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DAY82 ジブチを旅する⑤ タジュラから首都ジブチへ -ジブチのバス事情-

2019年8月3日、天気晴れ。

朝起きて扉(とびら)を開けるとタジュラ湾の海が広がるというなんともステキな1日の始まりを本日もここタジュラの町で迎えました。都会の喧騒(けんそう)を離れたのんびりとした時間が本当に居心地のいいわけですが、そんな本日はまぁー大変だった。結論から言いましょう。大変でした。

さぁ、いよいよジブチの旅も残すところ2日となり、どうしようかなぁとラストの予定を考えながら朝食をいただいていました。先日も書いたあの『死海よりも塩分濃度の濃い世界一の塩湖 アッサル湖』に行こうか行くまいか。いや、行けばいいじゃない!ということなんですが、正直このジブチの旅はこれまでのアフリカの旅の中でも上位に入る出費の激しい旅となっています。その理由が宿代です。まぁ高い!ちなみに今回お世話になっているこちらのLE GOLFEですが、一泊なんと11000ジブチフラン。およそ6600円というまぁー1人旅にはあまりにもったいなすぎる高額ホテルとなっています。だったらもっと安いホテルに泊まればと思うんですが、タジュラの町にあるホテルは2軒。そのどちらも大して変わらないということで、こちらのホテルをチョイスしたわけです。

部屋にバスルームも付いているということで、もちろん文句無し!ですが、高い〜。宿代のプレッシャーが本当にジワジワとくるジブチです。ということでツアーの話に戻りますが、パッとお金を払って参加する!というのも当然手なのですが、できれば安く行きたい。…いや、無料で行きたい。ということで宿のオーナーさんに確認すると…歩いて行けなくはないよと!おぉー!それは素晴らしいと思った次の瞬間

「でもとんでもなく暑いから本当に気をつけて!」

マジですか。ようやく暑いジブチに慣れてきましたが、ジブチに住んでいる方が「とんでもなく暑い」と表現するということは…。さぁーどうする!?

という感じでアッサル湖行きをどうするかを決めきれないまま、まぁとにかくまずは動いてみて、なるようになるということで身を任せてみようという結論に至った(いたった)んです。宿をチェックアウトしてやって来たのは、おそらくここだろうなぁと思われるタジュラの町のバス乗り場です。バス乗り場!?と思われる方もいるかと思います。はい、ここはガソリンスタンドです。アフリカの地方の町では、正式なバス乗り場がない場合はガソリンスタンドが自然とバス停のような役割を担うことがあります。ここタジュラもそのパターンでした。ここで、アッサル湖方面へと向かう首都ジブチ行きのバスを待つこととなりました。

ここからでしたね。まぁまず暑い。昨日は曇ってたからよかったのですが、今日は太陽もチラチラ顔を出してくるので、座って待ってるだけなのにまぁー汗が止まらない暑さでした。この時点で正直もうアッサル湖に歩いて行くなんていうのは無理な話だなと自分自身で理解していたような気がしします。なんせ、アッサル湖までの道のりは往復30km!…うん、大人しくここはツアーに参加するしかないんだろうなぁと。

となってくると、今日はまぁ首都に戻るかということになるんですが、2時間待っても一向にそれらしいバスが来ないんです。いやー、こういうパターンは久しぶりだ。アフリカ旅のバス乗り場で待たされるケースは『バスはあるけど乗客が足りてません』というのが主流です。なかなか人が来ないので出発してくれないというパターンです。が、今回は逆です。乗客はたくさんいるけどバスが来ない!これは地方の小さな町によくあるパターンになります。この場合は待つしかないんです。かためのパンのようなクッキーのようなものを食べながら待ちます。1個15円くらいでした。

