ

エルタ・アレ(Erta Ale)は、エチオピア北東部のダナキル砂漠内にある活火山。

標高613m。エルタ・アレとは現地に住む遊牧民族・アファール族の言葉で「煙の山」を意味する。山頂に2つの火口があり、そのうちの1つの火口内には世界的にも数少ない恒常的な溶岩湖がある。活動中の溶岩湖としては最も古く、地表にある火山の中では最も低いとされている。エチオピア国内で最も活発な火山で、現在も活発である。【Wikipediaより】

ウォー!!巨大な深い穴の下をのぞくとかすかに見えるマグマにテンションは上がります。赤々と燃えるマグマ。

そしてまぁ煙がすごいんです。マスクをしていても咳き(せき)込んでしまう火山独特の煙が下から吹き上がってきます。「煙の山」の名にふさわしいモクモク具合です。

煙以外にもう一つすごいものが。それが音です。燃えるマグマの音!危険であやしささえ感じる音が下の方から絶えず聞こえてきます。

煙によって視界はさえぎられるので、基本的に見えるマグマはわずかです。しかし、そのほんの小さな赤い光に地球の命を感じました。ちなみにこの「マグマ」という言葉。英語なんですね。私、今日まで日本語だと思って使ってました。日本語だと「溶岩」になります。いつの間にか当たり前のように使っている英語の一つかもしれません。

ちなみに、実際にはこんなに赤々とした光景は見られません。カメラのチカラです。やはり夜暗くなってから写真を撮る場合は、スマホのカメラでは限界があります。幻想的(げんそうてき)な写真が撮りたかったらやはりカメラは必需品(ひつじゅひん)!火山の煙は燃えるマグマによって赤く照らされます。

その前に立てばこのとおり!火口を背にしたシルエットはスリリングですが赤と黒のコントラストが美しく映えます。【カメラの設定:F値 2.8/シャッタースピード 1/1.6/ISO 6400】

ということで実は道中も見える山々はほぼ火山という火山だらけの砂漠ダナキルを走りぬけ、人生初のマグマに興奮した本日。その後キャンプ地へ戻ってきて、夕飯を食べたら今晩は野外にしかれたマットレスに横になり、夜空を見上げながらの就寝(しゅうしん)になります。少し汗ばむくらいの暑さですが、風もあり気持ちのいい夜。幸運なことに今夜はほぼ満月(昨日が完全な満月でした)。ツアー初日は大自然の中でゆっくりと眠りにつくのでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの32歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。