アフリカ11ヶ国目「ジブチ」入国!〜アライバルビザ情報と本当に暑い気温の話〜

2019年7月29日、天気雨のち晴れ。

エチオピアからジブチへ

先の予定が立たない中エリトリアからエチオピアに戻ってきた昨夜。久しぶりのネット環境を駆使して、アフリカ11ヶ国目となる「ジブチ」行きの航空券をなんとか手に入れることができました。これでようやく地に足がついた気分になり、空港のベンチに腰を下ろして本日深夜0時をアディスアベバのボレ国際空港で迎えたわけです。よかった〜。

今回一番の不安だったのは「エチオピアの空港でWi-Fiが使えるのか!?」ということ。エチオピアは学校が試験期間になると清廉潔白(せいれんけっぱく)な試験の実施のために全国レベルでインターネットをストップさせる措置を取る大胆(だいたん)な国です。以前その時期にこの空港に訪れた経験がある私の中では「エチオピアの空港=Wi-Fiが使えない」という印象もあるため、今回ももしかしたら使えないかも…!?と不安だったわけです。が、大丈夫でした!

が、実は不安材料がもう一つ。今回は「eDreams」というサイトでチケットを購入しました。ジブチまで片道1万2千円ということでこれは安いと思い即決したのです。が、その運航会社の名前は「Flexflight」。聞いたことがありません。エチオピアン航空の方に聞いてもよくわからないとのことで…。たぶんジブチ航空じゃない?的な確信の持てない回答しか得られずさらに不安に。まぁフレックス(flex)という名前だからおそらく柔軟(じゅうなん)な対応でどこかの飛行機に乗せてもらえるのかなぁと自分自身に言い聞かせるのでした。

ジブチ航空 (Djibouti Airline)

そして本日午前8時。再度空港の乗り継ぎカウンターに行き、スタッフさんに助けを求めます。昨日手にした「ジブチ航空」という情報を活用し、とにかくどの飛行機でもいいから乗せてください!という気持ちでなんとかしてほしいとお願いを。すると、

「ジブチ航空は『ターミナル1』なので外に出て、そこのチケットカウンターで搭乗券(とうじょうけん)をもらって下さい!」

…ターミナル1ってラリベラに行く時に利用した国内線用のターミナルですよね?本当に!?と思いながらも信じるしかありません。ターミナル間はシャトルバスという名の車が出ていました。それに乗っていざターミナル1へ。エチオピアは今朝はしとしと雨が降り、さらに気温は16度と非常に寒い朝です。吐く息も白い。

さぁ、ターミナル1にやって来ました。これでもう安心だ!と思ってたのですが、ここからもなーんかモヤモヤ感が晴れず。まだ手元にチケットが無いのに手荷物検査を終え、出国ゲートにやって来てしまった私。たまらず近くのスタッフさんに声をかけるも、

「僕はエチオピアン航空のスタッフだからわからないなぁ。ジブチ航空さんはその内来るのでそこで待ってて下さい!」

という始末。…不安だよ〜。こんなのも初めて。ただそこはやはりホスピタリティーの国エチオピア。ちゃーんと先ほど声をかけたお兄さんは、ジブチ航空のスタッフさんの到着を教えてくれました。

「32番ゲートに行くんだ!」

よし、これでもう大丈夫!とはまだならない。32番ゲートの行き先はエチオピアのメケレ行きとなってました。が、これは問題ない様子。天下のエチオピア航空が占める空港内でのジブチ航空のポジションは厳しいんだなと。そして改めてジブチ航空のスタッフさんに事情を説明します。

「Flexflight?なんだろうそれは??確認するのでちょっと待っていて下さい!」

この場に来てもまだ曖昧(あいまい)な私のチケットの所在。トランシーバーで行われている私の予約に関する謎のやり取り。私のことを言っているのがわかるので緊張(きんちょう)しながらその様子を見つめます。そのあともイロイロとあったあと、ついにチケットを用意してくれました!やった〜!!

正直最後までFlexflightについてはジブチ航空スタッフさんも分かりかねないところがあったようですが、そこはしっかりとした空港スタッフさん。もう大丈夫だ!と言わんばかりのグッドラックで私を送ってくれました。ありがとうございます!ということで、ジブチ航空の飛行機に乗っていざ、出発です。

ジブチ入国

エチオピアの首都アディスアベバからおよそ1時間。ついにアフリカ11ヶ国目「ジブチ」に到着しました!!もうこの時点で面白い変化ぎ一つ。なんと着陸した瞬間、この飛行機の窓から”熱”を感じるです!これは初めての経験です。外はアディスアベバから打って変わって快晴。ということで機体の外に出ると

