DAY221 ナミビアを旅する㉚ 首都ウィントフック北部のカトゥトゥラ地区観光 〜伝統のアフリカ布と食文化 -焼肉カッパーナ&ビール- 〜

2021619日、天気晴れ。

ウィントフックで迎える週末土曜日の朝。心なしか寒さも和らぎTシャツでもいいかなぁと思うわけですが、やはりダウンジャケットはここ数日朝からずっと着っぱなしです。きっとこの寒さも来週、アフリカ28ヶ国目にいる頃には懐かしく感じているはず。いよいよ心の中でナミビア出国へのカウントダウンが始まり、この肌寒ささえも愛おしく感じているところです。そんな本日はタクシーに乗り首都ウィントフックの街の北部へと足を運びます。

ウィントフックの歩き方

街全体がタテ長に伸びているウィントフック。基本的に大型のショッピングモールやレストランなどがある観光スポットは中心から南に位置します。対して北のエリアに広がるのは地元の人たちの居住区や工場地帯。首都の中でも北部と南部は雰囲気がハッキリと分かれます。北部のカトゥトゥラと呼ばれる地区は治安の心配がありますが、ココこそがウィントフックで暮らす人たちの本当の姿を見ることのできるローカルエリア!なぜこの北部に居住区が集まっているのかなど、歴史を知るとさらに理解が深まるカトゥトゥラです。キレイな街並みだけではないリアルなウィントフックを垣間見ることができます。

そんなウィントフック北部にも実は魅力的な場所があるんです。ということで本日はなかなか知られていないカトゥトゥラ周辺の観光スポットを巡っていきます!

チャイナタウン

いきなり現れる立派な門にビックリするのが『中国城』と書いてCHINA TOWNと読むこちらのショッピングエリア!

中に入ると倉庫街のような感じになっていて、生活雑貨から食料品、衣類などありとあらゆるものが手に入る場所になっています。値段が安いこともあり、ナミビアの地元の人たちも足を運ぶこちらのチャイナタウン。私も青年海外協力隊時代はチャイナタウンで売られている醤油やみりんなどの食材に大変お世話になりました。

そんなチャイナタウンに今回私はあるものを買いにやって来ました。街中で聞き込みをするも、どうやら広いウィントフックでその『あるもの』が手に入るのはなんとここだけのようでした。そのあるものというのが

こちらのアフリカ布!いわゆる一般的なアフリカ布なら中心地の布屋さんでも買うことができます。が、この特徴的なピンクと黒のストライプの布が買えるのはチャイナタウンだけ!で、この布が何なの?となるかと思います。実はこれがナミビアの伝統的なデザインの布なんです!先日のブログにもこの布を使ったマスクをつけた店員さんの写真を載せてあるのでぜひチェックしてみてください。

多民族国家ナミビアの中で全人口の半分ほどを占める最大の民族がオバンボと呼ばれる人々です。そのオバンボの人々が身にまとうのがこの特徴的なピンクと黒のストライプ柄の布。今ではオバンボ以外の人々もこの布を使うようになり、ナミビアを象徴する布になっています。

今では日本でも人気が高いアフリカ布。色鮮やかで美しく、デザインも豊富なアフリカ布は各国や地域ごとに特徴があるのも魅力の一つです。その中でも『この国といえばこの布!』というものがあるのはかなり珍しいケース。

このナミビア布のドレスやシャツはお祝い事の時に着用されることが多いです。もちろん中には普段から着ている方もいます。とにかく目立つピンクと黒。これをベースに少し色味に変化を加えたものや、ストライプの幅が違うものなどもあり、伝統の布も流行と共に進化を続けている様子です。

ただこの布がチャイナタウンでしか手に入らないというところに世界経済というものを感じます。ちなみに北部の大都市ルンドゥでもこのオバンボの布は手に入りますが、同じようにオーナーさんは中国の方。社会の仕組みというものをもっと勉強しないといけないなぁと思う今日この頃です。

そんな中、先日紹介した首都三大モールの一つグローブモールに店舗を構えるナミビアブランドの靴下のお店で売られている商品の一つがこちらです。ピンクと黒のストライプの靴下に込められた地元プライド!ナミビアを象徴するオバンボ柄でした。

カッパーナ

さぁ、続いて向かうのはウィントフック北部のナミビアの絶品グルメが食べられる場所です。タクシーに乗って「シングルクウォーター」と伝えれば連れてきてもらえるのが

こちらのローカル感が漂う敷地になります。カトゥトゥラ地区のど真ん中にあるこのオープンマーケット(市場)で食べることができるのはカッパーナと呼ばれるナミビアの伝統料理!その調理方法はいたってシンプルです。

