2023年12月3日、天気晴れ。(※2024年12月更新)
目次
アフリカ48ヶ国目「ケニア」へ
ナイジェリアの首都アブジャに来てからは連日これでもかというくらいに良い天気に恵まれました。
海沿いと内陸地方で気候がかなり異なる西アフリカ。
朝7時の時点で既にギラギラした太陽の日差しが降り注ぎ、今日も一日熱くなりそうです。
アブジャ滞在でお世話になったのはThe Glass Residence。
中心地から少し離れた閑静なエリアにあるとってもオシャレなホテルです。
一泊7000円ほどしますが、この辺りではこれくらいが中間層。
あまり安すぎるホテルも心配なので、まぁこれくらいは出しますか〜と選んだのですが
これが期待以上すぎて感激!
部屋が広いのはもちろんですが、冷蔵庫にキッチン、電子レンジもついていて、さらに鍵はアフリカで初めて経験する電子ナンバーロックシステムとなっています。
自分にはもったいなさすぎる設備の数々にちょっと申し訳なくなるレベルです。
さらに困ったことがあると全てサポートしてくれる頼りになるマネージャーさんがいるのでとっても心強く、おかげでアブジャ滞在を思いっきり楽しむことができました。
ちなみにBooking.comで予約をしたのですが、支払いの際はローカルレート(2023年12月時点で1ドル1200ナイラ程度)が採用されるため、ネットで表示された金額と異なるので注意が必要です。
詳しくは昨日紹介したナイジェリアの通貨ナイラの話をご覧ください。
午前11時。
宿をチェックアウトしまして、いよいよ空港に向けて出発です。
アブジャの街から空港までは40kmほど離れているのでUberで車を呼んだらあとは乗るだけ。
ナイジェリアは移動の心配がほぼゼロなのが本当に助かりました。
そんな空港へと向かう道中。
ちょっと今回はしんみりするところがありまして。
ナイジェリアの旅が終わり、これにてアフリカ大陸西部が全て渡航済みとなりました。
初めての西アフリカは2019年5月に訪れたモーリタニア。
もう4年以上も前のことです。
当時はフランス語が全くわからず、コミュニケーションに大きな壁を感じ、それがストレスになっていたことをよく覚えています。
それでも旅が続けられたのは地元の人に助けていただいたから。
人の温かさにた〜くさん触れて、旅をすればするほど好きになった西アフリカです。
少しずついろんな国を訪れ、内陸の国にも足を運ぶ中で一つ一つの国が同じようでも違う文化があるのがこのエリアの魅力だとも気付きました。
どこの食も基本辛いのは同じですがね。
そして忘れてはいけない西アフリカが歩んだ歴史。
2023年現在もクーデターが起きるなど情勢が落ち着かない背景には歴史が大きく関係しています。
今後の各国の動向にも注目しながら、引き続き勉強していきたいと思います。
ということで長く続いた西アフリカの旅が今日で一旦幕を閉じます。
これが永遠の別れではないと信じていますが、終わると思うと寂しくなるもので。
喜怒哀楽イロイロなことがありましたが、こうして振り返ると全てが大切な思い出です。
ありがとう、西アフリカ!
たくさん成長させてもらいました!!
ナイジェリア出国
相変わらず道路コンディションが良すぎるアブジャなので30分もかからずに空港に到着。
ちなみにアブジャの空港内にはガッツリ飲食ができるようなお店はないので、お土産を買わない限り現金を使うことはほぼありません。
余っている場合は最後のUberの支払いを現金払いにするとうまくいくかもです。
さぁ、空港に着いたところで一気に気持ちを切り替えます。
アブジャでだいぶ平和ボケをしてしまいましたが、それでもココはナイジェリア。
最大都市ラゴスの国際空港の出国はものすご〜〜く大変だという情報は得ていまして。
果たしてアブジャはどうなのか!?
まぁここ数日でラゴスとアブジャの違いというのをかなり実感したので心のどこかでこの空港を信用している自分もいるのですが、油断は禁物。
スムーズに出国できることを願いながら、いざ空港内へ・・・
と入ろうとしたその手前で声がかかります。
「荷物を置きなさい」
出たーーーー!
訳のわからない荷物検査でいちゃもんをつけられて賄賂(わいろ)を要求されるやつだーーーー!!
と思いながら仕方なく荷物を下ろします。
が、待っていたのは全く予想外の展開だったんです。
そこに見えたのは動物を入れるキャリーケース。
それがかなり大きいんです。
誰か動物でも機内持ち込みするのか??
