モロッコを旅する⑦ 人気観光都市「マラケシュ」〜モロッコ家具職人&カサブランカの名物ママを訪ねて〜

2019年4月30日、天気晴れ。

モロッコの歩き方

モロッコと日本の時差は8時間になります。この文章を書いているのはカサブランカの街へともどる電車の中、時刻は夕方4時。日本はちょうど2019年5月1日に日付が変わったところです。日本の新しい「令和」の時代が始まったんだなと、遠いアフリカの地で思いをはせながら今日もブログを書いていきたいと思います。

長距離バスの移動疲れ(づかれ)と、昨夜飲んだビールのおかげで気持ちの良い睡眠(すいみん)から目覚めてスタートした本日。今回泊まったのは1泊700円というモロッコ旅最安値のドミトリーsun hostelです。こんなに安いのにWi-Fiは部屋でも使えるし快適(かいてき)だし、それに何より中心街まで歩いてすぐという立地!最高でした。

今日がモロッコで過ごす最後の一日!ということで、また一つ旅が終わるなんともいえない感じにジーンとしながら、今日はめずらしく朝からレストランでモーニングタジン。塩気のある肉と卵のマッチが完璧(かんぺき)でした!定番のオレンジジュースと美味しいコーヒーを飲みながら見下ろすのは、モロッコ最後の地として選んだ⑥「マラケシュ」の街です。

⑥マラケシュ

マラケシュモロッコ中央部の都市。ラバトの南西約280kmアトラス山脈山麓の丘陵地帯、テンシフト川の南岸に位置し、「南の真珠」と呼ばれてきマラケシュは、ベルベル語で「神の国」を意味する。2012年の人口はおよそ90万人で、カサブランカとラバト、フェズにつぐモロッコ第4の都市である。【Wikipediaより】

マラケシュの中でも有名な観光スポットの一つ「ジャマエルフナ広場」。昨日の夜もここにやってきたのですが、ものすごい熱気で盛り上がるこの広場。食べ物や果物ジュースが売られていたり、お土産屋があったり。モロッコの音楽でにぎわっている場所もあちこちに!深夜0時になっても終わることのないお祭りにたくさんの人が集まっていました。昼になると少し落ち着いた感じでしたが、それでも朝から地元の人々が商売をする姿があります。

この旅で何度目の「メディナ(旧市街)」かわかりませんが、ここマラケシュのメディナも他の観光地同様にたくさんの店が並びます。通りは幅(はば)が広くて歩きやすく、居心地の良い開放感があるのはマラケシュならではかなと。

巨大迷路のフェズの街を訪れたあとだと余計にそう感じるのかもしれません。歩くのが楽しくなるメディナ!ということで、今日もたくさん歩きました。

この街もモロッコの特徴(とくちょう)であるテーマカラーが際立つまちづくりが行われています。建物や通りの壁(かべ)のやさしい温かみのある赤。

先日青い街シャウエンで出会ったお兄さんがこの色を「マラケシュハマル」と呼ぶことを教えてくれました。「ハマル」は赤という意味だそうです。絵の具の赤では表現できないマラケシュ独特の赤!そしてその赤に合わせたタクシーのたまごイエロー的な色がまたまたマッチしていてオシャレです。

街によってスパイスの盛り方もそれぞれ。このカラーコーンばりのとんがらせ具合が絶妙(ぜつみょう)です。

こちらはスパイスではなく染料。モロッコは歩いているだけで色のパワーをたくさんもらえます。

そしてたまたま通った道で面白そうな場所を発見!何かを作っている町工場に興味(きょうみ)をひかれおじゃますることに。…しかし、そこは職人たちのエリア。険しい顔であいさつしてくるので、いったん退散することに。…でも見たい!!

こういう時のワザはやっぱり「あいさつ」と「笑顔」に加えて「目でうったえる」!これです。あなたの職場が見たいんです!!というリスペクトを目で表現します。

そうしたら入れてくれました!しかもエリア内を案内までしてくれてフランス語でいろいろ説明してくれました。

ここマラケシュは職人の街で特に木工や金属加工が有名なようです。モロッコの家具は細部までこだわる繊細(せんさい)さや、シンプルかつオシャレなデザインが印象的!職人さんたちのものづくりへの情熱をこの目で見させてもらいました。

表通りの観光客でにぎわう場所の反対側でひっそりと仕事に真剣に取り組む職人のみなさんの姿はカッコよかった!こういうガイドブックにのっていないモノやコトを発見できた時はものすごくしあわせです。

職人のみなさんは写真が嫌いな人が多かったですが「写真とってもいいですか?」と聞くと「仕方ねぇなぁ〜」という感じでオッケーしてくれるのがまたうれしかったー!メルシー!!

