フォロー

メールアドレスを登録して購読フォローお願いします。記事をメールで受信できます。

DAY139.5 ザンビアを旅する⑥ 「世界三大瀑布『ビクトリアの滝』の街 リビングストン」-「雷鳴のする水煙」ビクトリアの滝の聞こえない悲鳴-

2019年12月2日、天気晴れ。

世界三大瀑布『ビクトリアの滝』の街 リビングストン

アフリカらしいお土産がズラっと並ぶザンビアはリビングストンのクラフトマーケット。今日ここに来たのはお土産を買うため!さっそくアフリカの定番ゲーム「Bawo(バウォ)」(ザンビアでは「Murabaraba(ムラバラバ)」ですが、マラウイで最初にこの名前で覚えたので、今後ブログでこのゲームを紹介する時は「バウォ」と表現します)をゲットし、それ以外にも小さなものをチョコチョコと購入(こうにゅう)しました。もうこの時点で両手に大荷物で十分な満足感があるわけですが、実はここに来るにあたってもう一つ密かな(ひそかな)目的があったんです。

Wikipediaより

今から4年前。この街を訪れた私はあるものを必死に探していました。リビングストンや隣(となり)の国ジンバブエで街を歩いているとモノ売りの人々が必ず見せてくる定番のお土産「ニャミニャミ」です。

ニャミニャミはザンビア、モザンビークの蛇神または竜神である。頭部は魚、首から下は蛇の鱗で覆われている。ニャミニャミの怒りを恐れる住民は、1950年代にザンベジ川中流のカリバダム建設に反対した。21世紀となった今でもカリバ湖とザンベジ川には、ニャミニャミを含めた怪魚伝説が伝えられる。【Wikipediaより】

このニャミニャミという名前!そして神のシンボルを首からぶら下げることができるというそのカッコイイ感じとサイズ感!!もうニャミニャミは私の興味(きょうみ)を一気に引いたんです。が!これが大量にそこら中で安売りされている点が個人的になんとも残念だったんです。基本的に黒い木や白い骨を削って(けずって)作られるニャミニャミ。どうせなら特別感のあるニャミニャミをゲットしたいなぁ〜と思っていたんです。ザンビアならではの特別なニャミニャミ…!!そこで閃いた(ひらめいた)んです。サッカー代表のユニホームカラーや愛称にもなっているザンビアと言えばコレ!という国の主要な生産物「銅(コパ)」があるじゃないかと(ブログDAY137参照)!!ということで早速モノ売りのお兄さんたちにこちらから聞き込みをしました。コパニャミニャミはないのか!?と。

しかし、誰(だれ)に聞いてもコパニャミニャミは一向に見つかりませんでした。作ったら絶対に人気が出て売れるのに〜!と思うわけですが、どこも売っているのは黒か白のニャミニャミのみ。いやー、もう諦め(あきらめ)るしかないのかなぁ〜と思っていた時でした。

「君のために作るよ!」

ウソ!?マジですか!!?そんなことが可能…なんです!だってココは職人たちが集う(つどう)クラフトマーケット!!私の願いを叶えて(かなえて)くれる救世主を発見したんです。…が!まぁ、正直すぐには信じられなかった。もちろん大喜びして作ってもらうことにしましたが、果たしてちゃんと約束を守って作ってくれるのか…。代金の半分だけを払い、後日受け取りに来ることにしたんです。

そして4日後。

コパニャミニャミ〜〜!!もう感謝カンゲキ雨嵐!!ちゃーんと作ってくれていたんです!!!!これは本当に嬉し(うれし)すぎて、もう何度彼にズィコモと言ったか覚えていません。そしてこの世界に一品しかないコパニャミニャミは青年海外協力隊時代の私の数少ない自分自身へのお土産の一つになったのでした。ということで今回、名前は忘れてしまいましたが、彼がいたお店の大体の場所は覚えていたので4年ぶりに彼に会えるかもしれないと思いながらこのクラフトマーケットにやってきたわけです。が、残念ながら彼の姿はありませんでした。「ここにおじさんがいたでしょ?コパニャミニャミを作ってもらったんだ!!」と近くの人たちに伝えても全く情報は得られず。やはりもういないのかと思いながら買い物を続けていたその時でした。

