2021年5月20日、天気晴れ。(※2024年6月更新)
日本を昨夜9時に出発した飛行機が通るのはこれまで何度も利用している成田⇄アディスアベバ(エチオピア)ルート。
一度韓国の仁川空港に着陸してここで荷物チェックを受けるのも定番になっていたわけですが、久しぶりの飛行機ということで全てが新鮮です。
再度同じ飛行機に乗り込み、本日深夜0時。
日本にはすでに別れを告げましたが、これでアジアとの完全なお別れです。
飛行機はいよいよアフリカ大陸に向けて離陸しました。
ということで本日は時差を含めて1日31時間の長い日となりますが、これがほぼ全て移動時間。
エチオピア航空の機内食がちょっとレベルアップしていたことや、フライトアテンダントの方に「アムセグナル」とアムハラ語で挨拶したら喜んでもらえたことなど、ルートは同じでも道中で様々なことが起きるのが面白いところです。
海外への行き方-応用編-
今日は旅の物語も進めながらこの自粛期間中に次の旅に向けて準備した2つのことを書き記したいと思います。
アフリカ54ヶ国制覇の旅-第1章-の旅のはじまりに紹介した海外への行き方-基本編-の第二弾になります。
パスポートを増補する(※2023年3月に制度廃止)
アフリカを26ヶ国も旅しているとパスポートのページがどんどん出入国スタンプで埋まっていきます。
もちろん何より嬉しいのはシールタイプのビザで、これが貼られた時の
『来たぞ感』
はたまらないもの。
ただアフリカの入国管理の方たちはとにかく空いてる真っ白なページを使う傾向があり、いつの間にか残りもあとわずかになってしまいました。
なので今回はパスポートのページを増やす手続き(増補)をするために地元横浜のパスポートセンターに行ってきました。
気分は追加パーツで強くなる仮面ライダー。
いざ、変身!!
では、館内に入ってからの流れをご紹介します。
❶ 「一般旅券査証欄増補申請書」を記入する
❷ 申請書を提出して「増補パスポート(旅券)引換証」をもらう
❸ 収入証紙&印紙を2500円分を買って貼り付ける
❹ 時間になったら受け取る
事前の申し込みなどは一切不要でパスポートと手数料さえ持っていけば増補をしてくれます。
しかも即日!
いや、なんなら今回私は申請書を書く所から受け取りまでになんと30分もかかりませんでした。
まぁ年末の一番最後の営業日に行ったのと、コロナの影響でそんな増補どころじゃないよという人が多いことが理由かもしれません。
ほとんど人もいませんでした。
これまでよりも1.5倍ほど分厚くなったパスポートを手に取ると自分の旅人レベルがアップした感じで、脳内でドラクエのレベルアップ効果音が鳴り続けました。
「これでもうどこでも行けるぞ!」
という感じで、コロナ禍の中ですがパスポートを増補してアフリカ旅再開への思いを高めていたのでした。
2500円で誰でも簡単にできるので、ちょっとテンション上げたい方は是非やってみてください。
日本の旅券法が一部改正されたことにより、この増補制度は2023年3月に廃止されてしまいました。
まぁ、アフリカで増補したパスポートを見せるとたまに
「なんだこれは!?」
的な疑いの目を向けられることもあったので、妥当(だとう)な判断なのかもしれません。
パスポートの残りページ数が少なくなった場合は新しいパスポートの発給申請を行って下さい。
そんなこんなで韓国から12時間ほどで到着したのはエチオピアはアディスアベバのボレ国際空港です。
「・・・帰ってきた」
1年2ヶ月前に日本へ帰国する便に搭乗したのがこの空港でした。
パニック状態の空港スタッフさんや全身防護服の旅行者の姿に事態の大変さを感じ『コロナ』を初めて実感したあの日のことは忘れられません。
そして再びこの空港に戻ってきました。
以前の様に人でごった返すなんてことはありませんが、それなりに人がいて空港が動いていることに安心感を覚えました。
まだまだ旅行者の数は少ないはずですが、こうしてボレ国際空港が動いているから私はアフリカの国々を旅することができます。
何気ない空港の様子に嬉しくなりながら1時間のトランジットで次の飛行機へと乗り込みます。
さぁ続いてもう一つ。
今回5度目の渡航をするにあたって絶対にやらなければいけないことがありました。
コロナ禍の旅では必須のPCR検査です!
