アフリカ54ヶ国制覇の旅-第3章- 〜マイルを貯めて格安航空券で行くアフリカ&ラグビーナミビア代表の話-

2019年10月23日、天気晴れ。

気持ちの良い秋晴れ!ここ数日こんなに晴れたことはないだろう!!というくらいに今年3度目のアフリカへの旅立ちは最高の天気に恵まれました。天も私を応援してくれているかのような気分になります。ということで本日からいよいよアフリカ54ヵ国完全制覇の旅-第3章-がスタートです!

さすがに今年3度目の渡航(とこう)ということで、出国はもう慣れたもの!チェックイン時の手荷物の重量チェックを切り抜ける攻略法も個人的に編み出したので驚くくらいに出国手続きは早く終わり、今日は空港でのんびり過ごす時間までありました。4月の出国の際は空港で慌てて荷物を詰め直し、出国ギリギリで両替を完了して走って搭乗ゲートまで行ったのが懐かしい!今回は羽田空港から出発です。

これまでのアフリカ旅を少し振り返っておこうと思います。アフリカ54ヵ国制覇-第1章。この旅の一番最初に訪れたのは北のチュニジア。そこから西アフリカ8ヶ国を巡りました。イスラム教圏の国ということで、言葉の通じない不便さを経験すると共に、魅力ある独特な文化の面白さを大いに感じた旅でした。そして第2章では東のエチオピアから「アフリカの角」4ヶ国と島国セーシェルへ。美しい自然を満喫したり、情報の少ない国々を手探りで旅する楽しさを味わったりしながら非常に濃い5ヶ国を巡りました。そして今回のアフリカ54ヶ国制覇の旅-第3章-。舞台(ぶたい)は南です!すでに青年海外協力隊時代にアフリカ南部の国はいくつか旅したので、今回旅する国の中には訪れるのが2度目となる国もあります。2度目ならではの旅の楽しみ方を探すのも面白そうです!

ということで、本日はまず西にビューンと飛んでドイツはフランクフルトに向かいます!ドイツに行くのはこれが人生初です。といっても乗り換えだけなので入国はしませんが、それでもちょっとテンションが上がります!利用するのはこちらも初となるルフトハンザ航空(Lufthansa)です。

14時05分発の予定でしたが、結局離陸したのは15時過ぎ。このくらいの遅延は全く問題無しです。そして今回は窓側の座席!ということで外の景色を眺めながらいざテイクオフ!!

しばし上空からの日本の景色に見入ってしまいました。この時間帯の出発というのも個人的に珍しく(めずらしく)、さらには天気もバッチリということで午後の日が傾き始めた都会の様子がキレイに見えました。

スカイツリーもバッチリ見えました。普段生活している中では全く感じませんが、世界から見るとこの日本の景色というのもかなり特殊なものだと思います。一面建物しかないこの風景。そこに流れる細い川。ここが私の生きる国なんだ!なんてことを感じた瞬間でした。

富士山の山頂が西日に照らされたシルエットも見えて、これはなんだか良いことあるかも!と嬉しく(うれしく)なった3度目のアフリカへの旅立ち。ちなみに、実はこの旅からカメラが変わりました!iphone11proに機種変をしまして、写真の画角を広く撮影することができるようになりました。これまでよりもさらに私の目で見た『アフリカ』を届けられるはずです!写真を撮る楽しみがまた一つ増えました。

さぁ、外の景色を楽しむのはサッと終えて一気に機内モードにチェンジです。ルフトハンザ航空はなんと機内食のメニューが配られるなど、サービスが非常に丁寧(ていねい)でビックリ!目的地が基本アフリカの私はいつも決まった航空会社を使用することが多いので、乗ったことのない飛行機に乗れるというのは新しい刺激です!

ただ、じゃあなぜ今回はこのルフトハンザ航空を利用することになったのか。それは「マイル」を使ってチケットを購入したからなんです。マイルと聞いてもピンとこない方もいるかと思います。なのでここでマイル(マイレージサービス)の説明を引用します。

マイレージサービス

主なマイレージサービスは、会員旅客に対して搭乗距離比例したポイントを付加し、そのマイルに応じた無料航空券、割引航空券、座席グレードアップなどのサービス提供である。【Wikipediaより】

