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DAY70 エチオピア出国!アフリカ10ヶ国目「エリトリア」へ -エリトリアのネット事情-

2019年7月22日、天気くもり時々晴れ。

本当は空港で夜を過ごそうかと思っていたのですが、無料で泊まれるETTのゲストハウスがあるということで、ベットで熟睡(じゅくすい)して迎えた朝。今日はいよいよエチオピアを出発して、アフリカ10ヶ国目となる「エリトリア」に行きます。ちなみにこちらが無料のゲストハウスがあるビル(3階)です。

さぁ、このエリトリア。昔はエチオピアの国土の一部でした。自分たちの国を確立するべくエチオピアとの闘い(たたかい)を繰り返したエリトリア。長年の奮闘(ふんとう)の末、1991年に独立して一つの国になったものの、その後の27年間もエチオピアとの争いが絶えませんでした。そして1年前の2018年、ついに両国の間で争いをやめようという合意を結ぶこととなりました。つい1年前です!私が知らないだけで、世界では本当に日々いろいろなことが起きているんだなと実感させられた事実です。

何はともあれ国交が正常化しててよかった!これで晴れて陸路で国境が超えられる!!と思っていたんです。が、これがなんとかならないことが先日判明しました。陸路の国境は未だ閉ざされていたんです。これは当初の私の予定をだいぶくるわせる事実でした。昨日いたメケレからエリトリアはもう目と鼻の先だったので、よし!このまま北上(ほくじょう)だ!!と考えていたのですが、それが無理だと。何度もいろんな人に確認しました。エチオピア国民なら違法に抜けることも可能だが、日本人はまず無理だと。マジかぁー。まだまだ両国の問題は解決したとは言い切れないという事実を知り、国際問題に対しての自分の無知さを痛感しました。ということで、泣く泣く17時間かけて首都アディスアベバに戻り、飛行機でエリトリアへ行くことを決めました。【街中から空港まではタクシーで交渉(こうしょう)次第で100ブルで行けます。写真は現在建設中のアディスアベバ新国際空港ターミナルです。】

いろいろ行く前からエリトリアという国に不安をかきたてられるわけですが、出国審査を終えて出国ゲートに着くと予想以上の渡航客(とこうきゃく)がいてビックリ!あら、こんなに行くのねと。

そして、エリトリアに行く際に忘れていけないのは事前のビザの取得です。チェックインと搭乗(とうじょう)の際にビザを持っているかを確認されました。エリトリアはアライバルビザが取得できないので、日本かエチオピアにあるエリトリア大使館でビザを取ることが必須(ひっす)になります。取得方法はブログDAY60をご覧ください。

ということで、飛行機はあっさりと離陸し、エチオピアとさようなら。昨日車で17時間かけた距離をたったの1時間半のフライトで戻り、ついにエリトリアの地に上陸しました!どんな国なのか不安を抱えつつ、いざ入国審査。厳しいことを聞かれるのかなと心配していたのですが、時間はかなりかかったものの予想とは違い特に何事もなく終了。【ちなみに、入国審査でよく聞かれるのが「どこに泊まるんだ?」という質問です。が、これはとりあえずその国のホテル名を一つ覚えておいて応えれば問題ないです。予約を取ってなくても大丈夫です。】

さぁ、ここからだ。入国したからといって気は抜けないぞと。次はお金の両替です。なんとこのエリトリアの国の通貨「ナクファ」は私がいつも使っている両替レート確認のアプリ「Currency」に登録されていないんです。これはだまされないように気をつけなければ…と思いながら空港の両替所へ。すると非常にしっかりとしたお姉さんが親切丁寧にエリトリアのお金事情も教えてくれながら両替をしてくれました。…あれ?これは心配しすぎてたかなとこの時点で私のエリトリアに対する意識の変化が少しありました。ちなみにお姉さんが教えてくれたことは

  • エリトリアにはATMはありません。クレジットカードは使えないので、USドルやユーロを忘れずに持参しましょう。
  • エリトリアの通貨「ナクファ」をUSドルなどに両替することはできません!両替のしすぎには注意しましょう(街にも両替できる店はあります)。

この情報だけでも、エリトリアという国が今まで訪れた国とは違うなと感じました。さぁ、お金も準備したということで、これで空港でやるべきことは全て終了!いざ外へ!!

