コロナ禍の日本帰国 Part1 〜コンゴ民主共和国出国!ゴマ国際空港の出国手続き〜

2020年3月20日、天気晴れ。

コロナ禍の日本帰国

日本に帰る!!急遽(きゅうきょ)飛行機のチケットを予約して一気に帰国モードに突入した昨日。登山疲れもあったはずですが、いよいよ始まる24時間越えの大移動への緊張(きんちょう)からか、今日は不思議なほどスッと目が覚めました。天気は快晴!雲一つない空で迎(むか)えるアフリカ54ヶ国制覇の旅-第4章-の最終日ということでこれは縁起(えんぎ)が良いなと思ったわけです。が、ベッドから出た瞬間(しゅんかん)に足に走る激痛!!筋肉痛が2日後にくることが当たり前になっていることに自分がもう若くないという事実を突(つ)きつけられます。…いや!まだまだ若いぞ!!この筋肉痛もニーラゴンゴ登山のお土産の一つ。階段を下りるのもなかなか辛い(つらい)中、重い荷物を背負っていざ日本への帰国の旅が幕を開けました。

今回の帰路につく上での心配事はコロナウイルスによって各国の空港の状況がいったいどうなっているのかということです。3月に入ってから事態が刻一刻と変化している世界各国の出入国の対応。今のところ今回の帰国のルートに関しては特に問題はないはずですが、もういつどんなことが起きてもおかしくない状態です。果たして無事に帰国できるのか。こんな気持ちで帰国するのは初めてのこと。不安は当然ありますが、こんな時でも心のどこかで”なんとかなる”と思っている自分もいます。そしてコロナウイルスによる影響(えいきょう)以外にももう一つ心配事が…。コンゴ民主共和国からの出国はこれが二度目!大変だった一度目の思い出がイヤでも頭をよぎります。ということで今日は念には念をの4時間前行動で空港へと向かいました。

そしてここでなんと思わぬ出会いが!コンゴ民主共和国の首都キンシャサの名物になっている「ロボット信号」がこのゴマの街にもいたんです。まさかの登場にビックリ!1台だけでしたが、ゴマの街の中心にドンと構えていました。ゴマの街は今日も行き交う人や車でこの通り。…コロナウイルスの影響でこの日常の景色もその内に変わってしまうのでしょうか。今度アフリカの地に戻ってこれるのはいつになるのか…。先のことを考えても仕方がないので、まずは無事の帰国に専念します!

ゴマ国際空港

ゴマの国際空港は街からすぐのところにあるので15分ほどで到着(とうちゃく)しました。とりあえず一安心!空港内にタクシーで入ると入場料がかかるので入り口で降ろしてもらうことに。するとここで荷物運びをしようとするポーターさんに囲まれます。お願いするとお金がかかるので必要がなければキッパリと断りましょう。ということでいざ荷物を持って歩いてゲートを通過しようとすると待っていたのは”お決まり”のアレでした。

「ギブミーマネー!」

もう予想していたので全く驚きませんでした。ストレートにお金をよこしなさいと言うその姿勢(しせい)は評価に値しますがNOとキッパリ断ります。今回は迷彩柄(めいさいがら)の服を着ている警備(けいび)の方でしたが、彼も二度ほどこのやり取りをするとすぐに諦め(あきらめ)てくれました。そしてこのゲートには手洗い場があり、検温も行われます。これはコロナウイルスではなく、エボラ出血熱への対策になります。コンゴ民主共和国の感染症に対する意識の高さはこの国を旅している中で強く感じました。

お金の換金

さぁゲートを越えたのであとはチェックインをするのみ!時間もまだたっぷりあるので今回は余裕(よゆう)があります。ちなみに、余ったお金の換金(かんきん)をしてくれるお兄さんが空港にはたくさんいます。国境沿いや空港に必ず両替商(りょうがえしょう)のお兄さんがいるコンゴ民主共和国です。

混雑するチェックイン

が、ここからでした。わかってはいましたがチェックインカウンターは私と同じように母国へと帰る人々で溢れ(あふれ)かえっていました。ゴマ国際空港はそこまで小さい空港というわけではないですが、おそらくこんなに混雑するのは珍しい(めずらしい)ことだと思います。次から次へと押し寄せる客への対応に追われるスタッフさんたち。その姿から明らかにこれが非常事態であるということがわかりました。

そしてこういう時に黙って(だまって)声をかけられるのを待っていてはいけません!自分から行動を起こします。自分の存在をアピールするためにもスタッフさんにことあるごとに声をかけると、思い出したかのように対応をしてくれます。あまりしつこいのも失礼ですが、何もしないと本当に忘れ去られてしまうことがあるので注意です。ということで無事にチケットが発行されて荷物も預けることができました!

