ブルキナファソを旅する① 首都「ワガドゥーグー」Part1 〜伝統工芸品ファソダンファニ&マスクソレイユ/伝統料理リグラ〜

202173日、天気晴れ。

アフリカ29ヶ国目ブルキナファソ。まずは国の基本情報からです。

ブルキナファソ

ブルキナファソは、西アフリカに位置する共和制国家。北にマリ、東にニジェール、南東にベナン、トーゴ、南にガーナ、南西にコートジボワールと国境を接する内陸国である。首都はワガドゥグー。第二次世界大戦後、1960年にオートボルタ共和国として独立した。独立後、フランスから離れて非同盟路線を歩み、東側諸国と友好関係を築いたが、1987年以降はフランスとの関係を最重視している。現在の国名ブルキナファソは1984年に旧来の国名のオートボルタから改称された。

【Wikipediaより】

とにかくその国名が非常に特徴的なブルキナファソ!ちなみにこの国名はモシ語の「ブルキナ=高潔な人」とジュラ語の「ファソ=祖国」の2つの言葉が合体してできた名前になっています。

そしてそのブルキナファソの首都名がこれまた独特。アルファベット表記だとOuagadougouとなる「ワガドゥーグー」です。

①ワガドゥーグー

ワガドゥグーは、ブルキナファソの首都で同国最大の都市である。 2012年の人口は162.7万人。

Wikipediaより】

てんやわんやママさん

…首都ですがWikipediaで調べても情報がまぁ薄いワガドゥーグー。久しぶりにアフリカの中でもマイナーな国に来たんだなぁと認識させられるわけですが、そんなこの国のことをTwitterやブログで発信されている日本人の方がいるんです。それがブルキナファソ在住のてんやわんやママさん!昨日はなんと空港で嬉しいお迎えをしていただきました。

てんやわんやママさんのTwitter

@aiko_in_africa

ブログ『今日も元気にアフリカ育児』

https://tenyawanyamama.com

そんなてんやわんやママさんのご家族はこの7月末で4年間生活をしたブルキナファソを去りコンゴ民主共和国へ引っ越すことに!その情報をナミビアを旅している最中に知った私はすぐに思いました。

「行くなら今しかない!」

安い航空券を探すテクニック

そこから航空券検索サイトSkyscannerを駆使して西アフリカのブルキナファソまで安く行ける方法を探しました。ここで航空券を探す際のポイントを一つ紹介します!大陸内の飛行機移動も意外とお値段がするアフリカ。【ナミビア→ブルキナファソ】とストレートに目的の国に向かうルートを検索すると10万円越えが当たり前です。そこで『目的の国に近い経由地になれそうな国』を一つ挟んでみます。今回私はその経由地に「コートジボワール」を選んだわけです。ちなみに【ナミビア→コートジボワール→ブルキナファソ】でお値段は合計8万4千円でした!

ワガドゥーグーの歩き方 Part1

ということでブルキナファソのことを誰よりも知っているてんやわんやママさんに本日は首都ワガドゥーグーを案内していただきました!住んでいないと絶対に知ることのないワガドゥーグーの観光スポットの数々。永久保存版の『ワガドゥーグーの歩き方』です!

クラフトマーケット「Village Artisanal

やはりアフリカといえばクラフトマーケット!ワガドゥーグーの街には地元のアーティストのみなさんの芸術活動ための広大な敷地が用意されています。そしてそこに並ぶ作品や伝統工芸品がものすごく魅力的なんです!

廃材を使ったかわいいアートや

アフリカ布を使った人形。どの国にもあるどのお店に行っても売っているような類似品ではなく、作り手のオリジナリティーが溢れる(あふれる)作品に目を奪われ(うばわれ)ます。こんなの見たことない!の連続です。

新鮮なアートを見るのが楽しいビレッジアーティサナル。ただココに来たらやはり注目したいのはブルキナファソの伝統工芸品です。

伝統布ファソダンファニ

国の大きな産業の一つに綿花があるブルキナファソ。その綿花で紡いだ(つむいだ)色とりどりの糸で織られたブルキナファソの伝統的な織物が「ファソダンファニ(Faso Dan Fani)」です。

