シエラレオネを旅する③ 首都「フリータウン」Part2 〜人気のレストラン&カフェ巡り -国内移動で東部『コノ』ヘ- 〜

2023年5月28日、天気晴れ。

シエラレオネを旅する

昨日あたりから若干違和感があったのですが、今朝になって確定しました。

「脚が筋肉痛になってる〜!!」

一昨日のフリータウンの上り坂がかなり効いたようで、ふくらはぎにしっかりとした痛みを感じています。
普段から筋トレはしているものの、脚トレはほとんどやっていなくて。
それでも歩くことには自信があったのですが、まさかの筋肉痛。
しかも2日後になってハッキリ現れるやつで・・・
36歳、まだまだ頑張ります!!

アフリカ到着から2日間は旅の感覚を取り戻す意味も込めて、シエラレオネの首都フリータウンに滞在しました。
ようやくイイ感じにエンジンも温まってきたぞということで、いよいよ移動を開始していきます。

旅の最初の宿というのは非常に大切で、どんな宿に当たるかは運もあるのですが、今回は本当にラッキー!
ZUNOX GUEST HOUSE(写真右の建物)。
一泊30ドルと少ししますが、予約サイトではこれがフリータウンでは安い方の宿になります。
停電は付きもので(ソーラー発電で対応)シャワーの水圧もチョロチョロですが、スタッフさんたちが本当に心温かい人たちで。
おかげでとても良い旅のスタートが切れました。

「テンキ!」
(シエラレオネのクリウ語で「ありがとう」)

フリータウン出発

さぁ、宿を出発したところで、本日の目的地は

「コノ」

というシエラレオネ東部に位置するエリアです。
正直全く予想できないこの国の移動。
スタッフさんに聞くとそんなに時間はかからずに着くと教えていただきましたが、アフリカの移動は常に予想外の連続なので油断はできません。
さっそくバイクのお兄さんを捕まえて

「コノ行きのバスステーションに行きたいです!」

と伝えます。
『コノ』という地名がフリータウンの中にもあるようで反応はイマイチでしたが、最後はわかってくれたようで一安心。
ドライバーの名前はアリイさん。
この彼との出会いに今日は救われました。

「コノ行きのバスは6〜8時の間に出発しちゃってるよ!」

動き出してからようやく私の真意をハッキリと理解してくれたアリイさん。
やはりしっかりと意図が伝わってなかったようです。
さぁどうする!?
となるわけですが、ちょっと遠いけどコノ行きの車乗り場があるそうで、アリイさんがそこまで送ってくれることに。
もちろん料金は上がりますが、許容範囲内なのでお願いすると

これが本当に遠くて。
フリータウンの中心地から30分ほどかけてやって来たのは昨日訪れたタクガマチンパンジー保護区よりもさらに先へ進んだ所にある車乗り場です。

「荷物に気をつけるんだ!」

到着前にアリイさんがアドバイスしてくれました。
バイクが停車する前からスタートした旅行者である私の取り合い。
大事なのは

『誰がこの日本人を捕まえたか』

なんです。
客引きをした人にはこのあと、車の運転手からチップが支払われます。
なのでもう我先にと私を確保しようとするみなさん。
久しぶりに体験するギラギラした客引きです!
これが一人だと本当に大変なのですが、今日は心強い味方であるアリイさんがいます。
私の代わりに交渉してくれるのですが、話の通じない客引きのみなさんにイライラするアリイさん。
最後はドライバーと直接話して私の席をとってくれました。
本当に感謝感謝なんですが、それだけで終わりません。

電話番号を教えてと言うので伝えると、私のスマホに着信を入れて一言。

「何かあったらこの番号に電話するんだ!」

今回フリータウンでお世話になったバイクタクシーはみなさん本当に親切で。
外国人だからといって値段を破格にすることはなく。
なんならもっと払ってもいいのではと思ってしまうくらい快適でした。

フリータウンでの最後の最後の嬉しい出会い。
アリイさんに別れを告げて、コノへと向かいます。


首都フリータウンのレストラン&カフェ

では、ここからはまだ紹介していなかった首都フリータウンの食の魅力をお届けします。
街の北西にで一番大きなラムリービーチ。
海岸沿いにはオーシャンビューの雰囲気のあるレストランが点在します。

レストラン「Olba」

音楽がガンガン鳴るクラブタイプから、オシャレなカフェスタイルまで種類はいろいろ。
レストランOlbaはメニューの値段が高めで、料理のクオリティーは可もなく不可もなくという感じですが、とにかく居心地が良いのが◎
静かに海を眺めながらのんびりすることができました。

カフェ「Crown Xpress」

知らない国に来ると『安心できる場所』がほしいのは当然のことです。
一つはホテル。
リラックスしてカラダが休められないと体力はもちません。
そしてもう一つはカフェ。
こちらは私にとってのココロの癒(いや)しです。
体と心、両方を整えることで旅のエネルギーを充電!
なのでその国のオシャレカフェ情報だけはしっかりと調べます。

