アフリカ4ヶ国目「セネガル」入国!〜悪名高い『ロッソ』の陸路国境越え完全ガイド〜

2019年5月8日、天気晴れ。

モーリタニア出国

昨日の話を少し。ラマダンが始まり日中は横になってゴロゴロして過ごすことが多くなったモーリタニアの人々。ですが、ヌアクショットの街に帰ってくると車は走ってるし道ばたで商売をしている人もいるしで、シンゲッティの村とのものすごい違いを感じました。さすがは首都。ラマダン期間でも人々は仕事をし、この街の経済を動かしている様子がうかがえました。が、そのあとでした。夕飯を食べに外に出ると…

人気の無いし〜んとした街がそこにはありました。街中にはイスラム教のお祈りがスピーカーから流されています。先ほどまでの街のにぎわいはどこへやら。まぁそれもそのはずで、日中の断食が終わった人びとはとにかく真っ先に家に帰って夕飯を食べるわけです。なのでこの街の静けさです。

ラマダン期間はふだんより交通事故が多くなったり、人々も空腹によるイライラがどうしてもたまるので治安が悪くなったりするので、これまで以上に気をつけて行動する必要があります。本日これから向かうアフリカ4ヶ国目の「セネガル」も90%がムスリムという国です。引き続き安全に旅をしていきたいと思います。

モーリタニアでむかえる最後の朝。気付いたら7時を過ぎていたので断食がスタート。うん、なかなかきついです。今回泊まったホテルRim Guestsは久々にWi-Fiが抜群に良かったので非常に助かりました。首都での滞在はホテル代も少し高めの1泊4500円。この値段でも水シャワーでしたが、火照った体にはちょうどよかったです。

ということでついにセネガルに向けて出発します。そして今回はこの旅初めての陸路での国境越え!!日本人の感覚からすると、海外に行くための方法は飛行機を利用した”空路”が一般的です。というか、それしかないと思っているかなと。一応”航路”もありますが、かなりマイナーですよね。島国である日本からは必然的に空を飛ぶか海を渡るかしないと他の国には行けません。が、ここはアフリカ大陸。54の国によって構成された広大な陸地なので国同士はつながっています。この感覚は日本人にはなかなか無いもので、私も初めて陸路で国境を超えた時は不思議な気分になりました。

国境ロッソへ

セネガルに向かう乗合バスの出発地点Garage Rossiは、先日ヌアディブに行く際に利用したバス乗り場からはかなりはなれたところにありました。

モーリタニア移動の最後のタクシードライバーを務めてくれた彼は、とても明るくて親切な方でした。完全にフランス語のやり取り(私はできない)でしたが、目的の街の名前を伝えると「なんだ、じゃああっちの乗り場じゃないか!」と、嫌な顔一つせずにバス乗り場まで送ってくれて、さらには「待ってて!」と言ってバス会社の人たちに話までつけてくれました。最後のドライバーさんがこういう人だと本当に気持ちよくその国を出発することができてしあわせです。メルシー!

250ウギア(750円)で購入したバスチケットの文字が全てアラビア語だったので、正直これはセネガルに行くバスなのか半信半疑で出発時間を待ちます。受付のお兄ちゃんがケータイで示してくれた「12」という数字を信じて待っていると、12時半ごろに荷物の積みこみがスタート。よし!とりあえず今日中には出発する!!これだけのことで安心できるのが我ながら面白いです。さぁ、ちゃんと目的地にたどり着けるのか!?ドキドキの国境越えに向かってバスは動き出しました。

モーリタニアからセネガル方面へと向かう道はコンクリートがはがれてデコボコしたり、グラベルロードを通ったりと予想以上にかなり道路の状態が悪かったです。なので車はゆれるゆれる。久しぶりに最前列に座ることができたので、フロントからの景色もバッチリ見えてアトラクションのような感じで楽しむことができました。

モーリタニア旅 -まとめ-

では、私の感じたモーリタニアをまとめておきます。

  • 国土の大部分を占めるサハラ砂漠と共に生きる砂の国
  • 伝統衣装やにぎわう地元のマーケットから感じられる人々の自国愛
  • 海の魚や鉄鉱石など砂漠地帯だからこその天然資源の活用
  • 公用語はがっつりのフランス語

移動にかなりの時間を使った一週間でしたが、モーリタニアに広がるサハラ砂漠をたっぷりと感じることができました。

ということで、ヌアクショットから4時間かけてついにモーリタニアとセネガルの国境の町⑤「ロッソ」までやってきました!