PCR検査を受ける(※2024年6月現在は不要)
その名前は当然嫌というほどに何度も聞いてきたわけですが、実際に自分がやるとなると緊張(きんちょう)するものです。
「いったいどんな怖い器具を使ってどんな恐ろしい検査をするのだろう・・・」
なんて小心者の自分は勝手な想像をしてしまうわけですが、ネットで調べるとなんとそこに出てきたのがオンラインで自宅で検査ができるという「Tケアクリニック」でした。
お値段も最安値とのことで、人生初のPCR検査はこちらの医院にお願いすることに!
ネットで申し込むと検査キットが翌日には自宅に届くというスピーディーな対応に感動。
大事な英文の陰性証明書の発行をキット到着後に申請して、検査日時を決めたらあとは当日Zoomで医師の方のガイダンスに従いながら唾液(だえき)の採取をするだけ!
という素人(しろうと)でもわかりやすく簡単にできる検査内容になっています。
現在旅行者の入国を許可している国もPCR検査の陰性証明書の提示だけは義務にしている国が多いです。
またその検査日時に『72時間以内の検査結果』などの時間をしている国もあるので、事前に渡航する国の情報を調べてから検査日時は決定します。
ちなみにナミビアは入国前7日間以内に取得したPCR検査の陰性証明書が必要です(2021年5月時点)。
また、中には唾液検査ではなく鼻咽頭検査の結果のみ有効という国もあります。
とにかく今後の海外渡航では入国に求められるPCR検査についての事前調査が非常に重要になってきます。
5月17日に検体の採取と配送をして翌日18日には検査結果が出ました。
結果は「陰性」でホッと一安心。
これをクリアしないとアフリカへの道が完全に閉ざされるので、なんだかんだで結果が出るまで不安でした。
YouTubeに検査の流れをまとめたので是非ご覧ください。
今読み返すと遠い昔のお話のような感じですね。
わずか3年前の出来事ということに驚かされます。
2024年現在、海外渡航の際にPCR検査の陰性証明書の提示を求められることはまずありません。
ただ、外務省のホームページ情報によるとアフリカではジブチへの入国に限って必要とのこと。
まぁ、何が起こるかわからない世の中なので、私は念のために旅の荷物にワクチン接種証明書を一枚入れておいています。
とにかく、再び楽しく旅ができるようになって本当に良かったです。
さぁ、これでついに行けるぞ!
と一気に気持ちはアフリカへ。
PCR検査の陰性証明書は念のためにカラーで印刷。
乗り継ぎの際にも提示を求められるので手荷物にいれておきます。
先程のアディスアベバの空港でもチェックをされました。
そしてアディスアベバから5時間のフライトで南アフリカのヨハネスブルグにあるORタンボ国際空港に到着。
ここも乗り継ぐだけの空港なのでさぁ次の飛行機出発までまた待つぞ〜と思っていたらまさかの事実が発覚!
なんと南アフリカは乗り継ぎでも一度入国が必要とのことでした。
「マジか!!」
別に焦る(あせる)ことでもないのですが、いきなり入国となると気持ちの整理が〜
なんて思ってたらあっさり入国してしまいました。
空港の中ですが1年2ヶ月ぶりに踏むアフリカの大地です。
ここは南アフリカのヨハネスブルグということで緊張感もある中、ロビーに出ると目の前にはいつもより人の数が少ない空港の景色が広がりました。
いつもだったら止まらないタクシーの客引きも心なしか元気がないのは嬉しいようなさみしいような。
ですが、通常よりは少ないものの人が行き交うORタンボ国際空港。
お店も開いているので次の飛行機までの待ち時間もなんとかなりそうです。
・・・と言いましたが実はその間なんと17時間!
出発は明日の早朝6時です。
外に出ることも可能ですが、今回は大人しくこの空港で待ちたいと思います。
とりあえずアフリカ到着しました!!
DAY192へ続く
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