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DAY216 ナミビアを旅する㉔ 青年海外協力隊物語Ⅲ 〜コロナ禍のブンヤの村の学校の今とこれから〜

2021614日、天気晴れ。

さすがに昨日は4時間以上歩き続けたこともあって足に軽く痛みを感じて起きた本日。ですがその痛みも教え子たちとの再会の喜びで消し飛びます。本当にしあわせな週末でした。

今回ルンドゥで滞在した宿は自分がこの街に初めてやって来た時にもお世話になったGuest House Bavaria

1泊それなりのお値段がしますが、思い出の場所ということでここを選択しました。相変わらずWi-Fiは弱いのが難点ですが、スタッフのみなさんの温かさもこれまた変わらずで非常に居心地の良い宿です。

ということでチェックアウトをしてバックパックを背負い向かうのはルンドゥから村方面へと向かうタクシー乗り場。いよいよ今日から首都ウィントフックへの帰路につきますが、その前に最後に任地ブンヤを訪問!週始めの月曜日ということで子どもたちもいる学校へと向かいました。

これでブンヤコンバインスクール(1年生から11年生までの学年を有する小中高一貫校)の見納め。子どもたちは授業中なので邪魔はせずに職員室にだけ顔を出すと懐かしい教職員のみなさんに会うことができました。4年経つので新しい先生方もいますが、今でも変わらずブンヤの学校に勤務している先生方の姿を見ると思わず嬉しくなりました。

コロナの影響で校舎内には手洗い装置が置かれ、各教室の前には手洗い用の水が入ったバケツも用意されています。マスクもしっかり着用するなどできる範囲での感染予防策がこんな小さな村の学校でも行われていることに、このコロナが世界に与えた影響の大きさを改めて感じたところです。

一クラス60人越えが当たり前だったブンヤの学校ですが、今は30人ほどに制限をしているそうです。その分教室が足りなくなったわけですが、どおりで外を見ると巨大なテントがあちこちに。決して良い環境とは言えませんが、今できるカタチで学習を保障しようと教育現場は試行錯誤をしていました。放課後授業も実施するなど先生たちの仕事量は明らかに増えたとのこと。そんな難しい状況の中で先生たちは今日も子どもたちのために教壇に立ち授業をしています。

2016

試験の点数が全てのナミビアでは、とにかく子どもたちに進級に必要なスコアを取らせることに重点が置かれます。昨年はコロナの影響で約2ヶ月の休校措置が取られ、学校再開後はドタバタな状況だった様子。特に年度末の試験が『進級の一度限りのチャンス』である12年生(大学進学をかけた試験)10年生(高校進学レベル、今年度から9年生に移行し、日本の学校教育と同じ6-3-3-4制に)は本当に生徒も先生も大変だったようです。

そんな一年を経て現在。先生たちは時間になると教室へ行き、子どもたちは授業を受けるという私の知っているブンヤコンバインスクールの日常の風景がそこにありました。withコロナの状況は北部の小さな村の学校でも既に特別なことではなくなっています。

2016

「私はこれまでにもエイズやマラリアなどの困難な状況を経験してきたよ。どちらもはじめは『恐ろしいもの』だった。感染経路がわからなかったから人と手をつなぐこともしなかった。でも今日それらは『予防できるもの』になっている。エイズ感染を恐れて手をつなごうとしない人はもういないよ。解決には時間はかかるけれど、正しい知識を得ることでウィルスとうまく共存することはできるんだ。コロナもきっとそうなると私は信じてるよ。」

協力隊活動のカウンターパートであるゲンダさん。今年は高校進学をかけた重要な学年である9年生の理科を受け持つ彼の時間割は授業でビッシリと埋まっていました。クラスが増えた分、同じ授業をこれまでの倍行なっているそう。でも彼は非常に前向き!ちょうど授業に向かうゲンダさんに別れを告げて、ブンヤコンバインスクールをあとにしました。

感染予防のために学校で子どもたちに会うことはできませんでしたが、これで良かったのかもしれません。進級した学年の教室で授業を受ける子どもたちの姿を想像すると、なんだかまた嬉しい気持ちになりました。みんな頑張れよー!!大切な場所、はじまりの場所にサヨナラを告げて私のアフリカ旅はまだまだ続いていきます。

ということでルンドゥの街に戻ってきまして、長距離移動のコンビ乗り場へ。ここも以前に比べると少しキレイになったような気がしますが、客引きのお兄さんたちのガツガツ感は相変わらずという感じです。少し怖い雰囲気もありますが、慣れてしまえばみなさんすごく仕事熱心な方たち。ブンヤに行ってきたんだよ!と現地語で話をすればそれはそれはもうものすごく喜んでくれました。

2016年10月16日 撮影

1時間半ほど待ってコンビはルンドゥの街を出発。任地のブンヤともこれで完全にお別れです。たくさんの懐かしい再会に本当にしあわせな気持ちにさせていただいた3日間の任地ブンヤへの里帰り。その分別れは寂しいものですが、また必ず帰ってくると心に決めました。ブンヤでもらったたくさんのしあわせを噛み締めながら、コンビはナミビアを南下していきます。

するとその道中で最後のサプライズが!今回ルンドゥから村方面に向かう乗り合いタクシーを3回も使ったおかげでドライバーのみなさんとも仲良くなることができたのですが、残念だったのは4年前に私を村に送ってくれていた方たちがいなくなっていたこと。私の顔を見るたびに「ブンヤ!」と乗客ゲットの喜びの声をあげてくれた懐かしいみなさん。本当に何度もお世話になっていたので、今回も私が現れればきっと「ブンヤ!」と叫んでもらえると思っていたのですが、その声は聞こえず。誰も私のことはハッキリと覚えていない様子でした。

2017

そんな彼らに4年前の写真を見せてお世話になってたみなさんを紹介すると

「ジェッキーは今検問の所で仕事をしているよ。」

よかった!みなさんまだ元気でやっているようです。特に一番右に写っているジェッキーさんとは出発までの待ち時間に日本のことやナミビアのことをたくさん話した仲でした。

そして時間は戻ります。コンビがルンドゥの街を出る検問所で停車した時でした。ドライバーさんが窓の外にいる男性に声をかけます。

「ジェッキー!!」

マジか!!あのジェッキーさん!?ドライバーさんにお願いしてジェッキーさんを読んでもらうと

こんな所で最後の最後に嬉しい再会が!彼も私を見るとすぐに思い出してくれました。私が肘(ひじ)を出すと

「ノーノー!握手をしよう!!嬉しい再会なんだからコロナは関係ない!!」

ジェッキーさんとの固い握手で幕を閉じたナミビア国内移動北部編。もちろんまだ首都ウィントフックに戻るまで移動は続きますが、いよいよナミビアの旅が終わるんだと実感した瞬間でした。サヨナラ~!!

ルンドゥを出発してから2時間半。到着したのはグルートフォンテーンという町です。この時夕方5時ということで、今日はこの町で一泊することにしました。なんとコンビはこのまま首都ウィントフックまで戻るとのことでしたが、さすがに夜遅くに到着するのは危ないのでここでステイです。

実はこのグルートフォンテーンの町にも思い出があるのですが、それはまた明日。今夜は任地で過ごした3日間の余韻に浸りながら生ビールです!残りわずかなナミビア旅も最後までたっぷり楽しみたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの33歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。