エリトリアの首都にあるアスマラ国際空港はこじんまりとしたかわいらしい空港です。天気がいいので空の青も映えて、どこか南の島にでも来たような気分に。

ゲートをまっすぐ進むと、大切な人の帰りを待つ花束を持った人たちの姿が。もちろん私を待ってる人がいるわけはないのですが、それでもなんかしあわせを分けてもらったような気持ちで心が温かくなります。うん、なんてステキな空港なんだろう。

そして大きな違いにようやく気付いたのです。タクシーのお兄さんたちによる客引きが全くありません!いつもだと、タクシー!?タクシー!?の連続で、空港の外に出ると戦いが始まるくらいの気構えが必要なのですが、それが皆無(かいむ)。私のエリトリア像がどんどん変わっていきます。こんなに気持ちのいい空港は初めてでした。そして、このエリトリアの国際空港もエチオピアと同じように街から5kmほどしか(私の場合は「しか」です)離れていないということで、歩いてみることに。アフリカ10ヶ国目、エリトリアの旅はこうして幕を開けるのでした。

…と、ここからはエリトリア入国後からの1日を書き上げていきたいのですが、初日からあれもこれもととにかくいろいろありすぎたんです。内容がパンクするほどにこのエリトリアという国は面白い!ということで全てを文章にまとめるのが難しいので、今回と次回の2回に分けて首都アスマラの話を書いていきたいと思います。

エリトリアの首都 アスマラ Part1

さぁ、エリトリアに来てまず一際(ひときわ)目を引いたのが空港近くで行われている農業。首都にもこんな広い農地があり、のんびりと農業が行われていることに心が一気に和みます。なんてステキな風景なんだと。そして、この感動をいち早く日本の皆さんにも届けたい!情報がとにかく無いエリトリアなので、エリトリアを見せたい!伝えたい!そのためにはまずネット環境の確保だ!!ということで、これから語るのは私が首都でネットを手に入れるまでの軌跡(きせき)です。

空港から中心地へと歩いている間にまず安心したのは宿の多さでした。実はBooking.comだと2件しかヒットしないアスマラの宿。しかも値段が1泊6000円もするということで心配していたんですが、情報が載(の)ってないだけで、いたるところに宿はありました。なのでとりあえず寝床に関してはもう心配する必要はないなと思いながら歩いていると、スマホ関係を取り扱っているお店を発見。中に入ってお姉さんたちにエリトリアのSIMカードについて聞いてみます。すると

「エリトリアの国民じゃないとSIMカードは買えないよ!」

いきなり試合終了のゴング。エチオピアでその便利さを味わったSIMカード。アフリカを届けるということを目的に旅している私にとって、どこでもネットが使えるというのは非常に助かることでした。が、それが無理…。ではなかったんです!今日、首都アスマラの街をおよそ2万5千歩歩いて、たくさんの人に助けてもらいながらたどり着いたSIMカードゲットへの道のりをここに記します。私の6時間におよぶ冒険の書です。おそらく大半の方が今読みながら「いや、別に作らねぇよ!」とツッコミたい気持ちになったと思います。もちろんそうだと思うので、これは写真と共にRPG気分でお楽しみください。

エリトリアのSIMカードゲット攻略方法

①空港から街までの一本道を進んでいくと右手に見える「観光省(Ministry of Tourism)」の建物で『ケータイ会社への手紙』をゲットする。この時、『パスポート』を持ってないと受け取れない。

【いきなりボス戦!?的な建物に入って行きます。SIMカード取得の申請書の作成をお願いします。とてもやさしいおじさんが一人でオフィスにいるので、事情を伝えるとその場で作ってくれます。】

②自分の持ち物の中に『証明写真』が2枚あるかを確認する。【複数の国を旅する場合、やはり証明写真は何枚か持っておいた方がいいです。万が一無くてもアスマラの街にはたくさん写真屋さんがあります。】

③『ケータイ会社への手紙』と『証明写真×2』を持って「エリテル ラリベラ(eritel Lalibela)」のお店へ行く。

【私はこのお店を探すのにとんでもない時間を使いました。地図に載ってないんです。そして地元の人たちに聞いてもわからないという幻(まぼろし)のお店。★印の位置になります。ちなみに「エリテル」は、「エリトリアのテレコム」の略で、エリトリアの通信会社の名前になります。言いやすくて好きです。そして「ラリベラ」は支店名。まさかエチオピアの岩窟教会群の名前がここで出てくるとは思わなかったのでプチビックリでした。ちなみに偽(にせ)のエリテルのお店がたくさんあるのでご注意を。まぁ探しに探したおかげでアスマラの街を歩き回ることができたので良かったです。】

