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DAY21 モーリタニアを旅する④ 貨物列車の移動から車を乗り継いでシンゲッティへ -砂漠の中を大移動する200km-

2019年5月5日、天気晴れ。

東へと進んでいく貨物列車にゆられて過ごす深夜、見上げるとそこには本当に星しかなくて、この星空をそのままこのブログを読んでいただいている全ての人にとどけたい!とねがうばかりでした。そして、この旅でついにデビューとなった銀マット!いつもバックパックの横にアフリカ布で作ったケースに入れて持ち運んでいたのですが、これのおかげで横になることができました。ちょっと大きいですが、あると便利な銀マットです。そして寝袋にくるまりかいてきで最高の夜を過ごしたのでした。

と終わればいいんですがね。まぁ貨物列車なんです。ゆれるんです。ものを運ぶための列車ですからね。そして、砂漠を走ってるんです。砂けむりがまうんです。これがばちばち全身に当たるんです。なのでまぁぐっすり眠れる状況ではありませんでした。寝袋に入っていても寒いと感じるくらいでしたね。そして時々停車するときのしょうげきがまたすごい!でも、なんだかんだ途切れ途切れでねむっていたように思います。

気がつくと人の声が。風と砂と寒さから身を守るために全身ミノムシ状態の完全防備だったので、朝になったことにも気付きませんでした。やっぱねれてたようです。体を起こすと全身砂まみれ!銀マットの上にもバックパックにも砂砂砂。でも、そんなことよりも目の前に広がる地平線の美しさに心をうばわれました。

この旅初めて見る日の出は貨物列車の中から。太陽の光を浴びると自然と元気になり1日が始まるという気持ちになるのは、やはり動物的な本能なのかなと思います。手をかざすと本当に温かいんです。もちろんこの時も風はビュービュー吹いてます。砂もバンバンまってます。でも、この朝日には勝てません。

そして、明るくなったからよりわかるこの列車の長さ!!そりゃ世界一長い列車だと言わんばかりのはるかかなたに見える先頭車両。こんなところでまさか世界一のモノと出会えるとは思っていなかったので本当にラッキーでした。

そもそもなぜこの貨物列車に乗ることができるのか!この貨物列車は港街ヌアディブと鉱山があるズエラットという町をつないでいます。採れる鉱物は鉄鉱石!ズエラットで採掘された鉄鉱石を山盛りに乗っけた長ーい列車がヌアディブに行き、そこから世界のいろんな国に輸出するわけです。で、その帰り!空になった列車はまたズエラットの町にもどるのですが、その時は荷物は何もないんです。なので、ここに人が乗れるということです。お金を出すと乗れる有料の席もあるようですが、バックパッカーには無料の貨物の中で十分すぎます!

彼、こんなことしてますけど、ものすごくゆれてますからね。すごいわ。ちなみに、列車に乗る前はなんと彼トランプを持ってて、いっしょにやろうと言ってマークを合わせる的なゲームをしました。「旅にトランプ」はどの国でも若者の定番のようです。

列車はゆっくりと進み続け、目的地に着いたのは13時間後の午前10時。太陽もだいぶ高くなっていました。そしてこの鉄道、本当に無料でした。こんな絶景が見れて、砂けむりふくめてすごい体験ができて無料!モーリタニアに来るときはぜひ利用してみてください。そして忘れないように注意点をまとめておくと

  • 砂けむりがすごいのでバックパックにカバーを!
  • ターバンがあれば顔に巻いておくのもあり!
  • サングラスで目を守る!
  • 夜食なんて食べれる状態ではないので買わなくてよし!

