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DAY183 ルワンダを旅する⑦国境の街『ギセニ』〜キブ湖満喫ボートクルージングツアー〜

2020年3月15日、天気晴れ。

ルワンダの旅が始まってから1週間が経ちました。これまで見てきたアフリカとは一味も二味も違うルワンダの魅(み)せるアフリカに連日感動させられっぱなしで、気がつけばあっという間に1週間が過ぎていたという感じです。そしてこの国では旅の間は常にオートで入れている私の警戒(けいかい)スイッチが反応することもほとんどありません。あまりに居心地が良すぎるのでずっといたくなってしまう気もするわけですが、ルワンダを知ったからこそ他のアフリカの国々への興味が益々(ますます)高まったのも事実!ということでいよいよ今日からはアフリカ25ヶ国目として訪れた「コンゴ民主共和国」へ再び入国するために移動を開始していきます。

が、その前に大事なことを書いておきます。このルワンダにいる一週間で大きく変化したことがあります。世界中で拡散しているコロナウイルスへの対策です。このアフリカ旅-第4章-が始まった2月頭は影響の出ていなかったアフリカですが、2月25日に初の感染者が確認され、3月12日に初の死者が。そして昨日3月14日に一気に感染者が増加。旅をしながらずっとコロナウイルス関連の情報を気にしてきましたが、新たな情報が出るたびに信じられない気持ちでいっぱいになっています。

毎日チェックをしている日本の外務省が出しているアフリカの入国制限情報。これ以上の感染拡大を防ぐために日本からの入国を停止したり、行動制限をしたりする国が少しずつ増え、なんと今朝の時点でその数はついに25ヶ国となりました。その中には今いるルワンダやこれから向かうコンゴ民主共和国も入っています。…一体どうなってしまうのか。経験したことのない不安を抱きつつもまずは旅を前にすすめることにしました。


ここで再度ご報告させていただきます。このあと旅を続けることは困難であると早めに判断し、3月20日に帰国に向けて動き出し、3月22日の夕方に無事に日本に戻ってきました。ご心配をおかけして申し訳ありません。

そしてブログはこの日を入れてあと6日分の旅が残っています。正直ここからは常にコロナウイルスの心配がありました。が、せっかくのアフリカ旅!ドキドキワクワクする感じを届けたいのでここからは気分を変えて筆を走らせていきたいと思います。読者の皆さんにも少しの間だけですがコロナウイルスの心配を忘れてアフリカを楽しんでもらえたらと思います。皆さんどうぞお体に気をつけてお過ごし下さい。


ギセニ へ

まずやって来たのはムサンゼのバス乗り場。ここから向かうのはルワンダの北西、コンゴ民主共和国との国境の街「ギセニ(Gisenyi)」です。

利用するのはもちろんルワンダの誰もが認めるNo.1バス会社「Ritco」!ルワンダの旅は本当に移動手段がノーストレスなのがすごいところです。ムサンゼ⇄ギセニは1300ルワンダフラン(約150円)。値段の安さには何度でも驚(おどろ)かされます。

ただ、このムサンゼからギセニに向かうバスは首都キガリから走ってきたバスに乗るので出発時刻は少しズレます。が、それでも誤差(ごさ)は10分ちょっと!さすがルワンダ!!

バス移動もこれが3度目ということでわかってはいましたが、それでも感動が止まらない車窓からの景色。今日も絶景が続きます。

ルワンダは一年を通して緑が豊かなようで、この景色がずっと続くそうです。心が癒(いや)されるステキな景色です。

そしておよそ2時間のバスの旅を終えてやってきたのが「ギセニ」です。

④国境の街 ギセニ

ギセニは、ルワンダ西部州の都市。かつてはギセニ県の中心都市であった(2006年、ギセニ県は西部州に再編された)。キブ湖岸に位置しており、対岸はコンゴ民主共和国となっている。砂浜のあるリゾートで、ウォータースポーツやブルワリーも有名である。ルワンダ紛争におけるジェノサイド(大量虐殺)のとき、臨時政府がこの街に設置された。【Wikipediaより】

ついにルワンダの旅の最終目的地に到着したわけですが、もうバス乗り場に着く前からついにソレは姿を現したんです。今回の旅でなぜ一度コンゴ民主共和国を出国したにも関わらず、あえてもう一度東側から入国をすることにしたのか。それは全てソレのためでした。

ムサンゼでお世話になった宿「Amahoro Guest House」の建物にも描(えが)かれているルワンダ北西部に広がる火山群の絵。ムサンゼでもその迫力(はくりょく)ある山々の姿に感動をしたわけですが、その火山群の中でも一際(ひときわ)目立つ山が一つ。この絵でも唯一(ゆいいつ)山頂から吹き出るマグマが描かれているその山こそが

あちらに見える「ニーラゴンゴ山」でございます!!ウォーーーーー!!まさかギセニの街でその姿にお目にかかるとは思っていなかったのですが、ここはコンゴ民主共和国との国境の街。よくよく考えれば大きい山なら見えて当然だったんです。そう、コンゴ民主共和国に再入国するのはあのニーラゴンゴ山を登るため!!そのものすごい存在感の山を目の前にしてテンションが上がらないわけがありませんが、山との戦いは3日後ということ今日はギセニの街に滞在することにしました。

今日は少しのんびりしようということでバイクタクシーのお兄さんに目星をつけていたホテルの名前を伝えて向かうことに。

Discover Rwanda

しかし!やって来たのは伝えた所とは違うホテルでした。まぁ重い荷物がおろせればどこでもよかったのでここでオッケーすることに。ただ気になるのはお値段です。首都キガリやムサンゼと比べると少しホテルの宿泊費の設定が高めのギセニ。あまり高いのはちょっとなぁ〜と思いながらスタッフさんに聞いてみると

