2024年7月5日、天気晴れ。
目次
エジプトを旅する

昨夜10時にアレクサンドリアを出発したバスの中で迎えた深夜0時。
38℃の猛暑の中を2万歩ぐらい歩いたおかげ、カラダはだいぶ疲れていたようで、ひたすら眠り続けまして。
気が付くと首都カイロをとっくに通過し、間も無くシナイ半島へとさしかかるというポイントまで来ていました。

時刻は午前3時を過ぎたところ。
ココで一度下ろされて、預けた荷物を持って検問を通過します。

そのあとバスに乗り込み再出発。
当然またすぐに寝に入るわけですが、ちょっとだけ我慢するとスエズ運河を渡るところを目にすることができます。
世界の歴史を変えたヨーロッパとアジアを結ぶ人工の運河。
バスはその下を走るので景色は全く見えませんが、スエズ運河を通過する瞬間というのはなんだか特別です。
さぁ、寝ます!

途中で長い休憩が入っても、バスから外に出ることはなく、座席で眠り続けて・・・
夜行バスでもこんなに疲れが取れることに感動しながら目が覚めた午前6時。
まわりを見ると広がっていたのは一面の砂漠でした。

ナイル川に沿った都市部だけを見るとつい忘れてしまいがちですが、エジプトは国土の95%を砂漠が占める砂の国です。
カラカラとした大地がどこまでも続きます。

岩山の織りなす異世界のような光景に目を奪われるシナイ半島バス移動。
ここで冷静になって驚くべきポイントは、その道路コンディションの良さです。
エジプトの交通インフラの整い具合は既に十分理解していたつもりですが、人がほとんど暮らしていないこんな地方の道路までしっかり整えられているとは。
これぞ観光大国エジプトの本気!
この道はこの国の人気観光地へとつながっているんです。

ただ、さらに先へ進むと2024年7月時点でも続いているパレスチナ問題と呼ばれる紛争が起きているイスラエルやガザ地区になります。
複雑な問題を抱えた国や地域と隣接しているシナイ半島。

そのため、このエリアには常に緊張が走り、検問も細かく設置されています。
バス移動の際も身分確認が何度も行われるので、パスポートは手元に置いておいて下さい。

そんな少しピリッとした空気を感じながらも、抑えきれないワクワク。
アレクサンドリアを出発してから12時間。
まだ自分が夜行バスでの移動も耐えれることにも嬉しさを感じながら、ついに目的の街に到着しました。
やって来たのはエジプトの有名な観光地
「ダハブ」
です!
⑧ダハブ

ダハブは、エジプト東部、シナイ半島の東部に位置する町。
リゾート地およびダイビングスポットとして名高く、毎年多くの観光客が訪れる。
以前はベドウィン(砂漠の住人)の住む小さな漁村に過ぎなかったが、シャルム・エル・シェイクの北東80kmと手ごろな距離にあり、6日間戦争(1967年)によってシナイ半島がイスラエルに占領されると観光開発がすすめられた。
1982年にイスラエル・エジプト平和条約によってシナイ半島がエジプトに返還され平和が訪れると、外国資本が流入し開発がさらに進んだ。
Wikipediaより

エジプトというと個人的に一番に思い浮かべるのはピラミッドや神殿といった古代エジプトの遺跡たち。
これらはエジプト文明が「ナイルの賜物(たまもの)」と呼ばれる通り、世界最長河川ナイル川に沿って点在しています。
エジプトに来たならやはり訪れたい歴史的なスポットは、そのほとんどがナイル川沿いにあるんです。

そんな遺跡巡りとは別に、もう一つエジプトの魅力として語られる街があります。
それがダハブです。

Wikipediaの説明を読んでいただくとわかった通り、この街には数千年に渡る歴史のようなものはありません。
ナイル川からは遠く離れたシナイ半島に位置するこの街。
先ほど通って来た道を思い出して下さい。
ココは砂漠をずーっとバスで走ってきて、やっと辿り着くことができる辺境の地。
そこにつくられた観光の街ダハブです。
現在は世界中の旅行者を魅了するこの国の一大観光地になっています。

たくさんの日本人旅行者も訪れるこの街。
ハッキリ言って世界遺産のアブシンベル神殿よりもこのダハブに来る人の方が数が多い気がします。
さらに訪れた旅行者が思わず長期滞在をしてしまうという沈没スポットとしても有名なこの街。
「一体どんな街なの!?」
ずーっと気になっていたダハブ。
到着したばかりですが早速散策してきました。
ポイント① 青い海を活かした観光の街

紅海へとつながるアカバ湾に面したダハブ。
その海沿いを走るメインストリートには雰囲気抜群のお店が並びます。
レストランやお土産屋さん、ダイビングショップにホテル。
歩いていると、まるでテーマパークに来たような気分になります。

確かにこれはテンション上がるのが納得です。
思わず立ち止まって見てしまう独特の世界観を演出するお店たち。
そして、その奥に抜けで見える海がまぁ青すぎまして!