やって来たのはシエラレオネ在住の方が『この国が誇るまともなカフェ』と評していたカフェCrown Xpress
中に入ると待ち望んでいたイイ感じの空間が広がっていてそれだけで気分が上がります。

お値段は比較的良心的でハンバーガーが1個700円ほど。
味もなかなかで久しぶりにガッツリしたものを食べれて大満足です!
ちなみにどうやらお店の一番人気はフライドチキンのようで、地元の人たちは次々とテイクアウトしていました。
シエラレオネのファミチキ的な人気の商品なのかもしれません。
Wi-Fiは使えませんがここものんびりするには最高の場所です。


それにしても驚きのシエラレオネの道路事情!
しっかりと舗装された道路がどこまでも続いているんです。
これにはビックリ!!
車自体は後部座席に4人で座るギュウギュウ詰めスタイルなのでキツイものはありますが、ガンガン進んでいくので問題無し。

最初の目的地であるフリータウンから約170km離れたマケニという街までかかった時間は2時間!
あっという間に着いてしまったという感じで、いつも車内で書いている旅ブログはまだ全然進んでおらず。
とにかくシエラレオネの交通インフラの整い具合に感動です。
(フリータウン→マケニは90レオン)

マケニの街で車を乗り換えて、さらに東を目指します。
では、首都フリータウンの美味しいレストラン紹介の続きをどうぞ。


アイスクリーム&ピザ「Gigibonta」

だいぶ慣れてきましたがとにかく暑いフリータウン。
少し歩くだけでもジワッと汗をかくので水分補給をこまめにしますが、塩分や糖分も欲しいところ!
ここGigibonta(ジジボンタ)はフリータウンで大人気のアイスクリームとピザが食べられるお店です。
休日にはたくさんの地元の人で賑(にぎ)わいます。

ズラッと並ぶ美味しそうなアイスたち。
どれを選ぼうか迷うわけですが、その中に思わず心を引かれるものを見つけてしまったんです!

右の赤紫色のアイスクリーム。
ここシエラレオネを含む西アフリカ定番のハイビスカスドリンク

『ビサップ』

味になります!
まさかこんなオシャレなアイスになるとは。
一口食べれば口の中に爽やかな酸味が広がります。
西アフリカを代表するローカルの飲み物をアイスにする発想はなかったので感動です!

隣で家族が食べていた釜焼きの本格的なピザも見ただけで絶対に美味しいとわかる間違いないやつでした。
地元の人々に愛されるフリータウンの顔的なお店ジジボンタです。

ただ、人が集まるお店に行く際は注意が必要であることを忘れずに。
店の前には物乞いの方がいるもので、しつこめに声をかけられることもあります。
これはシエラレオネに限らず、生活する人々の貧富の差が激しい首都ではよくあることです。
対処法としては相手にせずその場からサッと去るor店の中に入るしかありません。
常にまわりの様子をよく見ることが大切です。

ということでオシャレなお店を立て続けに紹介してきましたが、最後はこちら。
夕方の人が多く行き交う通りを歩いていると目の前に飛び込んできたのが

避けては通れない肉の誘惑です!
コレコレコレコレ〜!!
オシャレなレストランももちろん良いんですが、名もなき店で食べるローカルの味もアフリカ旅の醍醐味(だいごみ)です。
街が暗くなり始めるとようやくオープンする肉屋台。
注文するとそこから調理をスタートするので焼きたてが食べられます。
牛のレバーとホルモンを油で炒め、スパイスを2種類かけてできあがり!
辛いのが苦手な私にとっては少し刺激が強かったですが、新鮮なレバー&ホルモンはプリップリでもう最高。
20レオン(約120円)も出せばもうお腹いっぱいになります。
これぞローカルの幸せです。


ケネマを出発してからも穴ぼこ一つない道路がずーっと続きまして。
窓の外には美しい緑が広がるシエラレオネドライブ。
熱帯エリアの木々と山のコラボレーションというのは珍しいのかなと思いながらその様子を眺めていると

コノ到着(コイドゥ)

今日のゴールであるコノに到着しました〜!
シエラレオネの西の端にある首都フリータウンから東の端までわずか4時間で来れてしまったという事実にビックリ。
西アフリカは国によって本当にインフラの整い具合が違うということを改めて実感したところです。
世界最貧国だからといって侮(あなど)ってはいけないなと!
(ケネマ→コノは80レオン)

やって来たのはコノの中心地である

「コイドゥ」

シエラレオネに来たら絶対に見たかった

『あるもの』

を求めて、明日はこの街を動き回りたいと思います。
そして無事にコイドゥに到着したことをアリイさんに電話。
道中も何回か連絡を入れてくれたアリイさんに本当に感謝でした。

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