④お店に行くと受付のお姉さんがいます。が、手紙のコピーが必要だと言われるので、お店近くの本屋さんで少年に話しかけて『ケータイ会社への手紙のコピー』を2つ手に入れる。【手紙は3枚つづりになっているので3×2で計6枚のコピーになります。1枚1ナクファ(約7円)でやってくれます。】

⑤再度お店に行き、『ケータイ会社への手紙』『証明写真×2』『ケータイ会社への手紙のコピー』を渡して2日待つ。

…ここがポイントでした。すぐにSIMカードがゲットできるかと思ったら、なんと今日(月曜)申し込むと手に入るのは2日後(水曜)とのことでした。ここまで頑張ってSIMカードゲットの冒険をしてきたのですが、2日待ったらエリトリアの旅ができないと判断して私はここで断念しました。この冒険の続きをする人が現れたら是非その結果を教えてほしいです。が、すみません。こんだけ長々と書いておきながらこの言葉を言ってしまいます。この国でSIMカードを作る必要はありません!!冒険は最終章へ。

SIMカードは手に入りませんでしたが、今はWi-Fiという強い味方がいます。Wi-Fiにさえ接続すればネットは使えます!ということで街を歩いてると…なんだ?なんかやたらとWi-Fiの文字があるぞ。

Wi-Fi!

Wi-Fi!!

Wi-Fi!!!ありすぎて逆に違和感を覚えるんです。で、とりあえずちょっと入ってみると

なんだここは!?人々がだまーってスマホをいじる異様な空間。何なんだこの場所は!?とりあえず確認すると、Wi-Fiを使いたい時間分のチケットを買ってネットを使用することができる場所とのことでした。インターネットカフェという名前で、エリトリアといたるところにあるこの空間。…謎(なぞ)が一つ。私がここに来るならわかるんです。SIMカードが無いのでネットを使うにはWi-Fiが必要なので。ただ、なんでそこにこんなに地元の人がいるの!?

結論を言います。エリトリアは街中でインターネットが使えません!!ネット環境が整っていないんです。SIMカードを手に入れても、外でネットを使うことができないんです。なので、地元の人たちも「ネットが使いたかったらインターネットカフェ」!なんです。これは驚いた。驚きすぎたのと同時に、まだまだ私の世界は小さいということを身にしみて感じたのです。こんな国だってあるんだということです。

自分の物差しで勝手に「当たり前」や「普通」をつくってはいけないということを改めて反省した本日。いやー。それにしても驚きました。ということでSIMカードはこの国では電話がしたいなどの理由がなければ全くもって必要ありません。この事実が知れたので私はもう大満足でした。

ということで、長くなりましたがこれでエリトリアのインターネット事情に関する話は以上になります。長い冒険の疲れを癒す(いやす)のは、イタリアの植民地としての歴史を残すエリトリアの美味しいラザニアとアスマラのビール!美味しすぎる〜。

今日のブログでは少しですが写真からエリトリアの街の様子もご覧いただけたかと思います。エリトリアはこれまで見てきたアフリカの国とは違う文化がたくさん感じられる魅力あふれる国です。詳しくは明日書きたいと思います。

そして最後の最後に大事なことを書きます。エリトリアではiphoneでネットを使用することができません!Wi-Fiには接続できるのですが、構造の問題なのかエリトリアのネット環境にうまく適さないようで、うんともすんとも言いません。つまりiphoneユーザーの私はここから一週間完全にネットが使えないことが決定しました。いやー、最初はショックすぎてマジかマジかと途方にくれました。が、最後は、まっ、いっか!!と。あせったところで何の良いこともありません。こういう時はイタリアのジェラートで気分転換です。ブログが更新できない、SNSで発信できないといった大きな問題がありますが、これもきっとなんとかなる!です。ブログ読者の皆さんに一週間無事を知らせることができないことが何よりの心残りですが、とりあえずこのエリトリアの旅を今は満喫しようと決意した次第です。ということでエリトリアに来る際はiphone以外のスマホ(SAMSUNGなど)を持参してみてくださいということを最後に伝えてエリトリア初日を終えたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの32歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。