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DAY19 モーリタニアを旅する② ヌアクショットからヌアディブへ -砂漠をながめながら北へ500km-

2019年5月3日、天気晴れ。

まだヌアクショットの場所を示していなかったことに気づきました。モーリタニアは国の形がとくちょう的で、右上が三角じょうぎのようにとがってます。国のほぼ全体がサハラ砂漠でしめるモーリタニア。①ヌアクショットは西の海岸沿いに位置しています。ここからモーリタニアの旅がスタートです。

その前にまずは昨日あったトラブルのことを書きます。自分の経験をもとに、これから海外を旅する際にみんなにも気をつけてほしいことなのでしっかりと書いておきます。

いつものようにiphoneで写真をとりながら昨日も街を散策していました。ヌアクショットの街の様子が伝わればいいなと思い、いろいろ気になるものをとっていたわけです。そしたら急に声をかけられました。相手は交通整備をしている警察のような人。わけがわからずとりあえず近づいてみると、どうやら写真を見せろとのことでした。なのでiphoneわたすと、明らかに注意をされました。フランス語なので完ぺきにはわからなかったのですが、おそらくこの警察の人をとってはいけないということがなんとなくわかったんです。もちろん先生としては警察の人をさつえいしたわけではなく、風景写真にその人が写っていたという感じなんです。ですが、これはまずいという様子で、そのまま警察の人たちの休けい場所まで連れていかれました。とにかくあやまるしかないのであやまったのですが、ようやく英語が少し話せる人が後から合流して話を聞くと、なんとこれは逮捕されるこういだというのです。…この時はさすがにやばいと思いました。いろいろと質問をされ、ていねいに答えてあやまりますが、うーんというかたい表情が続きます。いつの間にかまわりにはたくさんの警察の方が集まり、囲まれるじょうたいに。本当にすみませんでした!

その後、じょじょになごやかなふんいきになり、結局「私たちをとってはいけない!気をつけること!」という教えをいただいて解放してもらいました。最後は笑顔とかたいあくしゅでお別れできてよかった、本当に。気をつけろよ~って見送ってくれました。そしてそのあと街を歩いていると、逆にすごく警察の方々に目がいくように。すると気付く、モーリタニアの警察の街のコントロールや安全に対するけいかいのしせい。一旅行者として写真もその国の情報を流出するばいたいであり、内容には気をつけなくてはいけないという大事なことを学びました。この経験をプラスに変えていきます!(ちなみに、警察の方々が自分の写真をスクロールして見ていて一番きょうみをもったのは昨日行ったレストランTOP FRESHの写真でした。「ここは最高だ!」と話が盛り上がりまして、またまたここを紹介してくれたホテルのお姉さんに感謝するのでした。)

さぁ、今日はいよいよモーリタニア国内を移動します。とその前に、海外を旅する際のテクニックをいくつか。

せんたくをするタイミングを考えて旅をすすめる

これはちゃんと考えておかないと、旅全体の計画にししょうがでるので大切なポイントになります。旅する上でも衣食住は常に必要不可欠です。食と住はお金をはらえば旅先でも問題なく確保できますが「衣」だけは自分でなんとかしなければなりません。お金を出してその都度買うなんていう方法もありますが、まぁまずしません。荷物も増えて困るだけなので、持ってきた衣類をせんたくしながら旅をすすめていきます。で、当然ですが、せんたくをするということは、洗う時間とかわかす時間が必要になります。洗うのは大して時間がかかりませんが、かわかすのは地味にかかります。かわかないから次の街に行けないというのはさけたいです。なので、この日この宿にこの時間に着くなら、そこでせんたくができる!というように考えて旅をすすめていくのが大事です。ちなみに、先生が今回の旅に持ってきている服はTシャツ3枚、下着5枚、ズボン3枚です。これをうまくローテーションさせながらやっています。もちろんせんたくは手洗い!日本の小学校6年生家庭科で学ぶせんたくは将来海外を旅したいと思っている皆さんはぜひしっかりと覚えておくべき知識の一つです。