そしてようやくそれらしいバスが来た!と思った瞬間でした。ダダダダダーー!!!!と人が車に押し寄せます。もう気付いた時には遅かった。私はあきらめてその様子を写真に撮ることしかできない負け組となったのでした。まぁそれにしてもすごい!こんなバス乗り場の光景はこれまでいろいろとアフリカを巡ってきましたが初めて!降りる人を待たずにとにかく自分の席を確保するために必死で車に乗り込む人たちの姿。そこにルールは存在しませんでした。…これ、私、ジブチに戻れるのかな??もうこの時アッサル湖のことはすでに頭の中にありませんでした。

バス乗り場を見るとその国が見えてくるというのが私の一つの持論です。たとえば、これまで旅して来た中では、モロッコやモーリタニア、エリトリアなどのバスに乗るたびに領収書を切ってくれる国というのは、非常にしっかりとした印象があります。しかもそれが国全体のルールとして成り立っているなと感じる徹底(てってい)ぶりなので、乗る側としてこれ以上に安心なことはありません。一方で全てドライバー任せというような国もあるんです。特に地方のバス乗り場によく見られることで、値段の設定もドライバー次第ということがあります。私が青年海外協力隊として生活をしたナミビアもまさにそんな国の一つでした。交通機関がしっかりと安定しているというのは本当に大きいことだなと感じる2年間だったなと今振り返っても思います。そしてここジブチはというと…あれ?あなた私より後に来たよね??なんてことは言ってられません!!整理券が配られるわけでもなく、ドライバーさんが管理してくれるわけでもありません。ここは完全なる無法地帯!!乗りたければ席を取ってみろーー!!はい、また出遅れました。すごいなーと客観視してる私。いや、このままじゃいつまで経っても乗れないぞ!?

またダメだ〜。降りる人が先!なんていう日本の文化をここで持ち出したら私はいつまで経っても帰れないということを痛感した、バス乗り場に来てから4時間ほど経過した頃でした。もうこうなったらチーム戦!ここら辺のことをよく知ってそうなおじさんに先ほど日本語で声をかけられたので、お願い!次にジブチ行きのバスが来たら教えて!!と伝えました。任せとけ!という感じで、あのチャートをムシャムシャと食べながらニヤリと笑ってくれるおじさん。頼んだよ!と。

そして、待つこと5時間でした。

『あれだーー!!行けーーーー!!!!』

ビーチフラッグスばりの瞬発力(しゅんぱつりょく)を見せてすかさず車へ猛(もう)ダッシュ!!からの、バスケットボールばりのスクリーンアウト。もう絶対にこのドアの前のスペースは誰にも渡さない!!死守〜!!いやー、これはまるでスポーツだなと。そして、ついに!ついに手に入れた首都への切符!!ありがとうおじさん!!もうやり切った感でいっぱいになってしまい、写真なんか撮る余裕(よゆう)もありませんでした。おじさんのグーサインとニヤリ顔が嬉しかった。やったな!って。長い長い戦いでした。朝の10時半にバス乗り場に来て、出発したのは15時半。当然ですが、ここからアッサル湖に行く気力はもう残ってませんでした。迷わず首都へGO。ちなみに帰りは1000ジブチフラン(約600円)でした。

途中、ここを右に曲がればアッサル湖!というところを通り過ぎて首都へ向かうバス。行きたかったけど、今回はやめておこう。ようやく決心がつきました。この今日の5時間待ちも、きっと何か意味があるのかなと。アッサル湖はまたいつか戻ってくる時にとっておこうと思います。

そして戻ってきた首都ジブチ。夜でもまぁー暑いこと!そして人で賑わうギラギラした雰囲気が益々暑さを感じさせます。実はここから宿探しでいろいろ歩き回りこれまた結構大変だったのですが、結局また先日もお世話になった宿に戻ることにしました。そうするとすんごく温かいおかえりを言ってくれる警備のおじさんやオーナーさんがいるんです。あぁ、こういうのもしあわせの一つだよなぁと感じるのでした。ただ単に首都に戻ってきただけの一日でしたが、こういう日こそ意外と忘れられない一日になる気がします!いやー、とにかく疲れた!!

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ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの32歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。