暑い〜!!先ほどまで気温20度以下の涼しい国にいたわけですが、ここジブチの気温はまさかの40度越え!ここは世界でも有数の非常に暑い国になります。さらに現在ジブチは夏のど真ん中!「真夏のジブチには行くもんじゃない!」と先日地元の方に助言をいただいたのですが、夏こそ暑さを満喫したい私は真夏のジブチにこのタイミングで来ることを決めたわけです。それにしても暑い!!まぁ暑さレポートはこのあといくらでもできるので、まずは入国です。

入国審査とアライバルビザ

空港内に入るととーってもきれいな入国審査場が!アライバルビザのカウンターもちゃんとありました。今回このジブチのビザが空港で取得できるのかも一つ心配のタネになっていました。が、これはもう絶対取れること間違いなし!ただ、審査官の人たちはけっこう厳しめでした。どこから来たのかを確認する際は『ジブチ到着までの全ての搭乗券の半券』の提示を求められたので、ちゃんと保存しておくことが必要です。

ですが、それをパスすればなんとこんなにステキなビザを発給してもらえます!いや〜超ステキなビザで感動!!ビザは国によってデザインが様々で、私の中のレベルでは3段階。

レベル1:スタンプタイプ(味はあるが華はない)

レベル2:シール顔無しタイプ(達成感◯)

レベル3:シール顔有りタイプ(旅の記念になる)

ジブチはレベル3!そしてさらにこのレベル3段階にはプラスアルファがありまして。それは「ホログラム」の有無なんです。キラキラしていて角度によって見える絵が変わるやつです。ジブチのビザには美しいホログラムが!ということで、レベル3+の最高レベルのビザでした!!さらに何よりすごいのがその料金でなんと25USドル(約2700円)。おそらく私がこれまで取ったビザの中で一番安い値段になります。レベル3+がこのお値段で。ジブチはこれだけでも来る価値があります。まだ外に出ていないのに満足感を味わいながら無事にジブチ入国です!!

特徴① 暑い気温

が、外に出た瞬間に襲ってきたのはこの国のとんでもない気温でした。おそらく今日から数日ブログでは何度も「暑い」という言葉が出てきます。本当に心の底から出てくる「暑い」という言葉なので、しつこいなぁと思われるかもしれませんがご理解いただければと思います。暑い!ほんとーに暑い!!今朝の吐く息が白い寒さがウソのような暑さです。空港から乗ったタクシーのメーターが示した気温は45℃!!ちなみに空港から街までは2000ジブチフラン(約1200円)です。空港は街の中心から8kmほど離れてるので、この暑さの中は歩けません。

ただここで一つよかったなと思うのは、既にエリトリアのマッサワで同じような暑さを経験していたこと。マッサワと同じく対岸にアラビア半島が広がる紅海沿いは一年中気温が30度ほどある地域になります。そして真夏の現在は40度超えが当たり前。ウヒャー!と叫びたくなる灼熱(しゃくねつ)という言葉がふさわしい暑さの中、今日からジブチの旅がスタートします。

今日はさっそく首都「ジブチ」の街を回ってきたのですが、まぁ面白い!エリトリアと似ているのかなと思っていましたが、またここにしかない『アフリカ』がありました。例えばこの写真。隣の国エリトリアではたくさん見かけた“アレ”が写っていません。この写真だけでなく、今日一日歩いても全く見かけませんでした。隣の国なのに全く違う。こういう楽しい発見があるからアフリカ旅はやめられません。

特徴 イスラム教と物価の高さ

暑い暑い言っていましたが、夕方になると風が気持ちよく感じられるぐらいになりました。といっても30度はあるので、暑さに慣れてきているのか、感覚がマヒしているのかもしれませんね。でも、やっぱり暑いのには変わりません。そして暑い時はやっぱりキンキンに冷えたビールが飲みたい!!この欲求はもう抑(おさ)えきれません。しかし、ここジブチはイスラム教の国。最近の旅では聞いてこなかったコーラン(イスラム教の教典)が時刻になると街に流れるなど、イスラム教の信仰が主流の国です。そのためレストランでもビールを売ってないという所が多々あります。これは諦めるしか…とはならないのは暑さのせいだと思います。とにかく飲みたいビールを求めて店を何軒か巡り、ようやく出会えた

「あるよ!」

やったーー!!冷たい瓶ビールをグラスに注いで飲んだ瞬間のクァーーー!はもうたまらないやつでした。が、このビール。なんと1本1000ジブチフラン。日本円で約600円です。高いー!!ジブチは物価が高いことは知っていましたが、まさかこんなに高いとは。飲む人が少ないから高いというのはわかりますが、それでも高すぎる。でもこの暑さの中ビールだけは我慢(がまん)できません。ジブチの旅はたくさんの驚きに出会えそうな気がしてきました。熱中症に気をつけて楽しんでいきたいと思います!

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