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DAY36 カーボベルデを旅する⑤「言葉にできない絶景の大自然をトレッキング サントアンタン島」

2019年5月20日、天気南は晴れ北はくもり。

多分こんな感じだろう。おそらく!なんて感じで情報社会の現代は、たいていのことは事前に調べることができるので予想がつくものです。「地球の歩き方」とか「ことりっぷ」を読めば旅行気分はすぐに味わえて、こっちが要求している以上の情報が手に入ります。先生も好きです。まぁでも言い方を変えれば旅のネタバレ。それでも事前に知っておくことは旅の準備や安全面でも重要なので、先生も常にネットでいろいろ調べてから旅をしています。が、今日は本当に予想外が立て続けに起こりました。百聞は一見にしかずという言葉の今を今日ほど感じたことはないかもしれません。自分の想像を超える出来事の連続だったカーボベルデ6日目。今もまだ感動のよいんにひたっているのですが、時間を巻き戻しながら振り返っていこうと思います。

今朝はまた早朝から行動開始!カーボベルデの旅は常にフェリーや飛行機の時間を意識して動くことが大切です。1日に何便も出てるわけではないので、もし乗り遅れたらその島で待機することになることもあります。実は時間にルーズで朝にも弱い先生にとってはけっこうキツイ!かと思いきや、自然と目が覚めたり荷づくりも思いのほかスムーズにできてしまうから不思議です。次の島にはまたすごく楽しいドキドキやワクワクが待っている!そう思えるから自然とカラダが動くのかもしれません。

ミンデロの街で1日お世話になったのはこちらの宿「Maderalzinho」。まぁ快適すぎていつまでもいたくなってしまうみりょくがありました。昨日宿にとうちゃくするとなんとコーヒーのサービス!そしてそこに一緒に出されたシナモン風味のフワッとしたケーキがこれまた絶品!!オシャレな内装にも心をガッとつかまれ、オーナーさんもすごく親切な方でもう居心地がよすぎるんです。そしてだからこそ気になるのが宿泊費に含まれる朝食。だったのですが…これが食べられない。フェリー乗り場に7時半には行かなくてはならないから…。後ろ髪を引かれるとはまさにこのこと。外観からは非常に見つけにくいのですが、こんなところにこんなステキな宿があるというのもまたミンデロの面白いところかもしれません。1泊およそ2500円。ステキな宿でした。

ということで朝日を浴びながら港へ向かいます。今日向かう島がこのカーボベルデの旅で行くことのできる最後の島!「最後」という言葉はやはり気分を高めてくれるものです。そして港が見えてくるとさっそく同じフェリーに乗る人の姿が。

たくさん!こんなにいるの!?とその数に驚かされました。これまでもフォゴ島やマイオ島に向かうフェリーに乗りましたがこの数は明らかに倍以上!チケット売り場にも長蛇の列ができていました。

ここは昨日のうちにチケットを買っておいてよかったです。計画的に動いておくとこういう瞬間にちょっとしたお得感が味わえます。ちなみにこのミンデロの港のフェリーは首都プライアとは違う系列の会社でした。チケットがかわいくてこれはとっておきたいなと思ったのですが、なんと回収されてしまうので残念。ちゃんと写真をとっておいてよかったと思うのでした。

さぁ乗船です。いよいよ向かうカーボベルデ5つ目の島。実はサンヴィセンテ島からは非常に近くて、その島のシルエットを昨日も何度か目にしていました。

カーボベルデで2番目に大きい島。⑤「サントアンタン島」です。

それにしてもこの観光客の数!もちろん地元の方もいるかと思いますが、座席が全て埋まるんです。世界中の旅行者をみりょうするサントアンタン島に期待がますます高まる中、フェリーにゆられることわずか45分。ついにとうちゃくしました!

言葉にできない絶景の大自然をトレッキング サントアンタン島

まずそのフェリー乗り場に驚かされました。フードコートにお土産屋さん。エスカレーターまであって、もしかしてプライアの国際空港よりも立派なのではないかと思うほどです。そしてです。

外に出ると待ってました!という完全なるお出むかえ態勢のドライバーのみなさん。すばらしいかんげいを受けているようで、ちょっとした有名人気分を味わえるかもです。そしてそこまでしつこい声かけをしてこないので安心できました。さぁまずは宿を見つけるところからということで、いつもの地図アプリ「maps.me」で場所を探して向かうのですが、はい、無い。もう慣れっ子です。西アフリカの地図上の宿の位置情報はだいたい間違っている。これは西アフリカあるあるかもしれません。先ほど紹介したミンデロの宿も違いました。初めてこの宿が見つからない経験をしたモーリタニアがなつかしいです(DAY17参照)。こういう時はすぐに地元の方に聞く!これに限ります。ということで今日も道を歩く男性に声をかけると「こっちだよ!」と先導して道案内をしてくれました。助かります。そしたらなんと先ほどのフェリー乗り場から歩いて20秒くらいのとんでもなく近場だったことが判明。

