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DAY199 ナミビアを旅する⑦ アウセンケから秘境アイアイスへ 〜ヒッチハイクで目指すナミビアの人気リゾート施設〜

2021528日、天気晴れ。

今日は勝負の一日になるぞとわかっていたので、いつも以上に早めに寝て気持ちの良い目覚めで朝を迎えた本日。昨日は夜遅くに到着したためにハッキリとは見えなかった宿の全貌がようやく見えるともう気品の高さが至るところから感じられるまぁ~オシャレな雰囲気が敷地いっぱいに広がっていました。

このアウセンケで唯一の宿であるNoretshama River Resort。すぐそこにはオレンジリバーが流れ、つまりその向こうは南アフリカ共和国という場所に位置します。朝のオレンジリバーがまぁ美しいこと。

その景色を見ながらいただく朝食。ステキな空間に流れる癒しの時間。思わずのんびりしたくなりますが、そこはバックパッカー!今日の移動は体力勝負とわかっているのでしっかり食べてコーヒーも2杯飲んでガッツリ気合い注入!!

荷物を準備していざ、今日はこのナミビア国内移動南部編の最終目的地を目指します。

が、実はこの宿が町の中心からはだいぶ離れた場所にあるんです。さすがに歩くことはできないのでタクシーか何かを呼んでもらおうとチェックアウトをするついでに今日の目的地を伝えてお願いをすると宿の従業員の方が車を捕まえられそうな場所まで送ってくれることに。本当にありがとうございます!!

さぁその道中。昨日は真っ暗でわからなかったアウセンケの町の景色が窓の外に広がりました。暗いとそびえる壁に見えたものは実はネット。

なんとこのアウセンケには一面にブドウ畑が広がっているんです。しかも一面といっても私の想像を遥かに超える広さ!

この緑の部分のほとんどがブドウ畑です。これはワイン用ではなく食用のブドウで、収穫したブドウはお隣の南アフリカへ陸路で運ばれ、そこから空輸でヨーロッパへと輸出されているとのこと。ブドウ以外にもデーツも育てているそうですが

とにかくどこまでも続くブドウ畑。ナミビアでブドウを育てているなんて今日の今日まで知りませんでした。ではなぜここでブドウが栽培できるのだろうか?ついつい小学校教員の血が騒ぎます。

私の疑問に答えてくれたのは運転してくれているオーティスさん。ブドウの栽培にはナミビアの乾燥した気候と南部特有の暑さが欠かせません。しかし、これだけだったら正直ナミビア全土で育てられそうですがここでもう一つ欠かせない大事なもの。それがオレンジリバー!!乾燥した暑い大地にこの川の恵みが掛け合わされることで、甘くて美味しいブドウが栽培できるということでした。思わずオォ~と納得。ナミビアの南も南の地域にとってこのオレンジリバーというのがどれほど大事な川なのかということを改めて感じる美しいブドウ畑の風景です。

ちなみにこのアウセンケの町にはもう一つ非常に特徴的な景色が広がるのですが、これはまた違う機会にご紹介したいと思います。

ということでオーティスさんが連れてきてくれたのはアウセンケのショッピングセンター。こんな所に!?というすごい場所にあるのですが、これがこの町の中心地。アウセンケは本当に小さい町です。

そしてここで非常に気を回してくれるオーティスさん。今日の目的地は地元の人たちはまず行かない場所で、さらに旅行者も本当に少ないらしく移動する車を捕まえるのは困難だろうと心配してイロイロと手を考えてくれます。スーパーの店員さんにも聞いて回りましたがやはりここで待ってても難しいかもしれないということだったので、確実に目的の場所に向かう車が通る分岐点で私を降ろしてくれることになりました。ちなみにこのスーパーの店員さんはなんと昨日一緒にアウセンケの町にやって来たダニエルさんの兄弟なんです!「日本人といっしょに来た」という話を聞いていたらしく、いきなり声をかけられてビックリでした。It’s a small world!!

