チュニジアを旅する⑨ アフリカ初心者にオススメできるチュニジアの感動ポイント5選

2023年6月18日、天気晴れ。

DAY359の続き

チュニジアを旅する

2019年4月。
それまで勤めていた小学校教員としての職を辞してスタートしたアフリカ54ヶ国制覇の旅。
最初の国はどこにしようかなぁと考えた時、目をつけたのが

チュニジア

でした。
青年海外協力隊ではアフリカ南部のナミビアに派遣されたので、ならばこの大陸の一番北の国に行こう!と思ったわけです。
調べてみるとこの国の入国にはビザもいらないということが判明。
(滞在期限は3ヶ月まで)
アフリカ1ヶ国目にはまさにピッタリの国でした。

そして実際に訪れてみると・・・

世界遺産「スースの旧市街」

「なんじゃこりゃ〜!」

の連続で。
それまで自分が見ていた

『アフリカ』

とは全くの別世界が広がっていたチュニジア。
南部アフリカとは異なる街並みや食文化に終始驚きっぱなしでした。
さらに公用語がフランス語の国というのも初めての経験で、言葉が通じないことに苦労したのは懐かしい思い出です。
助けてくれた地元のみなさんのことは今でも鮮明に覚えています。
人の温かさにもたくさん触れた旅でした。
※2019年のチュニジアの旅の物語はコチラからお読み下さい。

さて、あれから4年が経ちまして。
これまでに訪れた国は43ヶ国。
様々な国を訪れる度に自分の中の

『アフリカ』

がアップロードされてきました。
あの頃の自分が思い描いていたアフリカは本当に小さい世界だったなぁと。
まぁあの頃があったからこそ「今」があるわけですがね。
どの国の旅も一つ一つが学びという財産になっています。

さぁ、思い出に浸ったところで、先ほどアルジェリアを出発した飛行機に乗ってやって来たのはその

チュニジア

です!
アフリカ54ヶ国制覇の旅もいよいよゴールが見えてきたかなぁというところですか、ココでちょっとブレイクタイム。

「既に訪れた国にもう一度行くのもイイんじゃない!?」

ということでついに始まる

【アフリカ54ヶ国制覇の旅 -おかわり編-】

もちろん新しい国へ渡航することを優先していきますが、そろそろこういう楽しみも欲しいなと思いまして。
そんなおかわり編でまずやって来たかったのがチュニジア。
自分にとって特別な意味をもつこの国に4年ぶりに入国です!

アフリカ初心者にオススメのチュニジア感動ポイント

入国カードを書くこともなく、何一つ必要なものがないチュニジアのスムーズすぎる入国。
スゴイ国だなぁと改めて実感するわけですが、これはまだ序の口にすぎません。
入国直後からさっそくいろんな感動ポイントがありまして。
アフリカの国々を見てきたことでよりハッキリと感じるチュニジアという国のスゴさを一気に紹介させていただきます。

①メアドのみでWi-Fi接続ができる空港

「そんなこと!?」

と思いますよね。
でもこれ、当たり前じゃないんです。
空港に着くとまずはネットが使いたいのでWi-Fiへの接続を試みるわけですが、よくあるのは名前に電話番号などイロイロ入力するパターン。
まぁ接続させていただけるので文句は言いませんが、これが意外とプチストレスになります。
が、チュニジアのチュニスカルタゴ国際空港はメールアドレスだけで即接続!
早い上に通信速度もバッチリときてるからもう非の打ち所がありません。
たかがそんなことなんですが、こういう小さい点への気配りが際立つのがチュニジアなんです。

②無料でもらえるSIMカード

続いてネット環境確保のためのSIMカードの取得ですが、これがまた衝撃で。
まず、入国審査終了後すぐです。
パスポートにスタンプが押され

「よし入国したぞ〜!」

と思いながら先へ進んだ次の瞬間。
右手を見るとアフリカではお馴染みの通信会社Orangeのカウンターがありまして。
こんなところでSIMカードが買えるのかと思いながら値段を聞いてみると

「無料でお渡ししています」

ウソでしょ〜!?
パスポートを見せるとSIMカード(25MB使用可能)を景品かのように渡されて・・・マジか!!

そして無料でモノをもらうと得した気分でついでにデータパッケージを買いたくなるもので。
これぞいわゆる『返報性の原理』というやつです。
到着ロビーに出るとそこにまたOrangeのブースがあるので、そこで一番小さい6GBを15ディナール(約700円)で購入。
あっという間に通信環境が整いました!

