ガボンを旅する④ ビーチリゾート「ポイントデニス」〜首都リーブルビルの絶品隠れ家レストラン〜

2020年2月6日、天気晴れ。

カメルーンビザを受け取りに行くために朝から早起きして行動を開始した本日。午前9時の時点ですでに気温28度、そして体感気温は32度というiPhoneの天気情報を見てうなりました。何でも数値にすると心にズシンとくるもんです。たしかにこれだけ暑かったらそのくらいいってるよなぁと。そして、こんだけ暑かったら、やっぱりもう海に行くしかないでしょう!ということで、今日はこれまで出会ってきた人たちから聞いた情報を元に、ガボンで人気のビーチを目指すことにしました。

「ポイントデニス」というビーチ

「ガボンでオススメの場所はどこですか?」

この質問に答えてくれたのはサントメ ・プリンシペ行きの航空券を手配してくれた旅行代理店のお兄さんでした。フランス語が公用語の国で英語が話せる人に出会えた時はもう嬉しくてついたくさん話をしてしまいます。そしてその彼が教えてくれたのが美しいビーチがあるという「ポイントデニス(Point Denis)」という場所でした。ビーチと聞いたらもう行くしかありません!そして場所を調べると

今いるリーブルビルの反対側にのびる半島の先にありました。これはもしやと思って確認をすると

「ボートで行くんだ。場所は確かココら辺から出ているはずだよ。」

ミシェルマリンへ

そう言われてやってきたココら辺を歩いてみるもののそれらしき港のようなものは見つからず。もちろん最初は自分の足で探しますが、やはり困った時は人に聞く!これが一番です。ということで美味しそうなアイスクリームが売っているレストランに入りました。スタッフさん総出で私の英語の質問に悩みながらも答えてくれまして、ついに判明したその港の名は「ミシェルマリン(Michel Marine)」!!メルシー!!ちなみにこのお店ではコーラをいただきました。あとになってアイスクリームを食べとけばよかったと後悔。食べたいと思ったら食べる!これも大事ですね。

そしてしばらく歩くとそこにミシェルマリンの案内表示が!これだ〜!!さっそくここを右に曲がってとにかく前に進んでいきますと

ボートがたくさんあるエリアに到着(とうちゃく)しました。すぐそこの看板(かんばん)には「ポイントデニス」の地図も載って(のって)いてこれはもう間違いないぞと!そして肝心(かんじん)の船着場はここを右に進んだところにありました。

ここがポイントデニスに向かうボートが出ているミシェルマリンの港です。ここで待っていれば行ける!と信じて本日朝10時にやって来たのでした。

船着場には同じようにボートを待つ人たちが。時刻表は無く、完全に誰かがボートに乗ってやって来るのを待っているようでした。対岸の半島にはポイントデニス以外にもいろいろと場所があるらしく、それぞれ目当ての場所は違うわけですが、とにかくみんなで待ちます。なんせまーったくそれらしいボートが来ません。

ビサップとの再会

なのでそんなボート待ちの客をねらって売り子さんたちがお菓子や飲み物を持ってやって来るわけですが、ここでなんと感動の再会が!!セネガルやガンビア、ギニアビサウで出会った西アフリカの味「ビサップ(ウォンジョ)」(ブログDAY24参照)がここガボンでも売られているんです!!やー!!もう見つけた瞬間(しゅんかん)に買っちゃいました。暑さが吹っ飛ぶ(ふっとぶ)スッキリ甘いこのドリンク。ガボンでも「ビサップ」という名で売られていました。オランジーナのペットボトルに入っているあたりがオシャレなガボンらしいなぁと感じるところです。こんなところで飲めると思ってなかったので気分は一気にハッピーに!!