ということでオーティスさんに分岐点に連れて来てもらいました!こんな私のためにすごく気を遣ってくれたオーティスさん。

Good luck!

やさしさに胸がいっぱいになりながら、オーティスさんの車を一人分岐点で見送りました。

さぁあとは待つのみ!時刻はお昼前の11時。先ほどのスーパーで水は買いました。ガッツリ炎天下でケータイの電波も入らないこの場所で、目的の方面へと向かう車をヒッチハイク!ここにはガソリンスタンドのお兄さんのように頼れる人は誰もいません。自分で車を捕まえます!!

といってもまず車がそんなに通りません。しずかーな分岐点には鳥の声がチラホラ。そして目の前にはそびえる山と美しいブドウ畑。この景色を見ながら過ごせる時間はもしかしたらものすごく贅沢(ぜいたく)なのかもしれません。

たださすがに暑いので日陰に避難。もうここで待っててくださいと言わんばかりの大きな岩の影に、そこら辺にゴロゴロある中で良さそうな石を持ってきてイスがわりにして座ります。うん、居心地よし!

時刻はお昼過ぎの1時。太陽も高くなり日陰エリアも小さくなっていきます。まぁ暑い!照りつける太陽で肌がジリジリと焼けるのがわかるくらいに暑いです。が、ここで面白いのは暑くても汗はかかないのがこのナミビア南部なんです。ナミビアの中でも特に乾燥した南部はカラッとした暑さで、赤道直下の熱帯エリアのように汗が吹き出てとまらないというようなことはありません。ブドウの秘密でもあるこの暑さを実際に体感しながら、まだまだ車を待ちます。

ただ汗はかきませんがどんどん日差しが痛いと感じるようになる午後2時。こんな時、オレンジリバーの川の水がブドウたちの枯()れた心を癒すんでしょう。私もしっかり水分補給をします。汗をかかなくてもこまめに水分を取ることは熱中症対策で最も大事なことです!

えー、ここまで何事もないかのようにブログを書いてますが、今日はずっと一人です。会話する相手はどこにもいません。一人分岐点で車を待ちながら黙々とブログを書いています。その間もちろん車は通りましたが、1時間に1台ほど。そして完全に旅行者の皆さん。家族連れの方が多いようで手を挙げても停まってくれる気配はありません。

暑さのせいか、ついに爪でも切ろうなんて思い立ってしまう午後3時。目の前に広がるブドウ畑への感動は未だ衰えることがありませんが、さすがに待ってるなぁ~という感覚になってくる時間帯です。こんな時はスマホで一人自撮り大会。誰もいない世界を独り占めしたような楽しい気分になります。

さすがに今日は厳しいかもしれないと思い始めたのは夕方4時を回った頃でした。そろそろ日も傾き始める頃で旅行者ももうこの時間帯にこの道を通ることはないことが予想されたからです。これまでのナミビア移動は待っていれば最後はなんとかなりましたが、今日の目的地はそう上手くはいかないようです。そしてやはりここにいるのが自分一人というのが大きい。これまでの移動がどれほど多くの人に支えられてできていたのかを強く強く感じました。

…5時になったらアウシンケの町に歩いて戻ろう。そう決心して最後の1時間に全てをかけることにしました。そしてまた車が一台分岐点を曲がり自分の方へと進んできます。これがラストチャンス。指で方向を示した手を挙げます。

するとゆっくりと減速して目の前で停まった車。急いで走って運転手さんの元へ。

「アイアイスに行きますか?」

ここを通る車はそこにしか行かないとわかっているわけですが念のために確認をします。もちろん答えはイエス。そしていよいよ次の質問です。

Could you take me there?

Welcome!