近くで見るとものすごい透明で、光り輝くダハブの海。
この海でのシュノーケリングやダイビングが最高でないわけがありません。

美しい自然を活かして築かれた一大リゾート観光地。
砂漠の国エジプトのオアシスとでも言いましょうか。
ダハブの青が乾いたココロを潤(うるお)してくれます。
ポイント② 海へのアクセスはお店から

観光街自体は非常に小さく、端から端までゆっくり歩いても30分ほどしかかかりません。
なので、この街を見るだけならあっという間に終わってしまいます。
ダハブの楽しみ方は思いっきりのんびりするところにあり!

レストランやカフェ探しに困ることは全くありませんが、当たり外れはありそうなので口コミなどをチェックしておいた方が良いかもしれません。
そんなことを言っておいて、私は常にフィーリングで入ってしまいますがね。
到着早々、お腹が空きすぎていたので思わず入ったお店のモーニングがなんとも言えない感じで。
隣のお店にしておけば良かった〜という後悔を早速しているところです。

ただ、見える海はどこでも変わらない美しい青。
ダハブの海には砂浜が無く、お店が並ぶメインストリートからゼロ距離で海になります。
なので、海に入る場合はレストランやカフェで自分の席を確保し、そこからGOという感じです。
シュノーケルの貸し出しをしているお店もあるので、水着で来ればいつでも入れます。

荷物は店内に置いておいてもスタッフさんがいるので大丈夫かとは思いますが、念のためにできる対策はしておいた方が良いかなと。
私はビビリなので今日は入らず。
海は明日の楽しみに取っておきます。
本格的にシュノーケリングやダイビングをしたい場合はこれまた街中にたくさんあるショップへ!
場所によって見える魚の量に違いがあるそうなので、最高の海を楽しみたいという方は事前に情報収集をしてみて下さい。
ポイント③ アルコールが屋外で飲める

このように紅海を思う存分満喫できるダハブ。
まさに海を楽しむためにつくられたリゾートで、街全体が海の家という表現がしっくりくるかもしれません。
開放的で気分爽快!
こうなってくると飲みたくなるのが

ビ〜〜ル!!
エジプトはイスラム教の国ですが、自国ブランドのビールを生産しています。
販売対象としているのはこの国にやって来る大量の外国人旅行者。
年間1000万人以上が訪れる国なので、自国民が消費しなくてもビールが一大産業になるのはさすが観光大国です。
しかし、公衆の場でお酒が飲めるかというとそうではなく。
首都カイロや第2の都市アレクサンドリアでも、お酒が飲めるのはホテルや良さげなレストランと場所が限られています。
なのでどうしても肩身が狭くなってしまうのですが

ダハブは違います!
通りを歩けばあちこちで見かけるビールが入った冷蔵庫!!
しっかりとした酒屋もあり、アルコール類が簡単に手に入るんです。
これは観光に特化したダハブだからこそ。

全てではありませんが、中には店内でお酒が飲めるレストランもあります。
気になる場合は入店前に店員さんにアルコールを取り扱っているかを確認するとイイです。

海を眺めながら外で飲むビールはやっぱり最高!
夜風にあたりながらいただく一杯は格別です。
ポイント④ 支払いは基本現金

さぁ、最後にいちばん大事なことを書いておきます。
思わず財布の紐(ひも)が緩み散財してしまうこと必至のダハブ観光ですが、支払いは基本現金!※2024年7月時点
たとえ店先にVISAカード取扱店のステッカーが貼ってあったとしても、使えないケースがほとんどです。
少なくとも私が今回のダハブ滞在で訪れたお店でカードが利用できるお店は一つもありませんでした。

ですが、それも織り込み済みのダハブ。
至る所にATMがあるのでご安心を。
辺鄙(へんぴ)な場所にあるダハブでは、現金をもらった方が何かと便利なのかもしれません。
ちなみに、オシャレなカフェやレストランでもWi-Fiが無いパターンが多く。
ナイル川沿いのエリアとは何かと勝手が違うシナイ半島の海沿いに位置するダハブです。

ということで、私目線で気になったポイントをいくつか紹介させていただきました。
ダハブの情報はネットで調べれば日本人旅行が発信しているものがジャンジャン出てくるので、より詳しく知りたいという方はそちらをチェックすることをオススメします。
とにかく、今日ザックリと回った感想・・・

「これまで見てきたエジプトと全然違う!!」
正直、この街に訪れる人はたくさんいるので自分は行かなくてもいいや〜くらいに思っていたのですが、来て正解でした。
こんなエジプトがある!!
古代の歴史に触れる旅もイイですが、こうしてちょっと遠くまで足を伸ばせば青い海の広がるリゾートでのんびりする旅もできるエジプト。
これがこの国の観光の魅力なのだということを思い知らされた本日。
いやー、お見それいたしました。

治安も危険を感じることはなく、日が沈んでからも比較的安心して街歩きができるダハブ。
ようやく涼しくなってきたところで、この街の夜をもう少し楽しんでこようと思います。
DAY407へ続く



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