なんとキャンプサイトがあるじゃないですか!!お値段1泊9000ルワンダフラン(約1000円)。これはありがたすぎます。ということで実は今回のアフリカ旅中ずっと携帯(けいたい)していたのに出番がなかったテントの登場!テント泊はいくつになっても気分が上がるものです。ちなみに、アフリカの東西南北と中央部の5つのエリアを全て旅した結果わかったことは『アフリカ南部を旅する際にはテントの持参が便利!』ということです。他のエリアは基本的に安宿があります。今回お世話になる宿「Discover Rwanda」のドミトリーも1泊12000ルワンダフラン!テント泊とそこまで変わらないお値段でした。が、安さと刺激(しげき)を求めるならやはりテントは必需品(ひつじゅひん)です。

そして今日のドラマはここからでした。バイクタクシーのお兄さんの間違えでやって来た宿でまさかのテント泊!これはラッキーだなと思いながらテントの設営を終えたあとは、宿の目の前に広がるキブ湖を見に行くことにしました。

キブ湖

キブ湖は、アフリカ中央部に位置する湖。コンゴ民主共和国南キヴ州とルワンダ西部州にまたがっており、湖の中ほどを国境が通る。コンゴ川水系に含まれる。およそ2700km²ほどの面積を有しており、その広さはアフリカ有数の規模である。(後略)。【Wikipediaより】

ずっと海を見ていなかったのでその大きな湖の景色に心をつかまれたのも束の間。ボート乗りのお兄さんから衝撃(しょうげき)の事実を教えてもらうことになります。

「明日からこの湖岸は封鎖(ふうさ)されるんだ!お店もレストランも全て営業停止だよ!!」

それがコロナウイルスの拡散防止のための国の対策であることはすぐにわかりました。ついにこんなルワンダの北西の街にまで影響が及(およ)ぶようになったということに驚きを隠せませんでした。後日談ですが、この頃(ころ)からようやく「帰国」の二文字を意識するようになった気がします。

キブ湖ボートクルージング

気分は落ち込みましたが、今日このキブ湖に来たことにも何か意味があるのかもしれない!ということで、声をかけてくれたお兄さんにお願いして午後は急遽(きゅうきょ)湖ボートクルージングをすることにしました。湖からはルワンダとコンゴ民主共和国の国境がバッチリ見えます!

まわりの火山活動の影響などから湖の底ではガスが発生しているキブ湖。そのガスを使って発電をしているそうです。

パニッシュメントアイランド

湖にポツンと浮かぶコチラの島は、その昔、罪(つみ)を犯した人を島流しにする場所だったそうです。…ここに置いてけぼりにされたら生き残る術(すべ)が無い気もしますが、中にはコンゴ民主共和国へと向かう船に乗せてもらうことで命を救われる方もいたそうです。

ちなみに上陸するとこんな感じ!「パニッシュメントアイランド(罰の島)」という名前だそうです。

ルバビュー温泉

今回お願いしたのは全部で2時間のボートクルージング!その最後にやって来たのは地元の漁師船がたくさん停泊している湖岸でした。人がかなりいるのも気になるわけですが、なんとここに「温泉(ホットスプリング)」があるというんです。

そんなわけないでしょ〜!?と思いながらも入場料1000ルワンダフラン(約110円)を払いいざ中に入ると

これが本当にあるんです!火山活動によって地表からグツグツと湧(わ)き出る「ルバビュー温泉(Rubavu Hot springs)」!!

まぁこれがとんでもなく熱くて!10秒足を入れるのが限界なやつでした。その隣(となり)でバシャバシャとこの熱々のお湯をカラダにかけている彼。熱くないよ!と笑っていましたが、明らかに熱いです。

その隣にある湖の水といい感じに混ざってちょうどいい温かさの温泉はたくさんの人で賑(にぎ)わっていました!

温かいお湯に入ることが気持ちいいと感じるのは世界共通なのかもしれません。まさかのルワンダで温泉に入るこれまた貴重な体験でした。

Chez Yves

そのあとは湖岸のオシャレなレストランで対岸のビール工場を見ながらビールを飲むという贅沢(ぜいたく)な時間を過ごしました。

そしてさすが湖沿いの街ということで出てきた焼き魚がまぁ絶品!ティラピアというアフリカでは有名なお魚なんですが、シンプルに焼いただけのこの魚がもう美味しすぎて手が止まりませんでした。これで6000ルワンダフラン(約700円)!いやー、最高です。

しかし、こちらのレストランも明日からは営業を停止するそうです。キブ湖のボートクルーズも明日からはストップ。正直まだウソでしょ?と思う自分がいます。

「君は本当にラッキーだよ。」

お世話になったボート乗りの彼からは何度もこう言われました。

果たして明日から一体ルワンダは、そしてアフリカはどうなってしまうのか。コロナウイルスの影響が世界中に広まっていることを認識した本日。ボートクルーズは2時間で50000ルワンダフラン(約5700円)でした。


コロナウイルスのことは一旦(いったん)忘れて!といったものの、もうそんなことは言っていられないんだなということも書きながら痛感したところです。


そして辺りも暗くなった頃、帰りのボートから見えたのは頂上が赤く光るニーラゴンゴ山のシルエットです!こんなに遠くからでもハッキリとわかる不気味に美しく光るマグマ。あの頂(いただき)を目指す!今はそのことだけを考えることにしました。

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ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの33歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。