2017年の11月にマイルの貯(た)まるクレジットカードを作り、そこから私のカード払いを基本とする生活がスタートしました。マイルは日常の買い物でも貯まるので、とにかくカードを使って買い物をし、家賃などのカード決済ができるものはしっかり登録してマイルを貯めます。雨の日もマイル、風の日もマイル。毎日毎日少しずつマイルを貯め続けてきました。そして2019年8月。1年9ヶ月してようやく目標だった70000マイルを貯めることができました!いやー、どんなゲームよりも嬉しい達成感!!なぜ70000マイルか。それはもちろん『アフリカに行くために必要なマイル』が70000マイルだからです!ただ、税金など必要経費の支払いがあったので、完全にタダでいけるというわけではありませんでした。が、おかげで今回のアフリカ往復航空券は非常に安く手に入れることができたんです。これも全て続けてきたからこその成果!「継続は力なり」を証明することができました。

お金の節約のために映画館での鑑賞を断念した映画もズラズラっと機内の映画サービスにラインナップされていたので一気見!そんなこんなしてるとあっという間に時間は過ぎて、日本を出発してから約12時間でドイツに到着しました。ここで乗り換えをしていよいよアフリカへ向かうわけですが、それにしても多い日本人観光客!これは普段私が利用するアフリカルートではまず見かけない光景です。ここはドイツ!すぐ近くにはイタリアやフランス!!ヨーロッパ観光を楽しむ方が来るわけです。さすがヨーロッパ。その人気ぶりがよくわかるツアー参加者の多さにビックリしました。

そして私はアフリカへと向かう飛行機に乗るわけですが、今度は日本人のいなさ具合にビックリ!さっきまであんなに日本人がいたのに、皆無(かいむ)です。ヨーロッパとアフリカの差を見せつけられました。が、逆にこう思います。アフリカの魅力が日本にはまだまだ本当に伝わっていないんだなと。だからこそ、私が行って、見て、感じたものを届けることには意味があるのかもしれない!なんて勝手に思ってしまいます。届けるぞアフリカ!

ということで夜の10時にドイツを経ち、いよいよ明日の朝にはアフリカ14ヶ国目「南アフリカ共和国」に到着します。いったいどんなアフリカが待っているのか今から楽しみです。そして、本日最後はやはりこのことを書いておきたいと思います。現在、日本で行われているラグビーワールドカップ。日本代表が史上初のベスト8に進出したということで非常に盛り上がった今大会。これから向かう先が日本の最後の対戦相手であった南アフリカ共和国であるということにも触(ふ)れたいわけですが、それよりも私がお伝えしたいのは、私が青年海外協力隊として活動した任国である「ナミビア」の今大会での活躍です。アフリカNo.2として出場したわけですが、未だにワールドカップでの勝利はゼロ。ナミビアは6大会連続で出場するも一度も勝ったことのないチームなんです。しかし、彼らは決して諦め(あきらめ)ません。そしてワールドカップ初勝利のために一生懸命プレーをするその姿、どんなに相手が強豪国だろうと必死で食らいつこうとするその姿が日本の人々の心を動かしました。

大会が始まる前、ネット上でいくら検索しても情報がゼロに等しかった「ナミビア」。それが今ではもうすでにプール敗退をして選手たちは帰国しているにもかかわらず、「ナミビア」がたくさんツイートされています。

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、同日に予定されていたB組最終戦のカナダナミビア戦が台風19号の影響により中止に。無念の形で大会未勝利のまま去ることになった両国だったが、試合後に粋な振る舞いを行っていた。釜石に残って台風のボランティア活動を行ったカナダとともに、ナミビアは滞在先の宮古で自ら打診してファン交流会を実施。大会公式ツイッターが実際の様子を画像付きで公開し、「ラガーマンは素晴らしい」「是非まだ日本に来て」と反響が広がっている。THE ANSWERより】

最終試合が台風19号の影響により中止となったことを惜(お)しむ声や、彼らのボランティア精神を讃える(たたえる)声が今も鳴り止んでいません。これは1ヶ月前にはまず考えられない現象でした。ナミビア代表のひたむきな姿が日本に「ナミビア」を届けたんです。

アフリカを届ける!ということで私は現在アフリカ54ヶ国を旅しています。日本人の感覚からするとまだまだ遠い存在のアフリカ。ですが、そんなアフリカを身近に感じるきっかけはあるんです。ラグビーワールドカップを通じて「ナミビア」という国の存在を知った方も少なくないと感じてます。じゃあそのナミビアという国はいったいどんな国なのか?「◯◯ビア」という国の名前を聞いたことがあるけれど、その他にどんなビアがあるのか?興味さえ持てばきっとアフリカの扉が開き始めます。(写真は羽田空港で選手を見送った時の一枚!今日私もここを通過しました。そう思うとなんか不思議とパワーもらえます。)

なので私のブログもそんな興味を持つきっかけを誰かに与えられるものであれるように、これからナミビア代表のように諦めずに、マイルのようにコツコツ努力を積み重ねていこうと思います!アフリカ54ヶ国制覇の旅-第3章-始まります!!

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