ビザ無しで「エチオピア」入国!?〜ボレ国際空港のスゴすぎるコロナ感染水際対策〜

2021年6月22日、天気くもりのち晴れ。

エチオピアのコロナ感染水際対策

6時半に鳴った部屋の電話。もう慣れたつもりの飛行機移動ですがカラダに疲れは出るようで、深い眠りについていたところを電話の音で起こされました。アフリカの地で初めて経験するモーニングコール。一気に気持ちを切り替えてフカフカのベッドから出ます。そしてカーテンを開けると目の前に広がっていたのは緑豊かな山の景色。人々が坂道を下っていきます。そして聞こえてくるのはコーラン(イスラム教の経典)…いったいどこにいるんだ!?話は昨夜、エチオピアの首都アディスアベバの空港に到着したところに戻ります。


エチオピア入国

ナミビアからのおよそ5時間半のフライトを経て到着したアディスアベバのボレ国際空港。この空港で乗り継ぎをしていよいよアフリカ28ヶ国目へと向かうわけですが、またまた安い航空券を買ったために今回はこの空港で13時間待ち!まぁこの空港で一夜を過ごすのはアフリカ旅行者にとってはよくあることです。どうぞこちらで寝てくださいという感じのベンチまである空港なので、ここは全く心配していませんでした。時刻は夜9時。一眠りもすれば13時間はあっという間です。

が、実は今回はいつもと勝手が違いました。話はさらに遡り(さかのぼり)、ナミビアのホセアクタコ国際空港でチェックインを完了した時でした。搭乗券と一緒にもらった一枚の紙。そこに書かれた「ACCOMMODATION」の文字。自分のフライト情報に加えてホテルの名前や食事1回と記載(きさい)されたこの紙。…もちろん自分で予約した覚えはありません。一体どういうことだ?

エチオピアに向かう飛行機の機内でもこのもらった紙のことが頭から離れません。気になったのでホテルの名前を地図アプリmaps.meで検索。…めっちゃ街中にありますけど!?えっ、一体どういうこと??

そんな感じで時は戻り、わけがわからないままエチオピアに到着しました。念のために『例の紙』を持ってターミナル内に入ると

「紙を持っている人はこっちに並んで下さい!」

やはりこの紙は意味があったんだ!!空港職員さんの案内で進んでいくと、そこは入国審査の場所。えっ!?ビザ持ってませんけど!!?エチオピアの入国にはビザが必要です。どうするの??

そしてさらに驚いたこと。なんと私以外にも『例の紙』を持っている人がたーーくさん!!えっ、自分だけじゃなかったの?てか、ほぼみんな持ってるじゃん!えっ、どういうこと!?…と思うと同時にここまできてようやく今回の話が見えてきました。

①ビザ無し入国許可

結論、エチオピアのアディスアベバでの乗り継ぎで日をまたぐ(私のように次のフライトが翌日になる)旅行者に、航空会社が宿を手配してくれていたわけです!もちろんこれはコロナ感染拡大防止のための特別措置(そち)です。まぁ正直ここまでは先ほどの機内の時点でなんとなくは予想していました。

が、私の予想は甘かった!まず旅行者の数がとんでもなく多いんです。次々と到着する夜着の飛行機。そこから降りてくる乗客の人々で気付けば入国審査ゲートには長蛇の列ができていました。コロナ前なら当たり前の光景でしたが、今はそれがものすごく特別に見えるから不思議です。冗談ではなく少なく見積もっても200人はいました。

一方、私の心配していたビザですが、こちらは問題無し!入国スタンプは押されず、アディスアベバで乗り継ぎのために市内で一泊することを許可するという対応でした。

ですが200人以上の乗客が一応仮にも”入国”をするので荷物検査が行われ、さらに例の紙のチェックも二度ほど。入国スタンプ無しで空港の外に出るのでこれは当然のことです。

空港から宿への送迎

さらにまさかとは思っていましたが宿への送迎の手配も全て航空会社がしてくれていました。空港の外に出るとズラっと並んだ車。まぁもちろん車がなかったら困るので当然と言えば当然なんですが、ここまでやってくれるエチオピアの対応にもう感謝の気持ちしかありません。

が、ここで感謝し切ってはいけなかった。車は私以外に7人ほどを乗せて空港を出発。ビザ無しでエチオピアに入国(仮)しちゃったよ~と興奮しながら向かっていくのはやはり私が先ほど地図アプリで調べていた通りの場所でした。ただこの宿の名前が気になっていたんです。「BELLEVUE HOTEL & SPA」…ホテル&スパ。…スパ!?まぁ客引きのために「スパ」と言っているだけだろうなぁ~なんて思っていたら

③乗り継ぎ旅行者への宿の手配

到着したのがこちら!!スパです、ホテル&スパです!!ウソだろーー!!!!

このあと何回「マジか!」と「スゲー!」を一人で言ったかわかりません。ホテルの美しさだけではなく、スタッフさんたちもまさに神対応。はっきり言って私たちは無料で泊まりにきたズルい客なわけですが、そんなのまーーったく関係ないという感じで、完全に「お客様」としておもてなしをしてくれるんです。マジか!

そしてわかっていたけど部屋がスゲー!

バスタブまでついててもうスゲーがすぎるよ~!

これ以降もずっとカウントし切れない予想外の展開でした。ホテルに到着した時はすでに夜10時を過ぎていましたが夕飯のサービスが。乗り継ぎ客用のメニューがあり、こちらも無料!せっかくエチオピアに入国(仮)したということで伝統料理であるインジェラが食べたいです!とお願いするとサッと出してくれちゃったスタッフさん。アムセグナル(アムハラ語で「ありがとう」)!!

さらにエチオピアのビールもいただいちゃいました。こちらは別途支払いが必要です。こんなステキなホテルに泊まれて、エチオピアを感じる食も楽しむことができて…感激が止まらん!!ちなみにすみません。不躾(ぶしつけ)ですがお値段を調べてしまいました。こちらのホテルBELLEVUE HOTEL & SPA。一泊およそ7000円でした。


一夜明けて

ということで今朝に戻ります。外に広がる景色を見ながらいただく朝食。自分が今エチオピアにいるということが本当に不思議で…今回の目的地はエチオピアだったかもしれない!なんて思ってもしまいます。

ホテルの最上階に行くとたまたま扉が開いていたのでベランダへ。これまた幸運にも見ることができたアディスアベバの景色。昨日の今頃はナミビアにいたと思うとまたまた不思議な感覚になります。やはり「アフリカ」という言葉で一括り(ひとくくり)にはできないアフリカ。だからこそもっと知りたいアフリカ。このままこのホテルでずっとエチオピアに滞在するのも一つの手だなぁ〜とも思ってしまったわけですが、旅を先へと進めます。

アフリカ28ヶ国目へ

完全な予定外だった半日のエチオピア滞在。最後はレストランでエチオピアのコーヒーをいただき、時間ピッタリの8時半にホテルを出発。この送迎も含めて何から何まで手配をしてくれた空港とホテルのスタッフさん。本当にアムセグナルです。

道端で花が売られているアディスアベバならではの街並み。この車を今すぐ降りればそこはエチオピアなんだよなぁ〜と外の景色にワクワクが止まりません。が、これは特別に与えられた仮初(かりそめ)の時間。エチオピアもまたゆっくりと旅をしたい国の一つです。

まるでシンデレラのように魔法にでもかかった12時間が終わり、再びボレ国際空港へと戻ってきました。さぁ、気持ちを切り替えていよいよアフリカ28ヶ国目に向けて出発です。

DAY224.5へ続く

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