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DAY20 モーリタニアを旅する③「モーリタニアの最北の港町 ヌアディブ」と世界で最も長い列車

2019年5月4日、天気晴れ。

こんな感じで今日という日が終わるということを、今朝の自分は予想できるはずもなかった。今日もそんなドキドキに満ちた一日でした。毎日が新しい出会いと発見、ぐうぜんの出来事で満ちるアフリカの旅も今日で20日目!先のことが全くわからないということを楽しむよゆうをもつことが人生には必要だなと感じる今日このごろです。

モーリタニアの最北の港町 ヌアディブ

昨日の地図だと地形がわかりづらかったのでかくだいした地図でもう一度場所を示します。ちょこんとつき出た半島の先にある街で、すぐ北にはとなりの国モロッコ(西サハラ)があります。見るとわかるように海に囲まれているこの半島。こんな場所になぜ街をつくったのかが本当に不思議です。さらに、ここがモーリタニアでヌアクショットに続いて2番目に人口が多い街というから面白い!正直来る前は小さな町を想像していましたが、やはりモーリタニア2番手はだてではありません。たくさんの人でにぎわう街の様子。まずは写真でどうぞ。

人が多いのですが、ヌアクショットよりは人びとによゆうがあり、和やかなふんいきがありました。特に街で会う子どもたちの楽しそうに兄弟や友だちと遊ぶむじゃきな姿が印象的でした。ヌアクショットだとよく見られたお金を求める大人や子どもも、ヌアディブではあまり見かけません。ゆったりとした時間が流れます。

市場にも入ってみました。

立派な野菜がきれいにならび、肉屋ではなんとラクダの肉も売っていました。自分が気付いていないだけでもうすでに食べているかもですが、ラクダ肉はぜひ食べておきたいものの一つに加わりました!

海沿いの町ということで、市場には魚もたくさんならんでいました。まぁそのサイズの大きいこと!で、自分は明らかな旅行者で、当然魚なんて買うことができないのですが、そんな自分にも本気で商売をしてくるお母さんたち。自分をむかえ入れてくれることがありがたいのと同時に、ヌアディブの町を盛り上げるお母さんやお兄さんたちの元気なパワーを感じさせられました。

活気ある市場の近くでは、大通り沿いでミシンをあやつる男性たちの姿が!ヌアクショットでもおとずれた布屋さんはこのヌアディブの町にもたくさんあります。そしてお客さんが買い上げた布のはしをミシンで始末をするのは男性の仕事なんです。これはアフリカ南部でも同様で、男性がミシンを使う姿はこちらでは特別ではありません。今日も見かけた方は全て男性でした。器用にミシンを使ってササっとぬい上げてしまう職人技はお見事!自分もこれぐらいミシンが使えるようになったら…と思うのですが、そのためにはやはり練習が必要そうです。カッコいいです、ミシンが使える人!!

市場のあとは、やはり見ておきたい港!事前に調べたモーリタニア情報の中に「世界最大の船の墓場がある」というのがあったんです。ヌアディブ湾に行けば見れるかもと思い行ったのですが、結局見つけられず。ですが、それよりもすごく楽しい場所を発見しました!こちら!!

港で取れた魚を天日干しする加工場とでも言いましょうか。その広さはなかなかのもので、いろんな種類の魚が干されていて、まぁなんとも言えない魚のにおいがたまりません!日持ちしない魚を干して保存するという文化は魚の国に共通するので、なんとなく親近感がわいてきます。

ミシンが使える男たちもいいですが、やはり海の男もかっこいい!彼はめずらしく向こうから「いっしょに写真をとってくれ!」と声をかけてきました。やっぱり日本人がめずらしいのかなと。そして英語が少ししゃべれた彼はナイジェリア出身とのことで、このとれた魚をナイジェリアに送るそうです。

そして、ここまで来たらあれをぜひとも見たい!と思い、そのあとは加工場をウロウロ。漁師というと少し近づきがたい人たちなのかなと思ったら意外にもすごく気さくな方が多く、自分がそこにいても全然構わないよという感じでした。あれを見たいんだ!と伝えると、全てフランス語ですが「この道をまっすぐ行けばある!冷凍庫の中だ!」と教えていただき、たぶんここかなーとなんとなく入ったお店でようやくご対面できました。

タコです!日本人にとってなじみのあるこのタコ。なんと世界の半分以上のタコは日本人によって食べられているんです!タコ好きな国といっても過言ではありません。そしてそのタコですが、ほとんどが海外からの輸入に頼っているのですが、その頼っている国というのが前回めぐったモロッコとここモーリタニアなんです!特にモーリタニアのタコは有名で、日本のスーパーでも数多くモーリタニア産のタコが売られていると思うので、今度機会があったら調べてみてください。なので、モーリタニアに来たならばタコを見ないと!!と思いずっと探してました。小さくてかわいいタコだった~。

そして、見るだけじゃ満足できません。同じく、タコを食べたいとこれまでずっと思いながらことあるごとに「タコの食べられるレストランはある?」といろんな人にたずねてきました。その度に親切に教えてもらうのですが、そこに行ってみるとタコは無いよ!と言われなみだをのんできたわけですが(でも出てきた料理はどのレストランも最高でした)、ついに!タコを食べれるレストランを発見しました!!その名も「TAKO」!!ここで食べれなかったらどこで食べれるのという感じで待っていると、