歩いているとついに目の前に見えた国境。セネガルは川をはさんだ向こう側!さぁいざセネガルへ!!

ロッソの国境越え

…はい、ここからでした。先に言います。まぁ〜とんでもない国境越えでした。ちなみに今は国境越えを終えて、次の街へ向かう出発を待つタクシーを見つけてようやく座席に座ったところです。とりあえず深呼吸。息を大きくすってはきます。はい。では、少し落ち着いたところで国境越えをした今の気持ちを書きます。

ウォーーーーーーー!!

枕(まくら)があったら顔をうずめて叫んでます。もうなんなんだコノヤロー!!言葉づかいが悪かったですね。申し訳ありません。何があったかちゃんとキレイな文章にして書こうとすると、あのイライラを思い出すことになり、また叫びたくなってしまうので、箇条書きでまとめていきます。

  • 国境到着後、警備のおじさんに「ココじゃない、あっちだ!」と指で場所を指示される。
  • 指で示されただけじゃそりゃわからず。そんな私を助けよう(?)とする私服のお兄ちゃん、おじちゃんたちがすかさずついてくる。
  • どうにも仕方ないのでとりあえずいっしょに行動する。彼らの口癖は「このカードがある!俺を信用しろ!!」
  • そんな彼らについていくと「ここが出国審査をする場所ですか!?」というとても信じられないような部屋に到着。
  • 「ビザは必要ないぞ!”紙”が必要だ。」と言われる。そしてその紙とやらを購入するために”お金”をおろすように言われる。
  • お金は払いません!と何度伝えても「ダメだ!!」の一点張り。
  • 挙句の果てには逆ギレされ、仕方なく紙にスタンプを押すためにお金を払う。
  • その後もたびたびいろんなことにお金を払わされる。
  • 謎の手続きを繰り返して30分。ついに正式な出国審査場所に移動して出国手続きが完了。
  • さっきのお金は何なの!?と問いつめるとお金が返ってくる。
    船に乗って国境を越える。ここが唯一の楽しい思い出。※200ウギア(約600円)
  • セネガル上陸。
  • 入国審査を行い入国手続きが完了。こっちはアッサリ終了。

以上になります。大金を出して手に入れた”紙”はどこでどういう用途で使われたのか??…はい、思い出すのはここまでにしたいと思います。実は私はココがとんでもない国境だということを”知ってて”陸路での入国を決めました。事前にロッソの国境越えについて調べるとまぁ悪い話しか出てきませんでした。今、タクシーで隣の席になったガンビアの農大生の彼アルファさんも「ここは問題が多いんだ。」と自分の経験したことに同情してなぐさめてくれました。それでも経験することが大切かなと!百聞は一見にしかず。ここでの国境越えでの経験が今後に生きてくるはず。逆に言えば滅多にできないことを経験したわけです。払ったお金のことはできるかぎり気にしないようにしたいと思います。といってめっちゃ気になって頭の中で計算するんですがね。いったいいくら払ったんだ!?あぁ!もうダメ。ついつい考えてしまう。まぁでも、何はともあれアフリカ4ヶ国目セネガルに入国しましたー!!ロッソの国境越えの大事なまとめを書いて気持ちを切り替えます。

  • セネガルの入国にビザは要りません。
  • この国境の手続きでは一円も払う必要なし!
  • ボート代の200ウギアだけは必要。

セネガル入国

夜の7時にタクシーは出発。旅もついに4ヶ国目かぁと思うと、もうすでにチュニジアやモロッコの旅が懐かしく思えて感慨深くなっているところです。そして車窓から見える緑に興奮!サハラ砂漠の国から新しい国に入ったことを感じさせる景色が広がっていました。