「君のことを覚えてるよ!」

この日は先ほどのツーショット写真は持っていなかったので、彼のなんとなくの顔を覚えていただけでした。が、この言葉を聞いて彼と目が合った瞬間、すぐでした。あーーーーっ!!自分も覚えてるよーーーー!!あなたを探してたんだよーーーー!!ともうそこからはひたすら握手(あくしゅ)とハグです。「君に銅のニャミニャミを作ったよ!」と言われて「コレでしょ?」と見せるとお互い(たがい)笑顔でまたハグ。名前も聞いたらすぐ思い出しました。彼はズゼさんです。お店の場所は変わりましたが、今もこのクラフトマーケットで職人としてお店を開いていました!いゃ〜、感動の再会を果たすことができてもう感激!!

そしてだいぶ汚れていたコパニャミニャミはズゼさんによって磨き(みがき)上げられて見事キレイになりました!ピッカピカになったコパニャミニャミにまたまた感動。4年経っても私のことをちゃんと覚えてくれている人がいるという事実に本当に胸がいっぱいになりました。一期一会とはいいますが、お互いに忘れなければいつまでもちゃんと繋がって(つながって)いられるんだなと。このあとズゼさんのお店でまたまたお土産を買い、サービスもたくさんしてもらい、そして最後は硬い(かたい)握手とビッグハグ!お別れとまたの再会を誓い(ちかい)合いました。またね、ズゼさん!ちなみにズゼさんのお店は14番です。

さぁ、お土産も買い、ズゼさんとも再会できたということでリビングストンの街に思い残すことはもうありません!ということで最後はこの街を象徴(しょうちょう)する大観光スポット「ビクトリアの滝」を見に行きます!!街の中心から10kmほど離れたところにあるので歩けなくもないですが、昨日紹介した宿の中には無料送迎(そうげい)バスが出ているところもあったり、街中からミニバスも走っていたりするそうなので、現地で情報を集めてみるのもいいかもしれません。ちなみに私はもう午前中に歩き回り、買い物でもだいぶ疲れてしまったのでタクシーを利用しました。料金は10USドル(約1100円)と観光地ならではの高い設定になっています。そして到着したのがこちらのゲート!ここで入場料20USドルを払うと「モシオトゥニャ国立公園」の中に入ることができます。そしてそこで見ることができるのが世界三大瀑布(ばくふ)の一つ「ビクトリアの滝」になります!

ビクトリアの滝

2015年12月22日撮影

ヴィクトリアの滝は、ジンバブエ共和国ザンビア共和国の国境にあるユネスコ世界遺産に登録されている。(中略)。現在、ジンバブエにおいては「ヴィクトリアフォールズ」、ザンビアにおいてはモーシ・オワ・トゥーニャ(Mosi-oa-Tunya、「雷鳴のする水煙」という意味)が公式名称である。 世界遺産登録名はこの2つを併記している。(中略)。「山火事でも起きているのでは?」と見紛うような水煙が垂直に800~1000mほど立ち上がっているのが数km先からも見える。 滝壺へと落下する膨大な水が空気を巻き込みつつ時速150kmにも達するので、滝壺付近では風速20mもの風が吹いている。【Wikipediaより】

この滝を初めて発見したのもあの探検家デイビッドリビングストンだと言われています。

2015年12月22日撮影

ちなみに現在は12月ということでまだ水量は少ない時期になります。11月から雨が降り始め、ここからどんどん水量が増していくと「雷鳴(らいめい)のする水煙(すいえん)」の名の如く(ごとく)とんでもない滝の落ちる音が鳴り響き(ひびき)、ここ一帯が土砂降りの雨の中ような水の世界に変わります。なのでビクトリアの滝の見頃(みごろ)は今ではないんです。が、しかし。

先ほどの2枚の滝の写真は2015年12月に私が撮影(さつえい)したものになります。こちらの写真の右上に見える吊り(つり)橋付近から撮りました。そしてこの写真は2019年12月2日現在のビクトリアの滝の様子になります。…はい。どこにも滝がないんです。もちろん今はまだ見頃ではありません。が、水が全くないというのは異常事態!なんと11月から降り始めるはずの雨が今年はまだ降っていないそうです。この雨不足は昨年からも続いていて、今ザンビアをはじめとした南部アフリカの深刻な問題になっています。朝日新聞の2019年12月12日の記事「ビクトリアの滝が干上がる」でも取り上げられていましたのでリンクを貼って(はって)おきます。