こんなところですかね。時刻表は無く、その日によって乗れる列車が異なるようですが14時発というのがよくある時間だそうです。

さぁ、目的地とは言いましたが、着いた場所はとても小さな田舎町チュームですが、ここはただのちゅうけい地点。ここからタクシーに乗って大きな町に向かいます。さよなら貨物列車!(今日の移動経路は最後にまとめて地図で紹介します)

道中はやはり同じ砂漠が続きます。貨物列車よりもかいてきなシートなのでついついウトウト。ですが、どんどん上がっていく気温でねてもいられず。今朝の寒さがウソのようになってきました。

そしてたどり着いたのがアタールという町。もうこの時にははだをジリジリとこがすしゃくねつの太陽が暑くてたまらない感じでした。で、ここで昨日からいっしょに行動させてもらってた4人がこの町に残る組と先に進む組に分かれることに。さすがにつかれてたので休みたいし、とにかくシャワーを浴びたい気持ちもあったのですが、先生はやはり先に進むぞ!ということで、本当の目的地に向かうための車を見つけることに。いっしょに行動するのはポルトガルから来たアンドレ!少しと言いながらかなりフランス語で地元の人たちと会話してくれるのですごく助かります。ちなみに、こういう時に4人それぞれ考え方や行動の仕方がちがうのが見ていて面白かったです。やっぱり旅は自分のもの。どんな旅の仕方も正解なんだなと感じるのでした。

さぁここからが地味に大変でした。これまでの旅で利用してきた乗り合いバスやタクシーは、ちゃんと行き先が決まってました。利用する人も多いので、料金も決まっていて定期的に出ているので乗ればとにかく目的地に着くという安心感があります。が、今日これから向かう場所への乗り合いバスはありません。ではどうするかというと、ドライバーさんとこうしょうして連れていってもらいます!要はヒッチハイクです。で、ただむやみやたらに声をかけても仕方がありません。なにせ遠くへ行くので、タクシーを貸し切って行くとなると料金も高く設定させられてしまいます。なので、その目的地に向かう用事がある人を探す!これが基本です。その町に行ったりその町を通るという人の車を声をかけながら見つけて、乗せてくださいと伝えるんです。ただ「〇〇行きます」なんて行き先が書かれているわけではないので、とにかく聞くしかありません。幸運にも300ウギア(900円)で乗せてくれるドライバーさんと出会えました。ここで先にお金をはらうのもポイント!あとではらおうとすると、乗る前に言っていた金額と違う額を要求されることもあるので注意です。今日のドライバーさんはいい人だったのでその心配も無かったかもしれませんが、念のために前ばらいでいざ出発。荷物をパンパンに後ろの荷台に積んで車は進みます。

まぁものすごい道をどんどん進んでいきます。コンクリートでほそうされていない道のことをグラベルロードとかオフロードと言います。車はガタガタゆれますが、それもグラベルの楽しみの一つ。

急な坂道を登ったり、山々の間をぬけたりして進んでいく車。いったいどんな町に着くのか!?

夕方5時、ついにほぼ2日をかけてとうちゃくしたのが目的地としていたシンゲッティというこれまた小さな町です。もう移動のつかれでさすがに今日は宿を探して体を休めることに。とにかくまずは何よりもシャワーを!ということでもう全身のすみからすみまで、鼻の穴まで砂まみれの体をきれいさっぱりにしたらもうこれ以上のしあわせがあるのー!?ってくらい最高の気分に。スッキリ~!そしてこちらではこうれいのティーをいただいて、ようやくホッとできる時間がやってきました。この時すでに6時を過ぎていたのですが、明るいのはもうなれましたがまぁ暑い!これまでの旅で一番暑いと感じる町にやってきました。

ちなみにこのティーですが、モロッコに来てからはもう定番のティーで、宿に着くとウェルカムドリンクとしてや、時間があればティーが出てきます(DAY14も参照)。その入れ方が面白くて、わかした紅茶にまずは砂糖をたっぷり入れ、その後はコップに高いところから注いであわ立てるように注ぐんです。それをコップからコップへ。そしてコップからきゅうすへ。またコップへと繰り返していって、いい感じのところで出す。一人一人入れ方にちがいはありますが、あわを立てるというのは共通しています。ねこ舌の先生にとっては飲みやすい温度になるなので助かります!ちなみにこのティーの葉っぱをお土産にとも思ったのですが、中国産だそうです。先日巻かせてもらったターバンも中国製。モーリタニアの自国の生産物はなかなか無いようです。やはり国土のほとんどが砂漠というのはそういうところにえいきょうが出るのだなと感じました。

