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DAY4 チュニジアを旅する②「サヘルの真珠スース」

2019年4月18日、天気晴れ。

今日で2日間お世話になった最初のホテルを出ました。まぁこのホテルに来たのは正直お金目当てのお兄さんに「日本人だよね!?」なんて感じで声をかけられ、気を許してしまった自分はその彼と宿をめぐりめぐって。彼がアラビア語でこうしょうしてくれるものだから引くに引けず…。で、どこもいっぱいな中、最終的にたどり着いたのがここだったという…あとから考えたらもっと安いところはあったのですが…。しかしオーナーさんが自分をよっぽど引きとめたかったらしく、ものすごい値下げしてくれたのでここに決めました。「HOTEL TEJ」特別価格で1ぱく2200円でした。本当自分にはよすぎるホテルでアフリカ最初の2日間を過ごすことができたのは、今思えばよかったかも!心と体の準備がしっかりとできた気がします。Wi-Fiも速くて、シャワーもあったかくて水あつ強め。そして何より受付の人がみんな親切。いいホテルでした。

さぁ今日はそこを出て首都から南へ約140kmの移動をします。今回移動の手段に選んだのは鉄道です。昨日は首都を走る電車でしたが、今度は街と街をつなぐ鉄道!さぁどんな旅が待っているのかとワクワクしながらチュニス駅へ。立派なたたずまいにテンションが上がります。

目的地を伝えてチケットを買おうと思ったら「次は12時20分」と紙に書いて伝えてくれたお姉さん。ちょっと迷いましたがチケットを買い、最後はしっかり「シュクラン!」。ありがとうを伝えるだけで、相手が自然と笑顔になってくれるのが好きです。外国に行ったらその国の「ありがとう」は最初に覚えた方がいい大切な言葉です。切符はなんと7.7ディナール、286円‼︎ありがたい価格です。さっ、出発まではカフェでコーヒーを。

街をあるいているとよく見かけるこの茶色とピンクのつぶつぶしたもの。左のなべで炒って手作りしているおかしです。食べてみるとさとうでコーティングしたあまいピーナツ!名前はカウカウと言うそうです。できたてはあったかくて美味しい!

鉄道に乗る

今日は天気が良かったので車内は暑かったですが、日本と変わらずすわって鉄道の旅を楽しむことができました。そして、チュニスをはなれて30分もすると、もうそこには首都とはちがう風景が広がっていました。大きな建物はなく、広い大地が広がっていたり、小さな町があったり。さらに車窓からは羊たちの群れをよく見かけました。羊は南部のアフリカでは見たことがなかったので、これにはおどろきました。

さぁそんな風景をカメラで少しさつえいしていたら、となりの女性から

「あなた、もしかしてYouTuber!?」

と声をかけられました。いやいやそんなYouTuberなんて言えないけどいずれ動画をアップしたいと思ってるんだ!という感じで伝えたら、そこからの鉄道旅は彼女との話が盛り上がりました。彼女の名前は「マリエム」です。まずはチュニジアの話から。パソコンを出して、写真と共にいろいろと教えてくれるマリエム。自分の国についてこんなにも熱と愛を持って伝えることができる彼女の話に心を打たれました。衣食住の文化や観光名所について話してくれた中で面白いなと思ったことを少し挙げると

  • アラビア語にもそれぞれの地域、国によって発音にちがいがある
  • チュニジア人はつり目と眉毛の色、そしてはだの色で見分けることができる(といっても、先生には無理ですが)
  • チュニジアの北と南では衣食住の文化にちがいがある(これは日本も同じですね)
  • きのうおとずれた「シディブサイド」は人の名前!(写真左のおじいさん)

いろんなことを教えてくれたマリエム。そしてその後は彼女が今勉強していることを一生けんめい話してくれました。彼女は今大学院の2年生で、遺伝子についての研究をしているそうです。人間の病気と遺伝子の関係を調べ、それをデータ化してたくさんの人びとの遺伝子情報を集めることで、少しでも病気の予防やちりょうに役立てるデータバンクをつくりたいんだ‼︎ということを語ってくれました。正直、先生にもむずかしい話だったので細かいところまではわかりませんでしたが、それでもマリエムの熱心な思いはバンバン伝わってきました。人びとの未来を思い、自分のきょうみに全力で取り組む彼女のしせいに感動しました。最初は算数が好きだったというマリエム。いつから勉強にきょうみをもったの?と聞いてみると

「最初からよ!算数が好きで、次は理科が好きになって。で、今はもうDNAを調べるのが面白くて仕方ない!サイエンスはすごく楽しいの‼︎」

勉強の楽しさに気づくことが自分の世界を広げるっていうことを改めて感じたマリエムの話。気がつくと目的地の駅にとうちゃくしていて、2時間半の鉄道旅は本当にステキな出会いで楽しい時間を過ごせました。

「スースへようこそ!」

マリエムのかんげいを受けて、チュニジア旅がまた続きます。マリエム、ありがとう!シュクラン!

サヘルの真珠(しんじゅ)スース

「サヘル」というのは西アフリカという意味です。その西アフリカの中でも真珠のように美しい街がここスースです。チュニジアの中で3番目に大きな街は、着いたしゅんかんから大きなにぎわいを見せていました。観光客もたくさん訪れるこの街。その理由は、なんとここには紀元前(0年よりも前)の街なみがまだそのまま残っているんです。世界史がわかる人はフェニキア人という人びとが作った古代都市。少し写真でご紹介します。

写真をよく見るとまわりにかべがあるのがわかるかと思います。まわりからのこうげきから都市を守るための高いかべが今もなおそびえています。実際に見てみるとその高さにおどろかされます。今はその中に入ると、まるでお祭りのように観光客向けにいろんな商品や食べ物を売るお店が路地にならんでいます。ただここ、一度入るとまわりはどこまで行ってもかべなのでぬけ出せなくなります。このスースの街は街そのものが世界文化遺産に登録されています。

スースの美しいものがもう一つ!街の中心部から歩いてすぐのところには美しい地中海が広がります。ビーチリゾートとしても有名なスース。海風があるせいかチュニスに比べると気温が少し寒く感じられます。夏になると多くの観光客でにぎわいそうです。

さぁということで今日はスースの街をさんさくしていたのですが、街のいろんなカフェやレストランでたくさんの人が真剣にテレビを見ているんです。何を見ているかというと「サッカー」です。これはアフリカあるあるの一つかもしれませんが、とにかくアフリカの人たちはサッカーを見るのが大好き。それは南も北も変わらないんだなと思っていると、試合終了直前あたりからみんな盛り上がり始めて、そして終了のホイッスルが鳴ったしゅゆかんから街中がさわぎ始めました!なんだなんだ⁉︎といろんな人に聞いたり調べてみたらようやく判明。先ほど見ていた試合は地元スースのサッカーチーム「エトワールサヘル」とサウジアラビアのチームとのクラブチーム同士の決勝戦だったんです!そりゃ地元民は喜ぶわ!!そしてその喜びを車のクラクションで表すのが面白い。そのあと夜9時ごろまで街ではクラクションの音がひびいたのでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの32歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。