お金をおろすタイミングを考えて旅をすすめる

こちらも重要なポイントです。旅をする上で絶対に必要なお金。特に、クレジットカードが使えないような場所が想定される国に行く場合は、現金を用意しておかないといけない場面がたくさんあります。ただ、このお金ですが大金を常に持ち歩くのも何かあった時に危険なのでさけたいところ。この先、お金をおろすタイミングがなさそうだから、ここで!というようにこちらも計画的にすすめることが大切です。人がなかなかいかない小さな町や村などをおとずれる際には事前に現金をおろすのがぶなんです。そしてお金に関するもう一つ大事なこと。先生も今回日本からアメリカドル(USドル)を5万円分くらい持ってきていますが、これはできるだけ使わずにとっておくのがベストです。USドルはビザを申請する際に必要になります。また、何かあった時に助けてくれるお金になりますので、準備はしますがお守りとして持っておきましょう。ちなみにウギア札は今のところ4種類発見!写真の他に50と500があります。とにかくきれいなお札です!これはおみやげにありだなと考えています。

ということで、今日は朝から銀行に行ってお金をおろして2泊したホテルAUBERGE SAMIRAAの宿泊代金のしはらいを。6600円ということでこれまでとくらべたら高めですが、観光客の数が少ないモーリタニアではこれでも安いほうです。2階のテラスがすごく居心地のいいホテルでした。そしてこの犬がとてもかわいい!さぁこれで移動の準備完了!ヌアクショットから北に向かいます。

電車は無いので乗合バス乗り場へ。するとなつかしい光景が広がりました。タクシーから降りる自分を必死で確保しようとする各バス会社のお兄さんたち。これはなれるまでこわいです。えっ!?何!?けんか!?どうすればいいの自分!?となってしまいます。が、もう先生はなれっこなのではい、よろしく!という感じで案内のお兄ちゃんに任せることができます。しっかりとした会社が方面別に分かれていて、支払いの窓口もていねいな感じでこれは安心!ただ、しょうげきがここで。

「シックスサウザンド(6000)ウギアよ!」

…は!?6000!?日本円にかんさんする時は3倍だから…18000円!?ウソだろ高すぎでしょ!?宿の人は500だとか行ってたけど、北に行くには仕方ないのか…。と思い、さっそく先ほどおろして初めて見た500ウギア札をとりあえずさぐりで6枚出してみると…

「ちょっと何やってんの!!6000よ、6000!多すぎでしょ!!」

…多すぎ!?いやだって、6000て…。はい、ここでわかりました。彼女の言う6000というのは600ウギアのことなんです。信じられませんが。だって領収書にも6000って書いてあります。が、これは600を意味してたんです。不思議すぎる。そういえば宿の人も500の次に何か言いながら100と言ってたので、おそらく荷物代とかそんなんだろうなと考えて全てがっちしました。そして、さらには昨日のターバン巻いてくれたあのお店!布の値段を聞いたら2000だというから、そんなに高いのは買えないと断念しましたが、あれもつまり200ウギアなんだなと。いやー、ビビった。大金をはらう自分を見て笑ってくれるまわりのみんながまたやさしかった。とりあえずこれで無事に移動ができます。

こんな風に書くと失礼かもしれませんが、お金を多くはらいすぎてる自分を見たら、だますことだってできると思うんです。今日初めて乗ったボロボロタクシーでも20ウギアのところを100ウギア札ではらった自分。ハウマッチ(いくら)?と聞いてもフランス語なのでわからないので、とりあえず100をはらったんです。そしたらちゃーんとおつりをくれるんです。メルシー。で、バス移動の前に何科食べようと思ってそばにいたフランスパン売りに1本ちょうだい!と言ってまた値段聞いてもわからないので、サイフからいろいろコインを出して見せたんです。そしたら、彼の方から「このコインだよ!」と正しいコインを見せてくれるんです。10ウギアでした。メルシー。

先入観が自分の思考をここまで洗脳するんだなってことが本当にこわくなりました。一人として悪い人はいませんでした。なのに、うたがってしまう自分。もっともっと心の広い人間になりたい!と強く思うのでした。さぁ、北に向けて出発です!