③ATMで現金が下ろせる

アルジェリアを旅したあとだからこそより強く感じるATMが使える有り難み。
チュニジアではなんの躊躇(ためら)いもなくATMにクレジットカードを挿入することができます。
現金も出てくるのでご安心を。

アフリカ旅中は必要最低限の米ドルやユーロを常に携帯していますが、それは万が一用に取っておくのが私のスタイルです。
手数料は取られますが毎回入国後にクレジットカードで現地通貨を下ろしています。
※出国時にチュニジアンディナールを米ドル等に両替したい場合は現金を下ろしたATMの領収書が必要です。

④安心して乗れるメーター付きタクシー

ちなみに入国後ここまでかかった時間はわずか10分。
その間に現金とネットという旅に欠かせない2つのアイテムが手に入ってしまうチュニジア。
恐るべしです。
そんなチュニジア入国後の感動ポイントのラストを飾るのはタクシー!
どの国に行っても毎回最初に直面するのが移動手段の確保問題です。
チュニジアは空港から市街地まではちょっと距離があるのでタクシーに乗る必要があります。
そこで知っておきたいチュニジアのタクシールールまとめです。

  • タクシーには、空港専用の『空港タクシー』と街中を走る『ノーマルタクシー』の2種類がある
  • 『空港タクシー』はドライバーの言い値で運賃が決まる
    ※お値段は高め
  • 『ノーマルタクシー』は走行距離によって運賃が決まる
    ※初乗り0.9ディナール(40円)+100mごとor渋滞にハマった時は18秒ごとに0.046ディナール(2円)
  • 『ノーマルタクシー』は乗合で乗ることも可能だがその場合運賃はドライバーの言い値
    ※そこまで高くはならない(1〜3ディナール程度)】

出費を安く抑えたいのならノーマルタクシー一択です。
何より疲れる値段交渉の必要が無いのが素晴らしいところ!
見た目は同じイエローの車体なので、運転席に運賃メーターがあるかどうかで見分けます。
空港で客引きをしてくるのは空港タクシーのドライバーさんたちなので、少し歩いて敷地の外に出てからタクシーを捕まえて。

さらに乗車したあとは必ず

『メーターが動いているか』

をちょくちょくチェックします。
動いてなかったから言い値で押し切られるなんてことも考えられるので、見てますよ〜!アピールを忘れずに。
まぁ、ほとんどのノーマルタクシーの運転手はみなさん良い人なのでそこまで気を張らなくても大丈夫だと思いますが、念には念をです。
ちなみに空港から約10km離れた宿まで移動してかかったお値段は17ディナール。
空港タクシーには50ディナールと言われたのでその差は明らかです。
※チュニジアでは配車アプリBoltも使えます。

入国後の話だけでこれだけ一人で勝手に盛り上がってしまいましたが、まだまだ書き足りないチュニジアのスゴすぎるポイント。
続きはまた明日にしたいと思います。
それにしても自分はよく旅の始めにこの国を選んだよなぁ〜と我ながら感心してまして。
入国から宿到着までこんなにノンストレスでコトが進む国というのは非常に珍しいです。
アフリカ初心者の方にチュニジアは自信をもってオススメします!

⑤夜でも出歩ける首都

明日にすると言っておきながら最後に一つだけ。
無事に宿のチェックインを済ませたところで、お腹も減っていたので夕飯食べに外へ出ることに。
4年前はまずできなかった暗くなってからの外出。
もちろん今も夜間に外を歩くことは基本的にはしません。
が、今日だけは特別です。
宿のスタッフさんに周囲の治安について聞いてみると

「外を歩く時の当たり前のことを守れば問題ないよ」

とのことでした。

初めて見る夜のチュニジアの首都チュニスはとっても眩しくて。
こんな世界があったんだなぁと思わず景色に見惚(と)れてしまいます。
久しぶりのチュニスの街に興奮が止まりませんが、周囲の安全チェックはもちろん怠(おこた)りません。

そして地図を頼りにスタッフさんに教えてもらったチュニスでおすすめのレストランに向かうのですが・・・もしかして?
と思いながらメインの通りを曲がって細い路地を進むと・・・

「やっぱり!!」

そこにあったのは4年前チュニジアに入国した初日に訪れたレストラン!!
こんな形で再会するとは思っていなかったので嬉しすぎるサプライズです。

4年前もホテルの受付のお姉さんに聞いたらココを教えてくれて、まさかの今回もということで本当に人気のレストランなんだなということがわかったRestaurant Sfax
メニューは全てフランス語で店員さんもフランス語しか通じない完全に地元の人向けのローカルレストランですが、だからこそチュニジア料理が安く美味しくいただける名店になります。
久しぶりにガッツリ肉を食べたかったので注文したラムチョップがまぁ〜絶品でした。

ということで、4年ぶりに入国したチュニジア 。
時計塔が夜になるとこんなにキレイに点灯することも今回初めて知りまして。
二度目だからこそいろんな発見があるであろう楽しみすぎる旅が始まります!
ただいま、チュニジア〜!!

DAY360へ続く

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