こんなことがあるんだとドラマみたいな展開に驚かされながらも、これはドラマじゃなくて自分の旅なんだ!と胸の高鳴りを感じながら荷物を持って車に乗車。そのあとは何度も何度もありがとうを伝えました。その度に「気にしないで!」と言っていただき、なんなら「暑かったらエアコンを入れて!」と気を遣っていただき。後部座席に座りながら目の前にいる2人にただただ感謝の思いを抱くばかりでした。

これでついに行ける!!5時間半の待ち時間も全てはこの瞬間のためにあった。グラベルロード(未舗装路)を進む車から見える乾いた大地と山の景色。あと少し早く諦めていたら今日は出会うことのなかった景色。本当に今回ばかりは無理だと思っていたので嬉しすぎて。運転手のウドさん。そして奥さんのサオミさん。本当にありがとうございます。

アウセンケからずっと話をしながら車は進みおよそ50分。到着したのはこのナミビア国内移動南部編の2ヶ所目の目的の地である「⑥アイアイス(Ai Ais)」です。

アイアイス

ここはNamibia Wildlife Resorts、通称NWRというナミビアの旅行会社が運営する施設の一つになります。まわりに人が住む村などがあるわけではなく、山の中にこの施設があるだけという完全な旅行者向けの観光地です。つまりここにやって来る地元の人を乗せた車はゼロで、その関係でヒッチハイクで来るのはかなり困難な場所になるわけです。自分で来てみてその難しさがよくわかりました。

広いキャンプサイトがありここでテント泊をすることができます。もちろん部屋で寝泊まりすることもできますが、ここに来る旅行者はキャンプを楽しみに来る人がほとんどです。

私も今回は久しぶりのテント泊!1315ナミビアドルで泊まれるのはありがたいです。まわりを山に囲まれた雰囲気もいい感じで先ほどまでの分岐点にいたのが一気に過去に。

そして寝床を確保したらいよいよです!このアイアイスに来たのはこの瞬間のため!!なぜこんな山奥に立派な宿泊施設があるのか。

それはこちら!なんとこの場所には温泉が沸いているんです。その温泉に入ることができるのがこのアイアイス!!

実はこの場所のことは青年海外協力隊でこの国に来る前から知っていて、いつか必ず来たいと思っていた場所だったんです。協力隊時代もチャレンジしましたが結局来れず。なので念願のアイアイス!さぁもう待ちきれないぞ!!

とその前にルールの確認も忘れずに。水着を着て入ることや入る前はシャワーを浴びるなどの注意書きがあります。しっかりチェックして、さぁいざ入浴です!!

久しぶりの温かいお湯に入る感覚はやっぱりいいもの。しかもこの時は完全に一人貸切状態。まぁ温泉だと思っていましたが感覚的には温水プールより少し温かいくらいの感じです。それでも硫黄(いおう)の匂いはしっかりと。旅で疲れたカラダに最高に気持ちいいアイアイスの室内プール!屋外にも24時間入れるという温泉(プール)があるそうなんですが、それは明日の朝に入りにいきたいと思います。朝風呂です!

温水プールでも硫黄効果でカラダが温まった感覚があり、軽く火照ったところには風呂上がりの生ビールはもちろんナミビアと言えばのハンサドラフト!この瞬間のしあわせは言葉にできません。本当に来れてよかった。お昼前から車を待ち続け、そこに親切なウドさん&サオミさんが現れてくれて、そして今がある。この一杯は格別です。

そして今夜はレストランのお姉さんのオススメを信じてオリックスをステーキでいただくことに。正直これまでオリックスにはそこまで良い印象がなかったんですがこのステーキがまぁ絶品でした!

ミディアムレアでこの赤く血が滴る(したたる)感じなんですが、この肉のあまりの柔らかさにビックリ!これまでの私のオリックス感を超える一皿でした。

温泉に入って、ビールを飲んで、美味しいものを食べて、そして何よりずっと来たかったアイアイスにいる。もう本当にこれ以上ないハッピーな夜をさらに演出してくれるのは夜空に広がる満天の星!!

アイアイス、本当に来れてよかったーー!!

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ABOUTこの記事をかいた人

1986年生まれの33歳。神奈川県横浜市出身。 2009年小学校の先生としての生活がスタート。 2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。 2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。 2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。