車窓からのながめがスライドショーのように色々と変わっていったモロッコでしたが、ここモーリタニアのドライブは逆に全く景色が変わりません。進んでも進んでもずーっと砂漠!砂漠の中にほそうされた一本道をまっすぐ進んでいきます。これもこれでまた面白いドライブです。

それにしてもドライバーも乗客もみんな一人異質な日本人にすごくやさしくしてくれます。ガムをくれたり、お昼休けいではこれを買えと美味しいあげ肉まん的なやつをオススメしてくれるし。出発の時間になると手まねきで行くぞ!って教えてくれて。砂漠のど真ん中で日差しも刺すように熱いのですが、それ以上に温かい気持ちにさせられます。

バスは非常にゆっくり進みました。安全運転ですかね。道路のじょうたいはすごくいいのですが、きっと何かルールがあるのかもしれません。そして、道の途中何回か警察の人が立っていて、乗客全員の身分証チェックが行われました。先生はパスポートを出すのですが、とまるたびにチェック!やはり安全対策がとてもきびしいことを改めて感じました。まぁパスポートを見せれば特に問題なく終わるのでご安心を。一回、パスポートをわたして表紙を見ただけで「ジャポーン!」と言われ、中も見ずにオッケーになりました。やはり日本のパスポートはすごいです。

いやー、それにしても長い。チュニジア&モロッコの車が良すぎたせいで、今日は乗っていてイスがかたいのでつらいなーと感じてしまいました。まぁあと何回か同じような車に乗ればなれることでしょう。それにしても本当に砂漠しかない景色が続きます。

そしてここで少しイスラム教に関するお話。深く宗教に関して理解しているわけではないので、細かいことを聞かれると困りますが、先生が知っているはんいで書きます。日本では「八百万(やおよろず)の神々」なんて言葉がもののけ姫とかでも出てきますが、イスラム教の神は一つだけ!「アッラー」と呼ばれる神で、そのアッラーの教えである「コーラン(クルアーン)」の教えを信じて従っています。ヌアクショットでは、朝や夕方になると、街中のスピーカーからこのコーランが流れます。先生にとって宗教はあまり身近なものという感覚がありませんが、イスラム教の国を旅していると、宗教というものについてとても考えさせられます。コーランの教えの中には

  • 毎日お祈りをすること(1日5回が基本)
  • お酒は禁止
  • 女性は顔と手以外をかくす

などがあります。この他にもいろいろとあるのですが、目立ったところでこの3つを挙げました。今日は結局ヌアクショットを出発して、目的地に着いたのは8時間後でした。一日のほとんどをバスで過ごしましたが、休けい時間になると、大地にひざをつき、砂で体を清め、お祈りをする方たちの姿がありました。旅の途中であろうが、ちゃんとお祈りをする。これがイスラム教の人びとにとっての日常です。日本でも一年の始めの初詣や受験前の必勝祈願などで神頼みをすることがありますよね。食事前の「いただきます」もある意味宗教なんじゃないかなと。信じるということが自分たちが生きていくささえや力になっているような気がします。不思議ですね。

ちなみにお酒禁止なイスラム教。どこのお店に行ってもお酒が見つかりません。で、やっと見つけた!と思ったら、ノンアルコールビールでした。イスラム教でもノンアルコールならオッケーのようです。

朝10時に出発して、8時間かけておよそ500kmの道のりを北上してたどり着いたのが②ヌアディブの街です。②がじゃまですが、半島のようにちょこっとつきでたところにつくられたこの街を明日は歩いてみようと思います。

案の定、ホテルの位置はくわしい住所が書かれていないためにわかりませんでしたが、親切な人たちのおかげで今日も無事にたどり着くことができました。つかれた体にはやっぱり肉!最高です。

2 件のコメント

  • 最高ですね!早速フォローして、全部一気読みしました笑 何より自分も刺激うけます!自分、今年度から院生なので、ヒデに負けないように自分の場所で成長できるように努力します!!さみしくなる時もあるかもしれないけど、いつでも応援してるぞー!!

    • 会長、ありがとうございます!
      本当に自分を突き動かすのは自分ではなく、自分の周りにいる全ての人なんだなと常日頃感じる今日この頃。会長の行動も確実にまわりに刺激与えてますよ〜^_^自分ももらってます。
      お互い刺激し合える仲でいましょ!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1986年生まれの32歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。