フォロー

メールアドレスを登録して購読フォローお願いします。記事をメールで受信できます。

DAY113 レソトを旅する⑥「山の国が誇る美しいアフリカ最大級のダム カッツェダム」-グラベルロードを行くダム観光ツアー-

2019年11月6日、天気曇り。

昨夜、夜7時に首都マセルを出発したバスが「タバツェカ」という町に着いたのは夜11時少し前でした。馬に乗って滝を見に行き、そこからおよそ11時間の移動を経てやっと宿にたどり着いたということでまぁ疲れていないわけがなくすぐに就寝(しゅうしん)してしまいました。なかなかハードに動いているなぁと思うわけですが、まだまだこんなものでハードとは言えないということを知るレソトの旅最終日がスタートです。

先に本日の行程を確認しておきます。現在私がいるのが④の「タバツェカ(Thaba-Tseka)」になります。そしてレソトの旅の最終目的地に選んだ⑤の「カッツェ(Katse)」という町です。タバツェカからは60kmほどということで日帰りで行ける距離になります。昨夜の内にここまで来ておいたので、今日は余裕(よゆう)があるぞ!ということでもう次のアフリカ16ヶ国目に向けた移動もしておきます。⑥の「モコトロン(Mokhotlong)」から国境へのバスが出ているという情報をゲットしたので、今日中にそこまで行くことにしました。ちなみに目指す国境は⑦になります。

ということでまずはカッツェに向けて出発です。朝食込みの宿だったのでしっかり食べてから10時にチェクアウトして、宿から歩いてすぐのバス乗り場に向かいます。このタバツェカはスーパーも無いような小さな田舎町(いなかまち)です。閑散(かんさん)とした雰囲気(ふんいき)はありますが、人はそれなりにいるなという印象でした。ここもまた山に囲まれた町です。

そして午前11時に乗客が集まったところでバスは出発です!ちなみにタバツェカ〜カッツェ間は51マルティ(約380円)です。この絶妙(ぜつみょう)な51という設定がたまりません。たった1時間待っただけで出発という非常に順調な滑り(すべり)出しでした。はい、過去形です。でしたなんです。

バスが動き出してメインの道からカッツェ方面に向かう道に右折したところからでした。オフロードのスタート!まぁどこもかしこも道路が舗装(ほそう)されている国なんていうのはアフリカではそうそう珍しいわけで、当然このレソトにだって未舗装の道路はあるわけです。

が、忘れてはいけません。この国は「南アフリカのスイス」と言われる山の国なんです。山の国の未舗装道路とはつまり、ただの山なんです!!

まるで車でトレッキングをしているようなそんな感覚でした。これはすごいぞと。もう完全に私のイメージしていたカッツェまでの道のりとは違う景色と揺れ(ゆれ)が続きます。はい、誤算(ごさん)でした。

わずか60kmだと思っていたカッツェまでの距離がまるで永遠に到着しないのではないかと思えるくらいに果てしなく感じられるグラベルロード【舗装されていない道のことをこう呼びます】。

だんだん天気も怪しく(あやしく)なってきて、これは来たのは失敗だったかも…なんて久しぶりに気持ちで負けそうにもなりました。天気は気持ちに大きく影響します。

そして出発してから3時間!カッツェの町近くに来るとようやくタールロード【舗装された道のことをこう呼びます】になり、ついにたどり着いた今日の目的地!がこれまた閑散としているわけです。まぁここに来ようとしていたわけなので喜ぶべきなんですが、あまりにもハードな道のりを超えてコレかぁと正直意気消沈(いきしょうちん)してしまいました。

が、人がみんなやさしいレソト。私がこの町でしたいことを伝えるとすかさず車を手配してくれて、あっという間にこの場所まで来ることができました。本当にキヤレボーハしかありません。そしてこのなんとも立派な建物を見たらテンションは自然と上がります。

やってきたのはこの町にあるダムの管理局兼インフォメーションセンターとなっている施設(しせつ)です。レソトの旅の最後はこの山の国レソトが誇る(ほこる)ダムを見にこのカッツェの町にやって来ました!建物の中に入るとすぐのところにあるのがこのダムの模型(もけい)。思わず夢中になってしまったのですが、これじゃない!!全く気づかなかったその先にあるテラスの存在!!これ、外に出ていいんですか?と警備(けいび)の方に言うともちろん!という感じでドアを開けていただきまして、目の前に広がった光景がこちらです!