なったのですが、残念なお知らせです。…結局、本日私はポイントデニスに行くことはできなかったんです。4時間待ったあとにやって来たのはポイントデニスのロッジ(Gabon Wildlife Camps)の管理者のような方でした。ポイントデニスに行きたいと伝えるとボートや宿、ツアーも全て含めて300€(約36000円)とのことでした。ツアーとかはいらなくてただ行って帰ってこれればいいと伝えたのですが、それは無理だと言われてしまいまして…断念。いやー、残念ですがさすがに払え(はらえ)ないなと。

ちなみに先ほどのアイスクリームのレストランの方たちには「5000セーファーフランで行けると思う!高くても10000セーファーフラン(約1800円)だよ。」と言われていたんです。なのでこのお値段は…と思ってしまったんです。そして今回こうなってしまった一番の原因はやはり私がフランス語でコミュニケーションが取れないことです。知りたいことが知れないし伝えたいことが伝えられない。これが本当にキツイです。今回のアフリカ旅第4章はこの先もずっと言葉の壁がポイントになってきます。気持ちでなんとかなる!ところはもちろんなりますが、こういう交渉が必要になるケースはさすがに気持ちだけではどうにもならないということを強く実感しました。悔しい(くやしい)ですがこれが現実です。フランス語でのやり取りができれば、このミシェルマリンからポイントデニスにはスムーズに行けるかと思います。ということで、行けませんでしたがリーブルビル側から見える景色で紹介だけしておきたいと思います。

きっと美しいガボンのビーチリゾート ポイントデニス

Point Denis is the best known seaside resort in Gabon. It lies on a peninsula between the Atlantic Oceanand the Gabon Estuary, across which boats sail to Libreville. It also lies near the Pongara National Park.【Wikipediaより】

「ポイントデニス」だけでなく「ポアンデニ」や「ポワントドニビーチ」という日本語表記もされるこのビーチ。近くにある手つかずの大自然の世界が広がるポンガラ国立公園も見所のようです。

さぁ、残念ですがミシェルマリンをあとにしてまたまたリーブルビルの街へ戻る(もどる)ことに。もうこうなったら気持ちを切り替えるしかありません!4時間待ちはしましたが美味しいビザップが飲めたのでよしです!!そしてこういう時は美味しいものを食べるにかぎります。どこかでガボン料理が食べれないかと思いまたまた地元の人たちに聞いて回ったところたどり着いたのがコチラ。…ここ?とりあえず中に入ってみると

隠れ家レストラン

すごい賑わってる〜!これは当たりのやつで間違いない!!本日のメニュー的な黒板タイプのボードももう半分ほどが売り切れで消された状態でした。この店の人気ぶりがうかがえるぞということで、さぁ何を食べようかと思っていると「ガゼル」の文字を発見!気になったら注文です。食事をしていたおじさんから付け合わせはヤムイモがいいぞと言われたのでそれでお願いします!

といって出てきたのがこちら。肉好きにはたまらないザ・肉の登場です。ガゼルの肉はかなりしまっていて、それでいてしっかりと柔らかく煮込(にこ)まれているのでレバーのようなジューシーさがありました。ヤムイモは甘味があって肉と合います。そしてとにかく肉の味付けがもうバッチリで、最初は上品にフォークとナイフでいただいていましたが、もう後半は手でガブリと!少しも残したくないと思わせる絶品ガゼルでした。お値段は5000セーファーフラン(約900円)です。

地図アプリmaps.meには載っていないこちらのレストラン「Restaurant La Paulinette de Louis」。Google Mapsで調べると出てきます。ガゼルはレアメニューで、王道の牛肉やとり肉、魚の料理もあります。となりの人が食べているのをチラッと見ましたがどれも美味しそうでした!

ということでビーチには行けませんでしたが、そのおかげでビサップと再会できたり、美味しいレストランを発見できたりした本日。全ての出来事は起きるべくして起きる。そんなことを感じたのでした。そしてポイントデニスに行けなかったおかげでますますガボンをもっと旅したい!!と思うようになりました。この国にはもう一度来ます。いつか必ず!

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