そして、おとといのお金の話のけんでわかったことが一つ(DAY19参照)!なぜ600のことを「6000」と言うのか。これは先生がまちがっていたのではなく、去年の12月まで実際にそうだったからなのでした。ちょっと複雑な表現になってしまいましたね。もう少しかんたんにいうと、モーリタニアのお札が今年の1月から新しくなり、それと同時にものの値段の「0」を一つとったんです。何のために?と思うかもしれませんが、たとえば今はモーリタニア10ウギアで買えるペットボトルの水が、去年までは100ウギアだったということになります。まぁ大して問題ないでしょと思うかもしれませんが、たとえばこの水の値段がきじゅんになって、他のものの値段も決まっていきます。水が100ウギアなら、この野菜は200ウギア。その野菜が200ウギアなら、このお肉は300ウギア。こうしてドンドンつながっていくと、ものそのものの価値は変わらないのに値段だけが大きくなっていくということが起きます。人びともその分お金が必要になってきますし、働くことで得られるお金も多くないと物が買えなくなってしまいます。こういうモノとお金のバランスがどんどんくずれてお金の数字に価値がなくなっていくことを「インフレーション」と言います。りゃくして「インフレ」。ここモーリタニアでもそのインフレが起きそうだったために、0を一つとるという方策がとられたということです。なので、その名残で今でも0を一つとる前の値段を使って商売をしている人たちがいるということだったのです。ちなみに、以前このインフレがとんでもないことになったのが南部アフリカの「ジンバブエ」という国で、最終的に国は100兆ドルというお札を発行するにまでいたりました。が、実際のこの100兆ドルのお金としての価値は最後にはたったの日本円で20円ていどしかなかったそうです。ものを買うためのお金。最近では電子マネー、つまりカタチのないお金も流通する世の中になってきましたが、改めてお金というものについて考えてみると不思議になってきますね。なのでここでなっとくがいったのが、モーリタニアのお札は本当にきれいなんです!銀行でおろすと必ず新品のお札が出てきます。

あたりはすっかり暗くなり、いい感じにすずしくなったところで今夜は宿の方が作ってくれた料理を外でいただくことに。どれも美味しかったのですが、なんとここでラクダ肉が出てきました!ラッキー!!ジャガイモやニンジンといっしょににこんだラクダ肉はくさみが全く無く油も少なめ。かみごたえがしっかりあって美味しかったです!これをクレープといっしょに食べるというところにフランスの文化を感じます。スープからデザートまでついて、なんともオシャレな夜ご飯をいただきました。

そしてここでも新しい出会いが。右は昨日一日ずっと行動をともにしたポルトガルから来たアンドレ。そして、左はアフリカで18年間フランス語の先生としていろんな国を転々としているというフランス人のクリストフさんです。今はスーダンに住んでて、休みを使って旅をしているそうなんですが、まぁいろんな国のいろんな見所やみりょくを知っている2人の話が面白い!先生が次に行こうと思っている国のこともいろいろと教えてくれました。でも、クリストフが言ったこの言葉がすごくいいなと思いました。

「ガイドブックやインターネットに頼る旅は面白くない。自分の行きたいところに行けばいいんだよ。」

これからの先生の旅もこうありたいと思うステキなエールをいただきました。メルシー!

外で星をながめて歯みがきをしていると、思わずいい夜だなぁと感じるのでした。

②ヌアディブ→ ③チューム→ ④アタール→ ⑤シンゲッティ

2 件のコメント

  • 個人的にかなりモーリタニア編好きです!これぞ旅!って感じですね!自分がやれないこと、見れないことをヒデがやって見せてくれてます!いつもブログを妻と2人で見ています!妻は様々な国の料理にとても興味があるので、どんどん紹介してください!笑

    • 料理はね、美味しいんですinアフリカ!
      なんか虫とか食べてるんでしょ的なイメージを吹っ飛ばせるように、自分の味覚が感じた感覚&写真で伝えるので!
      モーリタニア、忘れられない旅路になりました^_^

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1986年生まれの32歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。