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DAY226 コートジボワールを旅する② 世界遺産『グラン・バッサムの歴史都市』〜伝統料理アチェケとギニア湾〜

2021624日、天気くもり。

コートジボワールの最大都市アビジャンでの最初の2日間お世話になった宿はこちらのHotel la Citadelle

地図アプリを頼りに行くと「こんなところにあるの!?」というくらいのガッツリローカルエリアに到着しました。これはアフリカでたまにある宿の場所が違うパターンかと思いきや、近くの人に聞くと「ここだよ!」と教えていただき見事正しい位置にあったのがこのホテル。使えると書いてあったWi-Fiはストップしていましたが、それよりもものすごくありがたかったのが

親切なスタッフの方に出会えたこと!やはりこの国はフランス語が公用語ということで何かとわからないことが多いもの。行きたい場所があってもその交通手段がわからなくて困るというのは言葉が通じない国だとよくぶつかる壁です。その壁を見事に壊してくれたこちらのお姉さん。もちろん会話はフランス語ですが、私がわかるまで何度も何度も同じ言葉を繰り返してくれて。おかげでアビジャン移動の基本情報を理解することができて、コートジボワール旅の良いスタートが切れました。本当に助かりました。メルシーボークー(フランス語で「Thank you very much.)

そんなお姉さんに教えてもらって行ってきたのが『グランバッサム』という町です。

アビジャン周辺の歩き方

アビジャンの地区の一つ、クマシ。そのクマシの中心に位置する人と車がものすごい数行き交う交差点(Cerrefour de Koumassi)から乗り合いバスに乗って向かうアビジャンの隣の州にあるグランバッサム。コートジボワールの長距離移動は乗り合いバスが主流になります。

そしてこのアビジャンからの道中、海岸線をまっすぐ走っていく車の車窓から見えるのがギニア湾!海を見ながらのドライブは気持ちがいいものです。

この乗り合いバスは途中でお客さんを捕まえながら目的地まで向かいます。客引き担当の方が車の窓から体を出すのは西アフリカの乗り合いバスならではの光景です。

先ほどまでいたアビジャンの景色から一変して漂う南国感。テンションがどんどん上がる中、クマシから1時間ほどでグランバッサムに到着です!

グランバッサム

グラン・バッサムは、コートジボワール南東部のコモエ地方南部の南コモエ州の都市。 かつての首都であり今も実質的に首都として機能しているアビジャンから東へ50km離れたギニア湾岸にある。1893年から1896年までフランス領コートジボワールの首都であったが、黄熱病の流行により首都はバンジェルヴィルへと遷都された。

【Wikipediaより】

地元の人たちはバッサムと呼ぶ小さな町。大都市アビジャンの喧騒(けんそう)のあとだとこの落ち着いた町の雰囲気を見るとホッとしてしまいます。地元の人で賑わう買い物通り。

すると突然でした。何やら良い匂いをかぎつけた私の鼻。これは絶対美味しいものが近くにあるぞということで匂いたどって行き着いたのがこちらのローカルレストラン。食堂という表現の方がピッタリかもしれません。

良い匂いの正体は油で揚げた魚でした。味付けにきっと何か秘密があるのかもしれません。が、ここで気になったのはまずその提供の仕方!店内で食べる場合はお皿で出されますが、持ち帰り用の容器はなんと

葉っぱなんです!もうこの見た目がたまらない!!日本で出店しても人気が出るんじゃないかと思う超かわいいテイクアウトスタイルにまずビックリ。私は店内で食べますがお願いしてこの葉っぱで包んでもらいました。そして気になることはもう一つ。それはもちろんこの中身です!実際に包んでもらうところを見てましたが、いったいこれは何だ?という謎の食べ物が中に詰められていきます。

それがこちら!ちょっとわかりづらいので、別のレストランで食べた写真でこのコートジボワールの伝統料理をご紹介します。

アチェケ

アチェケ (Attiéké) は、コートジボワールの料理で、キャッサバからつくられる副菜である。すり潰して発酵したキャッサバの芋が材料である。乾燥させたアチェケも存在し、それはクスクスと同じような性質である。コートジボワール南部を発祥とした庶民に普及している伝統的な料理であり、コートジボワールはもちろんのことベナンでもよく知られている。後略

Wikipediaより】

私も最初はクスクスかな?と思ったのですが、キャッサバを彷彿(ほうふつ)とさせるほのかな酸味と軽い弾力に新しい食との出会いを感じました。

このアチェケがまぁクセになる!!主菜である魚や肉との相性が抜群で、それでいて自分の味もさりげなく主張もしてくるアチェケ。

街のいたるところでこのアチェケは売られています。その中で私はラッキーなことにいきなりメチャメチャ美味しいアチェケに当たったのかもしれません。次々と地元の人たちが集まってくるバッサムのアチェケ食堂。

ちなみにローカルでは手でいただきます。揚げ魚とアチェケの組み合わせがまぁ最高!!ただ唐辛子が玉ねぎ感覚で刻んで入っているのでかなり辛いです。が、辛いのが苦手な私でも美味しいと感じてしまったからあら不思議。アチェケマジックかもしれません!

アジア人がアチェケをローカル食堂で食べてるとそりゃ地元の人たちも興味津々で見てきます。フランス語で

Je suis Japonais. (日本人です。)

Je mange Attiéké. (アチェケを食べてます!)