日本の神奈川県の伝統工芸である箱根寄木細工に似た工芸品も発見!こういう細かな職人芸にもモロッコと日本には通じるものがあるような気もしてきました。

そして個人的に見つけてテンションが上がったのがこちらの紫の花!ジャカランダという南部アフリカでよく目にする花木です。モロッコで見られるとは思ってなかったので思わずテンションが上がりました。

このあとの移動のことも考えてかなり急ぎ足で回ったマラケシュ。これまで回った街の中でも特に観光客の数が多く、メディナでは旅行ツアーに参加している団体がいくつも!マラケシュにはツアー会社もたくさんあり、この街からモロッコのいろいろな観光地に行くのが主流のようです。美しい庭園などマラケシュには見どころが他にもあったのですが、あまりにも長い入場待ちの列を見て断念しました。

ちなみに、アラビア語で名前を書いてくれる場所を発見!よく海外で相手の名前を日本語で書いてあげるとよろこんでもらえるのですが、逆もしかり。「手帳に書いてくれます?」というお願いにも快く(こころよく)対応してくれました。

それにしても暑い!!帰りの駅に向かうタクシーのお兄ちゃんは「これじゃ暑くないよ!」と長そでを着ながら平気な顔で言ってましたが、30度は超えてたと思います。短い時間でしたがたくさん歩いてモロッコ最後の地を堪能(たんのう)しました。そしてここからは電車に乗って移動です。立派なマラケシュの駅から向かうのははじまりの街カサブランカ。

久しぶりの電車は快適(かいてき)だし速いしであっという間にカサブランカにもどってきました。着いてすぐに感じる肌寒さ。海沿いの街は風もあり寒いことや内陸のマラケシュが本当に暑かったことを改めて実感しました。

そして今日は前回とは違う方面のホテルに泊まったのでまた一味違ったカサブランカのにぎわう様子が見れました。時計回りで一周した今回のモロッコの旅。場所によって全く違う顔を見せる非常に面白い国でした。が、まだ終わらない!!最後にこれだけはやっておきたいことが1つ。

初日に食べた魚の味の感動と、カキを食べたいという期待を胸に、やってきましたフィッシュマーケット!!…しかし、人が少ない。これはもしや終わってしまったのか…と思っていたら、一軒だけオープンしているレストランを発見。しかもそれはこの前「次はウチの店に来てよ!」と声をかけられていたお店でした。その彼にも再会できて、これで一安心!そしてこの日一番の感動はこの後に待っていました。

一週間前にも訪れたこのフィッシュマーケット。そこにならぶ見事なカキたちに大興奮(こうふん)。「うわぁー!」とか「スゲー!」とか言いながら市場をウロウロして写真を撮っていた私。その時、するどい眼光でこちらを見ているおばちゃんを発見。明らかに怖そう。もうお昼を食べておなかがいっぱいだったので、この時は買わずに通り過ぎたわけですが、今日はカキリベンジ!今日こそはという気持ちでやってきたわけです。するとそこにまたあのおばちゃんが。そして目があったその時!!

「私はあんたのことを覚えているよ」

少し高い位置から見下ろすようにじっと私の目を見て声をかけてきたおばちゃん。フランス語で話したその言葉の意味はなんとなく理解することができました。ただやっぱり目ヂカラがすごい。ただ負けてられません。ここに来たのはこれを伝えるためです。

「カキを食べに来ました!」

すると…おばちゃんがニッコリ笑ってくれたんです!!やったーー!と嬉しく(うれしく)なった次の瞬間(しゅんかん)、またさっきまでのするどい眼光にもどるおばちゃん。何かを従業員の一人に支持しています。するとカキを開き始めるお兄さん。いやいや、ここでは食べないよ!向こうのレストランに持っていきたいんです!!と慌てて(あわてて)伝えると従業員のお兄さんが教えてくれました。

「これはママからのギフトだよ」

ママーーー!!マジかよーーー!!またまたニッコリ笑顔!そのあともフランス語でいろいろと話してくれるママ。内容はわかりませんがきっとこんなことを言ってくれてるのかなぁなんて想像することはできました。本当に一期一会。ママの名前はズーズー。このフィッシュマーケットの名物ママです!

カサブランカでは1個100円ちょいという値段でものすごく美味しいカキが食べれてしまうからもう最高!ママがギフトとしてくれたカキはしあわせの味がしました。

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