さらには、この宿がまたすごかった!これが本日の予想外の一つ目。だったのですが、宿紹介はチェックアウトの日と勝手にルールを決めているのでこの予想外については明日書きたいと思います。

早朝のチェックインを済ませて部屋に荷物を置きまして、身軽になったところで活動開始です。とその前に、今日はしっかり朝ごはんを食べねば!ということですっかりおなじみカーボベルデの鉄板朝食カチューパです。地元の方に聞いたら「カチューパはストロングフードだ!」と言っていました。腹持ちもよく、豆とトウモロコシで朝からしっかり栄養が取れる国民食にすっかりハマってしまいました。しかも今日は目玉焼きが2つ!元気が出たところで出発です。

ここサントアンタン島の特徴は島の中央に山脈が走り、南と北に島が二分されていることです。本日1日ドライバーを務めてくれたカルさんによると、なんと南の方はここ2年雨が降ってないとのこと!北の方と同じくそこまで雨は降らないようですが、豊かな土壌(土のこと)にめぐまれた北部は緑豊かな自然が広がっているというのです。ということで、フェリー乗り場と宿のある南の町「ポルトノボ」からまずは車で山のてっぺんを目指します。

目の前に広がる山の方へとグングン進んでいくこの光景はどこかフォゴ島の火山ドライブを思い出させますが、これまた少し違うスリルがあります。山を越えて北へ!こんな無茶ができるのも道がしっかりしているからです。カルさんによると今の島の道が完成するまで15年ぐらいかかったとか。こういう道があるという当たり前のことにも感謝しないといけません。

どんどん上がっていくと緑の姿がチラホラと。自然の様子の変化を感じ取ることができます。

そして海の向こうには今朝までいたサンヴィセンテ島こ全体がはっきりと見えました。サンヴィセンテ島は小さいので写真に収まりきります。あの島もカーボベルデ、この島もカーボベルデ。だいぶこの感覚に慣れてきたつもりですがやはりふと思い出すと面白いです。

車で登ることおよそ40分。標高はおよそ1400mの所までやってきて、ついにここから今日のメインイベントであるトレッキングが始まります!山の中を歩くというやつですね。日本からお気に入りのトレッキングシューズを持ってくるべきだったのですが、ここカーボベルデでトレッキングができるというのを知ったのはつい先日。このブログで何度も登場するポルトガルの旅人アンドレ(DAY22参照)が教えてくれたんです。カーボベルデはもともとポルトガルの植民地だったので、アンドレはカーボベルデについて詳しく、その魅力をいろいろと話してくれました。その中で彼が特に!とイチオシしたのがここサントアンタン島でした。2人でサハラ砂漠を4時間歩いた仲です。アンドレも歩くのが好きらしく、トレッキングは趣味だと。そのアンドレが「サントアンタン島には絶対に行くんだ!あの島でのトレッキングは感動すること間違いなしだから!」と熱く語ってくれたんです。そりゃ行くしかない!ということでこの島に来たのはトレッキングをするためでした。ネットで調べても特に有名な観光名所があるわけではないサントアンタン島。この島の感動を味わうために、本日はもう白さはどこかに消えたスタンスミスをはいていざトレッキングです!

「Cova」、ポルトガル語で「へこみ」を意味する火山の噴火によってできたカルデラからスタートします。これまた単純すぎるネーミングの場所なんですが、ここにすでにキレイでのどかな景色が広がって感動です。聞こえてくるのは風の音と鳥のさえずり。なんて非日常なんだろうと思いながら写真をとっていると、一向に進まないトレッキング。これからどんな景色が待っているのかワクワクしながら、まずは上り坂を進んでいきました。まだここは山のてっぺんではなくギリギリ南側。登っては景色に見とれ、登っては写真を撮りを繰り返しながら進んでいって、ついに北側の景色が目の前に開けた瞬間でした。

…言葉にできない絶景。…この表現を使ってしまうと、つまりブログじゃ伝えられないんじゃないかということになってしまいます。はい。もうその通りで、先生の文章力ではおそらくこの絶景の感動を100%届けることはまずできません。不可能と断言してしまいます。今日の予想外二つ目。感動の絶景が待っていることは知っていましたが、その想像をはるかに超える世界。この絶景を目の当たりにして出てくる言葉は「スゲー」の一言でした。

