セネガルを旅する② 国内移動〈サン=ルイ→ダカール〉〜伝統料理チェブジェン&星の王子さまのバオバブの木〜

2019年5月10日、天気晴れ。

セネガルの歩き方

セネガル、特にサン=ルイに来てから明らかに変わった変化を一つに空気の潤(うるお)いがあります。これまではサハラ砂漠地帯にいたために、服やバックは常に砂っぽく、一日が終わると身体中がカラカラで髪の毛はバッサバサ。それがセネガルに入国してから一変!私の天然パーマの髪の毛は湿度を敏感(びんかん)に感じるのですが、湿気を吸ってクルクルに。サン=ルイの海と川がある環境を肌で感じています。ただ一つ問題が。洗濯物が乾きません。基本的に旅中の洗濯物は部屋干しにするのですが、昨日の朝に洗ったものがまだジメッとしていて。湿気も乾燥も適度が一番です。生乾きの衣類をバックに詰め込んで今日は次の街へと向かいます。

伝統料理「チェブジェン」

その前に昨日の夕飯のお話を。昨日お昼にヤッサポワソンを食べたレストラン。シェフのお姉さんがまぁいい人でお値段も安かったこともあり、セネガルの伝統料理を食べるならココだろう!ということでお昼に引き続き来店。そしてここはもうお姉さんのオススメをいただこうと思い、美味しい料理を教えて下さいと伝えます。ちなみにセネガルの公用語はフランス語ですが私はしゃべれません。それでも思いは通じるもので、出してくれたのが

コチラの料理です。まず見た目のボリュームに感動!ライスにドンと乗った塊(かたまり)は肉だと思ったら柔(やわ)らかく煮込んだ魚です。そしてこのライスの色はケチャップではなく魚と野菜のうまみとスパイスがしみこんだデミグラス的なやつ!もう一口食べた瞬間に「ウマイ」と声が出てしまう味でした。さらにナスやキャベツなどの野菜がアクセントになり、お皿がキレイになるまで一瞬たりとも飽(あ)きることなく完食。これは「チェブジェン」という有名なセネガル料理になります。本当にスゴイ一皿。しかもこの量でお値段1500フラン(約280円)だから驚きです。ごちそうさまでした!!

2日間お世話になったホテルAuberge de Jeunesse du Sudは1泊4300円と少し高めですが、値段の分だけとてもいい宿でした。久しぶりに水圧の強いお湯シャワーが浴びれるしあわせ!先ほどのレストランを紹介してくれたのもこの宿のオーナーさん。心配だった蚊がいなくて快適な夜を過ごせたのもよかったポイントです。

サン=ルイ出発

さぁ出発します!セネガルの乗り合いバスやタクシー乗り場はガレージのように場所がしっかりあり、そこの管理者の方にお金を払います。本日の目的地はセネガルの首都「ダカール」。料金は4200フラン(約800円)。

ここで出発する前に一悶着(もんちゃく)。一列に4人が座ってちょうどいい感じのこちらの車に、なんと5人目を乗せようとするドライバー。無理でしょ!?と思うのは私だけでなく他の乗客のみなさんもいっしょ。ドライバーさんに文句をぶつけた結果、最後はその方は別の車に乗ることになりました。一人でも多く乗せてお金を稼(かせ)ぎたかったドライバーさんでしたが、今回は乗客側の勝利!見事乗り心地を確保しました。

バオバブの木と「星の王子さま」

セネガル国内を南へと進んでいく車。とにかく感じたことは砂漠地帯をぬけ出したんだということ。道路のわきには緑の木々が!窓の外の景色に変化が加わり楽しいと感じることができるのが多様な気候区分を持つアフリカ大陸陸路移動の面白いところです。

道中にはアフリカをイメージする際に思い浮かぶ木の一つである「バオバブ」がたーくさん生えています。バオバブの木で一番有名な国はマダガスカルですが、この特徴的な木はサハラ砂漠以南のアフリカでも見ることができる国がいつくか。そんなバオバブの木や砂漠が登場する世界的に有名な物語といえば「星の王子さま」。実は著者であるサン=テグジュペリさんはこの作品をなんと先ほどまでいたサン=ルイ島で執筆したんです!!今も彼が滞在したホテルは残っていて観光名所の一つになっています。サン=テグジュペリさんもこのアフリカのサハラ砂漠やバオバブの木を見てインスピレーションが湧(わ)いたのだろうと思いながら道中を進むと、なんだか感慨深いものがあります。