と思っていると警備のお兄さんがその扉を開きまして、中から出てきたのはまさかの警察犬。
・・・マジの検査でした。
警察犬による荷物チェックという初めての経験に感動しつつも、万が一自分のバックパックで吠(ほ)え出したらどうしようという緊張感もあり。
西アフリカの最後に待っていたのはとんでもないサプライズ。
結果何事もなく通過できて良かったです。
空港内に入ると警察の方によるパスポートチェックが何度かありましたが、賄賂のワの字も出ることはなく。
みなさんとっても良い方ばかりでチェックインから出国審査まで気持ちよ〜く終了。
心配していたのが馬鹿馬鹿しくなるくらいキッチリした対応をしてくれるアブジャの国際空港でした。
が、本来これが一般的な空港なんだよなと。
西アフリカの空港に慣れすぎてしまった自分に気付き思わずクスッと笑ってしまいました。
イライラする賄賂のやり取りもまたいつかの楽しみにとっておきたいと思います。
同じナイジェリアでも最大都市ラゴスの国際空港からの出国はものすごいカオスだそうです。
なのでストレスフリーで安心してナイジェリアから出たいという方には首都アブジャからの出国をオススメします。
出国が無事に終わったところで、これにてナイジェリアの旅が終了。
これより向かうアフリカ48ヶ国目は今いる西側の真反対に位置する東の大国
「ケニア」
です。
ケニア
ケニア共和国、通称ケニアは、東アフリカに位置する共和制国家で、イギリス連邦加盟国である。
北にエチオピア、北西に南スーダン、西にウガンダ、南にタンザニア、東にソマリアと国境を接し、南東はインド洋に面する。
首都のナイロビはアフリカ大陸有数の世界都市で、国際連合環境計画と国際連合人間居住計画の本部が置かれている。
ついに!!です。
あえて残しておいたアフリカを代表する国ケニア。
48ヶ国目にしてようやくこの国を訪れる時がやってきました。
ただこの国も現時点であまりイメージできていないのが正直なところで。
有名な国ですが実際どんな国なのか?
他の国とどう違うのか?
今から非常にワクワクしています。
ケニアビザ取得方法 ※2024年1月に制度変更
そんなケニアへ今回はナイジェリアのアブジャからエジプトのカイロ経由で行きます。
直通便もあるのですが、このルートが一番安かったので。
そしてナイジェリア出発の時点で確認されるのがビザ!
ケニアは入国にビザが必要です。
2023年12月時点でケニアはアライバルビザを運用していないのでオンラインでE-Visaの事前取得が必須になります。
ここで重要なお知らせです。
ケニアは2024年1月、これまで入国に際し必要としていたビザを廃止し、代わりに『電子渡航認証(eTA)』というシステムを導入しました。
そのため現在はビザの取得は不要となります。
このあとに書くのは2023年12月時点のケニア入国に関する内容であることをご了承下さい。
また新制度のeTAについては後ほど改めてご紹介します。
それではいつものようにビザの申請方法を書いていきたいと思うのですが、早速ここで他のアフリカ各国との違いが出てきます。
ケニアビザの申請方法については既にまとめてくださっている方がいるんです!
こんな国は他にはなかなかありません。
これは正に日本人も多く渡航する人気の国だからこそ。
なのでここであえて私がもう一度解説をする必要もないので、ビザ申請の詳しい方法はケニアで「一歩踏み出すきっかけの」をコンセプトにアフリカ布を使った商品を展開するアパレルブランドRAHA KENYAの記事を参照していただければと思います。
ものすごーく細かく丁寧に説明してくれているので指示通りに入力すればまず問題なく申請できるはずです。
ただ、何も書かないのも寂しいので今回はザックリとした流れだけ書いておきます。
ビザ申請に必要なもの
- 顔写真データ(背景白)
- パスポートの表紙データ
- パスポートの個人ページデータ
- ホテルの予約確認書のデータ
- ビザ申請代55.2ドル(支払いシステム利用費込み)
※写真データは容量が大きいと添付できないので、アプリを使って加工しておきます。
上記のものが揃ったらケニアのE-Visa(電子渡航認証[eTA])申請サイトにアクセスして手続きを進めればOK。
入力項目が何気に多いので結構集中力は要りますが、内容は難しくないので申請自体はできるはずです。
問題は支払い!
クレジットカード払いを選択するのですが、なぜか私のカードは跳(は)ね返され続け・・・
日頃の行いが悪いのか、アフリカからアクセスしているからなのかわかりませんが、とにかくエポスカードと楽天カードは受け付けてもらえず。
何度やっても変わらない結果にかなり焦(あせ)りました。
そんな中、どうせダメだろうと思いながら試しに入力した旅の3枚目のスペアカードであるセゾンカード。
これがまさかの一発で支払い完了!
セゾンカード様、侮(あなど)っていて申し訳ありませんでした。
何はともあれ支払いも終えたのでこれでケニアビザゲット〜!