タクシーで走っているとだんだん辺りも暗くなってきました。そして少しすると休憩タイム。早くないか!?と思っていたら

「さぁ、食事の時間だ!」

とアルファさんが教えてくれました。時計を見ると7時半過ぎ。そう、日が完全に沈んだんです!ということで飲食解禁!!ラマダン期間中は夜暗くなってからが人でにぎわう時間。日中の断食を終えて、飲んだり食べたりできるしあわせな時間です。

私も何か飲みたいなと思っているとおばちゃんが声をかけてくれました。フランス語なのでわかりませんでしたが、クーラーの中に入っているものを見るとそこにはムラサキ色のドリンクが!これ、実は先日も飲んだんですがとっても美味しいんです。写真が暗くてわかりづらいですが、乾燥したハイビスカスの花をベースにしてつくられたスッキリとした味わいが特徴のこの飲み物。名前は「ビサップ(Bissap)」と言います。セネガルの人々になじみのある人気の飲み物だそうです。おばちゃんのビサップはなんと少し氷っていて、カキ氷のような感じだったのでさらに美味しかった~!ただ、ここで気付いた。ビサップを飲んでいると…いる。奴らがいる。全身の肌で感じるアイツたちの存在。…蚊(か)がいる!!モーリタニアにも少しいて、世界中の蚊に愛される私は夜もかなり苦しい時間を過ごしていたのですが、この少しの休憩の間に10ヶ所は刺されていました。まぁ、蚊の歓迎ということでここは大目に見るとします。…かゆいー!!

その後タクシーでさらに進み、夜の9時過ぎについにセネガル最初の目的地に到着しました。辺りも暗く街の全体は見ることができませんでしたが、この街は明らかにこれまでとは違うアフリカが感じられるところだなと。モーリタニアとは違う雰囲気をすでにかなり感じています。

そして最後は断食も入国もがんばった自分にご褒美を!キター!!フィレ肉のステーキ!!この串にさして出されるスタイル。さすが観光地だけあってレストランの内装もまぁオシャレです。

そして何といっても久しぶりのビールが肉に合う!!今日明日は少し自分を甘やかしてあげてしまおうかと考えるセネガル到着の夜でした。

いやー、本当に国境越えがんばった!!

6 件のコメント

  • 祝!セネガル!国境越えお疲れ様でした。大変さが伝わってきました。挫けずどんどん冒険してください!私はセネガルといえばなんとなくサッカーのワールドカップを思い出します。しかし情けないことに本当にそれくらいしか知識がありません。ヒデの旅日記からまた勉強させてもらいます!4か国目、ファイト!!

    • 逆に、セネガルのサッカー文化を知らなかった自分が恥ずかしい(^_^;)アフリカ旅してると、サッカーができる人が本当に うらやましく感じますよ〜。まぁでも、見た目はサッカーできそう人間なので、バッチリセネガル代表のユニホームを買っちゃいました!欲しい国のユニホームがあったら言ってね!安く買って帰るので!

    • セネガル入って蚊の多さに驚いてますよ。しかも本当になんでこんなに!?ってくらい刺されるんです、自分。なので、荷物になるけど買っちゃいましたモスキートスプレー!!これで無敵!なはず^_^

  • 見てるよーコジマ先生。
    ハードな国境越え、ひとまず無事で何より!

    昨日ラジオにカメルーン生まれ姫路育ちの星野ルネさん(@RENEhosino)が出ていて、
    最近ヒデさんの影響でアフリカと聞くと注目しているので
    体験談の漫画とかを読みまくってました。読んだことあるかな。

    体調気をつけてー

    • 大変な国境を超えました(^_^;)詳しくは生で語った方が笑えるから日本帰ったら!
      星野ルネさん、聞いたことあったけど読んだことなかった!帰ったら絶対読みます!共感できるところがありそうだな〜。
      引き続きブログ見て下さい^_^拡散も希望!

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