そしてバオバブだけではありません。緑の木々の木陰に座ってお店を開くみなさん。その中でも一際(ひときわ)目につく果物がマンゴー!まるでマンゴーストリートかのように道沿いに大量のマンゴーが並びます。ここにはマンゴーが採れるだけの豊かな水資源があるということです。早く食べたいマンゴー!!そしてふと思い出すのはチュニジアやモロッコのオレンジ。各地で出会う果物にもそれぞれエリアごとに特徴があるアフリカです。

もう一つモーリタニアの道中との明らかな違いが。道の途中でパスポートチェックが無いんです!モーリタニアでは地元の人に対しても何度もあった検問での身分確認が今日は一度もありませんでした。国の警戒態勢というのも隣の国でこれほどまて違うんだなと!

首都に近づくにつれてどんどん増える車の量と変わっていく町の様子を見るのは本当に面白いもの。マンゴーがたくさん売られていたのは首都の100km手前あたりまで。そこからはだんだん都市の風景になってきます。売っているもはマンゴーから「なぜこれを売ってるの?」と思うようなサングラスなどのメガネ類に。あとは時計も多いです。クセの強い商品セレクトもアフリカならでは!

ついに海も見えて、さらに大きな工場地帯も見えてきて。いよいよ首都はすぐそこだ!という感じのころから始まったのが大渋滞!!みなさんルール無用で我先にと前へ進もうとするのですが、そうするとまた車の流れが止まり止まり膠着(こうちゃく)状態が続きまして。あと30kmがまぁ〜遠い。ですがこれもセネガルの首都の雰囲気を味わえるイイ時間です。

するとそこに高速道路を発見!よし、これでもうすぐだ!!と思ったのですが、ぬか喜びでした。アフリカで高速道路を初めて見た私は興奮したわけですが、そりゃ高速代がもったいないので乗らないよねと。冷静に考えれば当然の結果でした。道の途中で見つけた陸橋。陸橋はザンビアの首都ルサカにもあります。この陸橋がある首都に共通するのは「渋滞」があること。青年海外協力隊時代にルサカでアフリカで初の渋滞を見て衝撃を受けたのが懐かしい思い出です。つまりここダカールも渋滞の多い街なのでしょう!

サン=ルイのホテルのスタッフさんには4時間で着くと言われましたが、渋滞もあり結局車を降りたのは6時間後!ここまで一回も休憩をしなかったのがまぁすごい!ドライバーさんに感謝です。そしてタクシーに乗りかえて本日の宿へ。相変わら道はガッツリ車で混み合っていて全然進みません。が、この渋滞のチャンスを使って頑張るのが歩きながら物を売る若者です。これまた先ほどのサングラス同様、お笑い芸人だったら絶対にツッコミを入れるであろう商品を売ってるんです。ボードゲームにランニングシャツ。さらにはアロンアルファ的な接着剤!定期的な感覚で待ち構えているので「次は何が来るの!?」と楽しくなってきます。ちなみに次の彼はコップでした。

ダカール到着

そして夕方7時。ついに首都ダカールにある宿に到着!道路の脇(わき)にはたくさんの植物が。ここダカールはセネガルの西にちょこっと突き出た半島「ヴェルデ岬」にあります。この岬が広大なアフリカ大陸の中で一番西に位置する場所!日本で言うところの与那国島(よなぐにじま)です。そしてこの「ヴェルデ」というのはポルトガル語で「緑」を意味します。緑の岬。美しい植物の緑を見て、完全にサハラ砂漠の乾燥地帯が終わったことを実感しました。

ということで移動の一日となった本日。夜はオシャレなレストランでなんとタップビアー、日本語にすると「生ビール」との出会いが!キンキンに冷えた生ビール、沁(し)みた〜!!街の様子は日が暮れ出してからまだ少ししか見ていませんが、ここは間違いなく大都会!だって生ビールですからね。今夜はしっかり食べて飲んで、明日は首都ダカールをめぐります!

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