ある程度水が少ないことはわかっていたので、20USドルを払って国立公園に入る前に滝の外観が見えるビクトリアフォールズブリッジに来たのですが、今回はここからの景色で十分でした。なんせ滝が落ちていないので。一つ前の写真もこの橋の上から撮影しました。ちなみにこの橋はザンビアとお隣の国ジンバブエの国境になります!この橋を渡る(わたる)ともうそこはジンバブエです!!

つまり出入国の手続きが本来であれば必要な場所になるわけです。が、ここは観光地にもなっているので橋の途中までは審査(しんさ)を受けなくても行くことができます。先ほどの国立公園の入り口に入らずにもう少し先に進むとザンビア側の入国管理事務所があります。ここに入って橋の途中まで行きたいということを出国窓口の方に伝えます。そしてパスポートをここで預け(あずけ)ると

こんな裏紙にスタンプを押した紙をもらいます。この紙を橋へ向かうゲートで渡すと中に入ることができます。この時パスポートはこの事務所に預けっぱなしなので少し心配になりますが、戻って(もどって)きた時にはすぐに受け取れるのでご安心を!それよりもここで気をつけないといけないのが、サルです。この一帯は野生のサル、しかもゴツいやつがたくさんいます。そこら中に!なので、あまり近づきすぎないように注意して下さい。結構怖いです。

そして橋の真ん中まで行くとそこにはここからジンバブエです!という表示があります。ココは超え(こえ)ても全く問題ありません!捕まる心配もないので、これでついにアフリカ20ヶ国目「ジンバブエ」に入国〜!!とはなりません。私の信念に反します。ということで今回はザンビアへと引き返します。そんなに簡単に旅が進むのも面白くないですからね。敢えて(あえて)ここでジンバブエに行かない。これが私の美学です。我ながら面倒(めんどう)な性格をしているなと感じます。

ちなみにこの橋に来るのはこれが実は4度目なのですが、こんなに静かで閑散(かんさん)としているのは今回が初めてでした。水がないビクトリアの滝には観光客も来ません。この橋の人気のアトラクションであるバンジージャンプも今日は営業停止状態。ザンビアにとって大事な観光資源であるビクトリアの滝が干(ひ)上がっているというのはこの国を揺るがす(ゆるがす)深刻な問題です。

2017年2月26日撮影

そしてこれは実はザンビアだけの問題ではありません。この雨が降らないという異常気象は地球規模で考えなくてはならない、早急な改善策が必要な大問題なんです!!日本も決して他人事ではありません。国がなんとかしてくれるという安易(あんい)な発想は捨てましょう。まず自分に何ができるのかを知り、それを一人一人が行動に移すことが本当に今求められていると思います。このブログをここまで読んでいただきありがとうございます。そんなあなたにだからこそ、お願いです。今この時をもってこれからレジ袋(ぶくろ)をもらうのを辞めましょう!もらわない。たったそれだけです。もちろんそれだけのことが難しい(むずかしい)こともわかります。だからまず私たちがすぐにでも取り組むことのできる小さいことから行動を始めてみましょう!この行動が異常気象にどう影響(えいきょう)するかはわかりませんが、地球にやさしいことは間違い(まちがい)ありません。何かを変えることができるのは小さな行動の積み重ねのみです!

はい、熱くなりました。失礼しました。ということでアフリカ旅第3章最終日はズゼさんとの感動の再会にビクトリアの滝との衝撃(しょうげき)の再会というものすごい1日になりました。濃すぎました。そして本日はこの旅の最後の晩餐(ばんさん)、ザンビアシマで締め(しめ)たいと思います。見た目でもわかるかもしれませんが、気絶級の美味しさでした!!こうやって美味しいものを食べられるのも地球があってこそだよなぁとしみじみと感じる2019年のアフリカで過ごす最後の夜でした。レジ袋はもらわない!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの32歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。