2021年7月12日、天気晴れ時々くもり。(※2023年5月更新)
DAY244の続き
目次
アフリカ30ヶ国目「ガーナ」へ
夕方6時前。
約1時間半遅れで出発した飛行機の窓からは西の空に沈むオレンジ色の太陽が。
アフリカ大陸の中でも海が南に広がる西アフリカの旅では夕日をじっくり眺めるという機会はなかなかありません。
1日の終わりを感じる景色にブルキナファソの旅が終わりが重なります。
そして『終わり』は新たな
『始まり』
です。
ものすごくシンプルに見えてこれが実はすごく美味しいフランスパンの魚サンドに感動をしつつ、1時間ちょいのフライトでまずやって来たのは
懐かしいコートジボワール!
夕暮れ時の上空からのアビジャンはまたまた絵になります。
西アフリカのハブ空港となっているコートジボワールの国際空港。
近隣諸国への飛行機移動でもココを経由するルートが多いです。
しかし先ほど1時間半もフライトが遅れた関係で今回の乗り継ぎはドッタバタ!
飛行機を降りて、パスポートチェックと荷物検査を終えたらもうあっという間に搭乗時間。
全くのんびりする時間は無く、流れるように再度飛行機に乗り込みました。
先日この空港の居心地の良さを知ってしまったのでなんか損したような気持ちになります。
が、もうこれで次はアフリカ30ヶ国目!
夜8時。
コートジボワールを発った飛行機の中でいよいよ気持ちが高まってきたところです。
それと同時に高まるビザへの心配。
・・・おそらく大丈夫。
「・・・大丈夫だよね!?」
ガーナ入国
わずか50分ちょいのあっという間のフライトで遂に飛行機はガーナに到着!
着陸前にはめっちゃキラキラした夜景が眼下に広がり、もう興奮は止まりません!!
大きくて立派な空港にさっそくガーナを見せつけられます。
何やら列を作ってならんでいる人たちの姿もあり、利用する人の数もかなり多いであろうガーナのコトカ国際空港。
さぁ、いざアライバルビザを取得するぞ!!
と気合い十分で空港内に入ったのですが、ここで誤算(ごさん)が。
今回のガーナ渡航に関しては
『ビザの取得』
のことだけで頭がいっぱいだった私です。
そして意識が全てビザにいっていたために疎(おろそ)かになっていたコロナ禍の旅における入国する際の必要な書類や手続き等のチェック。
「・・・ヤッバ!!」
そこから大慌てでなんとか乗り切ったガーナのコロナ水際対策の流れをココに記しておきます。
【2023最新版】入国に必要な手続きと書類 まとめ
2023年に入りガーナの入国規制がかなりゆるくなりました。
先に在ガーナ日本大使館が発表している最新のガーナ入国時の手続きのポイントをまとめます。
(2023年4月4日時点)
- ワクチンを3回接種している場合は出発前&到着時のPCR検査は不要
- このあと紹介するオンラインでの事前の健康申告は全渡航者必須
- panaBIOSにワクチン情報を入力しておく
なお、どこの国に行く際も入国に関する情報は常に最新のものを確認することがマストです。
ガーナ渡航の際は在ガーナ日本大使館のホームページをチェックしてください。
また、ガーナ入国に際して
- ビザ
- 黄熱ワクチン接種証明書(イエローカード)
が必要なことは変わりません。
では、時を戻して!
コロナ禍の入国の様子をご覧下さい。
①事前のオンライン健康申告
事前に専用ウェブサイトからガーナ入国のための健康申告をします。
こちらは調べれば日本語でも情報が出てくるガーナ入国時の必須事項。
ですが私は完全にノーチェックでした。
ありがたいことにガーナは空港に入るとすぐに通信速度バッチリのWi-Fiを使用することができます。
なので急いで入力!
非常にシンプルでわかりやすいフォームなので申請はあっという間に終わりました。
「いやー、これで一安心」
それにしてもずいぶん人が並んでいるんです。
先ほど空港の外側から見たあの行列。
まぁ関係ないだろうと思っていたのですが、まさかこの列に自分も並ぶことになるとは!
②入国時PCR検査(ワクチン3回接種済みの場合不要)
そしてまさかのまさかでした。
長蛇の列の先で待っていたのは特設のPCR検査ブース!