やさしい色合いの糸が織りなす美しいアフリカ布。このファソダンファニを使った衣装はブルキナファソの人々の正装になっています。

手織の厚めの生地で手触りはしっかりしています。衣装に使われるのは白をベースとしたシンプルなものが多いですが、やはり気になるのはアフリカを感じさせるカラフルなファソダンファニ!余り糸で織られたものは「サラダ」と呼ばれるそうです。

このファソダンファニを使ったぬいぐるみが私の心のド真ん中にストライク!!やさしいファソダンファニの生地感とかわいい動物のフォルムが最高にマッチ。これぞ伝統文化のイノベーションです。

太陽の仮面「マスクソレイユ」

続いてはインパクトが強いコチラのマスク。岡本太郎を彷彿(ほうふつ)とさせるような命を感じる「マスクソレイユ(Mask Soleil)」です。

一度視界に入ると気になって仕方がない存在感。アフリカ各国で数多くのマスクを見てきましたが、こんなに気になるマスクにはなかなか出会うことができません。

三角の幾何学模様がシンプルですがものすごく個性的なデザインで。ボボ族に伝わるブルキナファソを代表する仮面マスクソレイユです。

まだまだイロイロあるブルキナファソならではの魅力溢れる伝統工芸品の数々!気になるものばかりでアレコレ見ていたらなんと気付いたらあっという間に2時間も経過していたからビックリです。クラフトマーケットによくあるガツガツとした商売っ気がないのもゆっくりお店を回れる理由の一つ!根っからの職人さんたちの人柄にも触れることができる楽しいビレッジアーティサナルでした。

それにしてもこのワガドゥーグーの街は車ももちろん走っていますが、特に目立つのが原付!老若男女問わずいろんな方がバイクに乗って街中を移動しています。

一部の道路脇には原付専用のコースがあり、混雑する道路状況を改善するための工夫が見られます。なのでバイクの数が多くてもカオスな感じはなく、むしろバイクが走っている風景が絵になるワガドゥーグーです。

さらに原付に負けじと地元の人の移動手段の一つになっているのが自転車!車と同様の扱いでバイクと同じ車道を走ります。

そんな首都の景色を楽しみながらやってきたのがスポーツウェアーショップ「tovio」。到着した瞬間にもうテンションが一気に上がりました!あったーーー!!

ブルキナファソサッカー代表ユニホーム

『赤いきつねと緑のたぬき』や『ポケモンレッド&グリーン』など、赤と緑は何かと相性が良いものです。その赤と緑の2色をベースにデザインされたTシャツを着る人の姿をちょくちょく見かけるのがブルキナファソ。この国の国旗のカラーの赤と緑です。

そのブルキナファソのサッカー代表ユニホームが手に入るのがこちらのtovioです。お店に並ぶのはレプリカではなく公式ユニホーム!実はこの小さなスポーツショップがブルキナファソ代表の公式スポンサーなんです。これにはビックリ!なのでブルキナファソで本物のサッカーユニホームが買える唯一のお店になります。

緑地に赤が映えるカッコいいユニホーム、ゲットしました~!!

ちなみにユニホーム以外にもスポーツウェアを展開しているtovio。店内で目立つ商品の一つがこの226と胸に大きくかかれたTシャツです。こちらはなんとブルキナファソの国際番号!!このデザインセンスにまたまた興奮でした。自国への愛を国際番号で表現するとは!そして真ん中にはブルキナファソの都市や町の名前が表記されています。伝統をオシャレに取り入れるブルキナファソの人々。この感覚に痺れ(しびれ)っぱなしです!

この他にもまだまだあるワガドゥーグーの心を動かされるスポット。明日もこの街を巡るので今日はここまでにしたいと思います。

伝統料理「リグラ」

本日最後はブルキナファソご飯!まさかこれがココで食べられるの!?と感動してしまった一皿がコチラです。見た瞬間にセネガルを思い出してしまいます!野菜たっぷりの炊き込みご飯、セネガルを代表する伝統料理チェブジェンです。なんとこのブルキナファソでも食べられていて「リグラ」と呼ばれています。味の方はもう私の想像していたチェブジェンそのもの!…と言うとリグラに失礼な気がしてしまうからなかなか表現が難しいですね。

野菜のやさしい旨味(うまみ)がしみたご飯は食べる手が止まらない美味しさ!リグラはチェブジェンとは違い付け合わせが選べるお楽しみ付きです。今回は鶏肉をチョイス。一皿でおなかも心もいっぱいになりました。食も楽しいブルキナファソです!

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