というと喜んでもらえるから嬉しいものです。そしてこのアチェケにコンソメパウダー的なものをかけてカスタマイズをするお姉さんを発見!羨ましそうに見ていたら私のにもかけてくれました。これがものすごい味変でアチェケがさらに激ウマに!!そしてこの絶品のアチェケがなんと300CFAフラン(60)で食べれてしまう驚き。もうアチェケ最高です!!

はっきり言ってこのアチェケに出会えただけでもうバッサムに来てよかった~!!と心の底から思えてしまったわけですが、この町に来た理由は別にあります。辛いアチェケを食べた後には西アフリカといえばの袋水。天気も良くて暑い中、いよいよ目的の『グラン・バッサムの歴史都市』へと足を踏み入れます。

グラン・バッサムの歴史都市

グラン・バッサムの歴史都市は、コートジボワールの南コモエ州の古都グラン・バッサムのうち、フランス植民地時代に築かれた歴史的な町並みが残る地域などを対象として、2012年にUNESCOの世界遺産リストに登録された物件である。植民地時代の古都というだけでなく、独立運動においても重要な役割を果たしたグラン・バッサムの歴史都市は、コートジボワールの世界遺産の中ではコモエ国立公園(1983年登録)以来約30年ぶりの新規登録物件となっただけでなく、同国では初の文化遺産登録となった。

Wikipediaより】

バッサムの町から橋を渡るといよいよそこからが世界遺産のエリアである歴史都市が始まります。かなり樹齢を感じさせるマンゴーの木。この木々もこの町の歴史の証人かもしれません。

これまでもセネガルの『サン=ルイ』や『ゴレ島』などフランス植民地の名残を残す世界遺産を訪れてきました。今のアフリカを知る上でも重要な植民地の歴史を語り継ぐ場所の数々。その中でもここまで古い建物が残っているのを見るのはこのグラン・バッサムが初めてです。

今ではこの町も地元の人たちが住む生活の場になっているわけですが、その中にハッキリと歴史を感じる建物が混在しているのは非常に不思議な感覚になります。

まるでこの建物のまわりだけ時が止まったかのような感じがするのも面白いところ。こちらは郵便局です。

その歴史都市の中でもインターネットで検索すると一番に出てくる写真の建物は歩いていると急に目の前に現れました。あまりに町に溶け込みすぎていて、見つけた瞬間に思わずココに!?と声が出てしまうレベルです。

歴史を感じる植物の根の張り具合に感動しながら写真を撮っていると、向かいで小さなお店を構えている人たちが声をかけてくれました。

「中に入れるよ!」

えっ!?そうなの!!?半ば疑っていると、「あんたいっしょに行ってきてあげなさい。」と指示された一番年下らしい男の子がスタスタと階段を上っていくんです。いいんだ!!

時空を超えるのようなワクワク感を味わいながら階段を一段ずつ上り、建物の2階へ。何があるわけではありませんがものすごくオーラを感じる場所でした。

正直来る前はこの建物だけが見所であとは何もないのかなんて思っていたバッサムですが、この建物を含めた歴史的建築物が町の至る所に点在していたバッサム。人々の暮らしと歴史が融合する独特なこの町の雰囲気は見ていて非常に面白いです。

そしてその歴史都市としての魅力だけではないバッサム。町の南に行けばそこにはギニア湾が広がります。

海水浴場としても人気の高い町となっていて、海岸沿いに並ぶのは良い感じのレストランやホテル。

夕方になると地元の人たちがたくさん集まるビーチです。ギニア湾はこれまでもサントメ・プリンシペやカメルーンを旅した際に見てきましたが、この西アフリカの南に広がるガッツリのビーチはこれが初めて!

これを西にまっすぐ進んでいくとリベリア。

東にまっすぐ進んでいけばガーナ。ギニア湾に沿って陸続きに並ぶ西アフリカの国々を思わず想像してしまうのはおそらく私だけです。

街を歩いて歴史を感じるもよし。ビーチでギニア湾を楽しむもよしのバッサム。さらにこの町のもう一つの魅力はやはり人です。

先ほど建物を案内してくれたみなさんのお店ではお礼にオレンジを購入しました。コートジボワールの道端ではよく売られている皮を剥いたオレンジ。良い香りが漂います。食べ方は一房ずつ剥くというよりも潰してジュースを飲むスタイルらしいです。

ビーチを歩いていれば

「いっしょにサッカーしよう!!」

と冗談ではなく本気で声がかかるのがさすがサッカー大国コートジボワール。サッカーセンスは本当にゼロの私です。こういう時サッカーがある程度できたら幸せなんだろうなぁと感じます。フランス語の勉強の次はサッカーも頑張ってみようかな!?

そんなこんなで気がつけば1時間半も歩いていたグラン・バッサムの歴史都市。正直もっとのんびりしても良いなぁと思うくらいに居心地の良い町でした。アビジャンから日帰りで来れてしまいますが、この町に宿泊するのもありです。

この町を出る際、最後にイケてる感じのお兄さんたちに声をかけられました。もちろんフランス語で。最初は何を言っているかわかりません。やはりリスニングは難しいです。なので2回ほど聞き返すとようやく

「チュエムバッサム?」

チュは「Tu=あなた」でエムは「aime=好き」だから!!

J’aime Bassam!!

こんなやり取りがフランス語でできること。そしてこんな風に声をかけてくれる地元の人がいることがものすごく嬉しいバッサムでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの33歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。