山の国が誇るアフリカ最大級のダム カッツェダム(Katse Dam)

The Katse Dam, a concrete arch dam on the Malibamat’so River in Lesotho, is Africa’s second largest double-curvature arch dam. (The Tekeze Dam, completed in early 2009, is now Africa’s largest double curvature dam). The dam is part of the Lesotho Highlands Water Project, which will eventually include five large dams in remote rural areas. The dam is just below the confluence of the Bokong River, which forms the western arm of the Katse reservoir.【Wikipediaより】

人生でそこまでダムは見てきていませんが、キレイなダムだなぁと素直に思いました。アフリカを旅してきてダムを見たのはこれが初めてです。

堤防(ていぼう)の上は歩けるということだったので、25分ほど歩いてやってきました!上からの景色もキレイでしたが、近くで見るとその大きさに圧倒(あっとう)されます!

美しいアーチ状のフォルムに見とれて写真を撮るために身を乗り出すと、その高さに手が震え(ふるえ)ます。高いところは正直そこまで得意ではないんです。ビビリなので。が、大好きなんです。だから勇気を出して何度も下を見ちゃいましたが、やっぱり震えます。

そしてこの山に囲まれたダムという美しい自然の中に巨大な人工物がドンと存在するこの違和感がたまりません!生ハムメロンや塩キャラメル的な感じで、反対のものだからこそよりお互いが際立つ(きわだつ)この感じ。例えがうまくないかもしれませんが、本当にそんな感じです。

このカッツェダムはレソトだけでなく南アフリカにも水を供給(きょうきゅう)する役割を担う非常に重要なダムとなっています。あの南アフリカの最大都市であるヨハネスブルグが他の主要都市とは違い海沿いではなく内陸にあるにも関わらず経済の中心地として発展している要因(よういん)の一つにはここレソトから水を引いていること挙げられます。

そのためダムの大きさもアフリカ最大級!残念ながら、いや、別に競っているわけではないと思うのですが、アフリカで一番大きなダムではないんです。2008年までは最大でした。レソトの名誉(めいよ)のために明記しておきます。現在はアフリカで二番目に大きなダムになります。ちなみに一番はエチオピアにある「テケゼダム(Tekeza Dam)」だそうです。

ちなみに先ほどの施設では午前と午後の1日2回、ダム見学ツアーが行われています。料金は30マルティ(約220円)と安すぎて心配するくらいのお値段!ガイドさんと一緒にダムの内部や一番下まで行くことができるそうです。残念ながら私が着いた頃(夕方3時前)にはもう終わっていたので参加できませんでしたが、是非見てみたかったなぁと。明日の朝9時に来い!と何度も彼が誘って(さそって)くれたのですが、これも何か意味があるのだということで断念することにしました。キヤレボーハ!

アフリカでダムを見るという初めての経験がここレソトだったこと。そしてここに来るまでの予想外の道のり。また一つレソトでの忘れられない思い出ができました。来てよかったなと!もちろんですが、ダムを一通り見終わった時には時刻は夕方4時を回っていました。当然計画していた行程はとっくに破綻(はたん)しています。だってこのあとまた来た道を戻るわけですからね。ですが、それもまた旅!思い通りにいかないというのが面白いものです。ちなみにダムを見ている間だけ見事に晴れた本日!わかってるねぇ〜お天道様!!と思わず叫び(さけび)たくなりました。人生は起きるべき時に起きるべきことが起こるわけです。何でも思い通りにならないといけない!なんていう窮屈(きゅうくつ)な考えはここアフリカでは消えてしまいます。流れに身を任せて自由気ままに動く。まさに雲の如く(ごとく)です。

さぁ帰るぞー!ということでタバツェカ行きのバス乗り場にタクシーで向かいました。町の名前も定かではない(おそらくMakhoabeng)ところにあるので場所を載せておきます。だんだん曇って最後は雨風が吹き荒れ(あれ)ましたが、もうドンとこいです。気持ちも負けません!

ということで今日も最後はこちらです。はい、やっぱり食べたいパップ!バスが出発する前にレストランでテイクアウトして車内でいただきました。この豚肉パップが食べられるのもこれが最後!レソトの味をしっかりと噛み(かみ)締めて美味しくいただきました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの32歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。