DAY164 カメルーンを旅する⑦ アフリカ24ヶ国目「コンゴ共和国」に向けて陸路大移動 Part1【首都ヤウンデ〜アボンバン】

2020年2月25日、天気くもり時々晴れ。

さぁ、ついに3日間お世話になった宿を出発する時がきました。昨日手続きをしたアフリカ24ヶ国目となる「コンゴ共和国」のビザ申請。本来なら発行までに最短でも3日かかるところを、なんと翌日にしてくれるというものすごい対応をみせてくれたコンゴ共和国大使館のお姉さんに感謝です。首都ヤウンデの滞在を終えて、今日からいよいよコンゴ共和国へ向けて動いていきます。ということでまずはお世話になった宿紹介です!こちらの「HOTEL BELLEVUE」は中心地から6kmほど離れたところにあるヤウンデの安宿になります。

ホテル予約サイトBooking.comだと外観の写真がとてもキレイで一瞬同じ宿には見えずに通り過ぎてしまいそうになりました。が、1泊10000セーファーフラン(約1800円)で泊まれる部屋があるなら外観は個人的には問題無し!併設(へいせつ)されたレストランも今は営業を停止していて、Wi-Fiも非常に弱いですが、あったかいお湯シャワーが出ます。これが何より一番嬉しい(うれしい)!3日間ゆっくりさせてもらいました。

重いバックパックを背負っての移動の時に空がくもって少し涼しい(すずしい)というのも、何かミエナイチカラが私の旅を応援(おうえん)してくれているような気持ちにさせてくれます。さすがに今日は長い距離は歩けないのでタクシーに乗って大使館のあるバストス(Bastos)方面へ。首都のタクシーにもようやく慣れてきたところでこの街とお別れです。私の感覚だと100〜500セーファーフランで利用することができるなという感じでした。もちろんもっと高値を要求されることはありますが、良心的な運転手の方だとこの範囲(はんい)で交渉が可能だなと!行きたい方面を伝えて、そのあとに値段を伝えます。ちなみに今回私が泊まった宿のエリアはバンコロ(Mbankolo)という名前になります。エリアの名前を調べておくことがタクシーを利用するための大切なポイントです!

ということで意気揚々(ようよう)とバストス地区にやってきたわけですが、まだビザの受け取りの時間までは時間があったのでカフェでのんびりすることに!このエリアにはちょっとオシャレな感じのお店がたくさんあるので時間を潰す(つぶす)にはもってこいの場所になります。ただ!お店によってWi-Fiのあるなしがあるので、ネットを使いたい場合は最初に聞いておくのがベストです。こちらの「LE BARON」にはWi-Fiがありませんでした。はい、次は確認します!!

がしかし!約束の時間の2時までゆっくりブログを書こうと思っていたら突然(とつぜん)電話が鳴りました。

「コジマ?」

そのあとは全てフランス語だったので何を言っているかはわかりませんでしたが、その相手が大使館のお姉さんだということ。そして、おそらくその内容はビザができたから取りに来ていいよということだろうと推測しました!!この時まだお昼の12時!!こんな早くに発行してくれた上にわざわざ電話までかけてきてくれるこの対応。本当にすごすぎてもう胸がいっぱいです。急いで注文したコーラを飲み干して大使館に向かいました!

あ〜ありがとうございますー!今、コンゴ共和国のビザをいただきました!ありがとうございますー!もう何回もメルシーを伝えて何回も握手(あくしゅ)して、本当に嬉しすぎる思い出の詰(つ)まったビザになりました。今からコンゴ共和国へ向かって出発しますと伝えると、またまたニッコリ笑顔で見送ってくれたお姉さん。お世話になりました!!

