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DAY187 コンゴ民主共和国を旅する④絶景絶叫のマグマ!『ニーラゴンゴ火山』〜下山編〜

2020年3月19日、天気晴れ。

昨日の約5時間の登山の疲れ(つかれ)はそれはなかなかハードだったのでグッスリ熟睡(じゅくすい)できるかと思いきや…寒い!とにかく寒かった。しっかりとした小屋が与えられたので風はしのげましたが、それでも寒くて…。まぁ気がついたら眠っていましたが、もっと眠って(ねむって)いたいぞ〜という感じの朝6時。マイケルさんに声をかけられて起床(きしょう)しました。まだかなり眠かったのですが、カラダが自然と動いて向かった先は

まだほんの少し赤い光が見える火口でした。ここで一夜を過ごしたのかと思うと感慨深いものがあり、一瞬(いっしゅん)で眠気も吹っ飛びました。いよいよ下山。ニーラゴンゴのマグマも見納めかぁ〜と思いながらのんびりと朝の時間を堪能(たんのう)

する間も無く!なんと6時半に起きて6時40分には下山開始という超タイトスケジュール!!急いで準備してなんとか間に合いましたがもうちょっとマグマの余韻(よいん)に浸り(ひたり)たかった…。まぁマグマの絶景は昨夜十分満喫(まんきつ)したので、悔(く)いはありません!ということで火口に別れを告(つ)げていざ下山スタートです!!

6:40

『ずっと上り坂の山』というのがニーラゴンゴ山の特徴です。途中に平らな道や下り坂はなく、常に上り続けるのがニーラゴンゴ山!つまり、下山さずっと下り坂が続きます。下り続けるんです!そしてわかっていましたが一番最初が一番急な斜面(しゃめん)。朝一から非常に刺激(しげき)的なスタートです。

7:00 第⑤チェックポイント

上りは45分かかった急斜面を20分で下りてしまうからなんとも嬉しいようなさみしいような。今日は視界も晴れているので気持ちのいい下山です!そしてあとでわかったことはこの最初の急斜面が一番足場がしっかりとしていて下りやすかったということです。

ここからの火山岩のジャリジャリコースがまぁとにかく滑る(すべる)んです。慎重(しんちょう)に足場を考えながら下りますが、それでも滑るからもう気が抜けません。

杖(つえ)をつきながら気をつけて下るマイケルさん。これだけ気をつけても何度もズルッと滑ってしまうんです。昨日の登り疲れが足に溜(た)まっているのも原因の一つかもしれません。

7:30 第④チェックポイント

なんとこの④〜⑤の区間は上りも下りも30分!山は下りの方が大変だという言葉がよくありますが、まさにソレ!ニーラゴンゴ登山は下山も想像以上にキツイです!!昨夜の内に食料や水をかなり消費したので、バックパックが軽くなったのがせめてもの救いでした。

足場の不安定さはずっと続きますが、もうとにかく下るしかないので先へ進みます。一番後ろからみんなについていくのもいいですが

先頭をいくのもこれまたいいもの!レンジャーさんはこれっぽっちも滑ることなくスタスタ進んでいくからさすがです。

8:00 第③チェックポイント

そして第③チェックポイントに到着してうしろを見た瞬間でした。ニーラゴンゴ山の姿がハッキリと見えるじゃないですか!!昨日は霧(きり)で全く見えなかった山頂がバッチリと!!

ズームするとこの地点からも山頂の小屋が見えるんです。あそこにいたのかぁと思うとまたまた感慨深い気持ちになります。が、これがもし上りの時に「あそこがゴールだ!」と言われたら…行きが視界不良で良かったなと少し思うのでした。

今回は天気に恵まれました!行きは一度雨に降られましたが、あとは基本的にずっとくもり。暑さでバテることもなく山登りにはちょうどいい天候でした。今日は下山ですが晴れていたのでこれまたかなり汗(あせ)をかきました。上りが同じ天気だったらキツかっただろうなぁと。

傾斜は緩(ゆる)やかになってきますが、それでも終始気の抜けない下山。第②チェックポイントは素通りしてもうドンドン下り続けます!

9:00 第①チェックポイント

もうここまで来たらあと少し!のはずなんですが、レンジャーさん曰くあと1時間とのこと。このニーラゴンゴ山のレンジャーさんの言うことは疑う余地(よち)もありません。レンジャーさんが1時間と言ったら1時間!

最後の1時間は泥(どろ)のぬかるみコース。上りも足をとられて大変だったのがもう遠い昔のようです。これでいよいよニーラゴンゴ登山が終わる。…それは同時にアフリカ旅-第4章-が終わるということでもありました。終わるのかぁ…。全ての物事にはいずれ終わりがやってくる。当たり前のことですがそれを強く感じるニーラゴンゴ山でのラスト1時間。

10:00 下山〈ニーラゴンゴ登山終了〉

下り始めてから3時間20分。登山口に戻ってきました!!昨日も10時に上り始めたのでちょうど24時間ニーラゴンゴ山にいたことになります。振り返るとまぁなんて濃い1日だったのだろうとビックリさせられます。まぁものすご〜く疲れましたが、その分素晴らしい経験となりました。忘れられないマグマの絶景!本当に登って良かったなと心から思えるニーラゴンゴ山でした!!

そして同じく初ニーラゴンゴ登山を終えたマイケルさん。次はいつ登るのかとたずねると

「もうイナフ(十分)かな。ボクはまたガイドを派遣(はけん)する方の裏方の仕事に徹(てっ)することにするよ。」

とのことでした。一生に一度の絶景の感動をいっしょに分かち合うことができたことに感謝でした。ありがとう!マイケルさん!!

と言いたいところですが、彼は私の送迎ドライバー!もう足がパンパンだよ〜と笑いながら話していたマイケルさんですが、ちゃんと最後の仕事として私をホテルへと送ってくれました。国境の事務所にも行って下山の手続きを済ませ、これにてニーラゴンゴ登山ツアーが全て終了となりました。

さぁ、改めまして本日の日付は2020年3月19日です。ホテルに着いてシャワーを浴びて完全復活!!昼からビールを飲んで一人で祝杯(しゅくはい)をあげるわけですが、余韻に浸るのも束(つか)の間。ここから一気に帰国に向けて動き出します。

3月中旬からアフリカ全土で急速に広まったコロナウイルスへの各国の対策。本当は今回の旅ではあと1ヶ国、「マダガスカル」への渡航を予定していました。が、なんとそのマダガスカルは3月20日から全ての国際便の運航を停止することが決定しました。…はい、明日です。つい3日前にぼんやりとこの情報を知ったのですが、下山してからネットで調べるとこれが確定したこととしてはっきりと書かれていました。あまりにドンピシャなタイミングです。不思議な縁を感じると共に、これは帰国しなさいというメッセージなんだろうなぁと感じました。ということで、下山後のカラダを休めるでもなく急いで飛行機のチケットを予約!なんとか帰国便を確保することができて一安心しました。と強がりたいのですが、実際は心配なことばかり。

『家に帰るまでが遠足です!』

日本に無事に帰国するぞと強く決意したコンゴ民主共和国で過ごす最後の夜でした。


あとになって考えても、このタイミングで帰国に向けて動き出したことが本当に吉と出たなと思います。この10日後の3月29日。アフリカは54ヶ国全ての国で入国制限もしくは入国後の行動制限措置が取られるようになりました。コロナウイルスによって短い期間で激変した世界情勢。1日も早いコロナウイルス感染拡大の終息を願うばかりです。(2020.4.13)

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ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの33歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。