肉を焼いて食べる!これです!!この究極にシンプルなナミビア伝統料理カッパーナ。しかしシンプルだからこそ逆に全ては肉の質と焼き手の腕にかかっています。

オープンマーケットで今朝捌(さば)いたばかりの新鮮な牛肉。まずここで他のアフリカ各国とは大きく異なることが一つ。多くの国に肉を焼いて食べる文化があるアフリカですが、そのほとんどは値段が安いヤギかチキンになります。が、牧畜の国ナミビアは牛肉!これがこの国の『肉』なんです。

その新鮮な牛肉を薄切りにして焼くのは焼肉職人のみなさんです。このシングルクウォーターのオープンマーケットに入ると一気に彼らから声がかかります。

「オレのカッパーナを食べろ!」

「こっちだこっち!」

この熱気がまぁハンパない!横にズラッと並んで美味しそうなお肉を焼いている光景はもう肉好きからしたらたまらない絶景です。そして当然漂う(ただよう)肉が焼ける良い匂い!もう我慢できません!!

もちろんみなさんそれぞれ最高のカッパーナを提供してくれるわけですが、やはり入り口に近いお店に人は集まります。どのお店にするか迷った時はやはりたくさん人が並ぶところを選んでおけばまず間違いはありません。試食もさせてくれるので、食べ比べてから気に入ったお店を選ぶのもOK

今回は3人の方からそれぞれ20ナミビアドル分ずつ買うことに。このカッパーナはここで食べるというよりは持ち帰るスタイルが基本なのでパックもしっかり用意されています。この量でなんと500円もしないというから驚き!!本当に肉好きにはたまらないのがこのカッパーナ。

肉自体には塩胡椒は一切ふられていません。買った肉には自分で味をつけます。焼き場の前に置かれた塩と特製のカッパーナスパイス!これが肉の旨みを引き出す魔法の調味料なんです!!自由につけたりふったりしてこれでカッパーナの完成。コロナ感染予防的にはアウトですが、このカッパーナ文化は未だ変わらず。スパイスもお店によってちょっとずつ調合がちがうのもうれしい、ナミビアの牛肉を思う存分楽しめるカッパーナです!

ちなみに首都シングルクウォーターがカッパーナの聖地ですが、ここ以外の街でもカッパーナを食べることができる場所はあります。写真は私の任地の村に向かうルンドゥのタクシー乗り場のカッパーナ。ここにも何度もお世話になり、今回もまた美味しいお肉をいただきました。

そして最後に向かったのはウィントフック北部の工場エリア。チャイナタウンの近くにあるナミビアが世界に誇るビール工場です。

ナミビアブルワリー

この旅でいったい何杯飲んだかわからないナミビアのビール!ドイツ植民地の歴史をもつナミビアではもうビールは切っても切り離せない国民のお酒です。飲むヨーグルトオシカンデラよりもそこはやはりビールが優勢。水よりも安いので、ナミビアの人々にとって一番手頃な飲み物がビールになります。

そのナミビアの自国のビールを製造しているのがナミビアブルワリー。ここでナミビアの生ビールといえばの『ハンサドラフト』も製造されています。

しかし、地元の人たちのビールといえば瓶ビール。こちらも種類が豊富なナミビアです。その中でも自国オリジナルの三大ビールというのがあります。まずはこちらの『タフェルラガー』。地元の人たちに一番愛されるビールはこちらかもしれません。

そして首都ウィントフックの名前を冠した『ウィントフックラガー』と『ウィントフックドラフト』。こちらは近隣の国にも輸出されているナミビアを代表するビールです。個人的に一番好きなのはウィントフックドラフト!しっかり飲みごたえがあるガツンとくるやつです。

このビールを製造している工場があるウィントフック北部のノーザンインダストリアル地区。事前に予約をすると無料でビール工場見学もさせてくれるそうです!試飲タイムもあるということでこれはビール好きとしては是非参加したいツアーでしたが、本日は土曜日。残念ながら閉まっていました。またナミビアに来た際には必ず平日に来たいと思います!!

ウィントフックの北側を散策した本日。以前紹介したナミビアの超ディープな伝統料理が食べられるレストランXWAMAやナミビアサッカー代表ユニホームが手に入るFootball Houseもこのカトゥトゥラ地区にあります。知る人ぞ知るウィントフックの真の魅力が満載の北部エリアでした。

ナミビア滞在も残すところ明日が実質ラストの1日。いよいよ出国に向けて本腰を入れて動き出しますが、最後の最後までナミビアを楽しみたいと思います!!

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