力強くそびえる山々の荘厳さ。その中にあって一際感じる植物や人々の存在。山の傾斜にそって作られた棚田の緑は鮮烈で、人の手によって切り開かれたうねる道は生命を感じさせました。なんだこの景色はという感じで理解が追いつきません。人がつくったのでもなく、自然がつくったのでもない、とてつもない地球の存在をそこに感じました。

どのくらいそこにいたかわからないくらいずーっとこの景色を見つめて目に焼き付けてました。十分に満喫したのち、いよいよ山を下り始めます。クネクネしたけっこうきつめの坂を下っていくのですが、その際にも目の前にはずーっとこの絶景。少し下って写真を撮って、少し下って感動して。もう全然進めません!だってすごい景色だから!!ドライバーカルさんは「4時間で下れる!」と言ってましたが、まず無理だなと。ちなみに目指すのは先ほどの写真の真ん中上部に見える海です。

植物たちとの出会いも楽しいトレッキング。

下っていくと今度はその棚田の美しさにみりょうされます。その見事な人工美と自然美の融合。サントアンタン島の農業がこの山の傾斜を利用して行われているわけです。

バナナです。黄色いスーパーで売られたバナナしか知らないと、この花を見るとギョッとしますよね。これがバナナの木!

マンゴーです。標高の高い位置だとまだ実はかなり小さめでしたが、山を下ってくるとどんどん大きく立派な実をたくさんつけたマンゴーの木が生い茂ってました。

一番下の方の水が十分にある場所ではイモ系の植物の葉が。

そして一番目にしたのがこちら、サトウキビ!もうあっちにもこっちにも!そして今は収穫の時期のようで、男性たちが鎌を使ってサトウキビを刈り取る作業を行なっていました。

そんな姿をじーっと見ていたら、なんと刈ったばかりのサトウキビをプレゼントしてくれましま!いやー、なんかすみません。で、かじってみるとあま〜いんですこれが。竹のような皮を歯でむくのが大変ですが、サトウキビの甘さはトレッキングのつかれにちょうどいい!オブリガードです。

ちなみにここサントアンタン島では、このサトウキビを使ったお酒(ラム酒)が有名なんです。はい、写真を撮ったということは飲んだということです。しかも昼から。トレッキングの途中に。アルコール40%越えとガツンとくるやつですが、非常にスッキリで、甘さがほんのりと口に広がる美味しいお酒でした。

トレッキングの途中、山の中にある小屋ではコーヒーもいただきました。大自然の中で飲むコーヒーはまた格別です!

2時間山道をひたすら下ると、そこからは車も走る下道になりました。ゆるやかに下っていって今回のゴールであるPaulという海沿いの町へと歩き続けること2時間半。今度は下から上へと見上げる絶景が続く中、途中でラム酒を飲んだり、アイスを食べたりと楽しみながらのトレッキングでした。いやー、大自然のパワーに背中を押されるようなトレッキング!最高でした。そして今回先生がたどったコースはサントアンタン島の数あるトレッキングコースの中の一つにすぎません。この島にはまだまだたくさんのコースがあり、つまりはまだ見ぬ絶景が存在するということなんです。この島に観光客がたくさん来る理由がよーくわかりました。そしてこの島がこれからますます注目されることになることは絶対です。

4時間半のトレッキングを終えて、Paulの町で待ってくれていたカルさんの車に乗り込み宿に戻ります。そしたら忘れていたことを思い出させるこの景色。そう、ここは島なんです。もう1日の中にものすごい景色が次々と出てくるので何が何だかわからなくなる感覚も!先ほどまでくもっていた空も南部に来るとまた晴れているからこれまた不思議。

観光国としてはまだまだ成長途中のカーボベルデです。ここサントアンタン島にはまだそこまで数多くのツアー会社のようなものもありません。ドライバーと一緒にスタート地点まで行き、ゴールで拾ってくれるという感じになります。ガイドさんもいるようですが、今回先生は一人でのトレッキングを選択しました。ちなみに、山下りの2時間は先生以外はだーれもいなく、完全に絶景独り占め状態!ラッキーでした。ドライバーのカルさん、本当に良い方で親切にしていただきました。

彼からもらった名刺です。サントアンタン島に来た際は是非連絡してみてください。

てなことでもう今日は本当にスゲー1日でした。予想外の三つ目も書きたかったのですが、もう長くなってしまったのでそれもまた明日にしたいと思います。サントアンタン島、来てよかった!

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ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの32歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。