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DAY224 まさかのビザ無しでエチオピア入国!? 〜ボレ国際空港夜間乗り継ぎ旅行者向けコロナ感染対策特別措置〜

2021622日、天気くもりのち晴れ。

6時半に鳴った部屋の電話。もう慣れたつもりの飛行機移動ですがカラダに疲れは確実に出るようで、深い眠りについていたところを電話の音で起こされました。アフリカの地で初めて経験するモーニングコール。一気に気持ちを切り替えてフカフカのベッドから出ます。そしてカーテンを開けると目の前に広がっていたのは緑豊かな山の景色。人々が坂道を下っていきます。そして聞こえてくるコーラン(イスラム教の経典)いったいどこにいるんだ!?話は昨夜、エチオピアの首都アディスアベバの空港に到着したところに戻ります。


ナミビアからのおよそ5時間半のフライトを経て到着したアディスアベバのボレ国際空港。この空港で乗り継ぎをしていよいよアフリカ28ヶ国目へと向かうわけですが、またまた安い航空券を買ったために今回はこの空港で13時間待ち!まあこの空港で一夜を過ごすのはアフリカ旅行者にとってはよくあることです。どうぞこちらで寝てくださいという感じのベンチまである空港なので、ここは全く心配していませんでした。時刻は夜9時。一眠りでもすれば13時間はあっという間です。

が、実は今回はいつもと勝手が違いました。話はさらに遡り(さかのぼり)、ナミビアのホセアクタコ国際空港でチェックインを完了した時でした。搭乗券と一緒にもらった一枚の紙。そこに書かれたACCOMMODATIONの文字。自分のフライト情報に加えてホテルの名前や食事1回と記載されたこの紙。もちろん自分で予約した覚えはありません。一体どういうことだ?

エチオピアに向かう飛行機の機内でももらった紙のことが頭から離れません。もしかしてコロナ感染防止のために空港内で一夜を過ごさせないという航空会社の特別サービスかな!?なんて思いながらホテルの名前を地図アプリmaps.meで検索。めっちゃ街中ですけど!?えっ、入国するの!!?

そんな感じで時は戻り、わけがわからないままエチオピアに到着しました。念のために『例の紙』を持ってターミナル内に入ると

「紙を持ってる人はこっちに並んで下さい!」

やはりこの紙は意味があったんだ!!空港職員さんの案内で進んでいくと、そこは入国審査の場所。えっ!?ビザ持ってませんけど!!?エチオピアの入国にはビザが必要です。どうするの??

そしてさらに驚いたこと。なんと私以外にも例の紙を持ってる人がたーーくさん!!えつ、自分だけじゃなかったの?てか、ほぼみんな持ってるじゃん!えっ、どういうこと!?と思うと同時にここまできてようやく今回の話が見えてきました。

結論、エチオピアのアディスアベバでの乗り継ぎで日をまたぐ(私のように次のフライトが翌日になる)旅行者に、航空会社が宿を手配していたわけです!もちろんこれはコロナ感染拡大防止のための措置です。まぁ正直ここまでは先ほどの機内の時点でなんとなく予想していました。

が、私の予想は甘かった!予想外その①、まず旅行者の数がとんでもなく多かった!!次々と到着する夜着の飛行機。そこから降りてくる乗客の人々で気付けば入国審査ゲートには長蛇の列ができていました。コロナ前なら当たり前の光景でしたが、今はそれがものすごく特別に見えるから不思議です。冗談ではなく少なく見積もっても200人はいました。

一方、私の心配していたビザですが、こちらは問題無し!入国スタンプは押されず、アディスアベバで乗り継ぎのために一泊することを許可されるという特別措置でした。

ですが200人以上の乗客が一応仮にも入国をするので荷物検査が行われ、さらに例の紙のチェックも二度ほど。入国スタンプ無しで外に出るので当然のことです。

そしてここで予想外その②、まさかとは思っていましたが宿への送迎の手配も全て航空会社がしてくれていました。空港の外に出るとズラっと並んだ車。まぁもちろん車がなかったら困るので当然と言えば当然なんですが、ここまでやってくれるエチオピアの空港にもう感謝の気持ちしかありません。

が、ここで感謝し切ってはいけなかった。私以外に7人ほど乗せて車は空港を出発。ビザ無しでエチオピアに入国()しちゃったよ~と興奮しながら向かっていくのはやはり私が先ほど地図アプリで調べていた通りの場所でした。ただこの宿の名前が気になっていたんです。ホテル&スパ。スパ?まぁ客引きのためにスパってつけてるだけだろうなぁ~なんて思ってたらです。

到着したのがこちら。予想外その③、スパです!ホテル&スパ!!ウソだろーー!!!!

このあと何回「マジか!」と「スゲー!」を一人で言ったかわかりません。それほどマジか!とスゲー!の連続でした。ホテルの美しさだけでなくスタッフさんもまさに神対応。はっきり言えば私たちは無料で泊まりにきたズルい客なわけですが、そんなのまーーったく関係ないという感じで、完全に『お客様』としておもてなしをしてくれるんです。マジか!

そしてわかっていたけど部屋がスゲー!

バスタブまでついててもうスゲすぎるよ~!

ここからはもう予想外をカウントするのも馬鹿馬鹿しくなるくらいのまさかの展開でした。この時すでに夜10時を過ぎていましたが夕飯のサービスが。乗り継ぎ客用のメニューがありこちらも無料です。私はエチオピアに入国()したということで伝統料理であるインジェラが食べたいです!とメニューにないものを伝えたのですがさっと出してくれちゃったスタッフさん。アムセグナル(アムハラ語で「ありがとう」)!!

さらにエチオピアのビールもいただいちゃいました。こちらは別途支払いが必要です。こんなステキなホテルに泊まれて、エチオピアを感じる食も楽しむことができて感激が止まらん!!ちなみにすみません。不躾ですがお値段を調べてしまいました。こちらのホテルBELLEVUE HOTEL & SPA。一泊およそ7000円でした。


ということで今朝に戻ります。外に広がる景色を見ながらいただく朝食。自分が今エチオピアにいるということが本当に不思議で今回の目的地はエチオピアだったかもしれない!なんて風に思ってもしまいます。

ホテルの最上階に行くとたまたま扉が開いていたのでベランダへ。これまた幸運にも見ることができたアディスアベバの景色。昨日の今頃はナミビアにいたと思うとまたまた不思議な感覚になります。やはり『アフリカ』という言葉で一括りにはできないアフリカ。だからこそもっと知りたいアフリカ。このままこのホテルでずっとエチオピアに滞在するのも一つの手だなぁと一瞬でも思ってしまったわけですが、旅を先へと進めます。アフリカ28ヶ国目へ向けて移動開始です。

完全な予定外だった半日のエチオピア滞在。最後はレストランでエチオピアのコーヒーをいただき、時間ピッタリの8時半にホテルを出発。この送迎も含めて何から何まで手配をしてくれた空港とホテルのスタッフさんに感謝してもし切れません。本当にアムセグナルです。

道端で花が売られているアディスアベバならではの街並み。この車を今すぐ降りればそこはエチオピアなんだよなぁ〜と外の景色にワクワクが止まりません。が、これは特別に与えられた仮初(かりそめ)の時間。エチオピアもまたゆっくりと旅をしたい国の一つです。

まるでシンデレラのように魔法にでもかかった12時間が終わり、再びボレ国際空港へと戻ってきました。さぁ、気持ちを切り替えていよいよアフリカ28ヶ国目に向けて出発です。

DAY224.5へ続く

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ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの33歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。