もちろん出国前にすでに検査は受けていて陰性証明書も発行されています。
が、その確認がされた上でガーナでは入国時にもPCR検査が!
なのでそれを待つ行列だったわけです。
これ、事前にわかっていたら心の準備ができていたわけですが、到着してから突然知ったのでもう目が点になりました。
「マジか!!」
列に並ぶこと30分。
ようやく検査受付の順番までたどり着きました。
まぁ検査があることには驚きましたが、カラダはすこぶる健康なので特に問題は無いはずです。
あと気になるのは検査の値段ぐらいのもの。
ということで入り口のFEE(料金)の文字が書かれた貼り紙を確認します。
「いやいや、もうちょい大きな字で見えやすく掲示してくださいよ~」
「最近視力が落ちてきて困っているんだから」
「All Other Passengers(海外旅行者)は・・・ん?」
「なわけないでしょ」
「ほら、やっぱり視力が低下してきてるから3桁に見えるよ」
「・・・あれ?もしかして3桁であってる??」
「そして単位は・・・米ドル!!?」
もう一度言います。
事前にわかっていたら心の準備はできていました。
これはちゃんと調べていなかった自分の完全なミスです。
が、しかし!
「150ドルは高いよ~(泣)」
普段ブログで(泣)←こんな表記は使いませんが、今回だけは使わせて下さい。
PCR検査に150ドル(約1万6000円)!!
これまでのアフリカ各国で受けてきた検査の軽く2倍以上する値段のショックは大きすぎました。
「マジかー!!」
まぁもうここまで来たら回避(かいひ)することは当然できないのですぐに受け入れモードに切り替えましたが、それにしても高い~。
空港で米ドルで支払うか、事前にオンラインで支払う方法の2種類があります。
PCR検査自体はいつも通り鼻腔検査であっという間に終了。
「150ドルが一瞬で・・・」
以上がガーナ到着の際の水際対策になります。
Withコロナの旅の事前の入国情報確認の大切さを改めて学ぶ機会となりました。
150ドルは授業料だったと思いたいところですが、そんな簡単には納得できませんね。
さぁ、なんかもう既に入国した気分になってしまいますが、本題はここからです。
PCR検査が陰性であってもビザが無ければ話になりません!
おそらく大丈夫と信じて入国審査エリアに入っていくと、そこで待ってくれていたのは数日前からやり取りをしてきて、インビテーションレターの作成もしてくれたお兄さん。
もう彼に会えた瞬間にビザの取得は確定したも同然です。
「よかった~!!」
先ほどの急な150ドルの出費で危うくビザ代が払えないところでしたが、手持ちの米ドルでなんとか賄(まかな)うことができまして
ドン!
60日有効と書かれた入国スタンプを押していただきました!!
イエローカードも提示して、これで晴れて入国です。
「やったーーー!!」
ちなみに空港には正式なアライバルビザコーナーもあり、旅行者が並んでいる姿もありました。
が、日本の外務省などの情報では現在アライバルビザの発行は停止しているとのこと。
何やらいろいろと複雑な事情がある感じです。
もう一度念を押しておきますが、ガーナビザは日本のガーナ大使館での取得がベストです。
PCR検査の結果を待つ人で溢れる検疫ゲート前。
ここが一番『密』だよなと思うわけですが、まぁ仕方ありません。
検査後およそ30分ほどで無事に陰性証明書をゲット。
150ドルで手に入れたA4の紙は旅の思い出の品となるのでした。
※2023年現在は無料で行われています。
ということで飛行機が着陸してから約1時間半かかりましたが、何はともあれ無事にアフリカ30ヶ国目
「ガーナ」
に入国することができました!!
久しぶりにものすごい達成感のある入国です。
そして早速違う国に来たことを感じる心なしか涼しい夜の空気。
さらにこの国の通貨は他の西アフリカで共通使用されているCFAフランではありません。
ATMでガーナの通貨
「セディ」
の紙幣を手にすれば自然とテンションはあがります!
立派な空港をあとにして夜の街をドライブすれば、うっすらと見えるのは高いビルがそびえる街並み。
道路の感じもまたまた他の国とは違い、もう早く見たい欲が抑え(おさえ)きれません!
アフリカ30ヶ国目にして、アフリカ54ヶ国制覇の旅-第5章-最後の国
「ガーナ」
の旅がスタートします!!
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