とはならないんです。
ケニアビザが発行されるのは支払い手続きが終わってから最低でも2日(土日祝日除く)。
なんなら長いと5〜6日という話もあります。
発行までの日数が読めないので、ケニアビザを申請する場合は早めに支払いまでを完了させて下さい。
支払いに手こずりギリギリで申請してしまうと私のように慌(あわ)てふためくことになるので・・・
届いたメールに添付されたE-Visaを印刷すればあとはそれを持って入国に臨むだけです。
【最新】ケニア電子渡航認証(eTA)申請方法
ということで先述したとおり、ケニアのビザは既に廃止されておりまして、2024年1月からはケニア渡航の際にはeTAというシステムによるオンラインでの事前手続きが必要になりました。
はい、私もまだこちらの申請はしたことがなく、皆さん同様聞き慣れないこの新しい単語に
「eTA?なんじゃそりゃ!?」
状態です。
さぁこれは困ったぞ〜となるところですが
安心して下さい。
既にケニアのeTA申請方法についてもRAHA KENYAさんがバッチリまとめてくれています!!
本当にありがたやです。
手続き内容はビザ申請とほとんど変わらず、よりシンプルにわかりやすくなった印象のeTA。
申請に必要なものには
- フライトスケジュール(英文)
が加わっています。
あとはビザ申請の時とほぼ同じです。
そして一点だけ特に注意が必要なのがeTAの申請はケニア政府の公式サイトで行うということ!
「何を当たり前な!」
と思われるかもしれませんが、これが盲点。
ネットでケニアのeTAについて検索するとトップに表示されるのはOfficial(オフィシャル)と書かれていますが全くのウソ。
旅行者から申請手数料をいただこうとする業者のサイトです。
名前も見た目もソレっぽいので騙(だま)されてしまいそうになりますよね。
なのでケニアeTAの申請サイトへは①駐日ケニア共和国大使館のホームページか②先ほど紹介したRAHA KENYAの記事、もしくは③コチラのリンクから飛べば間違いありません。
アクセスして2つ前の写真の画面が出てきたらOK。
以上、ケニアeTA申請方法でした!
午後3時半。
1時間遅れで飛行機はアブジャを出発しました。
カイロでの乗り継ぎが1時間半ほどしかないのでドキドキしますが、まぁきっと大丈夫でしょう!
と思っていたのですが、4時間半のフライトを経て時差の関係で夜9時。
エジプトに到着すると既に
「ナイロビ行きの方はゲートへお急ぎ下さい」
のアナウンスが入っているんです!
せっかくエジプトに寄るんだから時間があったらコシャリを食べたいという願いは儚(はかな)く消え去りまして、トイレにも行かずに早歩きでゲートに直行。
あっという間すぎるエジプト滞在でした。
夜10時発の飛行機にも関わらずガッツリの機内食が出てくることに驚きながらも、せっかく出されたのだからいただかないのもなんなので完食。
食後のコーヒーまで飲んだらそりゃ眠れるはずもなく。
日付が変わって午前4時。
ついにケニアの空港に到着です!
外に出るとTシャツ短パンではちょっと寒いくらいの気温で、違う国に来たことを実感。
シャキッと気合が入ったところで入国審査へ。
早朝にも関わらず入国審査所には大行列ができていました。
運良く早めに並べた私でさえ入国完了まで30分。
審査は印刷したビザを渡すと入国スタンプをドンと押していただき一瞬で終了します。
それにしても振り返るとすごい人の数で。
ケニアという国の格の違いをいきなり見せつけられた気分です。
そこからはいつも通りの流れでATMでお金をキャッシングして、SIMカードを購入。
ケニアシリングは日本円とほぼ同価値なので計算がしやすいのがありがたいです。
バッチリ準備が整ったところで、空港の外へ出ると
待ち構えている大勢のタクシードライバーの皆さんによる客引きの歓迎を受けます。
ものすごい熱気にやられそうになりますが、こうなることは予想できていたので空港内にいる間にUberで配車をお願いしていました。
ケニアでもUberは現在です。
「Uberより安い値段でいいよ!」
なんて声もかかりますが、安全を考慮するとやはりUber一択。
到着ゲート付近にはたくさんの車が停まっているので探すのは少し大変かもしれませんがね。
見つけたらサッと乗って宿へ出発です。
まだ暗いケニアの街を車で移動して、宿に着いたのは朝5時半。
ベットに横になってホッと一安心したところで、早速ケニアの情報を調べ始めます。
はい、寝ませんよ!
今日はまだ始まったばかり!!
ちょっと仮眠を取ったら外へ出かけたいと思います。
アフリカ48ヶ国目
「ケニア」
ワクワクが止まりません!!
DAY390へ続く
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