エリトリアを旅する⑤ 山の国縦断200km〈マッサワ→アディケイ〉〜紅海に浮かぶダフラク諸島&グリーンアイランドへの行き方〜

2019年7月26日、天気晴れのちくもり。

エリトリアの歩き方

暑い。もうただただこの言葉だけが口から出ます。この暑さが日中だけならまだ耐(た)えられるのですが、夜になっても引かないのが紅海に面した地域の特徴です。砂漠地帯とは違う永遠に続く暑さを経験しています。そして、昨日の8kmの散歩がかなりカラダに負荷を与えたようで、明らかに体調が良くない本日。いやー、暑さって本当に怖いんだなぁと身をもって学びました。それに加えて今日も朝から暑いんです。ということで、本当はマッサワでもう一つやりたいことがあったのですが、これは無理をしない方がいいなという結論に至(いた)りました。旅はまだまだ続くので、こういう決断も時には必要。が、何をしようとしていたのかは書いておこうと思います。写真はマッサワのバスターミナルの様子です。アパートのような建物が並び、それが非常に違和感を生み出します。

ダフラク諸島の行き方

エリトリアという国を私が知ったのはつい1ヶ月ほど前のことでした。次のアフリカ旅はどこを巡ろうか考えていると、東アフリカの国々をエチオピアを中心にして回ることができないかなぁと思い、その時に初めて「エリトリア」という国の存在を知りました。が、この時エリトリアがどんな国なのかは全く知りませんでした。とりあえず行くと決めたのでビザの申請をして、後日直接大使館に受け取りに行くことに。そして、その時にいただいたパンフレットを見て、初めてエリトリアという国の様子を少し知ることができました。とてもキレイな写真と共に紹介されたエリトリアは私の想像とはかなり違い、非常に魅力的に映りました。その中でも特に気になったのが「ダフラク諸島」という紅海に浮かぶ島々。キレイな海が見れるということで、これは是非(ぜひ)とも行ってみたいぞ!!

と思いやって来たのが、ダフラク諸島の玄関口となっているマッサワだったんです。といってもダフラク諸島への行き方に関する情報は全くなかったので、現地で聞き込みを開始。英語が通じるエリトリアですが、やはり地方に来ると現地語色がかなり強くなり、コミュニケーションが難しくなってきました。が、それでも親切にいろいろ教えてくれようとする地元の人たちにとても救われました。そしてついに判明したダフラク諸島へ行く方法は『ダフラクホテル(Dahlak Hotel)に行って、船や宿を手配する』というものでした。ということで到着したのはリゾート感満載の高級なたたずまいのホテル。完全に場違いな感じでしたが、中に入って受付の方に聞いてみます。「ダフラク諸島に行きたいです!」と伝えると返ってきた言葉は

「観光省の許可証は持ってるか?」

観光省!!先日のSIMカード取得の際にも必要だった観光省の許可証が、まさかのここでも要求されるとは全く予想していませんでした。そう、エリトリアはセキュリティーの国。自然資源が豊かな島に観光客をおいそれと訪れさせることはしないわけです。…マジかぁー。

「許可証が無くても行けませんか?」と一応悪あがきもしてみました。が、

「行きたかったら首都に戻って許可証をもらって、また戻ってくるしかないよ!」

とキッパリ断られました。ですよね。観光省が発行してくれた『ケータイ会社への手紙』を出せばもしかしてダフラク諸島行きをOKしてくれるかも!?とも思いましたが、大人しく引き下がることに。ということで、これにてダフラク諸島に行く道は絶たれたのでした。

グリーンアイランドの行き方

つまり今日はダフラク諸島に行きたかったの?となるかと思いますが、違うんです。ダフラク諸島はすでにあきらめていました。その代わりに!マッサワからすぐのところにも実は島があるんです。それがグリーンアイランドという小さな島。ダフラク諸島は無理でしたが、ここなら行けるという情報をつかみました。遠くに見えるのがグリーンアイランド!ホテルからボートで30分ほどで着くそうです。ただこのボートの出航には8名以上の参加者が必要なんです。運賃は往復一人500ナクファ(約3500円)。今日はこのグリーンアイランドに行くためにホテルに朝早くに行ってツアー参加者が集まるのを待っていようと思っていたのですが…断念。まぁ、昨日十分に紅海は満喫(まんきつ)したので、今日は移動の日にしようと決めました。エリトリアの旅も残すところわずか2日。最後に南の方へと足を伸ばします。

ちなみに、もしグリーンアイランドに一人で行きたい場合。地元の方と交渉すればマッサワの港から往復800ナクファ(約5600円)ほどで行くこともできます。時間は朝9時くらいに来てね!とのことでした。

マッサワ出発

体調があまり良くないのでいつもよりゆっくり準備をして、9時ごろにバス乗り場に行ったのですが、今日はこれが吉と出ました。エリトリアも座席がいっぱいになるまでバスは出発しないシステム。そのあとすぐに乗客が集まり、ほぼ待ち時間なしで出発しました!マッサワから首都アスマラまでは50ナクファです。

自分としては非常に珍しくバス移動中に寝て過ごす本日。体調が悪い時はとにかくカラダを休めるしかありません。いつもだったら景色を楽しみたいところですが、そう思わない時点でやっぱり体調不良だなと自覚。こういう自分の調子を示す信号を理解しておくことはすごく大事です。振り返ると今日は写真もほとんど撮っていませんでした。

途中に休憩(きゅうけい)をはさみ、およそ4時間のドライブで首都アスマラに到着。その道中で明らかに変わったのは気温!窓を開けても熱風しか入ってこなかった前半2時間でしたが、後半からは気持ちの良い風が車内に吹き込んできまして一気に生き返った気分に。同じ国なのに暑いという言葉が消えたアスマラ。少しのんびりしたい気もしましたが、今日はここから間髪(かんぱつ)入れずに次のバスに乗車です。

80ナクファでバスに乗り込み、首都アスマラよりさらに南へと向かいます。これまではずっとバス移動は50ナクファでしたが、ここだけは80ナクファ。現地の人たちも同じ値段を払っていたので、そういうきまりのようです。エリトリアはバスに乗るたびに立派な領収書を切ってくれます。こういうところにも”セキュリティー”を感じます。

南に進むとこれまでとは違った緑豊かな景色が広がるエリトリア。が、その道はかなりのガタガタ道!乗り物酔いをしやすい人には非常に厳しい道でした。

アディケイ到着

そして首都からおよそ3時間半。到着したのは「アディケイ(Adi Keyh)」という町です。まず一言。…寒い!自分でも信じられませんが、寒いんです!!今朝はあんなに暑い暑いと唸(うな)っていたわけですが、今度は寒い!!これまでの自分の人生で経験したNo.1の一日の気温の寒暖差です。吹きつける夜風がまぁ〜冷たくて。到着したのが夜8時ということで町の様子はわかりませんが、とりあえずエリトリアのまた違う一面を肌で感じるのでした。

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