では、ついに移動を開始します。といっても正直ここからはなんとなくゴールを目指して進んでいくという感じになります。今回のカメルーンの旅の最終目的地はコンゴ共和国との国境の町★「ンタム(Ntam)」になります。ここを目指して進むのですが、その前に寄ってみたい◼︎「ロミエ(Lomié)」という町があったので、まずはロミエに行くバス乗り場へとタクシーで向かいました。

これがなかなか大変!フランス語しかわからないタクシーの運転手さんにわかるようにとにかく「ロミエ!ロミエ!」と言い続けます。私はジュリエットか!?と思うくらいに頻繁(ひんぱん)にドライバーさんに声をかけて連れてきてもらったのがこちらのバス会社「DANAY EXPRESS」です。

ここでわかったことは、ヤウンデからロミエに行くバスは無いとのこと!その代わりにその手前の「アボンバン(Abong-Mbang)」という町までこのバスで行き、そこから乗り換えればロミエに行けるというのです。よし!ならそれしかない!!アボンバン行きのチケット(3000セーファーフラン)を買って呼び出されるのを待ちます。

20分ほどするとアボンバン行きの客の名前が呼ばれ

「コジ〜マ!」

と私の名前もちゃんと読み上げてくれました。ということでバスに乗車!座り心地もよくてしっかりとしたバスです。これに乗って向かうはヤウンデから東に250km離れたところにあるアボンバン!

首都を離れるとまた緑豊かな景色が広がり始めます。なにやらツンツンした草が生えているなぁと思いながら窓の外を見ていたのですが、その正体はカメルーンで何度も見てきた

こちら!パイナップルです。タテに切ったスティックタイプや横に切った分厚い輪切りタイプなど、いろんな形でカメルーンの至る(いたる)ところで売られているパイナップル。美味しいパイナップルが安く食べられるということはその分だけ広大な畑が広がっているというわけです。

首都を出発したのが2時過ぎだったのでどんどん日が傾(かたむ)いて美しい自然が夕日に照らされていきます。都会から離れてどんどん田舎の方にやってきたなぁと感じる景色。ここから先にいったいどんな町が待っているのか!どんな出会いが待っているのか!!次第にドキドキワクワクしてきます。これが旅の楽しみ!

そしてバスで走ること4時間でアボンバンの町に到着!時刻はもう夕方6時を過ぎていたのであたりが少しずつ暗くなってきました。さすがに今日はもう移動できないなということで、まずは宿を探します!

まぁもちろんですがこのアボンバンの町にホテルがあるかどうかすらも私にはわからないのでもうここはタクシーのお兄さんに頼むしかありません!ホテルはありますか?という思いを「ホテル!ホテル!」と一生懸命(いっしょうけんめい)伝えると、わかってくれたようで、あるある!!という感じの返事が返ってきました。よかった〜!!じゃあ連れていってください!と伝えてiPhoneの電卓(でんたく)を使って値段を交渉します。私が「500」と打つと、「ちがうよ!」と言って断られてしまいました。マジかぁ…もっととられるか…。

「ちがうよ!200だ!」

自分が提示(ていじ)した金額よりも安い値段を要求してくるドライバーさんに私は初めて出会いました。何も言わなければ私から多くお金をもらえたところを、適正な値段を私に伝えてきた彼のこの行動にただただ感動しました。なんで正直で気持ちのいい人なんだと!もう嬉しすぎたので300セーファーフランはチップとして渡しました。さっそくアボンバンでとってもステキなドライバーさんとの出会いが!これが旅です。

ということで今日はアボンバンで1泊することになりました。そしてこういう田舎町に来ると良いことの一つが夜の外歩きが少しだけ安全だということです。観光客がほとんど来ないと思われる町では、観光客を狙った(ねらった)犯罪(はんざい)も少ないわけです。いないのに狙い続けてもしかたないですからね。なので久しぶりに今夜は外食です!

カメルーンに来てから何度目の魚かわかりませんが、今日は煮魚とライスをいただきました。とにかくこのスープがご飯に合う!これだけでも食べれるなという感じで、さらに柔(やわ)らかい魚といっしょに食べたらそりゃ当然美味しいよなというやつでした。ただ、この写真を撮る時はお店の方に電気で照らしてもらいましたが、そのあとは真っ暗!見えない魚の骨と格闘(かくとう)しながらの食事になりました。

そして食後はビール!これも夜、そして外で飲むのが最高にうまいんです!!明日はいよいよ目的のロミエへ。カメルーンの旅はまだもう少し続きます!

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