見事な肉厚のタコが出てきました。歯ごたえのしっかりしたジューシーなタコ!塩気もちょうどよく、素材そのものを生かした味でした。あとからわかったこととして、ここモーリタニアではタコはあまり食べないんだそうです。まぁ日本人が世界の半分食べちゃってますからね。これからはモロッコとモーリタニアに感謝をしてタコを食べようと心に決めたのでした。ちなみに、ここで他にもトマトの前菜とイカのフライ、魚のスープを食べたのですが、これがまたかなり美味でした。

ということで、港とシーフードをまんきつしたところで、ヌアディブともお別れです。ホテルにもどって荷物を受け取り、お世話になった受け付けの彼女に次の行き先を伝えました。スマホのほんやくアプリで昨日からずっと親切にいろいろと教えてくれた彼女。すると、

「鉄道で行ける」

とスマホに表示されているんです。鉄道??モーリタニアに鉄道はないぞ??ですが、彼女の説明は鉄道だというんです。そして、その鉄道は鉱物を運ぶためのもので、無料で次の行き先まで乗れるというのです。マジか!これは全く想像してない答えでした。正直次の目的地は主要道路からも外れ、非常に行きにくい場所にあるんです。なのでもう一度8時間かけて同じ道でヌアクショットにもどるのかなーと思ってたので、これは予想外!早速タクシードライバーに駅に行きたいと伝えてホテルを出発しました。ホテルNOUR EL HOUDA、1泊1200ウギア(3600円)でWi-Fiがバッチリ使えて部屋も広々かいてきでした!何より受け付けの彼女が本当にいろいろ助けてくれました。メルシー!

そしてたどり着いたのがこちらの駅。なんとも不安になるかんさんとした感じですが、ここから本当に行けるんだよね?要は貨物列車に乗るのですが、本当に乗れるんだよね??とこの時までまだ不安でした。が、一気にこの不安を解消する出会いがありました。

英語話せますか?とたずねたら、もちろん!といって応えてくれたのは、先生と同じバックパッカーのみなさんでした!!どこに行くの?と聞くと

「シンゲティだよ!」

もう100%安心しました。同じ目的地に向かう心強い4人との出会いです。出身は全員バラバラで、明らかに先生よりも旅なれしている先ぱいたち!いやー、本当によかった。そして彼らの話によると、シンゲティに行くには途中の駅で降りて、タクシーで移動して、またバスに乗る必要があるとのことでした。うん、本当にいっしょになれてよかった。ということで、ここで列車が来るのを待ちます。

だんだん人が増えてきました。この列車「モーリタニア鉄道」は、実は世界で最も長いと言われていて、その長さは先頭から一番後ろの車両まででなんと全長約3kmもあるそうです!!この長さのすごさは、数字でも感じられるかもしれませんが、実際に見るとまぁとんでもないです。ゆっくり走る列車としても有名らしいこの列車。そしてなによりそれが無料で乗れるというからすごい!これを教えてくれたのは、イタリア出身の元気なおばちゃんバックパッカーのオリアナです。

なかなか来ない列車。二度ほど列車は来たのですが、これではないということで待つことに。いろいろルールはあるようです。そして、夜の10時に列車は来るという情報が入り、この駅で7時間ほど待つことが決定。でも、心細くないのはみんながいるから!もうバックパッカーのみんなの話はとっても面白くて、写真を見せてくれながら行った国の話をしてくれたり、次に先生が行く国のオススメを教えてくれたりで、本当にみりょく的な話ばかり!!真っ暗になってもまだ列車は来ませんが、楽しい話が続きます。

そして夜9時、ついに列車がとうちゃく!真っ暗な中、ごう音とともにやってきた列車は、かなりのはくりょくがありました。荷物を持っていざ近くまで行くとまたその大きさにあっとうされますが、これに乗るというのがまだどこか他人事。地元の乗客のみんなにも手伝ってもらい、荷物を先に放りこみ、そのあと先生もいざ乗車。ハシゴを使ってよじ登るように貨物列車の中に飛び乗りました。いやー、不思議な感覚です!ふだんは貨物が入るところに今は先生ふくめて15人くらいが入ってるんです。めったに体験できないシチュエーションにもうテンションが上がります!!

そして列車が出発!電車ではないので、完全に先頭の列車に引っ張られて動くわけなので、いつ出発するかも全くわかりませんし、ガタンゴトンなんて音では表現できないゆれで列車は動き出します。思わずかんせいがあがるしゅんかんです。そして動き出したらもうそこは天井なんてない夜の外の世界なので、風がすごい!さらには砂漠の中を走っていくのでものすごい砂!ですが、見てください。

そこには満点の星空!!写真では表現しきれない360度全てが星につつまれた世界をながめながら今夜は貨物列車の中でねむりにつくのでした。まぁ実はそんなにかんたんにはねむれなかったのですが、その話はまた明日。

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ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの32歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。