出国税の支払い

コンゴ民主共和国の出国の際に必要な出国税をここでも支払います。

国際線は50USドル。前回は55ドルを支払わされました。5ドル上乗せされた事実を知ると悔しい(くやしい)気持ちもありますが、逆にゴマ国際空港は信頼できる空港であるということがわかるので、嬉しい(うれしい)気持ちにもなります。ちなみにこの国は国内線に乗る際も税(15USドル)が取られます。

エボラ出血熱問診票

出国審査の前にエボラ出血熱の感染拡大防止のための問診票(もんしんひょう)の提出も義務づけられているゴマ国際空港!小さくても本当にしっかりしている空港だなと感心させられます。これはもう安心して出国できるぞ!

と思っていたんですがね。最後の最後にまたまたやってきた恒例(こうれい)の

「ギブミーマネー」

信じてたのに〜!とツッコミたくなりましたが我慢(がまん)です。なんせギブミーマネーと言ってくる彼が非常に偉い(えらい)ポジョンの方だったので。パスポートと航空券の名前の確認をされまして、あとはひたすら

「ギブミーマネー!」

この方はなかなか諦めませんでした。さらには

「クイックリー!(早く!)」

とまで言ってくる始末。コロナウイルスの影響で空港が混雑してるんだからそっちが早く諦めろ!とツッコミたくなりましたがまたまた我慢です。最後は私の粘り(ねばり)勝ち。航空券にスタンプをいただきました。よっしゃ!

出国審査

そのあと出国審査は搭乗ゲートで行われ(こちらはとてもスムーズに)、パスポートにも出国スタンプが押されてこれで全て完了!とりあえずコンゴ民主共和国を出国できることは決まりました。…一瞬だけサントメ・プリンシペでの飛行機の欠航の思い出が頭をよぎりますが、これだけの旅行者がいるのでまず大丈夫でしょう。ちなみにこの空港は搭乗ロビーではWi-Fiが使えませんでした。

そして予定より少し遅くなりましたが搭乗スタート!今日は本当に良い天気で、温かな日差しが旅の終わりを感じさせてくれます。

さらにここで最後のサプライズ!空港の建物から飛行機へと向かう送迎(そうげい)バスがなんと日本の中古車だったんです!!上部には”平成”を感じさせるポスター。「窓から顔や手を出さないでください」の文字。おそらく以前は埼玉県で走っていたと思われるバスがコンゴ民主共和国の地で現役で活躍(かつやく)していました。いやー、感動!!

コンゴ民主共和国出国

ということでこれにてコンゴ民主共和国とお別れです。いろいろと神経をつかうハラハラドキドキの出国でしたが、無事にここまでやってきました!

機内の席からはニーラゴンゴ火山の姿が。あの山のテッペンにいたことがすでに遠い昔のように感じられます。本当にドタバタの帰国になりましたが、飛行機に乗ってようやく落ち着くことができたところです。よみがえるマグマの興奮(こうふん)。この旅の最後にマグマの絶景を見ることができたことは本当に幸運だったなと思います。

そして15時25分、離陸!ゴマの街の景色を見下ろしながらコンゴ民主共和国の地に別れを告げました。ここから長い長い日本への移動が始まります。

途中でまだ訪れていない「ウガンダ」の空港に一度着陸をしたのちに

エチオピア到着

19時50分。やってきたのはお馴染み(なじみ)のエチオピアの首都アディスアベバにあるボレ国際空港です。この巨大な空港に来ればもう安心!!と100%の確信をもって言えないのが今回の帰国の不安なところ。

次の飛行機はなんと明日の15時05分ということでここで16時間待ちます。日本はまだまだ遠いです!

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